スターングラス:癌がなぜ世界中で増加しているのか?
2014-10-26

スターングラス氏は大気圏核実験の廃止において最大の功績者。
インタビューはチェリノブイリの後、福島原発事故前の2006年であるが、今でも原発の恐るべき危険性と内部被曝、低線量被曝の危険についてわかりやすく説明しており、現在でも大変重要な開設となっています。
大気圏核実験もさることながら、原発などの核施設から実際には公表されている以上の放射性物質が放出されて、内部被曝を引き起こしていること。
癌だけではない、心臓障害や知能精神障害に至る多くの疾病と、遺伝障害をもたらしている。
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「アメリカの最高の科学者が原発のすべてについて語るー癌がなぜ世界中で増加しているのか?」 10/21 内海聡のfacebookから 元訳は2006年「僕と核」
ここで、スターングラス博士にお話をお聞きしたいと思います。彼は、原子力の本場アメリカで、60年代から、核実験や原子力発電による低レベル放射能の影 響を訴えて続けて来た、数少ない科学者の一人です。2006年の二月には念願だった来日を果たし、青森県の六ヶ所村も訪ねています。
こんにちは、今日はよろしくお願いします。
S博士「まずはじめに、日本には55基もの原子炉が運転しているのを知ってるよね。」
、、、はい。
S博士「それに、ほとんどが海岸沿いの国土の2割程度の面積に人口が集中していて、原発も割と近くに配置されている。
だから、日本政府が2003年度に発行した、過去100年の日本人の死因の推移を見たとき、あまり驚かなかった。」
と言いますと。
S博士「日本では、戦後の50年で、がんの死亡がずっと増え続けている。
1900年台の前半は、がんはそこまで存在しなかった。
日本に原爆が落とされて、アメリカ製の原子力発電所が導入されてから、一気に増え始めたのだ。今でも日本にある原発の八割がアメリカ製だ。」
はい。
S博士「そして、本場のアメリカで分かって来たことが、原子力発電所というのは、公に発表されているよりも、ずっと大量の放射性物質を放出しているという ことだ。
大半は、細かい分子になった、核の分裂によって産まれる物質で、大気や海に放出されている。核分裂生成物というやつだ。」
はい。これが、自然放射線と混同されると、訳分からなくなりますね。
S博士「その通りだ、そもそも自然放射線というのは、海抜0メートル付近では、0.8 から1mSV(ミリシーベルト)が普通であって、それ以上はラドンなどごく特定の地域しか関係のないものや、0.15mSVほどのカリウムなどを大げさに 数えている場合が多い。
しかも、ほとんどの自然放射線が外部被ばくを起こすガンマ線で、体の中の特定な器官に蓄積して内部被ばくを起こすものじゃない。
ス トロンチウム90やヨウ素131などの放射性物質は、体の中に入り込むのと、それと同じ量を地面にばらまいたのでは、威力が全然違うのだ。」
分かります。
S博士「ヨウ素131は、ほとんどが一週間の半減期だが、これは首にある甲状腺に集中する。
甲状腺というのは、体全体の新陳代謝をコントロールしていて、 多くの器官が甲状腺のホルモンによって動いている。
だから甲状腺が壊れると、大人だと、甲状腺に異常が生じたり、がんになることがある。
また、ストロンチ ウム90は骨に集中する。これはカルシウムと似ているためで、カルシウムは、骨をつくったり、神経の伝達にも欠かせない。要するに、脳みその働き、考える 力に貢献している。
よって、ストロンチウム90が引き起こす問題というのは、あまり知られていないのが、カルシウムと同じように骨だけじゃなく、脳にも入 り込んで、神経にダメージを与えるため、特に脳の発達に支障をきたすようになる。」
赤ちゃんですね。
S博士「赤ちゃんもそうだし、お母さんのお腹の中いる胎児のときからだ。
それに、脳みそは10代まで発達し続ける。
だからそこに問題が生じると、普通の読み書き、理解する力、計算する力、全体的に影響を受けてしまう訳だ。健康な脳みそをつくる過程でだよ。」
母親は知っておくべき情報ですね。
S博士「これは、本当に伝えなければいけないことだ。
繰り返すが、ストロンチウム90やヨウ素131は自然には存在しないもので、ウランやプルトニウムが 核分裂を起こしたときのみ、産まれるのだ。
原子炉の中で起きていることは、原爆の核分裂が起こす環境破壊と同じなのだ。
つまり、核実験などが広めた汚染 を、原子力発電所がそのまま引き継いだに過ぎないのだ。」
なるほど。
S博士「これは数年前にJournal of American Medical Associationで発表されたばかりなんだが、妊婦が歯科医でX線を数回受けただけでも、散ったX線が、ヨウ素131のように甲状腺に影響を与え て、それが早産につながる確率が数割高くなることが分かった。
こうした未熟児は、現在の医学ではほとんどを救うことができるのだが、X線のせいですでに脳 の発達に影響が出てしまっている。
それが思考力や、集中力の欠如に表れる。
脳の発達に支障をもった未熟児は、自閉症になる可能性も出てくるのだ。」
このように器官に集中する放射性物質は、どのようにダメージを与えているんですか?
