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もうすぐ北風が強くなる

欧米が仕掛ける民族という火種

イスラム7・8
 7-8世紀のイスラム世界

 7世紀に始まるイスラムは社会生活、経済生活と政治をも含む社会規範であり、それ故にイスラム法学ともいわれる。故にイスラムを信仰するもの以外に対しても一定の普遍的な規範として機能する。
 ゆえに容易に多民族にいきわたり、異教を排除しないので多民族、他宗教社会として急速に広がった。
 西ヨーロッパが「暗黒の中世」だった8世紀、すでに西アフリカ、イベリア半島、インダス川にいたる広大な地域はイスラム共同体として異教徒を含め空前の繁栄を誇っていた。

 イスラムは15世紀にイベリア半島から撤退したものの、中央ヨーロッパ、中央アジア、インド、マレー、インドネシアへと拡大を続けた。
 14世紀の小アジアに発したオスマン・トルコ帝国はビザンチンを破り、17世紀には中央ヨーロッパと中東、北アフリカといった旧来のイスラム共同体の地域を引き継ぐ位置を占めた。
 このイスラムを規範とする、多民族、他宗教国家は600年近く繁栄したが、英国の謀略戦によって解体された。

 13世紀ヴェネツィアに始まる国際金融資本はオランダから17世紀に英国上陸を果たし、ここから通貨制度と信用創造により産業革命と帝国主義侵略の道が始まった。
 中でも先達である英国の巧妙な世界制覇は西欧の中でも群を抜くものである。
 近代にはアフリカ、インド、中東、マレー、中国と拡大した英国の侵略は武力と合わせて極めて謀略的なことが特徴である。
 現在、旧ソ連圏諸国に対する「カラー革命」やら、中東に対する「アラブの春」やら、欧米の巧妙な仕掛けが続発しているが、すべて必ず英国が絡んでいる。
 欧米の戦略の典型例である英国の仕掛け、手口はオスマン・トルコ帝国の解体にも現れており、今の「アラブの春」も同様の手口が使われている。

 共通する社会規範(イスラムもそうである)を解体し、民族を煽り、民族自決の美名で世俗競争社会を体制として、欧米型モデルかできなければ世俗軍事独裁に落としこむというものである。
 英国によるオスマン・トルコ帝国の解体は典型であり、彼らは「民族」という火種を仕掛けて火をつけるのである。

 20世紀、第一次世界大戦の仕掛けとその戦後処理。セーブル条約なる架空のデマゴギーとそれに乗ったケマル・アタチュルクたち世俗派。

 筆者はトルコ在住の建築士。
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    英国流「漁夫の利」 12/13  「つれづればな」から (※ )はもうすぐ北風の補足です。

「アラブの春」が西欧によって書かれた台本に沿って進行していることをこのブログで再三指摘してきた。
民主化から取り残された市民が国家の主権を得るために戦う「聖戦」であるかのようにメディアにより描かれた一連の抗議行動を「春」などと呼ばされているが、それが如何に狡猾に設計されたものであるかを今回、あらためて遠巻きに眺めてみることにする。
 

大航海時代の覇王であり、産業革命の旗手であり、第一次大戦の連合軍筆頭であり、国際連盟常任理事国であった国、冷たい海に浮かぶろくに資源もない小さな島国でありながら常に世界の頂点にあるのは「英国」である。
いったいどういう頭脳をしているのかは知らないが、とにかくこの国の手段は人間業とは思えない。
まず他国の内側に墨の如く染み入り人心を惑わして均衡を崩す。その混乱に乗じてその国の体制を作り変える
(※ 日本では、幕末期に英国と国際金融資本がグラバー(サッスーン香港上海銀行-マセソン商会)により反幕府の人材を集め、留学させ、資金、武器を供与して倒幕、明治維新へと進めたことが想起されます。)

