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もうすぐ北風が強くなる

「北の将軍様」もびっくりの危険人物がメディア統制:ペセック

 靖国右翼
  ゴロツキか狂気か

   「将軍様」もびっくりの危険人物がメディア統制-ペセック 2/10 ブルームバーグ

自分の叔父を最近処刑した独裁者に危険人物として目を付けられるようになったら、北アジアにおけるあなたの評判はこれ以上落ちようのないところまで落ちたと認識するべきだ。
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記によってアドルフ・ヒトラーと比べられた安倍晋三首相は、真剣に考えるべき時だろう。

もちろん、将軍様は世界一まともな政治評論家というわけではない。叔父の張成沢(チャン・ソンテク)氏を狂犬病の犬に食わせたという報道まであったくらいだ。
しかし安倍首相をヒトラーに比べたのは金第1書記だけではない。
第2次世界大戦のA級戦犯14人が祀(まつ)られている靖国神社を昨年12月26日に参拝したことは、アジアの「ナチス」に敬意を表する行為だと中国当局者から激しい抗議を受けた。

韓国も安倍首相の歴史認識に怒りを隠さない。
朴槿恵大統領は昨年9月、日本との関係改善を呼び掛けたヘーゲル米国防長官に、「もしドイツが何事もなかったかのような顔をして隣国国民に痛みを与えるような発言を続けていたら、欧州の統合が可能だったと思いますか」と問い返した。
朴大統領は「私はそうは思いません」と述べ、ヘーゲル長官に安倍首相の「誠意の完全な欠如」について一席ぶったと報じられている。

安倍首相は平和と友好、理解を望んでいるのだとアジアに信じさせようとしている。それが本心からのものであれば、翻訳の途中で何かが抜け落ちたのだろう。
しかしNHKをめぐる最新のごたごたは首相の本心を疑わせる。

  特定秘密保護法とNHK経営委員会

安倍首相は昨年遅くに特定秘密保護法も強引に成立させた。
さらに、NHK経営委員会を自分と意見の合う保守主義者たちで固めてしまった。
12人の経営委員は国会が指名するが、首相の意向が強く反映される。
政府人事案に基づき新任委員となった作家の百田尚樹氏は先週、「南京大虐殺はなかった」との発言で猛烈な非難の嵐を巻き起こした。女性は家庭にとどまり子供を育てるべきだと論じる長谷川三千子氏も、安倍首相が推した経営委員。
そして会長に就任した籾井勝人氏はまるで、米FOXニュースのボス、ロジャー・アイレス氏だ。

米国のPBSも公共放送だが、日本の文化や世論に対するNHKの影響力はPBSの比ではない
日本国民が敗戦の玉音放送で初めて昭和天皇の声を聴いたのもNHKラジオを通じてだった。
子供たちはNHKの番組を見て育つ
家族は夕食を囲みながらNHKのドキュメンタリーや時代劇、特番を見る。
ロシアのソチで始まった冬季五輪を観戦するのもNHKでだし、2011年3月の大震災後の日々、福島から放射能の雲が押し寄せてくる中で1億2600万人の国民が情報を求めて頼ったのもNHKだった。

  メディアの役割

戦時中の従軍慰安婦問題について思慮を欠いた発言で国際的緊張をさらに悪化させた籾井氏のような人物を、安倍首相がNHK会長に推挙した上に今もなお支持しているというのは大いに憂慮される。
政府の言いなりになって安倍首相の右寄りの政策の片棒をかつごうとしていると認めた籾井氏の発言も、国民の怒りを買った。

籾井氏は就任記者会見で「日本の立場を主張するのは当然のこと。政府が右と言うことを左と言うわけにはいかない」と発言。
しかし、それは「当然」ではない
民主国家におけるメディアは政府を監視するためにあるのだ。
公共放送でもそれは同じだ。
なのに今やNHKは、ブッシュ前大統領にとってのFOXニュースのように、安倍首相が自身の見解を国民に押し付けるための宣伝機関になってしまった
その弊害は既に表れ始めている。

NHKラジオで経済コメンテーターを長年務めていたエコノミストの中北徹・東洋大学教授は、東京都知事選を前に脱原発についてコメントを予定していたが、NHKに内容の変更を求められ出演を拒否した。安倍首相の自民党が電力会社や原発再稼働に賛成する産業界を支持基盤としていることは周知の事実。
安倍首相は原発用の設備や技術の国外輸出にも力を入れている。

  福島原発事故

2011年の原発事故の当時ですら、NHKの報道はお粗末だった。
パニックを引き起こすことを恐れ、リスクを過小に報道
した。
東京の住民の多くは福島第一原発での爆発を、日本の最も信頼されている放送局からではなく、CNNやBBCといった外国メディアまたは米軍の記者会見で知った
次の大災害の時にはどうなっていることだろう。

国民が情報を切に求めている時に、NHKはせっせと政府のちょうちん報道でわれわれの不安を紛らせてくれるのだろう。
それが今や、政府とNHKの公式方針なのだから
。(ウィリアム・ペセック)
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ゴロツキ右翼が握ったNHK:英ガーディアン紙