S博士「ヨウ素131の場合、ガンマ線というのは、X線と一緒で、とても強いエネルギーを持った光を出す。
そして、ベータ線は電子なんだが、数ミリしか飛 ばなくても、臓器に埋め込まれると周りの細胞を破壊する訳だ。
変異を起こしたり、遺伝子を傷つけてしまう。
そして、フリーラジカルが産まれる。
フリーラジ カルとは、マイナスの力を帯びた酸素分子で、寿命も一瞬なんだが、これがプラスを帯びた細胞の粘膜に引き寄せられて、穴を空けてしまうので、大変なこと だ。
これらのことは、60年代の後半から70年代にかけて分かったことで、原子力発電を始めたずっと後の話だよ。」
はい。
S博士「初めての原発が1942年のシカゴだったから、そのおよそ30年後に分かったことだよ。
もう一つ興味深い発見だったのは、X線などの強くて短い刺 激がつくる多くのフリーラジカルは、実はお互いとぶつかり合って、そこまでダメージを引き起こせないんだ。
これを、私は『混んだナイトクラブ効果』と呼ん でいる。分かるだろう、狭い空間に人が入りすぎて、身動きが取れないのだ。
これで分かったことが、X線などが与える、自然放射線の一年分に値する1mSV ほどの一度の衝撃は、思ったほど効果がなく、同じ量を一週間、一ヶ月の間に分けて微量を受けた方が、細胞あたりのフリーラジカルが少ないために、ずっと大 きなダメージを与えるのだ。」
そうなんですか。
S博士「このことは、衝撃だった。つまり、X線や原子爆弾のように、集中された強い放射線よりも、永続的な低レベルの放射線の方が、ダメージは100倍から1000倍も大きいことが分かったのだよ。」
なるほど。
S博士「我々はヒロシマやナガサキで集めたデータを信じきってしまったのだ。
原爆は、主にガンマ線と中性子線を一瞬で放出したから、本当に強くて大量のエ ネルギーを放出した。
ましてや、その頃はフォールアウト(『死の灰』と訳される)のことも良く分かっていなかった。
要するに、長期的な低レベル放射能の影 響を、今日でも、完全に間違って計算しているのだ。
2003年にイギリスのクリス・バズビー (Chris Busby) 氏らが、ヨーロッパのECRR機構(European Commission on Radiation Risk) に頼まれて、原子力発電所のリスクについて過去50年の様々な論文やケースを完全に洗い直したところ、同じ結論にたどり着いたのだ。
我々は、低レベルの内 部被ばくによる影響を、少なくとも100倍から1000倍、過小評価して見積もっているのだ。」
はい。
S博士「もう一つ言いたいのが、ストロンチウム90は骨に入って、強い電子を放出する。
骨髄では赤血球と白血球もつくられているから、ここで異常が起きる と、白血病を起こす。
また、白血球というのは、体のありとあらゆる病源と戦っているから、白血球がちゃんとつくられないと、これは大都市で警察のストを起 こすと犯罪率が一気に高くなるようなものだ。
分かるね。ストロンチウム90が白血球を壊せば、体中にがんが起きても止めることができない。
ストロンチウム 89の半減期は50日で、ストロンチウム90の半減期は28年だから、体に蓄積されていくものだ。」
そうですか。
S博士「さきほどの低レベルの放射能の話に戻るが、人々が間違いを犯した原因のひとつに、放射線によるがんの治療による。
これは動物実験で、一週間おきに 集中した放射線をあてれば、健全な細胞は元に戻るということから、放射量を細かく分ければ、体には影響が少ないと信じられていたのだ。
ところが、内部被ば くの場合は、少ない量でも常に体の中にある訳だから、慢性被ばくと言っても良い。
これが何十年間と蓄積されると、ストロンチウム90のように白血球が壊さ れていけば、肺炎やさまざまな感染が起き易く、免疫力が激しく低下することに繋がるのだよ。」
では、質問を変えます。
原子力発電所は、すべての排出物をモニタして、環境もモニタして、すべては安全だと言います。何がいけないのでしょうか?
S博士「何回も言うが、0.1~0.2mSVほどのX線の影響と、核分裂生成物を比べて、影響を少なく見積もりすぎているから、誤った安全の基準を適用し ているところが間違っている。
2005年に発行されたUS Academyの論文には、『どんな微量の放射能でも、必ず何らかのダメージを与えている。無害ということなどない』と書かれているくらいだ。
一時期、 『微量なら健康に良い』と信じられていたのもまったくの間違いで、『一定値以下なら安全』と信じられていたことも、間違いだった。これはようやく最近、世 界中で発表されている論文で認められてきたことだ。更に、1000倍もダメージを少なく見積もってものだから、0.1mSVだったものが、実質的には 100mSVと同じダメージを加えているのだ。」
これらの核分裂生成物は、化学的にフィルタすることってできるんですか?
S博士「完全には無理だ。中空糸フィルタやイオン交換樹脂など、どんなにテクノロジーが進化しようと、完璧なフィルタなど存在しない。
例えば、アルゴン、 クリプトン、キセノン、ラドンなどの希ガスは、化学的にフィルタすることはできない。
トリチウムなども水分と同じような性質なので、なかなかフィルタでき ない。
モニタリングは、結局、役割を果たしていないのだ。
自然界はストロンチウム90やヨウ素131をつくらないから、自然放射能と比べるのはおかしい。
更に、X線などは刺激が短か過ぎる。
だから、安全だと思っていた放出量が、実はそうではなかったということだ。」
それでも、核実験からの残量放射能が減って来ていて、今では食物に含まれている値も示していますが。
S博士「良いかい。基本的に原子力発電所が自ら検出して発表しているデータはそこまで信用しない方が良い。
電力の生産があがるほど、放射性物質の排出は ぜったいに免れられないのだ。
それに、原子力発電所がどのくらい排出しているかを心配したり論議するよりも、人間にどのくらい入って来ているのかを検出す る方がずっと早いのだ。
私たちの90年代の研究で分かったことは、アメリカで原子力発電所の近くに住んでいる子供たちの乳歯から検出されたストロンチウム 90は、かつての核実験の時代と同じくらい高くなってきているということだ。
これは原子力発電所が放射性物質を出し続けている確固たる証拠だ。
このプロ ジェクトもアメリカの政府がデータを公表しなくなったために、独自で始めたのだ。
ストロンチウム90の値は、すでに胎内で蓄積されていることが分かること と、ストロンチウム以外の放射性物質も入って来ていることを裏付けるから大事な訳だ。
これらはすべて、いわゆる通常の運転で起きていることだよ。」
それは日本にも言えることですか。
S博士「繰り返すが、日本の八割はアメリカ製の原子力発電所であるからして、まず間違いないだろう。
原子力発電所の放射性ガスや放射性物質の粒子は、日本 の美しい山脈に降り注ぎ、それがきれいな湧き水に混入して、田んぼや畑、飲み水に入って行ってしまうのだよ。
風がどっちに吹いていようが関係なく、これが いちばん起こりうる被ばくの方法で、私はこれが日本でがんが急増している要因のひとつだと考えている。
ちなみに、ロレン・モレーが日本で集めた乳歯のサン プルからもストロンチウム90が充分なレベル検出されている。