そのときに恨みと争いの火薬を綿密に仕込んでおくことを忘れず、時が来れば発火させて煽りたて内戦や紛争を起こす。
しかもこの火薬は自らの手を汚さずに何度でも激しさを増しながら繰り返し燃え上がらせることができる。
もちろん英国の描いた世界設計図に合うように、的確にである。
英国が戦争で大暴れをすることはなく、また積極外交もしない。
知恵を使って座りしままに漁夫に利を得るのがこの国流である。

中世も終わる頃、航海技術の進歩から世界の「かたち」が認識されるようになった。
農業生産中心の自国経済に限界を見出し、アジアや南米・アフリカ大陸からの搾取を前提とする貿易経済に移行した西欧は、さらに国外から安価で仕入れた材料で工業生産を行う形で発展を図った。
産業革命である。そのための労働者は国内にいくらでもいた。産業が拡張するに従い徐々に需要が増したのが資源である。

西欧世界の資源庫はまずアフリカが挙げられる。必定、アフリカは次々と西欧列強に征服される運命をたどる。
しかし欧州からもっと近いところに石油も石炭もうなるほど隠されていた。
イラク、シリア、エジプト、アラビア半島、北アフリカ…どれもオスマントルコ帝国の版図にあった。

オスマン17
 17世紀のオスマン・トルコ帝国
 
第一次世界大戦の場合、「バルカン半島の民族自決の擁護」がこの戦争を正当化する材料であり「サラエボ事件」が大戦の発端となった。
言うまでもなくこれは戦争を起こすための名目でしかない。
ヨーロッパの火薬庫」という20世紀初頭のバルカン半島を形容したこの言葉はあまりに有名である。
オスマントルコ帝国の領土であったこの地域に共存していた多様な民族は、18世紀の終わりからすこしづつその手を振り切り、「民族自決」を合言葉にそれぞれの国土を主張し第一次大戦前までに小さな王朝がいくつも誕生した。
大国の狭間でどれも国家として成立する力のないほどの小国をわざわざ生み出し、その後ろで西欧は民族間の緊張を高めようと画策し、満を持してセルビア青年に武器を与えオーストリア-ハンガリー王国皇太子を手にかけるというサラエボ事件を起こした。
自ら仕掛けた火薬庫にこうして火を放った

(じつはサラエボ事件の前に日本で似たような騒動があった。「大津事件」である。来日していたロシアの皇太子(後のニコライ二世)が日本人巡査に切りつけられ負傷したこの事件だがロシアとの戦争には発展しなかった。
不成功におわったとしてもこれが英国の差し金によるロシア挑発だったとすれば、血の日曜日も日露戦争ももっと早く起こっていたかもしれない。)
 
結果からいえばオスマントルコ帝国は第一次世界大戦に臨みドイツ・オーストリア側にについて敗戦し割譲を受ける。
トルコの領土はアナトリア半島と呼ばれる一帯のみを残し、旧オスマントルコ帝国の領土からは20カ国にのぼる大量の独立国が誕生する
「イスラーム」という一つの共同体意識のもと、異人種、異民族、異言語という壁を壁ともせずに栄えていた帝国を内側から焚きつけるための火種、それは「民族自決」の一言であった。


敗戦国は戦後処理の名の下に、戦勝国の監視により国家体制の作り替えを強制される。
中世であればただ属州とされる所だが近代の理屈ではそうも行かない。
すでに通信が発達したこの時代、露骨な侵略支配を行えば当事国以外にも評価が残り後の時代まで侵略国の汚名を背負うであろうことはすでに理解されていた。
ここで国際世論にも、そして後の歴史認識にも有無を言わせないための大義名分を打ち立てることが提案された。そこで1920年に国際秩序の監視役として正式に誕生した組織こそ国際連盟である。
表向きは「国際紛争の平和的解決と国際協力のための機関」、その実は西欧中心の新世界秩序を正当化するための国際会議である。

常任理事国は英・仏・伊、そして日本であった。
有史以来地中海世界と接触が皆無である日本をわざわざ参入させたのは理事会の中立性を演出する茶番といえる。第一次世界大戦の目的と連盟樹立の意義はこのトルコ割譲であった。

