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もうすぐ北風が強くなる

詐欺:効かない薬の大量処方と有害無益の手術など

 病状を拡大解釈して有害無益な薬を処方する。
 同じく勝手に拡大解釈して削除手術。さらに高度治療と称して有害無益な療法を続けて、患者から保険からカネを絞る。
 そうした「詐欺」が横行している。
 おのおの方もご注意召されたし候。
 ーーーーーーーーーーーーーーー
  いい加減な薬を販売するのはやめて(3) 「丘を越える」から

・そういえば、もう10年以上前に鼻血が止まらなくなってとある開業医に行った。
 その医者もお偉いので当然質問は許されず(というか質問したのだが逆上されたのでおとなしくしていた)、処置なしの上に大量の薬を処方された。

・医者から戻りすぐに再出血したので市街の中病院に連れていかれた。
 そこの女医はまず処置しなかったことに怒りだし(わたしにではなく、処置しなかった医者に対して)、「薬見せて」というので見せたらまさに文字通りかたっぱしからごみ箱に放り込んでいた。

・血がなかなか止まらなかったので、いろいろと処置してもらい何とかなった。
 彼女はヒステリー持ちだったがまともな医者だった。
 薬漬け
 ーーーーーーーーーーーー
★ 詐欺  1/9  リー湘南クリニック「異端医師の独り言」から 

 先週、62歳女性が「肺がん」のセカンドオピニオンを求め来院された。
 彼女は、近藤誠・著「患者よがんと闘うな」を読破されていたにもかかわらず、職場検診(CT)で発見された肺がんの手術(右肺上葉部分切除と中葉切除術そしてリンパ節廓清術)を 2年前に受け、術後から「ユーエフティー」を処方されていた。
 そして、驚いたことに術後、横浜の病院で「活性化リンパ球療法」を受けていた。
 相談の主な内容は「最近、左肺に影が見つかり、切除術を勧められているがいかがなものか」。

 私の助言は「症状が無いのに手術を受けても、得るものはありません。様子見がベストですよ」、「ユーエフティーは有害無益なので即刻中止してください」そして「活性化リンパ球療法は、何の効果もないのに法外な料金をとる、これは詐欺以外の何ものでもありません」。

 それにしても、活性化リンパ球療法、LAK療法、NK細胞療法などなど、何の効果も無いのに効果を喧伝し、患者を集め一回数十万円をぼったくる、大学病院でもかかる行為を施行しているところがあると聞く。
 これは、藁をもつかむ患者を鴨にした立派な詐欺です。被害者が訴えれば詐欺罪*が成立すると思うが、被害者の生存期間は限られている。
 同じ文脈で、「効果の無いユーエフティー」を長期処方するのも詐欺に近いと思う。すると、転移がんに延命効果の無い治療を「標準治療」と称して施行するのも詐欺に近いのではないだろうか。

*詐欺罪とは、人を欺いて財物を交付させたり、財産上不法の利益を得たりする(例えば無賃宿泊をする、無賃乗車するなど、本来有償で受ける待遇やサービスを不法に受けること)行為、または他人にこれを得させる行為を内容とする犯罪のこと。刑法246条に規定されている。未遂も罰せられる(250条)。
 肺手術 UFT.jpg
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