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もうすぐ北風が強くなる

小沢氏12/2第一声、新潟県魚沼「暮らしを守る政治を」

 小沢魚沼p

 衆議院選挙が公示された12/2、小沢一郎生活の党代表は新潟県魚沼市のJA北魚沼前で、第一声の街頭演説を行った。
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   生活の党・小沢一郎代表の第一声【全文書き起こし】  12/2  thePAGE

小沢:皆さん、こんにちは。国民の生活が第一という政治理念を標榜いたしまして活動しております、生活の党の小沢一郎でございます。
 今日から総選挙始まりました。その総選挙の第一声、最初の地に大きな都会ではなく、皆さんのいるこの広瀬を選びました。
 なぜか。私は本当に日本人の心のふるさと、日本人の原点は地方に、農山村の中にある。そういう思いをずっと抱き続けながら、今日まで政治活動を続けてまいりました。
 今回の選挙戦ではその気持ちを同じくする長年の同士であります、森ゆうこくんを皆さまも彼女の活躍はご承知のことと思います。
 森ゆうこくんを皆さんの代表としてご推薦し、お願いを申し上げているところでございます。
 どうか皆さまの理解ある温かい、力強いご支援を賜りますよう、まずお願いを申し上げるものでございます。

 さて、今回の選挙戦、安倍さんはアベノミクスの是非、イエスかノーかということを国民皆さんに問う選挙だと言っております。
 しかし、皆さんアベノミクスの実態っていうのはなんだか分かりますか。実は私もよく分かんない。
 ただ、アベノミクスと言われ、言葉だけがもてはやされましたけれども、その結果はどうでしょうか。
 株はなるほど上がりました。そして円は安くなった。
 株が上がったからといって、国民の大多数の人がうんともうかったわけではありません。一方で円が安くなってどうなりましたか。
 日本はほとんど食料も燃油もガソリンも何もかも輸入に頼っております。ですから、円が安くなるということは、外国から輸入する物が高くなるということであります


 ですから、まだまだ円が今日も明日もたぶん安くなるでしょう
 そうしますと、物価が上がる一方。一部の企業が史上空前の利益、円安でもって史上空前の利益を上げていますけれども、一般国民に取りましては物価が上がって、そして、収入はどんどん減る一方
 そういうことがアベノミクスの実態であります。なんにも国民にとりましてはいいことありません。
 私たちはそういう意味におきまして、この安倍政治を、今の政治をどうしても皆さんの力で変えなくてはならない
 その思いでこの選挙戦に臨んでおります。

 私は45年前に、古い話ですけども、田中角栄先生の門をたたいて、どうか弟子入りをお願いしますと、そう言いました。
 あの人情味のある優しい先生だから「おお、よしよし」つってすぐ弟子にしてくれるかと思いましたら、そうでなかったです。
 多くの人たちに対しては本当に優しい、人情味のある、世話好きの先生でしたけれども、こと政治選挙に関しては大変厳しい先生でありました。
 私、なんと言われたか。「おお、おまえが小沢一郎か。政治家になりたいって。政治家に、国会議員になりたいんなら、5万軒戸別訪問して5万人以上の人と握手して、それからもう一度俺んとこ来い」。
 そう言われました。

 その心は何か。
 直接たとえ短時間であっても地域の皆さんと、選挙区の皆さんと、握手をし、言葉を交わし、そうしなければ本当にみんなが何を悩み、何が困っているのか、どう思っているのか、政治に何を望んでいるのか分かんないじゃないか。
 東京でなんぼ本読んだって分かりません。そういうことを田中先生に言われました。
 おまえたちはまず、偉そうに天下国家論ずるより先に選挙区の地元の皆さんが本当にその気持ちをしっかりと自分の胸にたたきこんで、そうして地元の大地に根を下ろした。そういう政治家にならなくてはならない。天下国家はそれからでも十分だ
 こう言って先生からしかられました。
 私はその言葉を忠実に守り、国に帰って一生懸命歩いて、一生懸命皆さんとお話をして、そして、しばらくしましてから田中先生のところに行って、ようやく弟子入りを許された。そういう経過があります。

