国内に浸透している遺伝子組み換え食品
2012-11-06
遺伝子組み換え食品が国内に広く浸透している。
米国は無批判、ヨーロッパは批判的だが、批判的な大規模検証実験はウィキリークスが暴露したとおりで米国が官民の総力で潰してきた。
ロシアはプーチン政権が輸入禁止とした。
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「遺伝子組み換え食品会社」ワーストはJオイル、2位日清オイリオ 朝倉創
06:56 11/06 2012 My News Japan

遺伝子組み換えワースト5の顔ぶれ
アメリカ環境医学会から不妊症や加齢の進行などの原因になる可能性も指摘されている遺伝子組み換え食品。
そのほとんどが、大豆、トウモロコシ、ナタネの3つの輸入原料による。健康志向の消費者にとっては関心が高い問題だが、企業と消費者庁の“共犯”によって作られた、消費者をあえて誤解させ購入に誘導する偽装食品表示を利用し、巨額の遺伝子組み換えマネーを手にしているのが、食用オイル業界だ。
「遺伝子組み換え食品会社」の実態を精査したところ、ワースト企業は「J-オイルミルズ」で、『健康サララ』など健康をうたう製品にも遺伝子組み換え原料を堂々と使用中。
2位が「日清オイリオグループ」、3位が「キューピー」だった。
不気味に感じる消費者は、植物油や大豆製品は、安全をうたう宅配会社などで買うしかない時代になってきた。
【Digest】
◇サラダオイルなど植物性食用油は、ほぼ全滅
◇ワースト遺伝子組み換え食品会社=J-オイル
◇健康をうたう栄養補助食品も遺伝子組み換え
◇遺伝子組み換え油の家庭用シェアNo1は日清
◇キューピー、マヨネーズ原料の70%は遺伝子組み換え油
◇ワースト4は遺伝子組み換え飼料販売の昭和産業
◇飼料も遺伝子組み換え
◇国民を欺く遺伝子組み換え表示の曖昧さ
◇植物油や大豆製品はどこで買えば良いのか
◇遺伝子組み換えは妊婦と子供に危険との報告
◇サラダオイルなど植物性食用油は、ほぼ全滅
3年前の遺伝子組み換え食品に関する記事「遺伝子組み換え使用ワースト1は明治HD、おやつの『カール』など」が、最近フェイスブックなどで広められ、多く読まれている。
その声に応えるべく、販売している製品の遺伝子組み換え比率や、その売上高などから考え、より精度の高い「遺伝子組み換え食品会社ワースト5」をまとめた。
前回の記事は単純に全体の売上高でランキングした簡易版であったが、今回は、より詳細に遺伝子組み換え分だけを抽出して、遺伝子組み換えで稼いでいる企業のランキングを作成した。
こうした情報は、企業からの広告収入を拒否している本サイトの記事以外では、ほとんど眼にすることができない。
なぜなら、消費者の安全志向、健康志向は高まっても、遺伝子組み換え原料を使用した食品はネガティブな印象を消費者に与えるため、それらのメーカーから巨額の広告宣伝費を受け取っているマスメディアが、(実際に健康被害の因果関係が裁判などでお墨付きを得ない限り)こうした情報を報道できない事情があるためである。
まず、日本で使用を承認されている遺伝子組み換え作物は、そのほとんどが、大豆、トウモロコシ、ナタネの3つを原料としている。
この3大ワースト作物は、多くの割合を、アメリカやカナダ、ブラジルなど、遺伝子組み換え作物の栽培大国からの輸入に頼っている。
大豆の国内自給率は6%前後で、94%が輸入。どこからやってくるかというと、最大相手国は約7割を占める米国だ。2010年には、米国より約246.7万トンのダイズが輸入され、その前年(2009年)の米国における遺伝子組換えダイズの栽培比率は91%にのぼる。
つまり、単純に246.7万トン×0.91とすると、224.5万トンの遺伝子組換えダイズが日本に輸入された計算になる。
ただ、非遺伝子組換えダイズが分別されて輸入されているため、全体として輸入されている遺伝子組換えダイズはもう少し少ないかもしれないが、だいたいの目安にはなる。
トウモロコシは、99%超を輸入に頼る。2010年に、その96%を占める米国より、約1,438万トンのトウモロコシが輸入され、その前年(2009年)の米国における遺伝子組換えトウモロコシの栽培比率は85%だった。
