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理念なき(民主)党体質こそ問題だ:琉球新報社説

   社説 小沢氏ら離党届 理念なき党体質こそ問題だ  7/3  琉球新報

 民主党の小沢一郎元代表は、野田佳彦首相が消費税増税法案の撤回に応じないため、自らと支持グループの衆参両院議員50人分の離党届を提出した。
 週内にも「反増税」を掲げる新党を結成する。
 野田首相は新党参加者については「反党行為」とし除名する方針。民主党は名実ともに分裂した。

 2009年の政権交代選挙で、国民が民主党に期待したのは「国民の生活が第一」とする政治への「変革」であり、自民党政権下で深刻化した「格差社会」を是正することであったはずだ。
 しかし、国民は期待を裏切られ続けている。

 政局の関心は小沢氏ら造反議員の離党問題や処分に集中しているが、本来問われるべきは公約総崩れの政権与党の体たらくであろう。

 子ども手当や高速道無料化、脱官僚依存、後期高齢者医療制度廃止、最低保障年金制度創設など公約を棚上げした。
 その一方で4年間は増税しないと明言した消費増税の強行は、国民への背信行為だ。

 理想、理念をかなぐり捨てて、自民党の案を丸のみしたのでは「自民党政権」と変わらない。
 これが国民が望んだ政権交代の末路というのでは、あまりに情けない。

 陸山会事件で一審無罪となった小沢氏に対し、政界や一部メディアで「バッシング」が絶えないのも不可解だ。
「政治とカネ」の問題で小沢氏の国民への説明が不十分だったのは否めないが、今回の造反と裁判、同氏の資質を絡めて批判するのはフェアだろうか。

 造反議員を含め、全ての民主党議員も猛省すべきだ。
 消費増税の「公約違反」が党内対立を招いているが、党の変節は、鳩山由紀夫首相が米軍普天間飛行場の返還移設問題で「最低でも県外」との公約をほごにした一昨年から既に始まっていた。
 民主党議員は本来なら、変節を繰り返してきた政権党の不明を恥じ、国民に謝罪するのが道理である。

 「増税先行」に反対し、政権公約の初心に立ち返ろうと主張する小沢氏らの指摘は必ずしも間違ってはいない。
 社会保障の将来像を明示せず、財政危機に対する国民の不安、恐怖心に乗じて増税を強要する野田政権の政治手法は正しいのか。

 国民は消費増税をめぐる与野党の党利党略、夢も希望も示し得ない政治にうんざりしている。
 首相はできるだけ早く衆院を解散し、総選挙で国民の審判を仰ぐべきだ。
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