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もうすぐ北風が強くなる

放射能汚染への基本的態度:ロシア

 ロシアに限らないが、どこにでも御用学者がいるものである。
 放射能汚染への基本的な態度は、汚染を許さない、ということに尽きる。
 経験的な確率論ではない。許容量までなら耐えられるなどというのは人体実験の発想だ。

 安全基準は、それ以上は「絶対禁止」の基準である。
 限りなくゼロに近づけるべきものだ。
 ーーーーーーーーーーーーーーーー
  放射能が学者の世界を分裂させる   3/23   ロシアの声

20世紀と21世紀、放射能は日本に対して情け容赦するつもりはないようだ。2011年、日本では線量測定機がそれほど売れなかった。というのも、まだ日本の原発は最も安全であるという意識があったのと、専門家以外、線量測定機などというものを手に取ったことがなかったからだ。しかしいまや、一人一人にとってすでに線量測定器は身近なものになっている。
放射線量についての情報は、以前には専門家たちしか分からなかったものの、いまでは誰でもアクセスできるようになり、まるで天気予報のように当たり前のものとなっている。

4月上旬、日本の議員訪問団は、ベラルーシ、ウクライナ、ロシアを訪問する。それはチェルノブイリ事故への対応を参考にするためだ。

一方で、学者の世界でも放射能の健康に対する影響については、コンセンサスがみられない。
原子力安全発展研究所のラファエル・アルトゥニャン副所長は最近開かれた記者会見で次のように述べている:「福島第一原子力発電所の事故によってもたらされた放射能汚染が、日本の住民たちの健康に悪影響を与える危険性はない。日本の現実的な問題について言えば、それは放射能ではなく、津波と地震の被害だ。『恐怖症』ということでもないだろう。人々は『放射能恐怖症』で苦しんでいるのではなく、何も説明をうけることができないことが原因となっているのだ。」

しかし放射能と呼ばれるよくわからない現象に対する人間の恐怖には、なかなか打ち勝てるものではない。理論物理学研究所のセルゲイ・フォミン主任研究員は次のように指摘している。

―恐怖と言うのは当然のことです。それは人間の防衛的反応だからです。恐怖によって、人間は危険を避けるための行動をとることができます。一方で恐怖症と言うのは、異常に肥大した恐怖のことで、それはあらゆるものを麻痺させてしまいます。原子力災害で犠牲になった人々に関して言えば、いかなる算数も冒涜だと思います。人間一人一人の命が尊いものなのです。しかし正確に危険の度合いを評価しなくてはなりません。世界では毎年自動車事故で130万人が亡くなっていますが、自動車に乗らなくなるということはありません。WHOの発表では、400万人が喫煙で亡くなっています。福島県での平均放射線レベルは20ミリシーベルト以下です。参考のために申し上げますが、ニューヨークと東京間を飛行すれば、パイロットは2000ミリシーベルトの被ばく、レントゲン室では一回の撮影につき50ミリシーベルトの被ばくをすることになります。全体的に住民に脅威をもたらすものではないでしょう。

放射能の健康被害を研究する専門家で、ロシア科学アカデミーバイオ化学物理研究所のエレーナ・ブルラコワ副所長は、「放射能の安全な被ばく量など存在しない。」と指摘している。

―放射能の人間の器官に対する影響については、かなり研究が遅れています。経験的に割り出された許容量などということはおかしなことです。放射能を恐れるか否かというのは個人個人の問題だからです。
それよりも私は、なぜ人々が押しつけられた現象を耐えなくてはならないのか、と思うのです。
別に放射能ではなくても、ペンキだっていいでしょう。
私は、自分の家が勝手にペンキで汚されて欲しくありません。リスク指数や許容量などというのは、政治的な性格をもった理論に過ぎません
学者のなかでもいつも支持グループと反対グループと言うのがあります。政府にとって、政府が聞きたいことを言ってくれる学者らを支援するのは当然のことです。

ベラルーシでは、放射能医学にたずさわる学者、ユーリー・バンダジェフスキーが政治的な介入を受けた。1999年、バンダジェフスキーは、収賄の容疑で逮捕され、8年の禁固刑を受けた。世界的に知られた学者に対する判決とあって、大きな国際的スキャンダルとなった。
バンダジェフスキーの研究結果は、チェルノブイリ原発事故に関するベラルーシ政府の見解とは大きくことなったものだった。 3月19日、バンダジェフスキーは日本の衆議院議員らを前に演説し、その記者会見で次のように語った。

もっとも危険なのは、食料品によって人間の体内に放射能が侵入すること、いわいる内部被ばくです。これは外部被ばくよりも、かなり深刻で、重く、危険なものです。チェルノブイリ原発事故後に起きたのもそれでした。分泌系から、免疫系、心臓、腎臓と次々と広がっていきます。汚染された地域を切り離して、「クリーン」な食品が必要なのです。
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