トルコが連合軍に突きつけられた新国家体制とは、

1. 帝国という旧態依然とした枠組みを廃止して周辺の資源地帯を手放し
2. 政治からイスラームを払拭し旧領の独立国との結束を捨て
3. 西欧寄りの世俗国家としての道を行き西欧の政治・経済・軍事に寄与する


これが大筋である。
これに背けば連盟から非難を受け、将来にわたり国際条約を締結する折に何もかも不利にはたらく
連盟も、その後の連合もただの巨大な権威組織であり国際平和などは夢にも思わない。
 

イスラームとは信仰という枠の中にはとどまらず、生活と社会の規範としての重要な役割があった。
イスラム帝国であるオスマントルコの領内の政治経済その他全ての規約はクルアーンに基づくイスラム法によるものであり、それぞれ異なる言語と歴史を持つ多様な民族を抱えながらも帝国の内部の均衡はイスラームの屋根の下にしかと保たれていた。
異教徒は人頭税を納めることで帝国市民権を得られ兵役は免除されていた。

英国は19世紀初頭からしきりに民族自決を囁き資源地帯の属州をトルコから精神的に遠ざけようと画策していた。
それが功を奏してアラビア半島、北アフリカ一帯の造反があいついで帝国はほころび始め、大戦勃発までに混乱は明らかなものとなった。
帝国から独立を果たした資源地帯の国々は以下のとおり、モロッコ、アルジェリア、リビア、チュニジア、エジプト、パレスチナ、サウジアラビア、アラブ首長国、イエメン、バーレーン、クウェート、カタール、イラク、シリア、レバノン、ヨルダン、
西欧の手口が巧妙と言わざる得ないのは、見事なほどちりじりばらばらに独立させたところにある。
この国々は現代も近隣国と協力関係を築くことより目先の利益から欧米の指人形として働くことを選ぶ
エジプトでは英国委任統治時代にオスマントルコへの帰属か英国の統治を継続するかを巡り市民投票が行われたが、西欧化を求めるだろうと踏んでいた英国の算段を裏切りエジプト市民の大多数はトルコ帰属を選択した。
こうした想定外の事件には「市民に教育が足りないので選挙無効」という処理法も持ち合わせていた。
2012年のエジプトでの大統領選挙を無効にしたあの事件は実は英国のお家芸であった。


さらに、帝国の解体後に新生国家郡が再びイスラム連合として結束することを危惧した英国はイスラームの最高指導者であるカリフを廃して国外に追放した。
カリフとは預言者の代理人、言うなればカトリック世界のローマ法王にあたる聖職であり、帝国誕生以来首都のイスタンブールに座し世界のスンニ派イスラム教社会の信仰生活と政治の指針を担っていた。
イスラム世界はこうして求心力を失うことで迷走し、それが今日のイスラム社会の諸問題の原因となった。

いかに敗戦国といえど西欧にここまでの無体を受けてなおトルコは西欧化と世俗化を受け入れるのだろうか、それが受け入れたのである。巧妙な仕掛けは尽きない。

(オスマントルコ帝国と日本とは少しも関わりがない。しかし少なからず西欧というものに疑いの目を持つ方々には、これまでの話しが開国と敗戦という日本の被った二度の痛手と妙に共通するところがあることは感じていただけると存じる。)

歴史の授業では「セーブル条約」なるものも習う。
1920年に連合国とオスマントルコとの間で交わされた戦後処理条約であるが、それによればトルコはアンカラ周辺の狭小な地域のみの領有を認められたとある
トルコ人が嘆き、怒り、失望に陥る中で一人の軍人が彗星の如く現れ、ギリシア駐屯軍を蹴散らしてイズミルを奪還し一気に共和政府を樹立し初代大統領を名乗った
そしてセーブル条約からたった三年でトルコは旧態依然とした帝国から見事民主化を果たしたと連盟に評価され「ローザンヌ条約」を締結、それにより現在の国境線まで国土を回復したとある
その軍人とは建国の父と謳われるケマル・アタテュルクである。

