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日本で台頭する危険な国家主義:NYタイムズ

日本軍
 1942 フィリピン兵捕虜を撲殺する日本軍。

 安倍某の靖国参拝は、国民洗脳工作の進展チェックというNYタイムズ。
 安倍が目指す国家主義の復活は北東アジアの安定に危険な要素である。
 中韓は安倍と会談して立ち向かい、米国は支持しないことを明瞭にすることで、その台頭を阻止しなければならないという。
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   日本で台頭する危険な国家主義  12/27 論説委員会 NYタイムズ 翻訳「星の金貨」氏から

権力の座に返り咲いて1年となる12月26日、安倍晋三首相が、日本の戦没者を祀る神社であり、第二次世界大戦中の戦犯を合祀していることで論争の的となっている神社靖国を参拝しました。

中国と韓国は直ちにこの参拝を厳しく批判、アメリカ合衆国もこれに同調しました。

諸外国が日本の侵略主義、そして植民地支配の象徴とみなす靖国神社への安倍首相の参拝は、すでに緊張関係にあった対中国、対韓国との外交関係を一層悪化させることになりました。
アメリカ合衆国大使館は、「日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させるような行動を取ったことに、米国政府は失望している。」との声明を公式ウェブサイトに掲載しました。

問題は、安倍氏がなぜ現在靖国を訪問することを決心したかという点にあります。
前回日本の首相が靖国神社を参拝してから7年が経ちましたが、中国と韓国がともにその存在自体を快く思わない神社に、参拝すれば中韓両国との外交関係に必ず悪影響を及ぼすと解っていながら、なぜ参拝を行ったのでしょうか?

中国、そして韓国と日本の外交関係は、2000年代中頃より現在の方が尚悪くなっています。

安倍氏が初めて首相に就任したのは2006-7の間でしたが、2012年2度目の首相になった時から、中国と韓国の指導者は安倍首相との会見を拒否し続けてきました。

ひとつは東シナ海に浮かぶ尖閣諸島をめぐる領土問題、もうひとつは第二次世界大戦中、日本軍兵士の性的奴隷とされた韓国の従軍慰安婦の問題のためです。
逆説的に、中国、韓国がこうした態度を明確にして圧力をかけているからこそ、安倍首相が靖国参拝に踏み切ったという事が言えます。

尖閣諸島問題について中国側が徹底して対決姿勢をとったことは、日本国民に中国の軍事的脅威について信じ込ませるために、日本政府にとっては極めて好都合なことでした。

安倍首相の目標到達点の一つは、どこで領土紛争が発生しても直ちに軍事力を行使できるように日本の軍備の形を変えてしまうことです。
そのために安倍首相はこの一年間中国側が日本に送り続けた様々なサインを無視し続けましたが、中国の『強硬姿勢』を内外にアピールし続けることで、その事実を隠すことが出来たのです。

靖国参拝は、そうした国民に対する宣伝工作がうまくいっているかどうかを確認するための、作業の一部だったという事が言えます。

日本が従軍慰安婦問題に真摯に向き合おうとしない態度に対する韓国側の厳しい批判が延々と続いている事、そしてパク・クネ大統領が安倍首相との会談を拒否し続けている態度は、日本の一般国民に対し、韓国に対する不信感を植えつける事になりました。
それは世論調査の結果、日本人回答者の約半数が、韓国もまた日本に対する「軍事的脅威」であるとする結果に表れています。
日本人有権者のそうした意識は、安倍首相に中国政府や韓国政府の反応にとらわれる事無く、思い通りに振る舞う自由を与える事になりました。

日本の主要な日刊新聞である毎日新聞、朝日新聞、読売新聞の3紙は、安倍首相の就任以来、靖国参拝には否定的な論調を続けてきました。
もっと重要な問題、それは安倍首相やその取り巻きの国家主義者にとって何より大切なはずの存在である今上天皇が、前代の昭和天皇同様、靖国神社参拝を拒否している事です。

安倍首相が最終的に目指すもの、それは現在の平和憲法を書き換える事です。
この憲法は第二次世界大戦後のアメリカ軍による占領期間に交付されたもので、国家の交戦権を禁じています。
そして天皇は憲法の定めにより国政に参加する権限は持っていませんが、今上天皇もまた日本が戦争する事を認めてはいないのです。

安倍首相が靖国神社参拝を行う数日前、今上天皇は80歳の誕生日を祝う席上、「平和と民主主義の大切な価値」を守り続けるため、1945年に平和憲法を制定した人々に対する「深い感謝の念」を表明されたのです。

このような状況を考えれば、中国と韓国は歴史の解釈の問題について、日本国内に賛同者を見つける事は可能です。
中国も韓国も安倍首相と会談する機会を設け、正面から立ち向かうべきなのです。
これ以上会談を拒否し続ければ、安倍首相がさらに思い通りの政策を実現するための口実を与えることになってしまいます。

日本の軍事的な冒険は、アメリカの支持が無ければ可能ではありません。
アメリカ政府は安倍首相のやり方が、北東アジア地区にどんな恩恵も与えない事をはっきりとさせる必要があります。

アジアの建設的な未来は、国家間の信頼関係を築いていく事の中にこそあります。
安倍首相の行動は、その信頼と未来とを次々と破壊していく行為に他ならないのです。

http://www.nytimes.com/2013/12/27/opinion/risky-nationalism-in-japan.html?ref=asia
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靖国参拝するゴロツキ政権