これはどこで産まれたか、どこで育ったかによって大きく異なるし、もっと大規模な研究が必要 だが、アメリカと同じような状況であると予想される。
小児がんを主に、健康な発育が妨げられる確率が数割は高くなるということだ。
もちろん、放射性物質に よる害は成人にもあてはまることだ。」
そうなんですか。
S博士「ついでに、もう一つ重大な話をしよう。ストロンチウム90から出来るのが、イットリウム90だ。これは骨じゃなくて、すい臓に集中する。
すい臓と いうのは、糖尿をおさえるホルモン、インスリンを分泌しているから、ここに異常が出ると糖尿病になる。
世界中で、糖尿病が急増しているのは知ってるね。
日 本は、すでに人口の割合から言えば、アメリカの二倍もいる。そのアメリカだって、イギリスより率が高いのだ。
日本では、戦後から現在にかけて、すい臓がん が12倍にもふくれあがっている。
50年代の終わりにドイツの動物実験で発見されたのが、ストロンチウム90が電子を放出してイットリウム90になると、 骨から肺、心臓、生殖器などに移動するのだが、すい臓に最も高い集中が見られたのだ。
インスリンがうまく生産されないようになって、血糖値が上がってしまう のだ。
今までは放射能が糖尿病と繋がっているなんてまったく認知されていないのだ。
これで分かっただろう、国際放射線防護委員会(ICRP)は、当初、放 射能の影響として、特定のがんと奇形児くらいしか認めなかったのだ。
未熟児、乳児の死亡や、肺、心臓、すい臓、これらの部位への影響はすべて無視されてき たのだ。」
はい。
S博士「民間エネルギーの最初の原子力発電所は、ピッツバーグに57年に、私が15年間勤めたWestinghouse社によって建てられた。
私たちは、 汚い石炭の発電所よりも、安くて、きれいなエネルギーだと思っていた。
微量の放射性物質が逃げても、大したことないと思っていたのだが、それは大間違い だった。
これと同じ原子炉が、今でも日本でたくさん稼働している。70年代にカナダのエイブラム・ペトカウ (Abram Petkau) 博士が発見した、低レベル放射能によるフリーラジカルの影響を、未だに反映できていないのだ。
フリーラジカルの性質を分かっていなかったのと、放射線量と 人体への影響が比例的な関係だと勘違いしていたのだ。
低レベルで起きる様々なことは、ヒロシマとナガサキの生存者を調べただけでは、まったく予期できな かったのは当然のことだ。」
はい。
S博士「だから、原爆の生存者や、X線のデータによって計算された国際的な許容量はまったく間違っている。
これは、原子力発電所が大規模に建てられるよう になって、何十年も後に分かったことだが、誰もその過ちを認めることが出来ずに、今日まで来てしまった。
その理由の一つとして、すでにウラン鉱山に巨額の 投資がされてしまっていたことがあるだろう。
だから、ウランの利益を受けている人たちは、過ちを認めないどころか、それを絶対に隠したいのだ。
ウランは核 分裂以外には役割がないから、それがただの粉末のゴミになることを本気で危惧しているのだ。世界中の政府や企業、イギリスの皇室などが所有しているウラン は、原子力発電所が他の燃料で動くようになったら困るのだ。」
日本企業もかなり先行投資していますよね。他の燃料と言いますと?
S博士「天然ガスだ。天然ガス発電に切り替えれば、なんと、設備投資の7~8割は無駄にならない。
天然ガスはあと数十年は持つと言われているから、その間 に自然エネルギーを開発すれば良いのだ。
コロラド州のフォート・セイント・ブレイン (Fort St. Vrain) は、すでにこの成功例だ。
原子炉だけを閉じて、天然ガス用のボイラーを横につくって、タービンの建物など、ほかのものはそっくりそのまま使えたのだ。そ う、原子力はお湯を沸かしているだけだからね。
原子炉の中の水も放射能を持っているために、配管が錆びて出てくる鉄、マンガン、コバルトなどにも中性子が ぶつかって、普通の元素まで放射性になって大気に飛び出てしまうのだよ。
これが体内にも必要な物質の場合、放射性の鉄分だって血液に入ってしまう訳だ。」
原子炉を解体しただけで、その付近は大丈夫なんですか?
S博士「そうだ。その証拠にコロラド州は、あらゆるがん、小児がんの率が全米でいちばん低いのだ。
解体すれば、新しい核分裂や放射性ガスを止めれば、燃料 自体は、まだ残っているが隔離することはできる。それが素晴らしい点だ。
もちろん、完全に廃棄するにはたいへんなコストがかかるよ。これはもっと大変な問 題だ。だから、原子力産業は、古くなった発電所を解体する巨額のコストを考えていなくて、将来のコストを少なく見積もりすぎているのが、大問題だ。
でも、 運転を止めることさえすれば、せめて新しい放射性ガスが発生することは抑えられるのだからね。」
環境的には、それがいちばん良い訳ですね。
S博士「とりあえずは、だ。その代わり、何万年、何億年と放射能を持つ核廃棄物をどうするのかを、まだ誰も解決できていない。何故かというと、長い時間が 経つと、地下に埋めようが、山に埋めようが、放射線が缶から漏れ始めることが分かっているからだ。缶が空気中のバクテリアに侵されて行くからだ。そうすれ ば、今度は地下水が汚染される。」
はい。
S博士「環境的な問題はそれにとどまらない。日本のロッカショで起きようとしていることは、全国の55基分の廃棄物を集めるから、どうがんばっても大量の 放射性物質を大気と海に捨てることになるだろう。
そうすれば魚も死ぬし、近辺の入江に生息する貝や生物が放射性物質を吸い込んで、人間と同じように免疫力 が低下して行って、死んでしまうのだ。
60年代に核実験が盛んに行われていた時期も、北大西洋では、魚が激減して、核実験が終わったあと、一気に元に戻っ た。
決して乱獲のせいなどではなかったのだ。このことは、今でも世界中の原子力発電所の近くで起きている。クジラやイルカも、川に流した放射性物質によっ て、みんな影響されているのだ。」
何度も言いますが、それでも原子力発電所は、海への放出をフィルタして、ちゃんとモニタしていると言いますが。
S博士「だから、そんなフィルタがあれば、固形の廃棄物の心配だけで済むから嬉しいよ。
でも現実的には、一部の放射性物質しか取り除けないことは、実績で 分かっているのだ。
しかも、事故や人為的ミスの可能性も計算にいれてなくても、この状況だ。
過去には放出しなくて済んだ放射性物質も、大量にあった訳だ。
スリーマイル、チェルノブイリ、これらは、世界中に多大なるインパクトを与えたのだ。
我々はチェルノブイリが起きた翌年のアメリカでも、統計データと EPAによるストロンチウム、ヨウ素、セシウムの測定量から、数万人規模で過剰な死者が出たと考えている。」
そうなんですか。
S博士「特に日本の場合は、地震国だということを忘れては行けない。
日本の面積にあれだけの原子炉が集中していることと、ロッカショの再処理工場の最大の 問題点は、さきほど言ったように全国の燃料棒を集めてプールにいれていることだ。
これらは、本当に強い、本当に高レベルの廃棄物で、なんかの拍子に、この プールの冷却水にもしものことがあったら、大惨事では済まないことになるだろう。」
、、、質問を変えます。
なぜ、人間はそのような強い放射性物質を扱うことになったのでしょうか?
