米国と闘うロシア、保有米国債を投げ売りした模様
2014-03-17
ロシア、既に米国債を約10兆円分売った模様!米国債の相場が急落!アメリカは週初めにも経済制裁を実行へ! 3/17 「真実を探すブログ」氏から
米国債価格の暴落

*WSJの報じた米国債価格
先週末に米国債が急激に下落しましたが、この下落はロシアがアメリカの経済制裁を見越して、資金を撤退させた影響で発生した可能性が高いです。
ウクライナ南部のクリミア自治共和国をロシアが併合する方針を決めたことで、アメリカ側は反発して週初めにも大規模な経済制裁を行うことを発表しました。
この経済制裁には資産凍結等も含まれており、ロシアの持っている10兆円規模の米国債もその対象となっています。そこで、ロシアは米国債が凍結される前に、米国債を売り払ってしまったということです。
もちろん、現時点ではロシア側は正式に発表したわけではありませんが、米国債の市場がかなり物凄い下落をしていることから、数兆円規模のお金が一夜で動いたことは間違いないと言えるでしょう。
しかも、先週にロシア側は「経済制裁をしたら米国債を売るぞ」と警告していたので、今回の急落はロシアの売りが原因で発生したと推測されます。
それにしても、ロシアの持っている米国債は日本の10分の1にも満たないのに、ここまで相場に影響を与えているのが凄いです。
日本もロシアみたいに、米国債を売れれば良いのですが・・・(苦笑)。
☆米国債チャート zerohedge.com
URL http://www.zerohedge.com/

*赤線がロシアの売りと見られる暴落。
☆ロシア、米国債をFRBから引き出しか? ‐ 安田 佐和子
URL http://blogos.com/article/82446/
ロシアといえば、米国債保有高は2013年12月時点で1386億ドル。1位である中国(1兆2689ドル)や2位の日本(1兆1825億ドル)に遠く及びませんが、ロシアは11位なんです。
米連邦準備制度理事会(FRB)が預かる海外中銀の米国債保有高に、異変が生じていました。
週ごとにFRBが公表する海外中銀の米国債保有残高動向を紐解くと、3月12日までの1週間だけで1050億ドル縮小し過去最大の減少幅を記録したんです。
チャートで見ると、劇的なまでの急減です。
仮にロシアが主犯だとすれば、米国に対し売却への警告を発したのか。あるいは、米国による制裁を考慮してFRBから米国債を別の信託銀行へ移したと考えられます。
もしくは自国の通貨安に対応するため、エマージング諸国の介入という実弾として売却し始めたのかもしれません。
WSJ紙によると、3月12日週までの残高は2兆8550億ドルでした。2013年12月に3兆200億ドルと過去最高を遂げた後で減少に転じており、1月にトルコやアルゼンチンを中心に襲った通貨安も考慮に入れなければならないでしょう。
☆ロシアから米国へ:我々に制裁を加えて困るのは米国だ
URL http://blogos.com/article/81662/
今朝、こういうニュースが早速報道されています。
プーチン大統領のアドバイザーから米国へ警告: もしアメリカが我々に制裁を加えるなら、我々は米国債を投げ売りドルを捨てる準備がある。
プーチン大統領のアドバイザーというのはセルゲイ・グラジエフ氏のことであり、氏は更にこう語っています。
我々を制裁することで犠牲者になるのはアメリカの方だ。アメリカは我々との貿易を断つつもりのようだが、我々はアメリカとの貿易には全く依存していない。
ーーーーーーーーーーーーーー
※ (北風):ドルはユーロに対して下落基調を続けていたが、先週からは円に対しても急落を開始している。
中国を始めとするBRICS諸国との協調ならば価格急落は緩和され、ロシアに売却益があるが、そうではないのでロシアは売り損覚悟の単独投げ売り。
米国債の価格暴落を狙ったロシアからの「警告」である。
BRICSの動向はまだ不明だが、少なくともここで買いを入れることはないだろう。
成り行きによっては、米国債の信認低下と3倍に膨らんでいるドルの価格崩壊が始まる危険。
米国はおそらくまた、日本に買いを要求してくるだろうが、日本は財政と経常収支の二重の赤字で為替介入のトリックは使いづらい。
日銀当座に3倍にブタ積みされたベースマネーを粉飾して使うつもりだろう。
当初から米国の金融緩和縮小のカバー用資金だったのだから。
米国債価格の暴落