単純に1,438万トン×0.85とすると、1,222万トンの遺伝子組換えトウモロコシが輸入されたことになる。
同じくナタネも99%超が輸入。2010年、その92%を占めるカナダより約214万トンのナタネが輸入され、その前年(2009年)のカナダにおける遺伝子組換えナタネの栽培比率は93%。単純に214万トン×0.93として、199.5万トンの遺伝子組換えナタネが輸入されたことになる。
参照:食のコミュニケーション円卓会議 遺伝子組換え農作物についての情報より
つまり、ざっくり言ってしまえば、大豆、トウモロコシ、ナタネの95%超は輸入品なのであって、そのうち9割超は遺伝子組換えなのである。日本国内で、選ばずに普通にこの3つを原料とする食品を食べれば、その8割がたに遺伝子組み換え原料が使用されていると考えてよい。
大豆、トウモロコシ、ナタネを原料とする食品の筆頭が、食用オイル=植物油である。これらの原料に使われているトウモロコシやナタネは、ほぼ遺伝子組換えと考えて間違いない。
◇ワースト遺伝子組み換え食品販売会社「Jーオイルミルズ」
植物油を主商品とする会社 J‐オイルミルズは、業務用油脂においてシェアNo.1。なかでも「中食」産業といわれるスーパー惣菜やコンビニ弁当の分野で多く使われている。国内の食用油の約3分の1がのJ-オイルミルズ製品であり、スーパーでJ-オイルミルズの油を使用していない食品を探すことは困難だ。
『健康サララ』をはじめ、『胚芽の恵みコーン油』、『大豆油たっぷりサラダオイル』、『さらさらキャノーラ油』、『炒め油』、『からっとフライオイル』、『さらさらキャノーラ油あっさり炒め1/2』など、大豆やトウモロコシ、ナタネを使った商品が、売り上げのほとんどを占めている。
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遺伝子組み換え食品についての、このブログ内の関連ページ。
ショック・ドクトリン遺伝子組換え作物
遺伝子組換え食品に毒性の疑い:仏ルモンド紙
遺伝子組換えの毒性、批判への回答:仏オプセルヴァトゥール誌
米国は無批判、ヨーロッパは批判的だが、批判的な大規模検証実験はウィキリークスが暴露したとおりで米国が官民の総力で潰してきた。
ロシアはプーチン政権が輸入禁止とした。
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「遺伝子組み換え食品会社」ワーストはJオイル、2位日清オイリオ 朝倉創
06:56 11/06 2012 My News Japan

遺伝子組み換えワースト5の顔ぶれ
アメリカ環境医学会から不妊症や加齢の進行などの原因になる可能性も指摘されている遺伝子組み換え食品。
そのほとんどが、大豆、トウモロコシ、ナタネの3つの輸入原料による。健康志向の消費者にとっては関心が高い問題だが、企業と消費者庁の“共犯”によって作られた、消費者をあえて誤解させ購入に誘導する偽装食品表示を利用し、巨額の遺伝子組み換えマネーを手にしているのが、食用オイル業界だ。
「遺伝子組み換え食品会社」の実態を精査したところ、ワースト企業は「J-オイルミルズ」で、『健康サララ』など健康をうたう製品にも遺伝子組み換え原料を堂々と使用中。
2位が「日清オイリオグループ」、3位が「キューピー」だった。
不気味に感じる消費者は、植物油や大豆製品は、安全をうたう宅配会社などで買うしかない時代になってきた。
【Digest】
◇サラダオイルなど植物性食用油は、ほぼ全滅
◇ワースト遺伝子組み換え食品会社=J-オイル
◇健康をうたう栄養補助食品も遺伝子組み換え
◇遺伝子組み換え油の家庭用シェアNo1は日清
◇キューピー、マヨネーズ原料の70%は遺伝子組み換え油
◇ワースト4は遺伝子組み換え飼料販売の昭和産業
◇飼料も遺伝子組み換え
◇国民を欺く遺伝子組み換え表示の曖昧さ
◇植物油や大豆製品はどこで買えば良いのか
◇遺伝子組み換えは妊婦と子供に危険との報告
◇サラダオイルなど植物性食用油は、ほぼ全滅
3年前の遺伝子組み換え食品に関する記事「遺伝子組み換え使用ワースト1は明治HD、おやつの『カール』など」が、最近フェイスブックなどで広められ、多く読まれている。