S博士「まず、自然の中で人間が経験してきた放射性物質は、カリウム40だけだ。
これは体内に入っても、骨など、どこにも集中しないし、放射線量はストロ ンチウム90より多くても、体に蓄積もされないから、割とかんたんに体から抜けて行くのだ。
地球ができたときに、ウランやたくさんの放射性物質ができた が、どれもストロンチウム90のようにカルシウムに化けて、核分裂生成物が体内に蓄積されるようなことはなかった。
一部のアフリカの地下の鉱山の例外をの ぞいて、核分裂の連鎖反応は自然ではぜったい起きないのだ。」
(註:20億年前に西アフリカにあるガボンのウラン鉱山で自然核分裂があったとされる)
はい。
S博士「例えば、普通の水の中にある水素は、宇宙線の影響でトリチウムになることがある。
トリチウムも、特定の部位で濃縮されない。
人間は、自然放射線の 中で進化してきたが、これらも体に蓄積はされなかったし、フリーラジカルを長い期間にわたって体内に取り込むこともなかったのだ。
海の中に微量に存在する ウランも同じことだ。1938年に人間が核分裂を発見してから、すべてが変わってしまったのだ。」
分かりました。
では、日本は島国ですから、海の汚染についてもう少し詳しく教えてください。
S博士「海を守ることは、とても大事なトピックだ。
我々が予測できなかったエピソードをもう一つ、教えてあげよう。
昔、科学肥料が海に流れ込んで、藻が異 常発生すると、魚貝類の酸素を奪ってしまうと疑われていた。
その結果、酸欠になった魚や貝が死んでしまう訳だ。
ミシシッピ川が流れ込むメキシコ湾で藻が大 量発生したときは、窒素、つまり酸化窒素を含む化学肥料が原因だと思われていた。
でも最近、新たに分かったことは、キセノンやクリプトンなどの放射性ガス のエネルギーが、大気の酸素と窒素を反応させて、酸化窒素をつくることが分かったのだ。
雨が海に運んでくる土砂が化学肥料と同じ役割を果たして、間接的に 魚の酸素を奪ってしまうのだよ。
この容量で、原子力発電所は、酸化窒素だけでなく、酸素原子が三つくっついたオゾンもつくっている。
つまり、原子力発電所 が藻の激増に繋がっていることも、誰も予想できなかったことの一例だ。」
そうですね。
S博士「だから、発電所が出す液体廃棄物は、始めは誰もが海は広いし、とても深いので、人間社会にはまったく影響がないと計算していた。
しかし、先ほどか ら言っているように、微量だから大丈夫ということは決して有り得ない。
また、Busby氏らの発見が論文で細かく発表されたように、海に放出した放射性物 質は、必ず波に乗って浜に返ってくる。
イギリス、ウェールズ、スコットランドの原子力発電所付近の砂浜でも、このことが確認されたのだ。
日本でもきっと同 じことが起きているだろう。
海水で薄まると期待していた放射性物質が、波に運ばれて返って来て、それが雨にも混ざって、また土の中にも入ってくるのだ。」
それでも、魚からは放射性物質が検出されてないと言われますが。
S博士「だから、まずそれは安全値がニ、三桁ずれたままだからだよ。
もちろん遠洋の魚の方が、放射線を受ける量が少ないし、日本は遠洋漁業が多いから、ま だ安全な方かもしれない。
それでも、50年前の安全基準が残っていることが問題だ。
たいていのガイガー・カウンターは分かり易いガンマ線を計っているだけ で、アルファ線やベータ線のことは計れないので、これにはもっと複雑な機械が必要なのだ。」
そうなんですか。
S博士「ガイガー・カウンターは、砂浜にたまったガンマ線を読むことはできるが、魚のアルファ線やベータ線などの正確に計るには、魚の肉や骨をとって、化 学的に調べる必要がある。
これには大変な技術と計算力が必要になるのだよ。
化学的に分離させた液体を、放射線検出用のシンチレーション計数管に通すのだか ら。
つまり、骨にたまるストロンチウム90のように、いちばん強力で、いちばん厄介な放射性物質ほど、かんたんな計器では探知できないのだ。」
はあ。
S博士「分かったかい?原子力発電所ができてから30年後に、ペトカウ氏が発表して初めて分かったことがあったように、知らなかったことが多過ぎたのだ。
ひとつの細胞が放射線を受けると、周りの細胞が影響を受ける『隣人効果 (Neighboring Effect) 』のことも知らなかったし、いろいろなことだよ。
我々は、世界を壊してしまうような原子爆弾をつくってしまった償いとして、原子力発電を急ぎすぎたの だ。」
どういうことですか?