 私はそれ以来、四十数年たっておりますけれども、そのときの先生の言葉と、私自身の政治信条として今日まで忘れずに、ずっと持ち続けて政治を行ってきたつもりであります。
 そういう考え方からいたしますと、本当に今、行われている政治。かつての自民党は今のような考え方じゃなかったですよ。
 私も自民党に長くいました。

 しかし田中先生の、今、紹介した言葉にあるとおり、自分たちの心のふるさと、よって立つ地域のことを決して忘れなかった。
 だから、かつての自民党は地方のことばっかり甘やかす。農業のことばっかり過保護にする。いろんな批判を浴びましたけれども、ずっと全国どんな山村に住んでいても、どんな離島に住んでいても、みんなが安定して生活できる。
 そういう国土を、日本をつくらなきゃいけない
。その思いをずっと田中先生ばかりでなくて、自民党の政治家は持ち続けてきたんです。

 ところが今、どうですか。今の政治家はどうですか。
 これは小泉さん以来であるんですけども、安倍政権になりましてより強くなった。
 要するに自由競争、市場原理。自由競争で勝ったものが生き残ればいいんだ。競争力のある力の強い企業をどんどんどんどん大きくする
 そして、その企業がもうけたお金を国民に全部分配すればみんなも良くなるじゃないか。こういう話です。
 小泉さんもそうだった。
 だが皆さん、今回、為替が安くなって、円が安くなって、輸出を中心とした大企業は史上空前のもうけを出しております。
 利益を出している。
 その利益を出した金がみんなに回りましたか
 全然みんなには回らずに、企業の懐にたまっているだけじゃないですか。
 そうでしょう。こういうのが政治だとしたら、それはもう政治は要らない
 自由競争を放りっぱなしにして、強いものが勝ちさえすればいいんだっつうんだったら、まさに弱肉強食の世界じゃないですか。

 私は今の安部さんの政治を、個別にどこがいいとか、悪いとかなんとかっていうことを言ってんではなくて、こういう基本的な考え方で政治を行っている。
 それが根本的な間違いだということを皆さんに分かってもらいたいんであります
 この3~4日、党首がなんか8人も9人も顔を合わせてテレビだのなんだのやりました。
 その中でも誰も農村のことを、農業のことを、地域のことを、ほとんど触れる人は誰もいない
 私はそういう意味で、こんな政治を続けていたら、本当に国が結果として滅びてしまう
 本当に心配いたしております。

 大企業の、経団連のお偉いさんともたまに会うんです。
 あんた方、目先はそうやってお金もうけて、そして労働者も正規雇用しない。
 全部非正規雇用で都合悪いときは首を切れる。給料も安くて済む
 そういう思いでやっているかもしれないけれども、しかし、国民が疲弊してしまったら、結局はあんた方にそのつけも回るんだよ。
 天につばする話だと。
 今景気良くするんだ、景気良くするんだって、安倍さんやなんかみんな一生懸命言っているでしょう。
 日本の経済の6割以上は個人消費なんです。
 個々の皆さんが使うお金、それが日本の総生産の6割以上
を占めているんです。
 アメリカでは7割以上。

 ですから、大企業がいくらもうかったからって、個人個人の皆さんの収入が増え、生活が安定しなきゃ、消費に回さずに財布のひもを締めんのは当たり前でしょう。
 将来どうなるか分かんないのに。収入も減ってきている。
 結局、個人消費は増えない。落ち込んでいる。
 だから景気は良くなっていないんです。ですから、景気が良くなったら消費税延期なんかしませんよ。
 景気が悪い。自分の政治の実態が見えちゃう。
 その前に総選挙をして、まずもう一度、政権を続けたい。それが今回の選挙
であります。

 私は本当に今の政治のやり方を心配しております。
 私も実は岩手県、もっともっと北国の農村の生まれです。米を作っています。地元の農協の組合員でもあります。
 ここもちょうど農協の前だ。私は、例えば今も交渉行われていますがTPP、農協が反対だ、反対だってすごいでしょう。
 私もこれをこのまんまにしていると、結果として大変なことになるよと。
 もちろん農業だけではないんですけどね、本当はこのTPPっちゅうのは。保険の問題とかなんかいろんな問題含んでんですけれども、真っ先に農業の、は、やられますよ。
 農林漁業は一番、直接すぐ影響を受ける
。だから、こんなことを本気になって考えなくちゃ駄目だ。

