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もうすぐ北風が強くなる

シリア空爆に向けて捏造をアップするマスコミ

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 ダマスカス

 3.11の後に日本の政府とマスコミが事故と放射能を大々的に隠蔽し続ける中で、海外の報道とそれを翻訳してくれるブロガーのお陰で多くの事実を知ることができた。
 ただ、ほとんどは海外マスコミが良心的に報道してくれたのではなく、良心的な翻訳者たちが意識的に良心的な記事と良心的な研究者を選んで翻訳してくれたためである。

 日本の大マスコミで報道される海外情報は総て欧米の大マスコミのソースのみである。シリア情勢についても政府と政府軍はまったく報道されないので、そろそろ怪しく疑う人が増えているようだ。
 米国のイラク侵略の際に米国の大手マスコミは、大々的に嘘を捏造して世界にばらまいたことは記憶に新しい。
 イラク、リビアに続いて、欧米とイスラエルはシリアに軍事侵略をかけている。
 イラン攻撃の前哨であり、サウジと湾岸諸国が加わっている。

 いくら武器、兵站、資金を供給しても、アサド政権が倒れないとなったら、既に入っているアラブ人傭兵に加えて、リビアと同様に大空爆を行おうとするのは目に見えている。
 西側大手マスコミが、それのタイミングに合わせて捏造報道のボリュームを上げてゆくのも、我々は既に経験している。  
  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  嘘は大砲より効果的  8/2  ロシアの声から イリナ・イワノワ

 ユーロニュースは1日、シリアの都市アレッポで撮影された映像を公開した。
 市民が撮影したこの映像では、シリア反体制派武装組織「自由シリア軍」の戦闘員らが、捕虜となったアサド大統領に忠実なスンニ派の軍兵士に制裁を加えている様子がうつっている。
 人権擁護家たちはこれを犯罪と呼んだ。これより先、人権擁護家たちは戦闘員らの同様の「行為」について何度も伝えていた。
 例えば、ホムスにある肥料工場の従業員11人が武装集団に殺害された。 だが西側のマスコミは、シリアの反体制派武装勢力は自由と民主主義のために戦う気高い戦士であり、暴力の責任は全てアサド大統領にあるという「物語」をつくっている。


 シリア反体制派勢力による最初の大規模な「情報攻撃」は、2011年末に伝えられた大量虐殺だった。政府軍がシリアのホムスを戦車で攻撃し、大勢の民間人が死亡したと報道された。
 西側のマスコミは、この攻撃で数百人が死亡したと伝えた。
 VORの記者は、ホムスの住民に電話で話を聞いた。
 彼らは、町を戦車が攻撃したことについては何も知らないが、町の通りで数十人の射殺体を見たと語った。そのうちの多くは、事件が起こる少し前に誘拐された人たちだったという。

その後、シリアで暮らすロシア人とシリア人へのインタビュー動画がインターネットで配信された。
 彼らは一般市民を殺害しているのは政府軍ではなく、反体制派の戦闘員であると主張した。戦闘員たちは人々を誘拐、殺害し、彼らはシリア独裁政権の犠牲者だと嘘をついている。

最近はブロガーたちがオーストリアの新聞The Kronen Zeitungの嘘を暴いた。
 The Kronen Zeitungは、破壊された商業都市アレッポで避難するある家族の写真を掲載した。戦火に包まれた町を、子供を抱いた父親とヒジャブをまとった母親が歩いている。
 この写真には、「戦車を使ってアレッポへの道を切り開く政府軍」という説明が付けられていた。
 ブロガーたちは、この写真はEPA通信が撮影したものだと伝えた。The Kronen Zeitungが掲載した写真は、家族と崩壊した町の2枚の異なる写真を合成したものだった。
 廃墟と化した町にシリア人の家族を加えることで印象を強めようとしたのだ。

リビアを巡っても同様のことがあった。カタールの映画撮影所で、リビアのカダフィ体制の残忍性を伝えようとした動画が撮影された。資金を提供したのはサウジアラビアだった。この動画は西側のマスコミによって大々的に報道された。

またシリア軍兵士の脱走に関する多くの情報は、シリア軍の士気がくじかれ、分裂している印象を与える。
 だが仏「フィガロ」紙によると、反体制派勢力はアレッポで「士気がくじかれ、敗北が運命付けられた軍ではなく、戦闘能力のある部隊」に出会ったという。そしてこれらの部隊は現在、都市から戦闘員らを排除している。

 また反体制派勢力の主な攻撃部隊はシリア人ではなく、国際テロ組織アルカイダを含むイスラム過激派組織の戦闘員だという数多くの証拠も存在している。だが西側のマスコミはこれについて報道していない。

VORの記者は、最近まで自由シリア軍のメンバーとして戦い、現在はシリア政府側に移ったシリア人とコンタクトを取ることに成功した。彼の名はヨセフ・ナアミ。ナアミは次のように語った。