S博士「核分裂が発見されたとき、多くの物理学者は大学の研究室を出て、マンハッタン・プロジェクトに参加した。
当時はヒットラーが世界的な脅威だったか らだ。ドイツに原爆を渡してはいけない、と。
同じことがイギリス、フランス、ロシアでも起きた。
そのうちに、スターリンが出て来て、今度は冷戦が始まっ て、多くの物理学者は核戦争を避けるためにと、核爆弾の開発に一生を捧げたのだよ。
と同時に、そんな軍事目的に利用されただけで死ぬのは良心が耐えられな かったのだろう、アイゼンハワー大統領が提唱した『平和な核利用』のアイディアに皆が飛びついたんだ。
アイゼンハワーは、『クリーンな原子力』をつくる原 子力発電所を世界中に売り込もうと躍起になって、物理学者はそれを喜んでその手助けをした。
ヒロシマとナガサキで起きたことや、人類を滅亡させる核兵器を つくってしまったことへの罪悪感のためにね。」
とても興味深いです。
でも彼らは、放射能の影響を予知できなかったのですか?
S博士「そのときは、本当に経験とデータが少なかった。いろいろな不幸が重なって、今の状況をつくってしまったのだよ。
多くの人は、核爆弾がないと不安で しょうがなかった。私の孫みたいに、お気に入りの布団がないと眠れないのと一緒でね。
共産主義が世界を食い尽くしてまうのを止めるには、核爆弾が必要だと 本気で思ってたのだ。
これが核の軍拡の原因であり、それに乗っかって、アイゼンハワーがきれいなエネルギー政策と称して原子力を勧めたものだから、誰もが 信じきってしまった。
日本の場合は、国民がたいへん丁寧できれい好きだから、モクモクと汚い煙が出る発電所と違って原子力は魅力的だったに違いない。」
では、これだけの知識が今あって、それを知っている専門家も世界中にいると思うんですけど、根本的なところで変えて行けると思いますか?
S博士「これが実は難しいのだ。何故かと言うと、大学の研究室などのリサーチのほとんどは、政府の補助金で成り立っているからだ。
その政府が、原子力発電 はクリーンだと信じ切っていたものだから、今になって過ちを認めたくないのだ。
例えば最近でも、コネチカット州の原子力発電所で問題があったのが分かって いるにも関わらず、微量だから問題ない、と繰り返すだけだ。
EPA(米環境庁)も、原子力産業を守ろうと、必死になっているのだ。
石炭による発電が産むス モッグや水銀と違って、クリーンなエネルギーだと言う、昔の謳い文句そのままだ。でも水銀では、爆弾はつくれない。分かるかい。」
それは、今だと強く言われてますよね。二酸化炭素を排出しないから良いんだと。
S博士「それはいつの時代も言われてることだが、でも、本当は、ウラン鉱山の採掘、ウランの運搬、ウランの濃縮、多くのエネルギーを使って、石炭を使って ウランも濃縮すれば、世界のCO2排出量は、原子力発電所を増やすことで解決できないことは、誰の目にも明らかだ。
その上に、今知られているウランの埋蔵 量もたった数十年でなくなってしまうことを、誰も気にとめていないようだ。現在では、石炭が排出するガスを地中に送り返して岩に変えることによって、 CO2の排出を防ぐ方法も出て来ているのだ。」
石炭が見直されてるのは聞いたことあります。
S博士「その他にも海洋エネルギーや、地熱エネルギー、風力、太陽、沢山方法はあるし、水素だけでもさまざまな活用法がある。
これを原子力産業がひた隠し にしているのだ。ウランに莫大な投資している人たちが、新しい発電方法の浸透を防いでいるばかりか、健康への害も隠している。私が何十年も経験して来たこ とだが、体質的にモラルを忘れた産業だと言わざるを得ない。」
一般の人へのメッセージとして、自分の健康を守るには何をおすすめしますか?
S博士「アメリカでは記録を公表することも止めてしまったので忘れられてしまっているのだが、原子力発電所付近の農場がつくった牛乳は、まず飲まない方が 良いだろう。
また飲み水は、逆浸透装置を使えば、ほとんどの重い放射性物質はフィルタすることができる。
本当は行政がやれば良いことなのだが、コストが高 過ぎるのだ。」
それでは、今日はここまでにします。ありがとうございました!
S博士「ありがとう。ほかに質問があれば、何でもきいてくれ。」
アーネスト・J・スターングラス博士 (Dr. Ernest J. Sternglass)
1923年、ベルリン産まれ。
14才の時に家族とアメリカへ移住。若き頃に、既に世界的権威だったアインシュタインと議論を交わし、科学の志を新たにする。1960年から1967年 は、ウェスティングハウス社の研究室でアポロ月面科学ステーションプログラムの局長を務める傍ら、アメリカの大気圏核実験に反対するようになる。彼が国会 で発表した研究の成果は、ケネディ大統領が'63年にまとめた部分的核実験条約(PTBT)の締結に大きく貢献した。(ケネディはその僅か三ヶ月後に暗殺 されてしまう)70年代に入って、今度はそれまで安全だと信じていた原子力発電所の危険も公に問うようになる。'81年に出版した「Secret Fallout: Low-level Radiation from Hiroshima to Three Mile Island」 (邦題:赤ん坊を襲う放射能)は、低レベル放射線研究の代表的な本となった。1983年よりピッツバーグ医大、放射線医学名誉教授を務める。過去にスタン フォード大学、インディアナ大学、フランスのアンリ・ポアンカレ大学、ジョージ・ワシントン大学、コーネル大学で放射線医学と物理学の教壇に立つ。 1995年より、Radiation and Public Health Project (放射能と公共健康プロジェクト)局長。
(photo by Leuren Moret, Februray 2006, Japan)
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年金基金まで国際金融資本に献上する安倍政権
2014-10-25

いわゆるヘッジファンドはすべて国際金融資本の息がかかったハゲタカであること。
国際金融資本は世界の情報と工作に精通しているのは当然であり、彼らのみがインサイダーであること。
金融市場の仕組みを作り上げ、資金をまとめる力を持つ彼らが世界の株も為替も支配していること。
そして、アベノミクスとやらは国民を窮乏化させ、企業を破綻させてでも、この国際金融資本と米国にすべてを貢ごうとするものである。
異次元金融緩和、消費増税、年金基金運用を株式に拡大、とどめはTPPか。
そうした展開について、ほぼ同感、同意する「ひょう吉の疑問」氏からです。