 しかし皆さん、その当時は自民党もTPP反対だっつってたの。たぶん自民党の話聞いた人は覚えておられると思います。
 そのときは、選挙のときは反対だ、反対だっつってたの。ところがどうですか。選挙に勝って政権取ったらTPP交渉一生懸命になってやってるじゃないですか。
 今にアメリカに全部、言うとおりにさせられちゃいますよ。こんなね、国民にうそついちゃいけない
 私はそういう意味で最近、岩手県の農業団体の人もなんとか、小沢先生、大変だ、大変だ、あんた頼りだから頼みます、なんて言ってくるの。
 何、今頃言ってんだと、最初から俺、言ってるじゃないかと。それなのにあんた方は自民党を支持した。その結果が今日じゃないか

 私はそう言いながらも、もちろんできるだけのことはするつもりでおりますけれども、現実に本当に国民の皆さんに本当のことを言って、そして皆さんの理解と力を貸していただかなければ政治はできない
 私たちが国民の生活が第一、政治とは国民の生活を守ることだと。そう言っているのはそこにあるんです
 今さっき言ったように、勝手に強いものが勝ちゃいいんだというんじゃ、もう政治家も政治も要りません
 どうか皆さん、このことをぜひともお考えいただきたいと思います。

 今の自民党政権は、かつての自民党とはもう違います
 地域のこと、農村のことを本気に考えて政治をやっていません。
 私はそういう意味で皆さんがこれからの政治を皆さんの自身の暮らし、生活のことなんですから、政治関係ない、そういう人もいますけれども、そんなことはありません。
 結局は政治のやり方次第で国民の生活が左右されます
 私はそのことで今日こうして心のふるさとである、この皆さんの地域に来まして、選挙戦の第一声を訴えているところであります。

 どうか皆さん、本当にね、本当にね、お考えいただいて、選挙のときだけいいこと言って、あとは当選したら忘れちまう。
 これでは皆さんの気持ちは通用しません

 消費税も延期するなんて言っているけども、この選挙で勝ったらどうなるか分からない
 消費税法というのは、黙っていると10月に上がる法律、上がるようになってんですよ。放っとけば。
 だから、本当に延期するならば、法律を改正しなきゃならない。
 選挙前にちゃんとやれば良かったじゃないですか
。そうでしょう。

 増税を延期することに国民皆さんも、われわれも誰も反対しませんよ。国会なんか1日で通っちゃいますよ。
 なんで、それやってからで十分間に合った、会期中ですから。
 しかし、その法案の修正もやっていません
 私はそういうようなことを考えまして、本当にわれわれ、一生懸命頑張ってまいりましたけども、今は小さな政党ではありますけども、みんな心あるものが、やはり気持ちを1つにして、そしてこの国の政治をいわゆる、強いもの中心、大企業中心の政治から大多数の本当に日本の国を支えている大多数の国民皆さんの暮らしを守る。
 そういう政治に変えなくてはいけない
。このことをぜひとも皆さんに、総選挙の最初に申し上げたくて、参りました。

 どうか皆さん、そのためにも森ゆうこくん、本当に素晴らしい能力を持った女性です。
 私は皆さんのお力でなんとしてもこの選挙で勝たせていただいて、そして、国会に送って、皆さんのために獅子奮迅の働きをしてもらう。
 どうかそういう結果が出ますよう、これから来週の日曜日、投票日でございますが、どうか皆さまのさらに一層の今後のご支援を心から重ねてお願いを申し上げまして、ごあいさつといたします。
 ありがとうございました。

 本当にお寒いところ、お寒いところありがとうございました。
 お忙しいところありがとうございました。
 よろしくお願いいたします。
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菅原文太氏11/1翁長決起集会あいさつ「絶対に戦争をしないこと」

