38マイクロを18時間以上も放置する国、県
2012-07-01
6/28の午後6時ころ、福島県田村市の空間放射線量が11マイクロ/hを示した。
午後7時38マイクロ/h。田村市職員が周辺を測定して平均0.13マイクロ/h。
付近の定点観測0.23。
従って、6/28の夜8時くらいには事態は測定器の故障と確定していたはず。
にもかかわらず、県も国もマスコミも放置したため6/29の昼すぎまで18時間以上にわたって、38マイクロ/hが掲示されるままとなった。
38マイクロならば、なんらかの事態が起きており、緊急に脱出避難しなければならない数値。
国も県もまるでその自覚が、ないと言うこと。
国会議員が文科省に調査を申入れして判明した。
これでは、実際に緊急に脱出避難しなければならない事態の場合に何の役にも立たない。
迅速に広報して、準備と避難に向けること。そうでなければ夜半までに脱出避難など不可能である。
そして故障だった場合は迅速に訂正ができなければならない
測定器の故障でなく、実際の緊急事態だった場合にとても対処できない。
掲示を放置していたことは国も県も、まるで自覚がなく、ただ思考停止していることを表している。
国会議員が調査を入れなければ、知らんふりしていつまでも掲示し、マスコミも誰かがいうまで知らん顔。
この国もその職員体制も、とても原発など扱える代物ではない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー武田邦彦氏のブログから
緊急情報 福島4号機の作業で放射性物質漏洩か? 6/29朝
福島のどこか(場所がまだ確定できないが付近と思われる)の線量が急増し、1時間に40マイクログレー(ほぼ40マイクロシーベルト)に達した。

おそらく福島4号機のはつり作業(燃料取りだしのための仮の建てや建設のためと考えられる)の時の放射性粉塵のためと考えられる。
また情報が入ればブログに出しますが、テレビ、新聞が報じない可能性がありますので、伝えます。場所がわかり次第、情報を出しますが、原発のごく近く(10キロ)以外の場所の人はまだ退避は不要でしょう。
緊急情報2 4号機の工事中止すぐ必要 6/29昼
毎時40マイクログレイ(ほぼマイクロシーベルト)の高濃度放射線が福島原発西(田村市(郡山の東隣))で観測されている。昨日(2012年6月28日の午後5時から7時頃)であり、風は東北だったと考えられる。
福島原発周囲の線量が上がっていないことから、1)4号機粉塵が田村市に落下した、2)他の原因、3)測定の誤り、の3つが考えられるが、科学的な結論としてはこのような時、「まずはデータそのものをそのまま受け入れる」ことから始めて、その場合の対策を練る。
田村市は避難する必要があり、郡山市は避難準備に入らなければならない。また風向きが変わる可能性があるので、福島県を中心に警戒が必要である。
仮にデータに誤りがあっても、約16時間にわたって誤報を流すことは事の重大さ(人命に関わる)から、許されることではない。安易に「データの間違い」と結論してはいけない。
ところで、1週間ほど前から始まっている福島4号機の工事について、地元や自治体は県民に警告を発していないようだ。工事はかなりあらっぽく、動画を見ると放射性物質を大量に含む粉塵が作業によって舞い上がり、強い北東の風で福島原発の南西方向に飛散していた。
こんなことは原子力関係ではまったく許されることではない。原発敷地境界で1年50ミリシーベルトを超えることは許されていない。まずは4号機の工事を中止し、4号機全体にドームをかけてから工事にかからなければならない。これは今回のデータに誤りがあっても同じである。
テレビ、新聞、福島県、国会は何をしているのか?
● 緊急情報3 警戒解除できます。 6/29 午後
今朝方、発見した福島県田村市の時間30マイクロシーベルトの異常値は測定器械の故障と判明しました。しかし、以下の経過からわかるように、「本来、逃げなければならない国民にまったく情報がいかない」ことがわかりました。関係者並びに報道機関に猛省を求めます。
もし、危険レベルの測定値がでても警報を出さないなら、測定をしないのと同じです。被曝してから通報では何のために国民は税金を払い、国家や自治体に人を雇い、防災体制をしいているのかわかりません。
【経過】
1.2012年6月28日午後6時 田村市の一部で空間線量11マイクログレイを観察。
2.田村市職員が現場にいき、午後7時、空間線量が38マイクログレイの場所の周辺を測定したところ、平均値で0.13マイクロシーベルトで異常はなかった。
3.付近の定点観測も0.23マイクロシーベルトレベルであった。
4.すでに28日の夕刻には以上のことがわかっていたが、私(武田)が翌日29日午前7時にモニタリング地点での線量率の最新値を調べたら、38マイクロシーベルトになっていた。この値は年間300ミリシーベルトを超える値で、直ちに避難の必要があった。
5.谷岡郁子参議院議員が調査を行い、文科省から回答を得て、私に6月29日12時44分に連絡をいただき、その他の情報を確認して午後1時頃に状態がわかった。
まずは安心してください。ちょうど、福島原発のライブテレビでは4号機が異様に明るく、その前の工事粉塵などから、空間放射線量が上がっている可能性が高かったのに、発表、コメントなど一切、見られなかった。谷岡先生のご調査がなければ国民は判断すらできなかった。
恐怖政治!!
