きな臭い環境づくり、戦争へ誘導するマスコミ
2013-02-08

F2迎撃機
中国大気汚染の大宣伝に続いては、中国艦によるレーダー照射の大騒ぎ。今度はロシア機の領空侵犯と緊急発進で大騒ぎ。
大気汚染は今に始まったことではなし。日本の高度成長期は、降下ばいじん量からの推定で今の中国の8倍もあったらしい。川崎、尼崎、四日市喘息やら光化学スモッグたら深刻な大気汚染だったことは、皆さんご存知のとおり。
とても西風で日本が被害をうけるようなものでもないし、中国が大気汚染の発生源規制を強化するのも必至である。
姑息な放射能隠しと対中反発を狙った「大騒ぎ」である。
いつまでも「大気汚染」では間が持たないとみたか。
今度はレーダー照射だ。ロックオンであるが、これはだいぶ前の民主党政権当時からあったが、問題視していなかったものである。
ロックオンを逐一国内に発表していたら、どこの国でも迎撃好きの無責任国民は多いので、どこの国もできるだけ国内報道などしない。
米ソ冷戦時代からそんな珍しいことではないし、戦争の危険は、まして核戦争の危険は犯すわけに行かないのだ。
ソ連、中国、北朝鮮のみならず、日本側からのロックオンもかつてから無いと考えるほうがおかしいだろう。
ロシア機の領空侵犯と自衛隊機の緊急発進(スクランブル)に至っては、これこそ冷戦時代には多い時は月に何度もあったこと。ソ連崩壊後数年間はなかったが、ここ十年ほどは何回かあった。
この際もロックオンは結構しているはず。
ロックオンも緊急発進も昔から何も珍しいことではなかった。
また、中国もロシアも事実関係は認めていない。もちろん確認していない意味である。
それらを足並み揃えたマスコミが、まるで緊急大事件で、今にも戦争か、と言うような扇情的な見出しタイトルで国民を煽っている。
いかにも不自然なので、国民も半分くらいは疑念を持っているのではないか。
だが、政府なのか、マスコミなのか、米国なのか、軍産複合体なのか、と複雑になるとわからなくなるし、そうした発想をしないので、「作り出される空気」に浸ってしまう。
マスコミは国民が冷戦時代のことなどみんな忘れていると思っているのか、まるで仇の首でも取ったかのように大騒ぎしている。
軍産複合体とブッシュ政権時代はともかく、今の米国政権としては「懸念」するわけである。
軍産複合体のかいらいである日本のマスコミは、何が何でも国民に「きな臭い環境」を作り出そうとしている。
「きな臭い世論」に誘導しようとしている。
この驚くべき無神経と無能な挑発策動。
何処かの国から「原発がもう一つ壊れるぞ。」とまで言われないと治らないのか。
2/10追記!
岩上安身 @iwakamiyasumi
今回は騒ぎにしたいのです。RT 竹原信一氏「今までロックオンされた事ないのか」を報道していません。私が自衛隊にいた頃、自衛隊機がソ連機から「ロックオン」どころか、機銃を向けられても騒ぎになった事はありませんでした。 http://urx.nu/3eHy
3:10 午前 - 08 2 13
(※ 竹原信一は本航空自衛隊2等空尉。2008年8月まで熊本県阿久根市長。)
2月8日 孫崎 享 @magosaki_ukeru
中国艦レーダー照射事件 :米国軍関係紙星条旗新聞(WEB)はまだ本件報道していない。本当に何故でしょう。
①実は中国の照射は今回初めてではない、
②米国も同様なことをしている、
③本件は米中関係に影響するので報道が微妙。
冷戦時代にはレーダー照射は比較的実施されていたと思う。
2月8日 孫崎 享 @magosaki_ukeru
中国艦レーダー照射事件 :日本は国家の一大事と大興奮。
当然同盟国米国も大興奮と思ってみると報道ほとんど無。
Real Clear Worldは世界の重要ニュースを掲げているが、朝日の訳除いて、ここでも報道はなし。星条旗新聞だけでない。米紙全てがほとんど報道していない。
何故でしょう。
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日中戦争 自衛隊は中国の核ミサイルに対抗できるのか? 核攻撃は「想定外」 中国の真の力を国民に知らせず 「模擬攻撃」と騒ぐ愚かな政府とマスコミ 2/7 「戦争はなぜ起きるのか」から
中国艦によるレーダー照射を受けて、
防衛省は「火器管制レーダーの照射は模擬攻撃にあたるという理解が世界標準だ」と言い出した。
おやおや、今度はISO(世界標準)まで持ち出したか、
レーダー照射がISO9000シリーズか、12000シリーズに抵触するとでもいいたいんでしょうかねぇ。
私にはただ、「だから戦争するんだ」という口実としか思えないんですが。
アメリカ政府は双方に自制を求めています。
レーダー照射が模擬攻撃というならば、
威嚇射撃は「完全攻撃」にあたると思うが、
安倍晋三は威嚇射撃をすると言っている。
いったいどっちが危険な行為ですか。
日本と中国が戦争するという事は、
北朝鮮とアメリカが戦争するのと同じこと。
日本政府と自衛隊は短期戦なら自衛隊が有利と言っているが、
中国政府は「日本をミサイル攻撃する」と言っている。
日本政府は戦闘機や戦艦での短期戦争しか視野に入れていないが、
中国政府は日本をミサイルで破壊する作戦を描いている。
戦争する相手の最強兵器をないものと見積もりして作戦を立案、
国民に甘い見込みを発表している愚かな政府とマスコミなのである。
それで戦争に負けた場合、「中国が核ミサイルで攻撃してくるとは思わなかった」というのでしょうね。
原発事故同様、ここでも「想定外」が生きてくる。
この国の政治は、謎の中国人「ソウ テイガイ」に操られている。
危機管理などないに等しい。
中国どころか、北朝鮮と戦争しても負けるだろう。

移動式中距離ロケット
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