菅原文太

 故菅原文太氏の最後の演説となった11月1日の翁長決起集会あいさつです。
 書き起こした記事を探していたところ見つかりました。
 ーーーーーーーーーーーー
   翁長 雄志(おなが たけし)うまんちゅ1万人大集会  11/11  書き起こし「銅のはしご」氏から

菅原 文太 氏のスペシャルゲストあいさつ
https://www.youtube.com/watch?v=8PFTMiaHXAc
      
 こんにちは!(会場「こんにちは」)
 沖縄は,何度来ても,気持ちが良いね。(会場・拍手)
 カートに乗ってラクをさしてもらったけど,80過ぎたんで,さっきの2人みたいに走れないよ。(会場・笑と拍手)
 30年前なら,あの倍ぐらいのスピードで走ったけどね。(会場・拍手)
 今日は,自分から立候補して,ピッチャー交代,知事交代,ということで押しかけてきました。(会場・拍手と歓声。右手にマイクを持つ菅原氏・左手で拳をつくる。会場・拍手と歓声)

 プロでない私が言うんだから,あてになるのか,ならないのか,わかりませんけど,政治の役割は 2つあります。
 1つは,国民を飢えさせないこと。安全な食べ物を,食べさせること。(会場・拍手)
 もう1つは,これが最もだいじです。絶対に戦争をしないこと。(会場・長い拍手と歓声)

 私は小学校のころ,戦国少年でした。
 小学校,何で,ゲートルを巻いて戦闘帽を被って,竹槍持たされたのか。
 今振り返ると,本当に笑止千万です。
 もう二度と,ああいう経験は子どもたちに,子どもたちだけじゃない,大学生も(させてはならない)。
 雨の中を,大勢の,将来だいじな大学生が,戦地へ運ばれて,半数が帰って来なかった。

 今の政府と,本土の政府ですよ,(政府と)仲井間知事は,まさに戦争が起こること,戦争が起きること,戦争をすることを 前提に,沖縄を考えていた
 前知事は,今最も危険な政権と手を結んだ。(会場・拍手)
 沖縄の人びとを裏切り,公約を反故にして,辺野古を売り渡した。(会場・拍手)

 古い映画だけど『仁義なき戦い』に(会場・拍手)その流れに言うと,『仁義なき戦い』の「裏切り者の山守」 覚えてらっしゃらない方もいるかな...
(会場から声「覚えてるぞおーっ!!」) (笑顔で)覚えてるかあっ!(会場・拍手と歓声)
 映画の最後で,「山守さん。弾はまだ残っとるがよ」 (会場・歓声) 「一発,残っとるがよ」という台詞をぶつけた。

 その伝でいくと,「仲井間さん。弾は,まだ一発,残っとるがよ」 (会場・歓声と拍手)と,ぶつけてやりたい。(会場・大きな歓声と拍手)

 沖縄の風土も,本土の風土も,海も山も,空気も,風も,すべて,国家のものではありません。(会場・大きな拍手)そこに住んでいる人たちのものです。(会場・大きな歓声と拍手)
 辺野古も,然り。
 勝手に他国へ売り飛ばさないでくれ。(会場・大きな歓声と拍手)

 まあ,そうは言っても,アメリカにも良心篤い人びとは,います。中国にも,いる。韓国にも,いる。(会場・大きな拍手)
 その良心ある人びとは,国が違え,同じ人間だ。(会場・大きな拍手)

 皆,手を結び合おうよ。(会場・大きな拍手)

 翁長(雄志)さんは,きっと,そのことを実行してくれると信じてる。(会場・大きな拍手と歓声)(会場から「文太さあんっ! 頼むぞーっ!」) おうっ!
 