*WSJの報じた米国債価格
先週末に米国債が急激に下落しましたが、この下落はロシアがアメリカの経済制裁を見越して、資金を撤退させた影響で発生した可能性が高いです。
ウクライナ南部のクリミア自治共和国をロシアが併合する方針を決めたことで、アメリカ側は反発して週初めにも大規模な経済制裁を行うことを発表しました。
この経済制裁には資産凍結等も含まれており、ロシアの持っている10兆円規模の米国債もその対象となっています。そこで、ロシアは米国債が凍結される前に、米国債を売り払ってしまったということです。
もちろん、現時点ではロシア側は正式に発表したわけではありませんが、米国債の市場がかなり物凄い下落をしていることから、数兆円規模のお金が一夜で動いたことは間違いないと言えるでしょう。
しかも、先週にロシア側は「経済制裁をしたら米国債を売るぞ」と警告していたので、今回の急落はロシアの売りが原因で発生したと推測されます。
それにしても、ロシアの持っている米国債は日本の10分の1にも満たないのに、ここまで相場に影響を与えているのが凄いです。
日本もロシアみたいに、米国債を売れれば良いのですが・・・(苦笑)。
☆米国債チャート zerohedge.com
URL http://www.zerohedge.com/

*赤線がロシアの売りと見られる暴落。
☆ロシア、米国債をFRBから引き出しか? ‐ 安田 佐和子
URL http://blogos.com/article/82446/
ロシアといえば、米国債保有高は2013年12月時点で1386億ドル。1位である中国(1兆2689ドル)や2位の日本(1兆1825億ドル)に遠く及びませんが、ロシアは11位なんです。
米連邦準備制度理事会(FRB)が預かる海外中銀の米国債保有高に、異変が生じていました。
週ごとにFRBが公表する海外中銀の米国債保有残高動向を紐解くと、3月12日までの1週間だけで1050億ドル縮小し過去最大の減少幅を記録したんです。
チャートで見ると、劇的なまでの急減です。
仮にロシアが主犯だとすれば、米国に対し売却への警告を発したのか。あるいは、米国による制裁を考慮してFRBから米国債を別の信託銀行へ移したと考えられます。
もしくは自国の通貨安に対応するため、エマージング諸国の介入という実弾として売却し始めたのかもしれません。
WSJ紙によると、3月12日週までの残高は2兆8550億ドルでした。2013年12月に3兆200億ドルと過去最高を遂げた後で減少に転じており、1月にトルコやアルゼンチンを中心に襲った通貨安も考慮に入れなければならないでしょう。
☆ロシアから米国へ:我々に制裁を加えて困るのは米国だ
URL http://blogos.com/article/81662/
今朝、こういうニュースが早速報道されています。
プーチン大統領のアドバイザーから米国へ警告: もしアメリカが我々に制裁を加えるなら、我々は米国債を投げ売りドルを捨てる準備がある。
プーチン大統領のアドバイザーというのはセルゲイ・グラジエフ氏のことであり、氏は更にこう語っています。
我々を制裁することで犠牲者になるのはアメリカの方だ。アメリカは我々との貿易を断つつもりのようだが、我々はアメリカとの貿易には全く依存していない。
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※ (北風):ドルはユーロに対して下落基調を続けていたが、先週からは円に対しても急落を開始している。
中国を始めとするBRICS諸国との協調ならば価格急落は緩和され、ロシアに売却益があるが、そうではないのでロシアは売り損覚悟の単独投げ売り。
米国債の価格暴落を狙ったロシアからの「警告」である。
BRICSの動向はまだ不明だが、少なくともここで買いを入れることはないだろう。
成り行きによっては、米国債の信認低下と3倍に膨らんでいるドルの価格崩壊が始まる危険。
米国はおそらくまた、日本に買いを要求してくるだろうが、日本は財政と経常収支の二重の赤字で為替介入のトリックは使いづらい。
日銀当座に3倍にブタ積みされたベースマネーを粉飾して使うつもりだろう。
当初から米国の金融緩和縮小のカバー用資金だったのだから。
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