だがセーブル条約などはどこにも存在しない
英国はロシアで確立しつつあった共産圏に対する緩衝地帯としてトルコを温存したかった。
しかし西欧へのトルコの国民感情は最悪でありその反動からロシアに靡くことを懸念したため、黒海沿岸と東部トルコをロシアに与えて残りの海岸線地帯を英・仏・伊が割拠するという戦後処理案をちらつかせたのみであった。
つまり「脅し」をかけトルコが西欧への仲間入りを泣いて懇願するように仕向けたのである。
現代のトルコの領土は最初から英国の描いた国境線の中にある。
架空セーブル条約は将来トルコ軍部が国内向けにおおいに利用した
「セーブル条約」を信じたトルコ国民は死刑宣告に近い悪夢を見た。
それを西洋人の目の前で破り捨てたとされるアタテュルクに対し国民はこの世が終わる日まで感謝を捧げ続けなければならないような錯覚に囚われた。
アタテュルクは死後にいわば神格化され、彼のその遺志を継いだとされる「ケマリスト」たちの専横がはじまった。
西欧の属国として「民主主義世俗国家トルコ」を作る傍ら国内の民族間の不協和音を指揮した。
クルド民族のテロ問題は民族問題などではない。
テロさえあれば失業しない軍部と、民族問題さえあれば民族主義の風を吹かせて国を牛耳ることができるケマリストと、ケマリストさえいればトルコを属国として扱える英国の共有財産である。


はたしてその火薬とは、ただの民族意識を敵対の道具に仕立て上げた「民族主義」である。

人種とは肌の色に代表される生物学的な括りである。さらにそれを言語、信仰、国境、記憶などの細かい括りで別けたものを「民族」と呼んでいる。
人間の遺伝子情報を俯瞰すれば民族間の差異などはじつに僅かなもの、いや皆無といえる場合もある。
しかし人種と民族の違いに由来する争いは絶えることがない。
人種による差別はやや前時代的なものになったとしても「民族」の問題は逆に加速をみせている。そうさせているのはその僅かな違いではない。

幼い頃、子供たちの間には罪のない差別と支配がそこらじゅうにあった。
好きな歌手が違うから、着ている服が変わっているから、大人びているから、特技があるから、とにかく虫が好かないから、と、言い出せばきりがないが自分たちとは何かどこかが違う少数派を差別し、多少なりとも攻撃した経験が誰にでもある。
あるいは逆の記憶もあるだろう。子供たちの社会で起こる現象は自然にちかい。
ならば人の中には差別という自然が備わっていると言ってもいい。
ではなぜ差別をしてしまうか、それはひとえに保身のためである。
自分たちにない特徴を持つものと行動を共にすると厄介なことになる、あるいは損をする。
その日までに築いた自分らなりの規律や価値観を壊される、だから異分子を受け入れたくない。
これこそ「虫が好かない」の構造である。
生存圏を維持するための本能のようなものであり、差別そのものに罪はない。

幼い兄弟がいるとする。兄は弟のおやつをよこせと言い、弟が作りかけた積み木の塔を横取りして作り変え、一緒に遊ぶときもどう遊ぶかを指示して従わせる。
これは強い方が弱い方に対して抱く支配欲求である。
親(特に母親)と子、夫婦、友人、教師と生徒、どちらが強者であるかはその都度かわりえるが、支配欲というものは人が出くわすあらゆる関係のなかで必ず頭をもたげる。これもまた人の中の自然である。
人が生存圏の拡大と充実を無意識に求めるために起こる。

しかし差別心も支配欲も相手の存在を認めることで鎖につなぐことができる。
相手の持つ自分との違いを魅力と認識できるようになれば状況は大きく変わる。
そのためにはお互いが人として成長するか、または心ある大人に諭されるかを待たなければならない。

