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ヨーロッパ・ゼネストに一千万人、緊縮政策に鉄槌!

 マドリッド0014

 金融緩和と緊縮財政策の組み合わせを進めることが、過剰蓄積と勤労大衆の窮乏化を生み出し、恐慌に至ることは、このブログでも一貫して主張してきたところです。
 ペーパーマネー債務のツケは、労働者階級にはなんの責任もない。
 各国労働者は自国の1%の大金持ちや、欧州の1%などに騙され分断されることなく、欧州連帯行動を積み重ねてゆくだろう。
 「緊縮政策に抗議、欧州連帯ゼネスト

 ポルトガルの労働組合が呼びかけた、歴史上初の欧州連帯ゼネストは大きな一歩を踏み出したようだ。
 金融資本支援の結果の財政難を、緊縮政策で勤労者にツケ回しなど許してはならない。
 レイバーネットの詳報。
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   ヨーロッパ・ゼネストに1千万人が参加...「緊縮は失敗した」 11/16 レイバーネットから
   ヨーロッパ23か国、40労総がデモ...ストライキの熱気は南欧に限定

4年ほど続くヨーロッパの経済危機と苛酷な緊縮措置に対し、ヨーロッパ民衆の 闘争が一里塚を作った。
ヨーロッパ各国の労働者は今、国境を越えて共に戦い 始めた。数百の都市で数百万の労働者がストライキを行い、共に通りに出た。
スペイン労総によれば、スペインだけで全国の800万人がストライキとデモ行動 を行った。
ポルトガル、イタリアとベルギー、そしてギリシャの労働組合は ゼネストに突入した。

11月14日(現地時間)、ヨーロッパ連合と政府の反社会的な削減政策に反対する ストライキとデモ行動にはヨーロッパ23か国、40労総から数百万人が参加した。
ヨーロッパ労働組合総連盟(ETUC)は「緊縮政策反対、雇用と連帯のための全ヨーロッパ行動と連帯の日」のデモが、ヨーロッパの労働組合運動の歴史的な瞬間だと語った。
この日の行動は、ポルトガル労総がヨーロッパゼネストを提案 したことで始まった。

ヨーロッパ労総のベルナデッテ・セゴール(Bernadette Segol)書記局長は、「緊縮政策は失敗した。それは景気低迷と失業を誘発する」と言う。
彼はまた 「南欧は社会的な非常事態で、誰もが緊縮は公正ではないと認めている」とし 「緊縮は失敗した」と強調した。
ギリシャ、イタリア、スペインの失業率は 25%を越えた。ユーロゾーンでは8人に1人が雇用がない。

この日、スペイン、ポルトガル、イタリアで大衆的なデモが行われ、大群衆が ヨーロッパ政府の緊縮に共同で対抗し、怒りを吐き出した。
フランスでも数万人が緊縮政策に反対して通りを埋めた。
しかしこれ以外のドイツと北欧の連帯は 期待に達しなかった。北欧の多くの地域でデモが発議されたが、大衆的な動きは作られなかった。
ドイツのベルリンでは千人、ヨーロッパ中央銀行の本社が あるフランクフルトでは約100人がデモに参加した。ギリシャのストライキの 規模はむしろ弱まった。

  ポルトガル:貧困を止めろ、史上最大のゼネスト

ストライキ! 私たちのために、あなたのために!」というスローガンの下で、 ポルトガルでは史上最大の全国的なゼネストが行われた。ポルトガルで最大の ナショナルセンターである労働者総連盟(CGTP)と共に、数十の独立労働組合、 親社会主義系労働組合のUGTも共にストライキを行った。

ポルト1114

バス、鉄道、タクシーなどの大衆交通は完全に止まり、大都市では清掃労働者 のストライキでゴミの輸送が全面的に中断した。病院も応急治療しか行わなかっ た。ポルトガル法院公務員の80%がストライキに参加した。非常事態以外の地方 の電力会社の業務も中断した。

