fc2ブログ

もうすぐ北風が強くなる

通貨戦争(56)インフレと債務不安へ向かうドル

 基軸通貨であるドルは常に過剰な流動性供給状態にあるため、年利-2%で減価し続けている。
 一方で供給を絞り、消費と投資の冷え込みを続ける円は、金融資本が国債運用でしのいでいるほど。
 世界通貨戦争ではドルの一人勝ちであるが、個別の通貨資産価値としてはまったく逆になる。
 
 さらに高齢化が進行し、就業人口が減少するので消費と投資はさらに減少するだろう。
 金利は上がらず、円の減価は今後もない。
 逆にドルは基軸通貨であるがゆえに減価を続ける。
 従って、インフレと国債金利上昇になる危険は、ドルと円の関係では圧倒的にドルである。

 デフレ恐慌によって窮乏化している日本の勤労家計である。
 減価しない通貨であることと、窮乏化は同時進行しているのである。
  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  第二のギリシャになるのは、米国が先か、日本が先か 5/12 fxdondon氏から

米ヘッジファンドのヘイマン・キャピタル・マネジメント創業者のカイル・バスは、2011/12月に
「今後数カ月以内に、日本国債が危機に陥る可能性がある」と発言。その理由として、日本国債を国内の投資家が買い支える構図に限界がきているということを理由に挙げた。
ふふっ、今も日本国債は何事もありませんよ、バスさん。
そして、その後、

「私は日本の国債バブルの崩壊が今後18カ月以内に起きるとにらんでいます。詳しいことはお話しできません。しかし、日本の長期金利の上昇と為替の円安に備えたポジションをすでにとっています。
日本の公的債務はGDPの229%と世界で最悪です。2011年度の税収はざっと41兆円。これに対し国債の利払いが11兆円にも達しています。
私の試算では、金利が今の水準より1%上がるだけで、10兆円規模の利払い負担が増える計算になります。これが2%の上昇となれば、計算上は日本の財政が持続できなくなり、実質的に破綻することもあり得ます。
私が住む米国でも、ほぼすべての人が絶対に下がらないと信じ込んでいた資産がありました。住宅です。
しかし、米国の住宅市場のバブルは崩壊しました。果たして日本国債の安全神話はずっと有効なのでしょうか。答えは明らかにノーでしょう。
国債市場が崩壊すれば金利が急上昇し、預金をしていた一般の人々が最も大きな損失を被ります。私ができるアドバイスは、円資産をできるだけ手放した方がいいということです」

笑止千万。あんたらの国の住宅の価値と日本国債を一緒に比べるのは、余りにも無理がある。
あんたの徹底したところは、カイル・バス所有の個人資産も円安に賭けており、テキサスにある自宅を購入した際に住宅ローンをドル建てではなく円建てで組んでいるそうだが、勝算ありと本気で思っているのなら狂気の沙汰である。

逆です、逆。「借りるならドル建て、貸すなら円建てがいい」というのが鉄則です。
日米金利格差が縮小するも、インフレ格差は2%以上も開いている。このことに、腐るドルの本質がある。
日本人がドル紙幣を手元に置きっぱなしにしたら、モノとドル紙幣の交換では年に2%以上損をすることになる。
つまり、日本人にとってドル紙幣は疫病神、貧乏神であり、受け取ったドル紙幣は速やかに万札に替えて価値を貯蔵しなければならない。
トランプのババ抜きのババがドル紙幣にあたる。

米国人にとって、祖国通貨ドルで借金することは何よりも幸運なことであるのに、それを放棄して円建てで借金するというのはいかにもアホな考え方であって、自分で自分の首を絞めているようなもんですね。

「円資産をできるだけ手放した方がいいということです」なんて言うけど、逆でしょ、逆。
通貨をいずれモノに替えようとしている人にとっては、円という現ナマを手元に置いておくだけでより多くのモノに替えることができています。
ところが、ドルという現ナマでは年2%以上、モノと交換できる価値を喪失します。

なぜ、インフレが起きるのか、そもそもそのへんの本質をわかっていれば、ドル紙幣なんぞを手元に置いておくわけがないんですがね。
さぁ、バスさん、「日本国債を国内の投資家が買い支える構図に限界がきている」とお感じなら、どんどん空売りで攻めていらっしゃい。
あいにく、日本の生保さんは運用難から、国債投資で利息収入を確保しようとしている。国債金利上昇局面では買い姿勢を打ち出している。
バスさんをはじめ、メリケンファンドの日本財政破綻論者よ、どんどん国債の空売りを仕掛けてきなさい。金利をつり上げてみなさい。生保さんは喜んで、買いに応じますから。

第二のギリシャになるのは、米国が先か、日本が先か。おもしろい賭けじゃないですか。
今後20年、日本では高齢者の死亡が出生者を上回り、人口減少に見舞われる。
一方、米国は出生者よりも初期高齢者が増え、まだ多くの後期高齢者も死亡には至らず、初期高齢者から後期高齢者まで含めた高齢者全般が残存し、人口は微増ながらも増加する。
この人口動態の違いが、いかに為替相場に影響をもたらすのか、バスさんにこの方程式が解けますかな?
関連記事

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事へのトラックバックURL
http://bator.blog14.fc2.com/tb.php/1088-96ee75f4

 | HOME | 

 

プロフィール

もうすぐ北風

Author:もうすぐ北風
こんにちは。
いろんな旅を続けています。
ゆきさきを決めてないなら、しばらく一緒に歩きましょうか。

最新記事(引用転載フリー)

カテゴリ

経済一般 (118)
経済一般~2012冬まで (161)
日本の経済 (224)
通貨戦争 (70)
ショック・ドクトリン (12)
震災関係 (23)
原発事故発生 (112)
事故と放射能2011 (165)
放射能汚染2012 (192)
汚染列島2013-14 (146)
汚染列島2015-16 (13)
福島の声 (127)
チェリノブイリからの声 (27)
政治 (413)
沖縄 (93)
社会 (316)
小沢一郎と「生活の党」 (232)
健康と食 (88)
環境と地球の歴史 (28)
未分類 (175)
脳卒中と入院 (7)

カウンター

最新コメント

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

リンク

このブログをリンクに追加する

カレンダー

02 | 2024/03 | 04
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

最新トラックバック

月別アーカイブ

RSSリンクの表示

Template by たけやん