亀井新党結成「反TPP・脱原発・消費増税凍結を実現する党」
2012-11-20

亀井静香氏と山田正彦氏が新党を結成した。
新党は「反TPP・脱原発・消費増税凍結を実現する党」。
「国民の生活が第一」の「当面する基本政策」を正直にそのまま党名にしたわけである。
マクロ経済に強く、外交力のある政治家としては小沢氏と並ぶ亀井氏である。
亀井氏関連ページ
「奴隷のTPP、新たな同士を結集し、新時代を作る!亀井静香」
「亀井静香:愛国心で理性を停止させるな」
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亀井&山田氏が新党結成も大連携できれば「いつでも解党」 11/20 スポニチ
亀井静香前国民新党代表(76)と、民主党に離党届を出した山田正彦元農相(衆院長崎3区)が19日に記者会見し、新党結成を発表した。
環太平洋連携協定(TPP)反対などを党是とし、党名は「反TPP・脱原発・消費増税凍結を実現する党」(略称・反TPP)。山田氏が代表、亀井氏が幹事長に就任する。
山田氏は「国民の生活が第一」や「みどりの風」を挙げ、「大きな連携、連帯ができれば」と表明。
亀井氏は「(連携のために)都合がよければいつでも党を解消する」と述べた。
「政党要件」を満たす国会議員5人を確保し、きょう20日に総務省に届け出る方針だが、「メンバーや人数は発表するものじゃない」として明言を避けた。
亀井氏は石原慎太郎前東京都知事と新党構想がまとまらずたもとを分かち、山田氏は消費税増税やTPP交渉参加など野田政権の方針に反対してきた。
亀井氏は、親交があり、年内に政治支援グループを立ち上げる俳優菅原文太(79)による選挙戦での応援について「期待している」と述べた。
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亀井静香議員・山田正彦議員 新党「反TPP」党結成記者会見(実況ツィート) 11/19 IWJ matome
(もうすぐ北風による段落など編集。)
亀井「今の日本経済は、音をたてて沈んでいる。国民のほとんどは、希望を持てないような状況の中で生きている」
(消費税増税について)亀井「状況を変える戦いを、我々はやらなければいけない。あえて、どこの政党の批判もしない。どうにかしようといううねりが今起きている。
亀井「菅原文太さんら、多くの方がやろうやろうと言ってきている。我々はそのうねりの中で党を立ち上げ、今度の選挙で、今の間違っている権力構造を変えるんです!変えるんです!!」
亀井「TPP、なぜアメリカが?自由貿易という名前に我々はどれだけ従わなければならないのか?原発だってそう。目に見えない放射能の被害が(起こっている)。正確な情報が開示されない中で…
政権が死んでいる。東電、あんな放射能を使ってエネルギーを調達するという危険な行為を彼らは自覚しているか?
私もかつて自民党にいた。反省をしている。
総理が判断をすべき大事な情報が現場から本社に、本社から官邸に上がってきたか?上がってきていない。どうなっているのか、刻々と変わっている状況について、上がってなかったじゃないか
だから、菅さんは現場にいったんでしょう。現場を混乱させたとか言われているが、私だっていてもたってもいられない。総理だけの責任では絶対にない」
亀井「こんな場で言うことじゃないかもしれないが、当時からデータの開示、国民が自分の健康について判断できる状況か?安心感が薄れていっているじゃないか。また多くの方が、明日への生活の道筋もつけれない状況
私は、原爆が落ちた広島で生活してきた。草一本も生えないといわれたのに、蘇った。世界で、人体に対する放射能の臨床測定ができたのは、チェルノブイリとスリーマイル、フクシマ、ヒロシマ、ナガサキだけ」
亀井「あの陽だまりの上にできた原爆研究所。原爆投下後直ちに、アメリカの研究者が現地の被爆者を研究し始めた。そのデータが今日本にあるか?今後の原発事故の対策に使われているか?
それくらいアメリカによこせと言ったらどうですか!!
代替エネルギーなんか政府が頑張って金をつぎ込めばできる。やる気がないからできないんです。代替エネルギーを日本の技術力で必死に対応した場合…エネルギー革命はできる。私がこんなことを言っても、あなたたち(マスコミ)は書かないから」
山田「反TPP、脱原発、消費税増減凍結、これらを実現するために新党を立ち上げた。綱領を読ませていただきます。
新自由主義からの脱却、…アメリカの言いなりにならずに、これは綱領には書いていないが(笑)、沖縄にとっては占領下の苦しみが未だに続いている。0.6%の面積しかないのに、米軍基地の74%が集中している
99%の犠牲で1%の人が豊かになる、こういう状況に世界が向かっている。大きな転換を図らなければいけない。国民の危機感をうねりとして、国民の目線に立って、…
共に喚起し、国民の政党として戦い、ここに新党を立ち上げます」
あえて新党を立ち上げる意味は?)山田「政策が共通する同士での一致を測ろうと考えている」
亀井「政党である以上、理念まで全部一致しろというとこれは違う。しかし、政策については一緒にやろうとしている。しかし、今は数を増やそうとしているだけ。こういう動きは政治不信を高めている。
人気者が出てきたら、その周りに集まって選挙を有利にする」これで日本を刷新できるか?
今はやりの政策はどうでもいいという政党のアンチテーゼとして存在する」(石原代表の動きは?)亀井「石原さんが一緒にやろうというなら、という動きもあった…
我々と政策が一致すればやればいいと思う。しかし、今あの人たち(橋下さんと石原さん)がやっているのはどう考えても駄目だな。個人的には仲はいいが」
(代表や幹事長は?他に党員は?)亀井「代表は山田正彦さん、私が幹事長をやる。ほかは…、旗が立たないとね、じっとしてようかなって思うんですよ。でも、今旗がたったんだから…」
亀井「数は言わない。(他の党員の)具体的な名前を言うのは無理ではないが…」山田「政策が一致するところは一緒にやればいい。そのきっかけになろうとしている」
(核燃サイクルの考えは?初期に大きな役割を果たしているが?)亀井「当時は核を平和利用していく際の後の処理、それが大事だと思っていた。
恥じろといわれれば恥じる。核燃サイクルも原発もやめなきゃいかんと思っている。やる気があればできるんですよ。罪滅ぼしという気持ちもある」
(民間の国民運動との連携は?)亀井「今具体的になってきている。火柱が上がると思いますよ。私も期待します」
(同じ政策の党と協力することの具体的な中身は?)亀井「同士と死力を尽くして戦う」山田「小さな政党がいっぱいできても、バラバラだと本当の第三極にはなれない…
一緒にできればいいなと思い、そのきっかけをつくるために党を結成した。バラバラな党がまとまって、今度の選挙を戦えればいいなと思って立ち上がった」
(太陽の党と同じ動きになってもいいということか?)亀井「そういうことはね、やるべきことじゃない。あんたはTBSか?我々は談合じゃない。正確に視聴者に(伝えて下さい)」
(政権公約をつくる予定は?また選挙区は?)山田・亀井「選挙区を変えるつもりはない」
亀井「(政局については、)今日からまた具体的なことを仲間と考えます」
(発足はいつか?全国にどれだけ候補者がいるのか?)亀井「明日発足します。今同志が集まっているんだから…あんたたち(マスコミ)は、そんなことばっか関心があるんだねぇ」
◎最後に2人で、『反TPP・脱原発・消費税凍結を実現する党 略称:反TPP』と書かれた紙を掲げて、会見終了。


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