その声に応えるべく、販売している製品の遺伝子組み換え比率や、その売上高などから考え、より精度の高い「遺伝子組み換え食品会社ワースト5」をまとめた。
前回の記事は単純に全体の売上高でランキングした簡易版であったが、今回は、より詳細に遺伝子組み換え分だけを抽出して、遺伝子組み換えで稼いでいる企業のランキングを作成した。
こうした情報は、企業からの広告収入を拒否している本サイトの記事以外では、ほとんど眼にすることができない。
なぜなら、消費者の安全志向、健康志向は高まっても、遺伝子組み換え原料を使用した食品はネガティブな印象を消費者に与えるため、それらのメーカーから巨額の広告宣伝費を受け取っているマスメディアが、(実際に健康被害の因果関係が裁判などでお墨付きを得ない限り)こうした情報を報道できない事情があるためである。
まず、日本で使用を承認されている遺伝子組み換え作物は、そのほとんどが、大豆、トウモロコシ、ナタネの3つを原料としている。
この3大ワースト作物は、多くの割合を、アメリカやカナダ、ブラジルなど、遺伝子組み換え作物の栽培大国からの輸入に頼っている。
大豆の国内自給率は6%前後で、94%が輸入。どこからやってくるかというと、最大相手国は約7割を占める米国だ。2010年には、米国より約246.7万トンのダイズが輸入され、その前年(2009年)の米国における遺伝子組換えダイズの栽培比率は91%にのぼる。
つまり、単純に246.7万トン×0.91とすると、224.5万トンの遺伝子組換えダイズが日本に輸入された計算になる。
ただ、非遺伝子組換えダイズが分別されて輸入されているため、全体として輸入されている遺伝子組換えダイズはもう少し少ないかもしれないが、だいたいの目安にはなる。
トウモロコシは、99%超を輸入に頼る。2010年に、その96%を占める米国より、約1,438万トンのトウモロコシが輸入され、その前年(2009年)の米国における遺伝子組換えトウモロコシの栽培比率は85%だった。
単純に1,438万トン×0.85とすると、1,222万トンの遺伝子組換えトウモロコシが輸入されたことになる。
同じくナタネも99%超が輸入。2010年、その92%を占めるカナダより約214万トンのナタネが輸入され、その前年(2009年)のカナダにおける遺伝子組換えナタネの栽培比率は93%。単純に214万トン×0.93として、199.5万トンの遺伝子組換えナタネが輸入されたことになる。
参照:食のコミュニケーション円卓会議 遺伝子組換え農作物についての情報より
つまり、ざっくり言ってしまえば、大豆、トウモロコシ、ナタネの95%超は輸入品なのであって、そのうち9割超は遺伝子組換えなのである。日本国内で、選ばずに普通にこの3つを原料とする食品を食べれば、その8割がたに遺伝子組み換え原料が使用されていると考えてよい。
大豆、トウモロコシ、ナタネを原料とする食品の筆頭が、食用オイル=植物油である。これらの原料に使われているトウモロコシやナタネは、ほぼ遺伝子組換えと考えて間違いない。
◇ワースト遺伝子組み換え食品販売会社「Jーオイルミルズ」
植物油を主商品とする会社 J‐オイルミルズは、業務用油脂においてシェアNo.1。なかでも「中食」産業といわれるスーパー惣菜やコンビニ弁当の分野で多く使われている。国内の食用油の約3分の1がのJ-オイルミルズ製品であり、スーパーでJ-オイルミルズの油を使用していない食品を探すことは困難だ。
『健康サララ』をはじめ、『胚芽の恵みコーン油』、『大豆油たっぷりサラダオイル』、『さらさらキャノーラ油』、『炒め油』、『からっとフライオイル』、『さらさらキャノーラ油あっさり炒め1/2』など、大豆やトウモロコシ、ナタネを使った商品が、売り上げのほとんどを占めている。
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遺伝子組み換え食品についての、このブログ内の関連ページ。
ショック・ドクトリン遺伝子組換え作物
遺伝子組換え食品に毒性の疑い:仏ルモンド紙
遺伝子組換えの毒性、批判への回答:仏オプセルヴァトゥール誌
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