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日本の年金基金(GPIF)を外人ヘッジファンドの餌食にしていいのか 10/23 「ひょう吉の疑問」から
日本の株式相場が、アメリカの思うツボにはまっているということを昨日の記事で書いたが、
今の安倍政権はそれに加えて、我々日本人の虎の子である年金基金(GPIF)を、株式市場に投入しようとしている。
その理由は国際運用の利回りが低すぎるからだということだが、では株式市場にそれを投入すれば運用利回りがよくなるかと言えば、そういう保証は全くない。
かえってアメリカを中心とする外人ヘッジファンドの餌食になるだけである。
為替もアメリカに操作され、株式相場もアメリカに主導権がある日本の現状を考えれば、日本の年金基金であるGPIFを株式市場に投入すれば、それは外人ヘッジファンドを利するだけである。
アベノミクスには当初からウソがある。
今年消費税が引き上げられた直後の4~5月には、日本のマスコミは日本の消費の落ち込みが当初予想されたほどではないことをさかんに報道していた。
ところがそれから半年たって今月10月になれば、手のひらを返したように日本の景気が悪化していることをさかんに報道している。
そしてその原因が消費税の引き上げにあることをさも新しい発見であるかのように報道している。
そんなことは当初から分かり切っていたことなのだ。
4~5月の日本の景気がさも堅調であるかのような報道はいったい何だったのか。
あの報道がウソだったことが今ばれてしまっている。
そして今度は、日本のマスコミは性懲りもなく、安倍政権が行おうとしている日本の年金基金(GPIF)の株式市場への投入をさかんに持ち上げている。
日本のマスコミの言うことはたいがいウソである。
真実は逆だと思った方がいい。
日本の年金基金(GPIF)が株式市場へ投入されれば、ほぼ間違いなく損失を被る。
日本人の10人中9人は株に手を出して損失を被っている。
儲けているのは外人投資家である。
日本人の年金基金であるGPIFもおそらくその二の舞になる。
それどころかこのGPIFは、海外株式市場にも投入される。
おそらく投入先の多くはニューヨーク株式市場だろう。これではアメリカの資金を貢ぐのと変わりない。アメリカのヘッジファンドが儲かるだけだ。
安倍政権とは発足当時からそういう政権である。
安倍政権という経済オンチの右翼政権は、日本人の資産がどうなろうと知ったことではない。
お金さえ投入すれば株価が上がると考えているお気楽な政権である。
そして株価さえ上がれば、経済が復活するといっているウソつき政権である。
本当は、富裕層を優遇する消費税という税金をこれ以上引き上げてはならないし、日本人の虎の子の資産である年金基金を株式市場に投入してはならない。
今のような不安定な株式相場の中で、誰が好きこのんで公的資金をそこに投入するだろうか。
ましてそれをニューヨーク市場にまで投入するなど正気の沙汰ではない。
世界広しと言えど、今この時期にこんなことを新規にやろうとしているのは安倍政権だけである。
日本人は、そんなバカな政権にいつまでもつきあってはいられない。
安倍政権という新自由主義が好きな復古的親米政権は、それが持つ本質的矛盾のために、最後は何でもお金で解決しようとするだろう。
アメリカにもお金を貢ぐし、もしかしたら北朝鮮にだってお金を貢ぐかも知れない。
それらはすべて我々のお金である。
安倍政権の発展途上国との外交はすべてお金の力にまかせた外交であるし、経済政策は日本銀行というお金メーカーに頼った政策である。
地に足のついた経済政策は何一つやっていない。
中国との貿易拡大にはまったく手をつけていない。
これでは経済は良くならない。
それどころか日本の資金がアメリカに吸い取られるだけである。
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米国インサイダーの資金源は、日本のジャブジャブマネー 10/25 「ひょう吉の疑問」から
リーマンショック後、米国は量的金融緩和を行い、それによって米国株価をつり上げた。
それがピークに達し、量的金融緩和縮小に動きだすと、今度はそれと引き替えに、日本が異次元の量的金融緩和を行いだした。
黒田日銀の量的金融緩和である。
しかし日銀によってばらまかれたジャブジャブのマネーは、日本の実体経済には向かわず、米国債を買うことによって米国に貢がれている。
そしてそのジャパンマネーによって米国株高は維持されている。
そのおこぼれが日本の株にも向かっている。
日本株の売買の主体は米国のヘッジファンドである。
これは半ばインサイダー取引化している。
彼らは売るも買うも大挙して日本に押し寄せてくる。
一時に、しかもすばやく。
そして株価をつり上げたかと思ったら、すぐに高値で売り抜け逃げていく。
つまりアベノミクスで儲けているのは、米国の金融業者であり、その中心はヘッジファンドである。
黒田日銀によって創り出されたジャブジャブマネーは、このように使われている。
これによって日本の金融業者が直接儲かっているわけではない。
株価操作で儲かっているのは米国ヘッジファンドである。
日本のジャブジャブマネーはまずアメリカに流れ、その資金を手にした米国のヘッジファンドが日本の株を買い、日本の株式市場を思うとおりに動かしている。
今年に入ってからのNYダウと日経平均の推移を見比べればすぐにわかることだが、上げ下げがより激しいのは日本の方である。
米国経済に比べれば日本の経済がより安定しているはずなのに、株価の推移は逆に日本の方が不安定なのはおかしな話だ。
これはわざと米国ヘッジファンドが日本株の上げ下げを行っているからである。
儲けているのは米国ヘッジファンドで、そのカモにされているのが日本の投資家である。
日本の株式の6割以上は外国人投資家によって売買されている。
しかしその相場もそろそろピークを過ぎようとしている。
今度は、TPPが新たなターゲットになっている。
もともとこれらは同時並行して進められてきたものだが、ここに来て急進展している。
アベノミクスとは米国主導で計画された大がかりな日米経済共同圏づくりのことであり、日本の資金が米国に流れるだけのことである。
今度のTPPも日本の利益が吸い取られる。
年金基金であるGPIFも株価操作でアメリカに利益が吸い取られる。
株価は自己責任とはいうものの、米国ヘッジファンドはほとんどインサイダー化している。
日本の投資家が太刀打ちできるものではない。
仕組み的にも、資金的にも、主導権はあちらにあるのだから。
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きのこ氏に不当な家宅捜索!