 今日来てる皆さんも,そのことを肝に銘じて実行してください。(会場・大きな拍手と歓声)

 それができない人は,沖縄から,日本から,去ってもらおう。(会場・大きな拍手と歓声)

 甚だ短いけど,おわりっ! (会場・大きな拍手と大きな歓声)
 ーーーーーーーーーーーーー
※ この沖縄、この翁長選挙を忘れずに、来る衆院選挙の投票に臨もうではありませんか。

 政府は記録的な低投票率による政権維持を狙っています
 棄権、白票は政府の思う壺です。

 細かい差異には目をつぶってでも、自民党政権を追い込むことが何より優先します。
 自民党以外の候補者に、しっかりと投票しましょう。
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小沢氏11/26会見「生活の党、重点政策など」

小沢

   衆議院総選挙 重点政策発表 11/26 小沢代表 記者会見  11/27  書き起こし「銅のはしご」氏から

 動画はこちら

司会者による紹介<向かって左側から>
生活の党 代表代行 森 ゆうこ
代表 小沢 一郎
政策審議会長代理 松崎 哲久

【 会見 】
小沢一郎 生活の党代表
 それでは私(わたくし)から,ご挨拶申し上げます。
 今日は我々の,生活の党の政策発表ということでございます。
 私共の政策は「国民の生活が第一」そういう政治理念に基づきまして,国民生活の向上 ・安定のための政策を考えているところでございまして,その観点からの具体的な政策を,このあと松崎(哲久)君のほうから発表させていただきたいと思います。
 私(わたくし)のほうからは,第2次の公認候補について先に申し上げます。

小選挙区
神奈川県第2区 岡本 幸三(おかもと こうぞう)君
比例区
東北ブロック 平野 貞夫(ひらの さだお)君
東京ブロック 川島 智太郎(かわしま ともたろう)君
北陸信越ブロック 川上 満栄(かわかみ みつえ)君
東海ブロック 渡辺 義彦(わたなべ よしひこ)君
近畿ブロック 豊田 潤多郎(とよだ じゅんたろう)君
九州ブロック 太田 真平(おおた しんぺい)君

 追加の公認候補といたしたいと思います。それから,小選挙区候補者の中で立候補の辞退の申し出がありまして,それを了承いたしましたので申し上げます。
小選挙区 千葉県第2区 黒田 雄(くろだ ゆう)君
小選挙区 神奈川県第1区 岡本 英子(おかもと えいこ)君 の2名でございます。
 この選挙区におきましては,維新の候補者が,順番で言えば後からですけれども立候補を表明いたしております。
 私共といたしましては,何とかここは,両者とも前議員でございますし,ぜひ,野党相争うという状態は避けたい,と。何とかならないかということで,つい昨日まで維新のほうと話合いをいたしましたけれども,何としてもここは候補者を擁立したいと言って,譲らない状態が続きました。
 このまま両方で(候補者を立てて)選挙戦を戦うということになれば,ほぼ共倒れということが確定的になりますので,最終的に黒田君,岡本君の判断によりまして,そのような,野党同士で相争うことはやめるということで立候補の辞退ということなりました。
 この点につきましては,私共が当初から,野党の統一戦線を組むべきだという主張をしておったわけでございますので,その趣旨を考えながらの決断だっと思います。
 立候補者については,以上です。あと何か(質問は)ありますか。

【 質疑応答 】

NHK ; 今回総理は「アベノミクス解散」と命名しているが,改めてこの解散・総選挙をどう受け止め,今日発表される政策で,とくにこういった点を争点にして安倍政権に対峙していくという,生活の党としての選挙戦のテーマ・考えを,もう一度,代表の口からお聞かせいただければ。

小沢 一郎 代表
 安倍総理はアベノミクスを国民に問う ということであるようですけれども,私共としては,そうであればあるほど,非常に根本的な考え方の違い,対立点がはっきりして,いいのではないかと思います。
 とくにやはり 国民生活に直結する経済,社会政策等の問題の違いが,明白ですので,その点を,それぞれしっかりと国民に主張していけばいいのではないか。そう思います。

 簡単に申し上げれば,アベノミクスは基本的理念として自由競争 ・市場原理,それを最優先のものとして捉えているという考え方で,競争に負けた者はしかたない,競争に勝った者を強い者を より支援していくという根本の考え方でありまして,そこから,いわゆる雇用の問題。
 今も40%ということですが 非正規雇用者を,政府はさらに拡大し,ほとんどすべての勤労者を非正規の雇用形態に移そうというふうにしておりますけれども,
 これは本当に勤労者の生活の安定と 将来の見通しをまったく立てることのできない状況になり,その面からも国民生活そして日本の社会を非常に不安定なものにする最たる例だと思います。 