「私たちはある人物と会わされた。この人物は反政府抗議デモに参加すれば一人に2000リラずつ払うと約束した。だがそのような金額は支払われなかった。支払われたのは最高で500リラ。全く払われない時もあった。 約束しておきながら、それが実行されないことに私たちは不満を持っていた。そして武器を持ってデモに参加し、政府軍や警察と戦えば、今までよりもはるかに多い金額が支払われると言われた。私たちは賛成した。
 そして私たちは訓練基地に連れて行かれ、そこで武器の使い方を学んだ。訓練を受けた後、私たちは言われたように軍との衝突に参加し、政権側の人々を誘拐した。人も殺した。これら全てに対して5000―1万リラが約束された。」

現在、アサド政権打倒に関心を持つ国々は、シリア情勢に外部介入するための動機を探している。なぜなら反体制派勢力は政権を交代することが出来ずにいるからだ。
 そのためマスコミではシリアの化学兵器に関するテーマが持ち上がった。これは、イラクのフセイン元大統領に大量破壊兵器保有の嫌疑がかけられた時と似ている。
 それは2003年のイラク侵攻の動機となった。だがその後西側は、フセイン元大統領は核兵器も化学兵器も保有していなかったことを認めることになった。しかしイラクでは政権が交代し、フセイン元大統領は絞首刑に処された。

 2008年8月にはグルジア軍が南オセチアを侵攻した。一般市民とロシアの平和維持部隊が、グルジアの大砲やミサイルの脅威にさらされた。ロシアは平和を訴え、流血の惨事を止めるために介入せざるを得なかった。
 だが西側のマスコミは、「全体主義国家ロシア」は、「小さな民主主義国家グルジア」を攻撃したと批判した。ロシアの戦車がグルジアの町に侵入したかのような映像が伝えられ、嘘はエスカレートした。
 実際にこの映像は、グルジアの戦車が南オセチアのツヒンバリに侵入したものだった。

西側はその後、反駁の余地のない多くの証拠により、侵略者はロシアではなくグルジアだったことを認める必要に迫られた。だが意図的な嘘の責任は誰も取らなかった。西側は自分の過ち認めることができないのだ。

そして世界では、米国や西側の政治家たちの発言、そして西側のマスコミの報道を信頼する人の数が著しく減少した。
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コメント

有害なマスコミ報道

日本は対岸の火事なので誰も真面目に考えようとしない。ジャーナリスト達は中東の事など知らないが入ってきた情報に何かコメントしなければ職業的適性を疑われるのでありきたりの事を乗せる。現代の戦争は全て情報が握っていると言っても過言ではない。日本の少し勇敢なマスコミ人達は叛徒達に迎え入れられてシリアに入国し予め準備された情報を掴まされて嬉々として帰ってくる。中には現地で殺される事に拠って反政府軍の一兵士よりも遥かに貢献してしまう女性まで...。しかしシリア国民のアサド大統領への信頼は篤い。彼等は簡単に国家を明渡すとそれからの大国の蹂躙を熟知しているのである。

Re: 有害なマスコミ報道

欧米のような長らく階級間の格差が意識されてきた社会では、金持ち階級が握っているマスコミに対して労働者側は潜在的な反感があるようである。
ところが明治以来の挙国一致と戦後の一億総中流の幻想に取り込まれてきた日本の社会では、長らく階級間の格差意識が弱かったようである。
世界のマスコミはそれぞれがその国の金持ち階級が握っており、自分たちの都合が良いように報道しているのはみなほぼ同じなのだが、日本では大衆の側に「免疫」があまりにも少なく、マスコミへの「盲信」が強い。
中東の報道にせよ、国内の報道にせよ。日本人はマスコミを権威とみなし、その権威を盲信し過ぎであると思う。
マスコミにしても、他の権威にしてもほとんどは金持ち階級が握り、彼らにのみ都合の良い物なのである。
多少の反感を持って、怪しい話はその事実から疑うべきだろう。
勤労大衆の利益に沿った報道や権威などは、ほとんど存在しないのだから。

 マスコミは金持ち階級(資本家階級)に、昔から握られている、そういうことなのでしょうか。戦争、放射能など、未来を不幸にしても、平気な人たちなんでしょうか。

 でも私が若いときは、信頼し尊敬してきた新聞でありNHKでした。未熟だったということでしょうか?

11/5 このブログは、平成の長崎の出島ですね。それにしても、産経の世論調査、インチキ臭いですね。できれば訴えたい気分です。
う。

Re: タイトルなし

一応は「国民国家」のスタイルをとっているのですから、本来はいくら米国と財界のマスコミであっても、偏向報道は7分3分くらいの程々が、彼らにとっても国民に大して不自然でなく洗脳しやすい理想の形なのでしょう。
しかし、日本の80年代以降のマスコミは足並み統制が異様なものと化していると思います。
政権交代つぶしと原発事故報道によって、一部の国民にはすっかり疑われる存在となりました。
せめて、このブログでは日本のことは東京新聞、日刊ゲンダイ、外国報道とか、米国のことは欧州、ロシア、イランとか、欧州のことは米国、ロシアとかを優先して紹介するようにしています。

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