ポルトガルの多くの地域で大衆集会が行われ、リスボン議会前のデモはさらに激しかった。
ポルト0014
 発煙筒を燃やすリスボンのたいまつデモ。

議会前のデモは当初、数千人の参加で平和に行われたが、警察の制止で衝突が 起きた。
物理力の使用を拒否しない青年グループは、阻止線を突破してデモを 行い、警察は彼らを解散させるために警察犬を投入する一方、盾と棒で鎮圧し た。
デモ隊は警察に対抗して石、火炎瓶、爆薬と染料の袋を投げた。警察は、 デモ隊を解散させるためにゴム弾を撃ったと伝えられた。
この日、通りでは、 あちこちで放火が相次ぎ、雰囲気は完全に加熱したと外信は報道した。
リスボン の狭い路地でも散発的な衝突が起きた。警察と対峙している時、最低5人が 連行され、数十人が負傷した。

CGTPのアルメニオ・カルロス(Armenio Carlos)書記局長は、今回の全国ゼネスト について「経済と労働破壊、貧困と不平等の深化に反対する政治的ストライキ」 と定義した。
危機が始まってから、ポルトガルの失業率は2倍以上増加し、15.8%を 記録している。

しかしポルトガル政府はこの日のストライキについて、ストライキは政府を 混乱させていないと明らかにする一方、仕事を続けた労働者を賞賛した(つまり、スト破りを讃えた)。
多くのポルトガルの人々は、大衆交通が麻痺したため家に留まった。民間部門 の労働者は非常に遅くデモに参加した。

  スペイン:警察暴力... デモ隊との対峙激化

11月14日のストライキでスペインも止まった。この日のストライキは、今年で 二回目の全国的なゼネストだった。
政府はストライキ参加者は少ないと発表し たが、スペイン労総はマドリードとバルセロナだけで2百万、全国で9百万以上 がストライキとデモに参加し、労働者のストライキ参加率は77%に達すると発表 した。
午前中は早くから全国の主要都市の工場進入路が封鎖された。企業連合 のCEOEは、この日の経済活動は12%萎縮したと明らかにした。

金属労働部門は高い参加率を示し、一部地域の自動車生産工場では、ほとんど すべての労働者がストライキに参加した。
公共運輸はほぼ麻痺し、病院は応急 処置しか行わなかった。多くの航空便がキャンセルされ、学校、工場、会社と 商店も扉を閉めた。

マドリードとバルセロナでも激しい衝突が起きた。マドリードでは、議会に近 い広場に約千人が集まり、警察はこん棒で彼らを解散させようとした。デモ隊 は、石と火炎瓶を投げた。
バルセロナではデモ隊はバリケードを作り火を付け、 警察の車も焼かれた。

街頭に出た彼らは、やはり住宅強制退去反対を叫んだ。ムルシアで強制退去させ られようとしている、ある市民は、銀行の前でデモを行い、警察の暴力で負傷した。

スペイン1114
 11/14スペイン主要都市での集会[出処:Marcha Bruselas(ブリュッセル デモ行進)FaceBook]

マドリード、バルセロナ、カタロニア、タラゴナなどでは、警察は解散の名目 でデモ隊をひどく殴打した。スペイン全域で最低120人が連行され、74人が対峙 している時に重傷を負った。
バレンシアとタラゴナでは、警察は午前からデモ 隊を暴力的に鎮圧し、そのために10歳の子供が頭に大怪我をした。

マドリード議会前を占拠していたデモ隊の中で、潜入していた偽装警察が暴露 された。警察が彼を制圧し殴打しようとしたところ、「私は同僚だ」と叫び、 近くにいた別の私服偽装警察も、制圧された彼を保護したため正体がばれた。

スペイン日刊紙のエルファイスに この日の多様なデモの様子が載っている。

  イタリア:中高生と大学生が無償教育を求め貿易港入口、鉄道、交差点を封鎖

イタリアでも労働組合の活動家、失業者、大学生が殺人的な緊縮に反対して 大衆的な群衆デモを展開した。
数万人がイタリアのすべての大都市の道路を 埋めた。
最大の労働組合であるCGILは、4時間ゼネストを行った。学校と官公庁も 門を閉めた。

ローマ1114

最大規模のデモはローマで起きた。マスコミは、ローマでゲリラ戦のようなデモ が行われたと報道した。
中高生と大学生は石、空き瓶、火炎瓶を警察に投げた。 ピサでは大学生が大学総長室を占拠した。
ミラノ、フローレンス、トリノでも デモが起きた。警察はデモ隊に催涙ガスを噴射して解散させようとした。
外信は ミラノは事実上麻痺し、中高生が交差点を封鎖したと伝えた。