 それからまた,社会保障についても,同様です。例えば国民皆保険。これはいろいろ問題点はあると言いながらも,世界に冠たる医療の皆保険制度であります。
 けれどもこれも,これから混合診療,自由診療を(解禁する)「先端医療技術のみについて」などと言ってますけれども,技術は日に日に進歩していくものでありますから,それらの技術はどんどん,どんどん保険適用外の領域が増えていくということになれば,皆保険の医療制度は崩壊に繋がってしまう。こういうこともあります。 

 年金も同様です。支給年齢を引き延ばす,負担を引き上げる,というようなことであり,また農林漁業も然り。
 その象徴的なものは,米価は7500円<1俵60kg当りの生産者米価2014年> と,半値に落ちてしまっております

 地域社会との格差,あるいはそういった 雇用,所得,産業別格差,地域格差 そういうものはどんどん大きくなっていきまして,私共としては,安倍さんのいわゆる規制緩和というのは,国民生活を安定させ向上させるためのセイフティ・ネットをどんどん取っ払っていくことではないかと,そのように思います。  
 これは,歴史に逆行する,民主主義に反する考え方だと私(わたくし)は思います。

 皆さんもご承知のとおりに,初期の資本主義は,まさに自由経済・自由取引,市場原理そのままでやられたわけであります。
 イギリスが産業立国・工業立国のいちばん最初の国ですけれども,それがたいへんな格差と社会問題と,そして延いては いろんな問題を引き起こし,国自体の大問題になってしまった。
 そこから,その反省から,イギリスでは「揺り籠から墓場まで」と言われるようないろいろな社会保障制度等々を,社会のセイフティ・ネットを取り入れることによって,
 資本主義は今日(こんにち)まで生き延びてきましたし,民主主義という政治形態の下で今日(こんにち)があるわけです。

 世界的にも若干その傾向あるそうですけれども,安倍さんの政治の基本の考え方はまさにその初期の資本主義に戻るような,新自由主義という言葉もあるようですが,何だかよく意味はわかりませんが,
 そういうやり方であって,私(わたくし)たちの 国民の生活が第一。
 まず国民生活を安定させ,向上させるのが政治の役割であるという考え方と対極的なところにあるわけであります。
 私(わたくし)は,そういう意味で非常に私共としては,選挙の争点として 国民にわかりやすいものではないかと,そう思っております。

 あと他に,憲法の集団的自衛権とか いろいろありますけれども,やはり,国民のいちばんの関心は暮らしの問題であろうと思います。
 アベノミクスという中身のない言葉だけが いろいろと持て囃されてきましたけれども,
 現実には,株は上がったようですけれども,円が安くなりまして,食糧品始めほとんど輸入に頼っている我が国の物価は軒並み上がっております
 賃金も,一部の人は別にして,ほとんどの人は上がっておりません。
 収入は減って物価は上がる。これが,アベノミクスと呼ばれるものの正体であります。
 私(わたくし)は,そういう意味で,国民の理解を得られるものと,そう思っております。

新潟日報 ; 隣りに森(ゆうこ)代表代行もいらっしゃいますが<小沢氏・満面の笑み>,個別の選挙区(について)ですが,民主党の田中真紀子さんが不出馬を表明され,森ゆうこさんが生活の党・公認で新潟県第5区から出るということで。

小沢 一郎 代表
 はい。

新潟日報 ; 小沢代表は,田中角栄 ・ 元首相の代から田中家との深い繋がりがあったと思うが,その(田中真紀子氏の)かわりに森ゆうこさんが出ることの,民主党との選挙協力も含めてコメントを。