2014-10-25
きのこ女史が家宅捜索を受けた 10/24 飯山一郎
片瀬久美子の名誉を毀損した疑い、と。
(※ 北風:片瀬久美子とは、本名は今井久美子。完全に権力とマスコミべったりの御用評論家。低線量被曝安全神話とSTAP細胞叩きで個人攻撃を得意とする。
論評に値しない意味で「ゴロツキ」評論家である。)
本日、11時20分。きのこ女史から電話があった。
先程ガサ入れ(家宅捜索)があり、パソコン一式を押収された、と。
で、いま(11:20)、「任意」で明石警察署に同行されたと。
きのこ女史は、.
刑法、警職法(警察官職務執行法)、刑事訴訟法など刑事関係の法律知識は深くない…鴨。これが心配だ。
ともかく、来るもの(警察国家化)が来た!という感じだな、これは。
これから鷲は、弁護士・辻恵氏に電話を入れる。
きのこ、ぐあんばれ!
執拗な取り調べを受けているきのこ
辻 恵弁護士が動き始めた!
ネット内での「名誉毀損」事件で…、
いきなりガサ入れ(家宅捜索)し、言葉巧みに警察署に任意同行というのは…、
「事件」だし、「ニュース」だ! (しかしメディアは無視するだろう。)
鷲なりのコメントをつけると…、
今回の「きのこ宅ガサ入れ事件」は…、
単純な名誉毀損事件ではない!
片瀬久美子のバックにいる体制側精力の逆鱗に触れた!
そういう内容の文章を、きのこは書き続けてきた…。
だから、この際 きのこを黙らせよう! という言論弾圧事件だ。
辻 恵弁護士(元民主党衆院議員)から、
「きのこさんの取り調べは、午後3時頃には終わります…」
という電話が鷲にあった。
きのこ、ぐあんばれ!
きのこ宅ガサ入れは ガサツだった
虚偽の告訴(誣告罪)の腐臭がする
どこの部署に所属する刑事がきのこを尋問したか?
このことは、今は言わないが…、担当の刑事サンが言うには、
片瀬久美子の告訴事由は、
「“線量バッチを片瀬久美子が手売りした!” ときのこがネット上に書いたことは、名誉毀損罪である!」 ということらしい。
で、「線量バッチを片瀬久美子が手売りした!」ときのこが書いたかどうかについて、きのこは、刑事を相手に延々と議論してきた、と。
きのこが鷲に言うには…、
「片瀬久美子は虚偽の告訴をした! だから逆告訴する!」
証拠品を押収するのが目的の家宅捜索(ガサ入れ)なのに、きのこの顔写真を撮りまくったり、パソコンとは別の記憶デバイスを押収しなかったり、「ガサツなガサ入れ」という印象を、鷲は感じた。
ただし! 明石警察署を借りた「尋問」の様子を聞くと…、片瀬久美子よりも警察のほうが張り切っている感じもあって…、
「とにかく、先ず、きのこの口を封じる!」
という陰険な絵図が垣間見えてならない。
たとえて言えば…、
片瀬久美子が口火を切って…、最終的に小保方晴子や笹井芳樹が葬られたような流れになるのかなぁ~、と。
そうならないためには、刑事告訴合戦! これが一番Eーだろう。
(略)
トンでもない不法捜査 10/25 飯山一郎
ツイッター上の口喧嘩での「名誉毀損発言」ぐらいでは、ツイッター社は開示請求に応じない! このことを念頭において、鷲の本日の発言をお読み下さい。
鷲自身、「警察ってココまでヤルのか?!」 と、信じられない思いです。
きのこ宅をガサ入れした警察の所属や部署など詳細な情報は、鷲は、まだ言わない。
言わないが…、
「証拠隠滅のおそれがある重大事件なので早急に家宅捜索をしたい」むねの”虚偽の情報”で裁判官を騙し、家宅捜索令状をとった疑念がある!
さらに…、
ツイッター社がきのこのツイートの開示をしないため、焦った警察が不当・不法、いや!無法とも言える強引なガサ入れをした!ということ。
しかも、
「線量バッチを片瀬久美子が手売りした!」などときのこが書いたことが刑事告訴の事由らしいが…、そんなことをきのこは書いてない!
これはツイッターだけでなく、きのこは、FC2のブログにも書いてない。
だっから、きのこのパソコンを押収したのは、「逆証拠隠滅」(きのこが有利な証拠を出すのを防ぐ!)という可能性だってある。
さて!
きのこが書いてもいないことを告訴事由にする。これは“虚偽の告訴”ではないのか?!
さらにさらに、
片瀬久美子からの告訴状を、当該警察は、正式に受領したのかな?
親告罪である名誉棄損罪の告訴を正式に受理しないまま、強引にガサ入れを強行した!と、鷲は推測している。
ガサ入れを先行させたのは、IPアドレスだけで「本人」の特定すら済んでないので、全てをガサ入れに懸けたワケだ罠~。警察は。
「違う!」と言うのなら、公の場で弁明してくれたまえ。>某警察署
今回の「事件」は、
虚偽の告訴をした者、その虚偽の告訴を受理した警察官、ともに犯罪を犯しており…、鷲は憤りを感じる。
したがって、
「今回の事件」の本質は…、鷲に言わせれば、きのこの口を封じるための強引で、不当かつ不法な言論弾圧事件なのである。
鷲らの祖国が、こんな恐ろしい警察国家になってしまったこと…、
どうか、一緒に嘆いて(なげいて)下さい。>皆の衆
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不法捜査 偽証には誣告罪で 10/25 きのこ
きのこ宅のガサ入れは、不当で不法で無法!
突然のがさいれ パソコン押収
任意なのにそれを告げず 警察署へいかされ
告訴受理はしたかどうかいわない
電話をきれ
ブログは書かないほうがいい
名誉毀損でいきなりこれ
言論弾圧すぎる!
当方、公共の福祉
福島と汚染地区の子供を 日本人として守るため
生存権の権利 発言の自由の権利の行使を
体制側にしてきました。
故意に偽証などしているわけもなく
辻褄の合わない言い分で 当方を名誉毀損というのなら 虚偽の告訴(誣告罪)で
逆告訴いきます!