イタリアではまた、学生が鉄道を占拠し、貿易港入口を封鎖した。トリノでは、 警察が学生を野球バットで攻撃した。
ボローニャでは1万人がデモ行進を行った。 銀行のガラス窓には「お前らは私たちの借金で金を稼いでいる」と書かれた。

モンティ総理は在任1周年の二日前にも、強い抵抗に直面した。
数万の中高生、 大学生と失業者、そして左派政党の支持者が中心部の広場に集まり、反政府デモ を行った。

  ギリシャ:連帯強化

ギリシャでは昼食時間に約3時間のストライキと共に、多様な都市で集会とデモ が行われた。

共産主義的労働戦線(PAME)は、今回は特に集会を開かず、各地のデモに連帯し た。「闘争の経験と反労働者的な緊縮措置に反対する闘争の強化を討論できる ように」連帯しようとPAMEは明らかにした。

左派連盟シリザに近い「アブトノミ・パレムバシ(Avtonomi Paremvasi、自律的 介入)は、今回のデモの連帯の意味を強調しつつ、ギリシャのゼネストはヨーロッパ 行動の日にふさわしい政治的な重さを持たなかった」と批判した。また「3時間 に短縮された今回のストライキは、主要ナショナルセンターの指導部は、高まる 社会的闘争の価値を認識するための政策的、組織的な準備の不足を示す」と指摘した。

  ベルギー:「他のヨーロッパのために闘おう」

ヨーロッパ連合とヨーロッパ委員会があるベルギーでは、ブリュッセルでの ヨーロッパ労総とベルギー労総の連帯、南部地域ストライキを中心としてデモが 起きた。

約2千人がブリュッセルのデモ行進に参加した。彼らはヨーロッパ委員会本庁から ヨーロッパ議会へとデモ行進した。
警察がヨーロッパ議会への進入を阻止したため、 デモ隊はベルギー財政部に集まりデモを行った。人々は建物に染料の袋を投げ、 塀に「奴隷部署」と書いた。

南部のワロン地方では、鉄道のストライキと共にほとんどの公共運輸労働者が 仕事を中断した。
鉄道労働者は13日の夜から24時間ストライキを始めた。
大都市 では数千人がデモに参加した。デモ隊はドイツ大使館に卵を投げた。商店と 学校は平常通り開かれた。

  フランス:「われわれはギリシャ人だ」

フランスでは約5千人がパリでデモ行進を行った。雇用、ヨーロッパ連帯、緊縮 反対などのシュプレヒコールをあげた。
「われわれは諦めない」、「緊縮は健康 を害する」とし、さらに強い連帯のための呼び掛けが続いた。
デモ隊は「我々は すべてギリシャ人であり、ポルトガル人で、イタリア、スペイン人だ。他の ヨーロッパのために闘おう」と書かれた横断幕を持った。

パリのデモにはフランス左翼党(Parti de gauche)、共産党(PCF)、反資本主義 新党(NPA)と労働組合CGTが参加した。
CGTのベルナール・ティボー(Bernard Thibault)議長は「すべてのヨーロッパ、すべての国家の労働組合が、同じ日に ヨーロッパ緊縮政策に対する闘いを成功させた」とし「これはヨーロッパ政府 に対する強い信号だ」と語った。
彼はまた「われわれは社会的なヨーロッパを 要求する」と強調した。

デモ隊は特に、先週のフランス政府による企業に対する200億ユーロ以上の減税 措置を批判した。

この日のデモはフランスのオランド政権が構成されてから初めてのCGTとCFDTなど 主要労働組合のデモと評価されている。
労働組合は大都市で150件のデモ行動を 行った。ボルドーでは5千人、リールでは千人が集まった。
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 このブログ内での、ユーロの基本的で致命的な欠陥とリーマンショック以来の二極化と財政緊縮政策の危機についての、関連記事リンクです。

・ 通貨、金利と信用創造の特殊な性質
・ 欧州の財政危機
・ ユーロは夢の終わりか
・ ヨーロッパの危機
・ 動けなくなってきたユーロ
・ ギリシャを解体、山分けする国際金融資本
・ 過剰信用と恐慌、焼け太る国際金融資本「家」
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・ ユーロの危機は労働階級を試練にさらす
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・ ヨーロッパは恐慌に向かっている
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