小沢 一郎 代表
 いや,民主党,連合との選挙協力は もうすでに,お互いに合意されているものではないですか。そうでしょ,うん。だからそれは,結構なことです。
 (新潟県第)5区は,私(わたくし)の政治の師匠でもあります田中角栄先生の「草のとりで」と呼ばれるような選挙区でございます。<小作農などの“民衆同盟”であったとされる「越山会」のエピソードなど。また,1976年暮れ第34回総選挙で田中角栄氏は16万8千票の最高得票数で当選>
 ですからこそ 私(わたくし)は,森ゆうこ君が出馬する意義は その点も加えて,非常に大きな意味を持つものだと思っております。
 田中(角栄)先生は,戦後の初めての選挙で「 若き血の叫び 」と言って,豪雪地帯の新潟,そこに住む人たちも安心して安定して暮らせるような郷土をつくりたいという思いの中で立候補されたと,聞いております。
 私(わたくし)はその精神を,気持ちを汲んで衆議院議員として働くには,森(ゆうこ)君が最適の候補者だと確信をいたしておりますので,何とか県民の皆さん,有権者の皆さんのご支持ご理解をいただきたいと思います。

報知新聞 ; 小沢代表は前回の衆議院選挙で久々にご自身の選挙区で演説されたが,今回,ご自身の選挙区で演説されたり お国入りされることはあるのかを。

小沢 一郎 代表
 えー,僕は日程わかりませんけれども。
 とにかく1回ぐらい帰って来いって言って叱られてますんで。<笑いながら>
 僕の選挙区もそうですけれども,それ以上に(岩手県)第2区のほうの畑(こうじ)君の選挙区がありますんで,そこには 何としても入って当選させたいと,そう思ってますので,その行く途中の<笑>私の選挙区ですので,入るということになるかも知れません。
 まだ(予定は)わかりません。

報知新聞 ; 前回は選挙戦の終盤だったと思うが(今回は日程の)前半のほうに入られるかを。

小沢 一郎 代表
 それは,わからない。選対本部にでも聞いてください。

報知新聞 ; わかりました。

共同通信 ; 昨年の参院選の「1票の格差の訴訟」で最高裁が先ほど判決を出し「違憲状態であった」と。

小沢 一郎 代表
 「違憲状態」といったの?

共同通信 ; はい。まだ詳細はわからないんですがこの点についての受け止め,感想を。
 
小沢 一郎 代表
 日本国憲法ではね,衆参ともに同じような性格づけがされておりますから <憲法第4章 国会 第41条~第64条> そういう意味で,1票の格差というのは,常に問題になるわけです。
 これは君も,戦後の憲法制定のときの国会の議事録を読んでみると わかると思いますけれども,やはり その中でも,同じような性格を持った二院制度でいいのかという議論が非常に,なされております

 例えばアメリカでもヨーロッパでも,そういうとこありますけれども,
 アメリカは各州のユナイテッド・ステイツということですので,大きかろうが小さかろうが上院議員が同じ数で選出されております
 ですから,そういう意味で,その院の性格づけをどういうふうに,憲法上,そして国民が,見るか ということによって,違うわけですけれども,現憲法上では,解釈論としては1票の格差という見方でいいんですが,私(わたくし)の これは立法論ですけれども,
 僕の立法論としては,やはり戦後の制定のときに議論があったように,衆参の性格づけというものを違ったものにすべきだと,私は思っております。
 そうすると1票の格差の問題は参議院においては起きてこないことになる可能性が強い。

 ただ衆議院は,5年に1度の国勢調査がありますから,それに基づいて否応なしに第三者機関で区割り変更をするという形に(する)。
 これはアメリカの下院はそうですけれども,そういうようにしたら,いいんじゃないかなと。そう思っております。

<記者たちの撮影タイム。小沢代表は「総選挙 重点政策」のパンフレットを掲げて笑顔。沢山のシャッター音>

小沢 一郎 代表
 選挙のときは(会見場に記者が)いっぱいだな。ふふふふ。<シャッター音続く>

小沢 一郎 代表
 いいかな。<まだまだシャッター音続く>
 はい,有り難う。<笑顔で左右に会釈>それじゃ頼みます。

司会 ; 代表,お疲れさまです。続きまして,森ゆうこ代表代行そして松崎哲久政策審議会長代理から さらに詳しい重点政策についてご説明いただきたいと思います。松崎哲久先生,どうぞ。

 
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