右翼ゴロツキ
 まだ気狂いとまではいかないゴロツキ右翼。

   日本の公共放送の経営委員、右翼の拳銃自殺を賞賛  2/5 英ガーディアン紙 翻訳「星の金貨」氏から

日本の安倍晋三首相が指名、就任した公共放送局NHKの経営委員が就任する一か月前、右翼活動家の拳銃自殺を賞賛し、その行為により日本の天皇が現人神に生まれ変わったとする文書を配布していたことが明らかになりました。

この意外な事実は、NHKという公共放送の編集・報道の健全性に疑いを抱かせ、国内外に波紋を広げた一連の騒動の約1週間後に明らかになりました。

NHKの会長が第二次世界大戦中の従軍慰安婦の制度を正当化したことに加え、経営委員のひとりは日本軍が中国で行ったとされる南京大虐殺は中国による『プロパガンダ』だと街頭演説を行いました。

そして今度は新任の経営委員のひとりである長谷川三千子氏が、委員に指名される一か月前の昨年10月に配布された追悼文集に、1993年に抗議先の朝日新聞社で所属する極右団体の名誉を傷つけられたとして拳銃自殺した幹部を称賛する文を寄稿していたことが明らかになったのです。

日本では封建(江戸)時代以降、自殺は自身の名誉を守るための手段の一つだと考えられてきました。
有名な例では、右翼思想の文学者である三島由紀夫がクーデターに失敗した後、割腹自殺をとげた例がありました。

「人間は自らの命を佐々蹴ることにより神と対話することが出来る。」
彼女はこのように記し、その内容が日本を代表する新聞のひとつ、毎日新聞のオンライン版と5日付の紙面に掲載されました。

長谷川氏は以下のように記しています。
「20年前、朝日新聞社本社内で拳銃自殺をとげた野村秋介氏は、これ以上のものは無いという最もふさわしいやり方で神に命を捧げた。」
「野村氏は拳銃で自分自身の腹部に向けを3発の銃弾を撃ちこむ直前、天皇陛下の永遠の繁栄を祈る言葉を口にした…」
野村氏のこの行為により、『人間宣言』が何と言おうと、日本国憲法が何を規定しようと、天皇陛下は現人神になられたのである。」

昭和天皇は戦前は現人神(半ば神であり、半ば人間である存在)として崇拝されていましたが、第二次世界大戦後、日本に駐留した連合軍の政策の一環として、1946年に人間宣言を行いました。

アメリカの監修の下成文化された戦後の日本国憲法は、天皇は政治的権力を持たない、日本国の『象徴』であると規定しています。

長谷川氏(67才の研究者)は公共放送であるNHKの放送番組の制作方針と予算編成について、強い発言権を持つ経営委員のひとりです。

毎日新聞の報道によると、長谷川氏が昨年10月右翼の拳銃自殺を称賛する文章を掲載した事実は、日本政府がNHKの経営委員として新たに、長谷川氏を含む4名を指名する1週間前に明らかになりました。
しかし、4人の経営委員の指名は11月18日、国会において承認されました。

またこれに先立ち、新たに就任したNHK経営委員の作家・百田尚樹氏が1937年に始まった日中戦争において、1938年に発生した日本軍による南京大虐殺は事実として存在しないと主張した後、長谷川氏の問題が明らかにされました。

南京の問題については、その犠牲者数について数万人から30万人まで諸説あるものの、その事実があったという点においては歴史学者の意見はほぼ一致しています。
しかし日本の右翼は、ことあるごとに南京の虐殺などはでっち上げであるとの主張を繰り返しています。

結局長谷川氏も百田氏も、日本政府から釈明を求められることはありませんでした。
日本政府は日中の共同研究の結果を受け、「多くの非戦闘員の殺害や略奪行為などがあったことは否定できない」としつつも、犠牲者数について「諸説あり、政府として正しい数を認定することは困難」との見解を示しています。

日本政府の最高位のスポークスマン菅義偉官房長官は、NHKの経営委員であっても、個人的な意見を明らかにする権利は有しているとの見解を示しました。
また同じく菅官房長官は彼女が日本文化に精通する「わが国を代表する哲学者、評論家」であり、そのために日本政府により指名され、国会において承認を受けたものだと5日の記者会見で述べました。

これら一連の問題は、世界最大規模の放送会社であるNHKのニュース解説者などが、安倍政権の強硬な国家主義姿勢の前に、ペンを折って協力するよう暗に要求される事態が続いた後に発生しました。
 ーーーーーーーーーーーーー
 従軍慰安婦は正当化し、南京大虐殺はなかったとし、ついには自殺したゴロツキをその自殺で天皇が現人神になったと主張する。
 それが「わが国を代表する哲学者、評論家」という菅。
 これでは気狂い国家ではないか。

 一昨年、英エコノミスト紙は石原慎太郎を「右翼のゴロツキ」として、一切の論評の対象としない意味を表明したが、安倍政権になってからの各種委員の人選はさらに常軌を逸している。
 NHKの三人と菅には「気狂い右翼」がふさわしい。
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