片瀬久美子の名誉を毀損した疑い、と。
(※ 北風:片瀬久美子とは、本名は今井久美子。完全に権力とマスコミべったりの御用評論家。低線量被曝安全神話とSTAP細胞叩きで個人攻撃を得意とする。
論評に値しない意味で「ゴロツキ」評論家である。)
本日、11時20分。きのこ女史から電話があった。
先程ガサ入れ(家宅捜索)があり、パソコン一式を押収された、と。
で、いま(11:20)、「任意」で明石警察署に同行されたと。
きのこ女史は、.
刑法、警職法(警察官職務執行法)、刑事訴訟法など刑事関係の法律知識は深くない…鴨。これが心配だ。
ともかく、来るもの(警察国家化)が来た!という感じだな、これは。
これから鷲は、弁護士・辻恵氏に電話を入れる。
きのこ、ぐあんばれ!
執拗な取り調べを受けているきのこ
辻 恵弁護士が動き始めた!
ネット内での「名誉毀損」事件で…、
いきなりガサ入れ(家宅捜索)し、言葉巧みに警察署に任意同行というのは…、
「事件」だし、「ニュース」だ! (しかしメディアは無視するだろう。)
鷲なりのコメントをつけると…、
今回の「きのこ宅ガサ入れ事件」は…、
単純な名誉毀損事件ではない!
片瀬久美子のバックにいる体制側精力の逆鱗に触れた!
そういう内容の文章を、きのこは書き続けてきた…。
だから、この際 きのこを黙らせよう! という言論弾圧事件だ。
辻 恵弁護士(元民主党衆院議員)から、
「きのこさんの取り調べは、午後3時頃には終わります…」
という電話が鷲にあった。
きのこ、ぐあんばれ!
きのこ宅ガサ入れは ガサツだった
虚偽の告訴(誣告罪)の腐臭がする
どこの部署に所属する刑事がきのこを尋問したか?
このことは、今は言わないが…、担当の刑事サンが言うには、
片瀬久美子の告訴事由は、
「“線量バッチを片瀬久美子が手売りした!” ときのこがネット上に書いたことは、名誉毀損罪である!」 ということらしい。
で、「線量バッチを片瀬久美子が手売りした!」ときのこが書いたかどうかについて、きのこは、刑事を相手に延々と議論してきた、と。
きのこが鷲に言うには…、
「片瀬久美子は虚偽の告訴をした! だから逆告訴する!」
証拠品を押収するのが目的の家宅捜索(ガサ入れ)なのに、きのこの顔写真を撮りまくったり、パソコンとは別の記憶デバイスを押収しなかったり、「ガサツなガサ入れ」という印象を、鷲は感じた。
ただし! 明石警察署を借りた「尋問」の様子を聞くと…、片瀬久美子よりも警察のほうが張り切っている感じもあって…、
「とにかく、先ず、きのこの口を封じる!」
という陰険な絵図が垣間見えてならない。
たとえて言えば…、
片瀬久美子が口火を切って…、最終的に小保方晴子や笹井芳樹が葬られたような流れになるのかなぁ~、と。
そうならないためには、刑事告訴合戦! これが一番Eーだろう。
(略)
トンでもない不法捜査 10/25 飯山一郎
ツイッター上の口喧嘩での「名誉毀損発言」ぐらいでは、ツイッター社は開示請求に応じない! このことを念頭において、鷲の本日の発言をお読み下さい。
鷲自身、「警察ってココまでヤルのか?!」 と、信じられない思いです。
きのこ宅をガサ入れした警察の所属や部署など詳細な情報は、鷲は、まだ言わない。
言わないが…、
「証拠隠滅のおそれがある重大事件なので早急に家宅捜索をしたい」むねの”虚偽の情報”で裁判官を騙し、家宅捜索令状をとった疑念がある!
さらに…、
ツイッター社がきのこのツイートの開示をしないため、焦った警察が不当・不法、いや!無法とも言える強引なガサ入れをした!ということ。
しかも、
「線量バッチを片瀬久美子が手売りした!」などときのこが書いたことが刑事告訴の事由らしいが…、そんなことをきのこは書いてない!
これはツイッターだけでなく、きのこは、FC2のブログにも書いてない。
だっから、きのこのパソコンを押収したのは、「逆証拠隠滅」(きのこが有利な証拠を出すのを防ぐ!)という可能性だってある。
さて!
きのこが書いてもいないことを告訴事由にする。これは“虚偽の告訴”ではないのか?!
さらにさらに、
片瀬久美子からの告訴状を、当該警察は、正式に受領したのかな?
親告罪である名誉棄損罪の告訴を正式に受理しないまま、強引にガサ入れを強行した!と、鷲は推測している。
ガサ入れを先行させたのは、IPアドレスだけで「本人」の特定すら済んでないので、全てをガサ入れに懸けたワケだ罠~。警察は。
「違う!」と言うのなら、公の場で弁明してくれたまえ。>某警察署
今回の「事件」は、
虚偽の告訴をした者、その虚偽の告訴を受理した警察官、ともに犯罪を犯しており…、鷲は憤りを感じる。
したがって、
「今回の事件」の本質は…、鷲に言わせれば、きのこの口を封じるための強引で、不当かつ不法な言論弾圧事件なのである。
鷲らの祖国が、こんな恐ろしい警察国家になってしまったこと…、
どうか、一緒に嘆いて(なげいて)下さい。>皆の衆
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不法捜査 偽証には誣告罪で 10/25 きのこ
きのこ宅のガサ入れは、不当で不法で無法!
突然のがさいれ パソコン押収
任意なのにそれを告げず 警察署へいかされ
告訴受理はしたかどうかいわない
電話をきれ
ブログは書かないほうがいい
名誉毀損でいきなりこれ
言論弾圧すぎる!
当方、公共の福祉
福島と汚染地区の子供を 日本人として守るため
生存権の権利 発言の自由の権利の行使を
体制側にしてきました。
故意に偽証などしているわけもなく
辻褄の合わない言い分で 当方を名誉毀損というのなら 虚偽の告訴(誣告罪)で
逆告訴いきます!
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