差別も支配も源とするのは利己である。
人が生まれながらにして利己であることは昔も今もかわらない。
しかし人がみな利己を貫いたのでは草生えぬ土地となり子や孫たちが生きる場所を失うことを、時代とともに学びあらゆる形で戒めてきた。
それが人である。利己と戦い、躾け、他者との共存を模索してきた。
ときに成功し、ときには不毛の荒野に墓標すら残らない。それが人の世である。


もともと利己な人々が集団で生きるために従わなければならない規範、古代においてそれは信仰であった。
神の怒りを恐れることで自らを律し、神の報いを期待して善行をおこない、神との繋がりのなかで集団の価値世界を築いた。その世界を共有したものが「民族」の始まりである。
民族は分裂と融合を繰り返し、移動し、互いに価値を認め合えない異民族を蹴散らし、あるいは圧力をけ、反抗する者を抹殺した。
恭順する者を支配した。支配を逃れて新天地を目指した。
民族の生存圏を維持し拡大するための行動の軌跡が歴史である。

時代は降り、神に代わり或いは神の名において人を従えたのが国である。
法に書かれた罪と罰の規範の中で人は否が応でも利己を抑えて国を共有した。
軍事・経済・政治の面から強大な帝国に多民族が専制的に統括されることで戦争の起こりにくい時代を築いたこともあった。それがローマであり清であり、オスマントルコであった。
規模は異なるがムガール帝国も江戸時代の日本もそうであった。

こうして眺めれば「人」と「民族」は相似の関係にあることがよくわかる。
すなわち民族間の差別や支配も「利己」を源としている。
一つの民族の中の個々が所属する共同体の価値と利益のために他の民族を疎外し、嫌悪し、あるいは利用して支配する。
その構造の利用法を「民族主義」として開発したのが英国
、それを煽り立て起きない戦争を起こしてきた。
ローマは古いのでともかくとして、清もオスマントルコもインドも江戸幕府も英国にしてやられたではないか。

英国は外交の表舞台から姿を隠した。
かわりに饒舌になったのが米国とイスラエルだが同じこと、鵜にくくりつけた縄を引くのは未だに英国である。


民族自決という美辞により独立建国を果たした国をみれば今、スンニ派が大多数をしめる国にシーア派の支配者がいる。シリアがそうである。
その逆はバーレーンである。
それぞれ他民族の住む複数の地域を無理に国としてまとめられたのはイラクである。
虐殺の記憶の中で民族同士が敵視しあう国がある。ソマリア、ウガンダ、旧ユーゴ、パレスチナである。
遠隔操作の爆弾を抱えさせられ主権も主張もできない国に自決も何もあったものではない。

政教分離という麗句は民族問題の解決策のひとつかのように聞こえるがどうだろう。
特定の信仰・宗派が優遇されないためとされるこの政策は非キリスト教国の悪夢であった。
これにより教育と風習から信仰心が叩き出された。
結果として英国を背後に持つ世俗主義者の手に政治を受け渡すことになった。
エジプトが、シリアが、チュニジアが、湾岸諸国が、その他西欧に支配を受けた全ての地域がそうである。

このような国々では日々、西欧の資金と入れ知恵で抗議集会や暴動が起こされ西欧から好かれない分子は現地の軍部に一掃される
時に起こる大虐殺をには自決権のある独立国に対し外から干渉することはできないと目をつぶり、そうかと思えば別の国には人道人道と叫びながら空軍がミサイルを撒き火事場泥棒を働く。
民族自決を謳った当事者はいま「グローバル化」と称して世界を均一に扱うことを標榜している。
グローバルな世界には民族も信仰も言語も記憶も何もない。
人はただの労働者と消費者であり、人と人との間には貨幣と物質の交換の他の何もない。
こんな連中のいうことを鵜呑みにしていては明日はない



さて日本、近隣国との仲がこじれた経緯は近代史にきざまれている
どの悲劇も遡れば英国に行き着く
(※ 英国と国際金融資本の支援によるによる倒幕か台湾、朝鮮、中国と侵略を進めた日本の近代史)