靖国
 靖国神社

  何様のつもりなのか 「靖国参拝」強行の安倍首相は日本の恥 12/27  日刊ゲンダイ

 26日、小泉純一郎以来、7年ぶりに首相としての靖国神社参拝を強行した安倍晋三は、自らの行動を驚くべき傲慢な言い訳で正当化した。

「安倍政権1年の歩みを報告し、二度と戦争の惨禍で人々が苦しむことのないよう決意を伝えるため、この日を選んだ」

「中国、韓国の人々の気持ちを傷つける気持ちは全くない。自由と民主主義を守り、敬意を持って友好関係を築いていきたいと願っている」

 国民をドン底に突き落としたA級戦犯が祀(まつ)られている靖国を参拝して、「非戦の決意」とはよく言う。
 中韓が反発することは百も承知で「傷つけるつもりはない」とは、「相手をブン殴って、話し合おうと開き直る“犯罪者”の手口」
(政治評論家・森田実氏)である。

 中韓にとって安倍の靖国参拝は“挑発”以外の何ものでもない
 誰が見たってそうで、だから、米国大使館までもが異例の「失望する」との声明を発表したのだ。

 これで日中、日韓だけでなく、日米関係もますますメタメタになるのは間違いないが、真の問題は外交ではない。
 日本人がこんな破廉恥な男を首相にいただいていることだ

 安倍は中韓に対し「直接説明したい」「誤解に基づく批判だ」と妄言を吐いていたが、靖国を“曲解”しているのはむしろ安倍自身である。

「日本国憲法20条に『国およびその機関は、いかなる宗教的活動もしてはならない』とあります。
 さらに靖国には、第2次大戦後、戦争指導者だったA級戦犯が合祀(ごうし)されています。そこで頭を下げるということは、あの侵略戦争を賛美していることになってしまう。
 安倍首相は、あの大戦を『自衛戦争であり、侵略ではない』と捉えているので、『誤解だ。悪く言われる筋合いはない』と思っているのでしょうが、歴史を直視しない妄動です」(立正大教授・金子勝氏=憲法)

 安倍は「国のために戦った英霊に、哀悼を捧げ、尊崇の念を表す」と言うが、東条英機らA級戦犯は、国民に赤紙を送って死に追いやった極悪人だ。
 戦犯が祀られているから、先祖を靖国に入れたくないという人も大勢いる。
 天皇が靖国参拝しないのも、同じ理由だし、米国のケリー国務長官らが靖国ではなく、千鳥ケ淵の戦没者墓苑に行ったのも同じ理由だ。

 しかし、安倍ら一部の保守だけが、A級戦犯を含めて「英霊」などという言い方をする。
 「英霊」とは戦死者の霊を敬う言葉だが、その背景には「お国のため」「天皇陛下のため」に死んだという戦時下さながらの思想がある。
 戦犯に戦地に送られ、殺されたような戦死者の遺族は、あの戦争のバカバカしさをイヤというほど知っている。
 誰が「英霊扱い」を望んでいるのか。
 時代錯誤も甚だしい。

『英霊』なんて言葉は、軍隊の上の人しか使っていない言葉です。
 私も、兄が戦死して帰ってきませんでしたが、遺族はただただ悲しみをこらえてお墓を作った。
 安倍さんは『英霊』『尊崇』という言葉を、顔をしかめながら使っていますが、戦争を知っている世代からすれば、滑稽でしかありません」(森田実氏=前出)

 結局、安倍にとって靖国参拝は、右翼支持者を喜ばせるための自己満足なのだ。

 安倍側近のひとりは「ずいぶん前から決めていたようだ。首相の政治信条だから」と言っていたが、冷静な判断力や自制心もなく、保守仲間に胸を張りたい、「どうだ!」と言いたい。それだけの話だ。その幼稚性が恥ずかしい。
 歴史認識の乏しさ、欠如が見るに堪えない。

 靖国問題は外交問題以前だ。
 こんな首相を選んでしまったことを直視すべきだ。
 ーーーーーーーーーーーーーー
 ※ 日刊ゲンダイが久しぶりにすっきり真っ当な意見を載せてくれた。
 そのとおりだ。
 
 戦争に加担したイタリアのファシスト、ムッソリーニはレジスタンスによって処刑され、ミラノの街頭に吊るされた。
 イタリアでは「ファシストは地獄に堕ちた」というのが常套句である。 
 「英霊」だの「陛下」だのという言葉が出てくること自体が、戦争を強行した天皇制国家主義者の素性を表すものだ。

 日本では一見論理性に富んだ発言をする人士が「陛下」などという言葉を平然と吐くことがある。
 そういう言葉を使う者は、そういう言葉で考えているからであり、「侵略ではないアジア解放戦争だった。」などと狂ったことを主張するのだ。
 米英蘭と開戦後に負け始めてから、アジア解放などととってくっつけたではないか。

 特攻隊の飛行兵をともすれば賛美するかのような向きがいるが、これもとんでもないこと。
 戦争末期の狂ったような「一億玉砕」「竹槍精神」のなかで、部隊単位で特攻に志願させられるのであり、拒否などしたら家族、親戚縁者がどんな目に合わされることか。
 彼らは完全に強制的に自殺させられたと同じなのである。
 沖縄で軍が強制した集団自決とほぼ同じなのである。
 特攻隊は戦争犠牲者なのである。
 戦争の犠牲者を美化するかのような浪花節風発言などは、決してしてはならないことである。
 ましてや「英霊」などと。

 北朝鮮とつるむ統一教会の支援を受けて、極右勢力を地盤とし、ネオナチと同じ天皇制国家主義を信条とする者。
 それが安倍、石破、石原、橋下など「右翼のゴロツキ」連中である。
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