午後7時38マイクロ/h。田村市職員が周辺を測定して平均0.13マイクロ/h。
付近の定点観測0.23。
従って、6/28の夜8時くらいには事態は測定器の故障と確定していたはず。
にもかかわらず、県も国もマスコミも放置したため6/29の昼すぎまで18時間以上にわたって、38マイクロ/hが掲示されるままとなった。
38マイクロならば、なんらかの事態が起きており、緊急に脱出避難しなければならない数値。
国も県もまるでその自覚が、ないと言うこと。
国会議員が文科省に調査を申入れして判明した。
これでは、実際に緊急に脱出避難しなければならない事態の場合に何の役にも立たない。
迅速に広報して、準備と避難に向けること。そうでなければ夜半までに脱出避難など不可能である。
そして故障だった場合は迅速に訂正ができなければならない
測定器の故障でなく、実際の緊急事態だった場合にとても対処できない。
掲示を放置していたことは国も県も、まるで自覚がなく、ただ思考停止していることを表している。
国会議員が調査を入れなければ、知らんふりしていつまでも掲示し、マスコミも誰かがいうまで知らん顔。
この国もその職員体制も、とても原発など扱える代物ではない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー武田邦彦氏のブログから
緊急情報 福島4号機の作業で放射性物質漏洩か? 6/29朝
福島のどこか(場所がまだ確定できないが付近と思われる)の線量が急増し、1時間に40マイクログレー(ほぼ40マイクロシーベルト)に達した。

おそらく福島4号機のはつり作業(燃料取りだしのための仮の建てや建設のためと考えられる)の時の放射性粉塵のためと考えられる。
また情報が入ればブログに出しますが、テレビ、新聞が報じない可能性がありますので、伝えます。場所がわかり次第、情報を出しますが、原発のごく近く(10キロ)以外の場所の人はまだ退避は不要でしょう。
緊急情報2 4号機の工事中止すぐ必要 6/29昼
毎時40マイクログレイ(ほぼマイクロシーベルト)の高濃度放射線が福島原発西(田村市(郡山の東隣))で観測されている。昨日(2012年6月28日の午後5時から7時頃)であり、風は東北だったと考えられる。
福島原発周囲の線量が上がっていないことから、1)4号機粉塵が田村市に落下した、2)他の原因、3)測定の誤り、の3つが考えられるが、科学的な結論としてはこのような時、「まずはデータそのものをそのまま受け入れる」ことから始めて、その場合の対策を練る。
田村市は避難する必要があり、郡山市は避難準備に入らなければならない。また風向きが変わる可能性があるので、福島県を中心に警戒が必要である。
仮にデータに誤りがあっても、約16時間にわたって誤報を流すことは事の重大さ(人命に関わる)から、許されることではない。安易に「データの間違い」と結論してはいけない。
ところで、1週間ほど前から始まっている福島4号機の工事について、地元や自治体は県民に警告を発していないようだ。工事はかなりあらっぽく、動画を見ると放射性物質を大量に含む粉塵が作業によって舞い上がり、強い北東の風で福島原発の南西方向に飛散していた。
こんなことは原子力関係ではまったく許されることではない。原発敷地境界で1年50ミリシーベルトを超えることは許されていない。まずは4号機の工事を中止し、4号機全体にドームをかけてから工事にかからなければならない。これは今回のデータに誤りがあっても同じである。
テレビ、新聞、福島県、国会は何をしているのか?
● 緊急情報3 警戒解除できます。 6/29 午後
今朝方、発見した福島県田村市の時間30マイクロシーベルトの異常値は測定器械の故障と判明しました。しかし、以下の経過からわかるように、「本来、逃げなければならない国民にまったく情報がいかない」ことがわかりました。関係者並びに報道機関に猛省を求めます。
もし、危険レベルの測定値がでても警報を出さないなら、測定をしないのと同じです。被曝してから通報では何のために国民は税金を払い、国家や自治体に人を雇い、防災体制をしいているのかわかりません。
【経過】
1.2012年6月28日午後6時 田村市の一部で空間線量11マイクログレイを観察。
2.田村市職員が現場にいき、午後7時、空間線量が38マイクログレイの場所の周辺を測定したところ、平均値で0.13マイクロシーベルトで異常はなかった。
3.付近の定点観測も0.23マイクロシーベルトレベルであった。
4.すでに28日の夕刻には以上のことがわかっていたが、私(武田)が翌日29日午前7時にモニタリング地点での線量率の最新値を調べたら、38マイクロシーベルトになっていた。この値は年間300ミリシーベルトを超える値で、直ちに避難の必要があった。
5.谷岡郁子参議院議員が調査を行い、文科省から回答を得て、私に6月29日12時44分に連絡をいただき、その他の情報を確認して午後1時頃に状態がわかった。
まずは安心してください。ちょうど、福島原発のライブテレビでは4号機が異様に明るく、その前の工事粉塵などから、空間放射線量が上がっている可能性が高かったのに、発表、コメントなど一切、見られなかった。谷岡先生のご調査がなければ国民は判断すらできなかった。
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