恨みの記憶、言葉と思想の違い、人がみな生まれつき背負うもの、それを火薬たらしめる者たちから死守しなければならない。
手を変え品を変え近づく卑怯者どもに隙を与えてはならない、

そのためには近代から戦後にかけ英国とその弟子(※ 米国)たちから教えられた全てのことをいまいちど吟味すべきである。
わが子たちに火薬を背負わせ火の中に歩ませてはいけない。
 ーーーーーーーーーーーーーー 
 ※ このブログ内でのアラブ、イスラム、パレスチナ関係ページのリンク。

・ 国際金融資本の成立
・ 中東への分裂謀略が続く
・ 狂信的シオニストと闘うパレスチナ
・ エジプト反政府デモは勝利するか
・ 反政府闘争はムバラク追放では終わらない
・ 復興するイスラムの力
・ 復興するイスラムの力(2)
・ R・フィスク批判:民衆か宗派かではない、闘う思想の重要性
・ バーレーンからサウジへの道
・ シオニスト国家を揺さぶる大デモとギロチン
・ 傲慢に偽装する欧米の大マスコミ
・ 孤立を深めるシオニストと復興するイスラム
・ 自ら自分の首を絞めるシオニスト国家
・ イラクの次はリビアを帝国主義軍事侵略
・ 米軍のイラク撤退とイスラム復興勢力
・ シリアへの帝国主義軍事侵略が始まっている
・ 帝国主義によるシリアの内戦
・ イラン経済封鎖で政府転覆を狙う米国
・ 石油価格と通貨防衛のため内戦を仕掛ける欧米
・ WikiLeaks:米主導のNATO軍がシリアに入っている
・ 暴かれるシリア偽造報道とフランスの豹変
・ 帝国主義がシリア空爆を準備している
・ シリア軍事侵略は挫折か
・ イラン核問題は妥結に向かうか
・ 米国、イスラエルがイランにサイバー・テロ
・ ガザの解放とアラブの統合
・ シリア空爆に向けて捏造をアップするマスコミ
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・ エジプト革命、大統領が軍政幹部を解任
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・ 狂信的シオニスト国家と戦うパレスチナ
・ ガザの住民虐殺を続けるシオニスト
・ アルジェリア人質事件は欧米の政府転覆謀略か
・ マリ侵攻とアルジェリア事件
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・ 無差別虐殺が続いているエジプト:フィフィ
・ デモ隊排除ではない、行われているのは大虐殺:植草
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・ シーシーが殺されるか逃亡して終わる:インタビュー(カイロ)
・ 大虐殺前、ラバア広場の人々
・ 戦争屋の理屈、シリアで化学兵器
・ こんどは無実のシリアを攻撃する欧米帝国主義
・ シリア攻撃、軍産複合体の禁断症状か
・ サウジが給料も化学兵器も供給
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・ 戦争犯罪に進む米国、対シリア限定戦争の嘘
・ シリア攻撃阻止でG20を牽引するプーチン
・ シリア危機のまとめ、中東の安定へ:田中
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1ベクレルの怖さ

<1ベクレルの怖さ>だからこれを身体の中に飲み込んだらどうなるのか?という事がわからない。12/4元東電社員桑原豊さん(文字起こし)

2013年12月4日 参議院議員会館
子どもの安全な場所での教育を求める ふくしま集団疎開裁判 記者会見  書き起こし「kiikochan.blog」から

放射線管理区域での防護服の実演とお話をしていただきます。

文字起こし部分のYoutube→http://youtu.be/3qYP47HRpfo?t=43m43s

桑原豊(元東電社員)

元東電社員という話なんですが、もう30年前の話です。
一応辞めたおかげでね、いろんな事が出来ましたので。
これから「管理区域でどのような事を守ってやっているのか」ということをまず知って頂きたい。

