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もうすぐ北風が強くなる

実体経済と遊離した通貨、GDP:ロン・ポール

  アジア太平洋研究所の「2100年までの世界経済の超長期予測」について 4/24 fxdondon氏から

人口の将来予測に基づいて、各国・地域のGDPを予測することは否定しません。人口動態でその国の先行きを予測するのが、一番いい方法ですからね。
ただねぇ、将来のGDP予測なんて余り意味がないんですよね。
何度も書きますが、米国でGDPが拡大しているというのも、政府が莫大な財政赤字を積み上げ、FRBによるドル紙幣の乱刷のお陰ですからね。裏の事情を無視して、ただGDPがどうのこうのと採り上げてもまったく意味がないんです。
ここで注意しておかなければならないことは、人口が増えればいいってもんじゃないということです。貧しき人口ばかりが増えるとしたら、それはマイナスになるわけです。
我々がもっとも関心のあるドルの価値についても、GDPなんてものがまったく意味していないことを理解しています。
GDPで為替レ-トが決まるんなら、ドルは主要先進国通貨に対して下落することはないんでしょうし、円なんかはもっと弱いはずですからね。
そのへんのところは、私ではなく、米国で生まれ育った次期大統領候補ロン・ポール氏からご説明いただく。

2012年1月、ロン・ポール氏 チャールストン大学での講演

米国は20世紀に創り出された繁栄がありました。しかし、それは生産的な努力、利益、貯蓄に基づいていません。
私たちの通貨ドルが、永久に好きなだけ刷ることが出来るという信念に基づいています。
それは言い換えると、私たちが世界からおカネを永久に借りることが出来るという信念です。

そのため、米国の富というのは、基本的に債務の裏返しです。私たちが富だと思っているものは実は債務なのであり、私たちが債務で世界を運営していると言えます。
まだ、いまなおドルに対する信頼があります。ドルが、世界の準備通貨であり、金(ゴールド)のように振る舞っていることができています。
しかし、市場が、政府よりも賢いことは間違いありません。賢い市場は、最終的に紙幣(ペーパーマネ-)は、ゴールド(リアルマネ-)でないということを知ります。
だから、いずれドルが拒絶されることになります。現に、多くの意味でドルは拒絶されているのですから。

私が、政治に関与するようになったのが1971年。ドルと金(ゴールド)との最後の繋がりが損なわれ、取り去られた時です。
それは、政治家たちが、おカネを際限なく使えて、何の責任も持たないという意味だと、当時思ったものでした。そして、それが、まさしく起こっていることです。

1971年以来のドルの価値を見れば、それがウソではないことがわかります。それ以降、ドルは85%の価値が下がっています。
40年前にドルをせっせと貯めておいて、退職後はそれを楽しみにしていたところ、当時の1ドルは15セントの価値になっています。

これは、犯罪です。
これは、不道徳です。
これは、悪い経済学です。

だから、私たちは、金融システムに注意を払わなければなりません。だから、私たちは憲法に目を向けて、憲法が言っていることを理解しなければなりません。
憲法には、金(ゴールド)と銀(シルバー)だけが法定通貨として用いることが出来ると書かれています。
憲法の中には、紙でできたおカネを刷る権限は、決して存在しません。
そして、連邦準備制度(FRB)のための権限は、まったく存在しません。

こうなってしまった以上、成長を取り戻すために私たちが試みなければならない最も重要なことは、過去に対して清算しなければなりません。
債務を取り除かなければなりません。誤投資を取り除かなければなりません。
連邦準備制度が、しかるべき金利よりも低く下げると、貯蓄者たち、経営者たちに、間違ったことを行うように促します。
債務を取り除かなければ、その上に築くことは出来ないのです。

残念ながら、過去四年間、債務をロクに清算せずに、仕事を失い、家を失った人たちに移転しました。
ですから、私たちに必要なものは、自由市場の経済システムについて、はっきりと理解することなのです。
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これから米国に生まれてくる新生児たちは、過去からの負の清算を請け負ってもらうことになります。
米国人である以上、ドル紙幣を持ち続けなくてはならないという、その根本でまず負の清算をしていただきますがね。
そして、インフレという形でも負の清算をしていただきます。
さらに、世界全体の中で米国の労働市場の縮小という意味からも清算していただきます。
とにかく、清算してもらうことだらけの米国なのですから。
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