一応放射線防護教育というのがあります。
A・B・Cとあります。
テキストがあってこれに基づいてやります。
放射線とは何か?という事で。

これは見飽きているとは思うんですけれども、
放射線そのものは自然放射線も人工放射線も変わりありません。
いいですか。
なんか言っていますよね、自然放射線と人工放射線は違うんだ。
嘘だからね。
影響は一緒です。
だから、人工放射線の分だけみなさんはリスクを負うことになるんです。
勘違いしないでくださいね。

で、放射線はなにか?と言ったら、ここに電球の球があるんですけれども、
そこから光を出す能力があります。
それを放射性物質。
電球の球は「放射性物質」
皆さん勘違いしているんです。
放射線の光の方をね、放射性物質と勘違いしている人がいますんで、
ここを理解していただきたい。
これを理解しないと皆さん内部被ばくで死にます。

その光を出す能力が「放射能」
いいですか。

この電球の球がセシウムの場合、1ベクレルというのは1秒間に、
1秒間ですよ、「原子核が一個崩壊する」ということなんですね。
「崩壊する」で、放射線が出るんです。
それが1ベクレル
ですよ。

いま山本太郎さんが言われた通りなんです。
1ベクレルの怖さをいま教えます。

1ベクレルというのはセシウムの場合13億7000万個のうちの1個が1秒間に核分裂を起こすんです。
核分裂というか崩壊を起こすんです。

いいですか。
「13億7000万個セシウムを身体の中に入れるんだよ」という事です。

ストロンチウムだったら13億1000万個

セシウムというのはアルカリ金属の中でも。
水酸化セシウムというのはすごく強いんです、アルカリ性が。
だから溶ける
んですよ。
だから心臓に穴があくと私と前田が言っているんです。
だからそういう事が分かっていれば1ベクレルの怖さが分かるでしょ。

100ベクレルだったら何個あるんですか?これ。
それが要するに水と反応して水酸化セシウムとかそういったものに変わるんです。
その怖さを知って下さい。

こんなつまようじの様なものをバケツの中に落としただけで爆発するんですからね。
ナトリウムどころじゃないですよ。
そういう特性を持っているんだという事を知って下さい。

こういう事を知らないと騙されますから。

こういった放射線は、放射性物質から放射線が通るとですね、電子が飛ばされます。
そういったものを電離作用という
んですね。
だから電離放射線防止法というのは、こういった電子が飛ばされる作用、電離放射線
ね、そういった作用があるから「危険だよ」と言っている訳です。

半減期というのがあります。
半減期というのはたとえば今セシウムが100万ベクレルあったとして、
それが30年後に50万ベクレルになるんですよ。
60年後に4分の1ですから25万ベクレルね。

私のところは100万ベクレルを超えていますけれど、
ですからもう、30年、60年無理なんですね、私のところは。
これは物理的半減期と言います。

ですから全員の新しい村をつくって下さいと私は言っているんですけれど、なかなか言う事を聞かない。

それで、放射線と放射能の単位という事で
ベクレル、それからシーベルトという事であるんですけれども、
皆さんが言っているのはこの表面ね。

実はここに放射性物質があるんです。
ガンマ線で測ると、なんら音がしませんね。
これはガンマ線で測るものは大体シーベルトでやっているんですね、皆さん。

ところが、今度はアルファ線、ガンマ線、ベータ線全部測ります
どうですか?音がしますよね。

ガンマ線が低いから、放射線が低いからと言って、
放射線が出てない訳じゃないんだ
という事。
いいですね。

だからこれを身体の中にのみ込んだらどうなるのか?という事がわからない。

それで、私はこれを袋の中に入れています
という事は、ここに放射性物質、さっき言った電球の球がここに入っているわけです。
だけど私はこれを素手で触っています
放射線は受けるけれども、放射性物質は散らばらない
ね、そういった事をまず分かって頂きたい。
だから封じ込めなければダメだという事です。

私たちが管理区域で働いた場合、外部被ばくを調べるためにAPD
アラームポケットデジメーター
と言って、0.1だったら、0.1で
その時点でアラームが鳴ります。
「早く出なさい」って。
1日1ミリシーベルトまで受けていいんですけれど、
1ミリシーベルトを1日中受けていたら、20日しか働けません。
だから0.1なら0.1と決めて、それで出て下さいよ、ね。

それからここにFB(フィルムバッチ)って言うのがあります。
フィルムバッチとAPDは必ずつけて、
実はこれは私のガラスバッチなんですけど、
そういったものを必ず付けて入域しなければいけない

それから管理者に関しては
内部被ばくを起こしていないかどうかホールのディカウンターで検査しなさいよ、という事になっています。

それでですね、内部被ばく。
1.登録時 
2.登録後3ヶ月毎 
3.登録を解除する時
4.必要と認められた時測定を行います


入る前にやります。
それから登録して作業者になってから3ヶ月毎に受けます。
それから登録解除、仕事が終わって原発から出ますよ、という時に、
解除する時にそういったホールボディを受けます。
それから表面汚染で、
ここら辺汚染しましたよという時にも医者の指示で受けなければなりません。

今の子どもたちがどんな状態におかれているかを考えながら聞いて下さい。

それと身体に放射性物質を付けたまま出ちゃいけませんから、管理区域から。
ですから退室モニタ(ゲートモニタ)というものがあります。
今のホールボディよりいいやつですよ。
これね、体が縮まるんです。
幅がね。
頭からも縮まるし身体もこうなるし、ですから正確に測ってくれるんです。
そういう機械を使っていただきたいですね。

まず作業をする前に放射S年がどの位あるのかという事が分からなければいけないし、
それから今言ったように表面に放射性物質が付いてないかどうか
身体に付着しますので、あるかないかを確認しながら。

で、これはすみやっていうんですが、
すみやふき取ってですね、ここに付着していればそのすみやに付着する訳です。
そうやって汚染があるかどうかをフィルム管で確認したり、
それからまた別な、特殊な機械がありますけれどもそれで測定します。

空気中に放射性物質が散らばっていないかどうかという事で、
ダストサンプラーというものを使って、空気中の放射性物質を検査します。
あと、連続モニタもあります。
そういったもので空気中が汚れていないかどうか?法律に触れていないかの基準を見ております。

先程山本太郎さんの方からあったと思うんですが、
放射線の影響という事で、急性障害というものを、
すぐに表れる状態のものとか、、それから6ヶ月ぐらいで白内障になるとかね、
そういったものを急性障害と言います。
そういうものを昔は非確率的云々って言ってたんですけれども、今は確定的影響と言っています。

さっき遺伝子の話がありましたけれど、
遺伝的影響という事で、
後でなるであろう晩発性障害と遺伝的影響というのが確率的影響と言われています。
しきい値というのがあって、
確定的な場合はこれまで受けたら影響が表れるというもの。
確率的影響は要するに遺伝的なものとか発がん性に関しては「しきい値はないよ」と言われます。

ですから、「放射線がある限り影響があるよ」と認める形になります。

それで法律があります。

実効線量限度というのがあるんですけれども、
1年間に50ミリシーベルトまでですよ
ですけど、5年間で100ミリシーベルトですよ。
ですから東芝さんとか日立さんは年間18ミリで抑えています。
5年で100ですから20ミリまでしか受けられません。
だけどそれを目一杯やっていると余裕が無くなっちゃっう

あと1分?じゃ、ここだけ。

妊娠中の内部被ばくは1ミリシーベルトです。
妊娠中の2ミリシーベルト1年ですよ。
これはおかしいですよね。
5ミリシーベルト、20ミリシーベルトの中で妊婦さん達抜けられますか?という話、法律違反でしょ。
そういうことを頭に入れてやってください。

防護服の実演
54:30~http://youtu.be/3qYP47HRpfo?t=54m30s
(この部分は動画でご覧ください)

(ハサミでチョキチョキ)

こうやって脱ぐと身体を汚さないでしょ。
だから放射性物質は皮膚に付着させてはいけないんです。
直接付着すると影響を受けます
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