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小沢氏10/7会見:ぜひ、国民自身の自覚と声を上げてほしい

 小沢

   小沢一郎 生活の党代表 記者会見 「ぜひ,国民自身の自覚を」  10/8 「銅のはしご」氏から

(「銅のはしご」による要旨)

政府・与党のTPP「重要5品目」関税撤廃については,方針転換したわけではなく,政府・自民党の選挙戦で「重要5品目はまもる」と喋っていたことが,選挙用だったということでしかない。

(原発事故対応については)正面から,取り組んでいかなくてはならない。国が率先して,やるべきであり,東電の陰に隠れながら,東電に責任を負わせながらやる,というのは間違いで,すでに事態はそういった手法の限界を超えている。それほど非常に危険な状況だという認識。

政府・与党の考える国家安全保障局,あるいは秘密保護法
こういったことは直接国民の生活やら,国民の基本的人権に触れる話なので,もっと国民も,そして野党も,真面目に真剣に考えるべきだ。

国民が甘く考えて選挙に臨み,選挙で絶対多数を与えてしまった以上,政府・与党の考えどおり,外交も,行政も,動いていく。
遅きに失していても,その権限を付託した国民自身が声を上げていく以外に,それを阻止する方法はない

http://www.youtube.com/watch?v=6XRL4NtACRA

< 記者会見 >

生活の党 代表 小沢一郎 衆議院議員
 今日は特別ありません。

司会 幹事長代理 玉城デニー 衆議院議員
 では,皆さんから早速質問を受けますので挙手をして社名とお名前を仰っていただき,質問をお受けします。

< 記者質疑 >

朝日新聞 ; TPPについて。自民党の西川公也TPP対策委員長が,米や麦などの重要5品目の関税交渉について「重要品目から抜けるか抜けないかの検討はしないといけない」として,その5品目についても交渉のテーブルに乗せることを容認する考えを示した。自民党は,参院選でも,重要5品目については関税撤廃を認めない立場で戦ってきたが,この方針転換を,生活の党としてはどのように見るか。

生活の党 代表 小沢一郎 衆議院議員 
 方針転換では,ないんじゃないですか。選挙の時に喋ったことと,本来の方針と違っていたということで,もともとそういうことだったので...

(マイクの不調を直すのに20秒ほどかかる)

 方針転換ではなくして,もともとTPPに参加する以上は,アメリカが言ってたように「すべて例外なく」ということなわけですから,選挙の時に国民皆さんに喋ってたことが,選挙用だった,ということでしかないのではないかと思います。


NHK ; 毎回同じ質問で恐縮だが,今日,臨時国会が15日(開会)と伝達されたが,会派の届け出は明後日にも締め切られる。先日から話しが出ていた社民党から統一会派を組まないかという呼び掛けについて,この臨時国会の対応として,どのように結論を出されるか。国対レベルで検討中とのことだったが,今日の幹事会でもその話しは出たのか。

生活の党 代表 小沢一郎 衆議院議員 
 その話しが,参議院の国対委員長・主濱(了)君からありました。まだ現時点では,社民党と会派を組んでこの国会に臨むということは,ちょっと時期尚早ではないだろうかと。いずれ,今後の課題として,また検討していこうということで,社民党には回答したという報告がありましたので,そういうことだろうと思います。

産経新聞 ; 国会改革について。自・民・公の3党ないしはそれに維新を加えた4党でやろうという話になりつつあるようだが,小沢代表としてはどのように受けとめられているか。

生活の党 代表 小沢一郎 衆議院議員
 国会改革と言っても,何をやろうとしているのかちょっとよく分かりませんけれども,やるならば,国会のことですから,全政党を含んで議論したほうがベターじゃないかと思います。

日本経済新聞 ; 文部科学副大臣(=桜田義孝)が,福島で放射能で汚染されたものを焼いた時に出た焼却灰について,「原発事故で住めなくなった福島に置けばいい」というような発言をして,それを官房長官が「言葉に気をつけるように」と注意した。どのように考えられるか。

生活の党 代表 小沢一郎 衆議院議員
 言葉に注意と言うのは,それは政府の職務にある人ですから,この問題だけじゃなく言えることですけれども,原発・放射能の問題については,言葉でどうこうできる問題ではないんで,当たり障りのない言葉でやり過ごすという,政府の姿勢そのものが,問題じゃないでしょうか。
 もっと正面から,この問題には取り組んでいかなくてはならない。
 国が率先して,やるべきであるというのが,わたくしの旧来からの主張でして,それを東電の陰に隠れながら,東電に責任を負わせながらやる,というのは間違いであるし,すでに事態はそういった手法の限界を超えていると。
 それほど非常に危険な状況だという認識であります。

朝日新聞 ; 先ほどのTPPに関連して。(自民党の)選挙用の国民に向けた約束が,ほんとうではなかったということを仰ったが,今後,春先まで通常国会に向けてTPPでも色々と問題点が噴出してくるだろうと,これまでも小沢代表は仰っている。また,地方を歩かれる中でも,すでにそういう声が届いているとも仰っている。この問題も,原発汚染水などの問題を含めて,これから安倍政権にとってかなり難しい問題が噴出してくる一つの原因になるだろうと御覧になっているだろうことを改めて。

生活の党 代表 小沢一郎 衆議院議員
 地方をボツボツ歩いてますけれども,やはりその中でTPP,あるいは消費税についての色んな話しが(出てきている)。
 私にとっては,今さら,という感じですけれども(苦笑)けっこう多く出されております。
 しかしこれは,当初から分かりきってることでありまして,国民皆さんが,その認識が甘かったというか,不足していたというか,あるいは今日(こんにち)の政府・自民党の色んな選挙戦術のなかで,国民が甘く考えて選挙に臨んだということだろうと思います

 今,選挙で絶対多数を与えてしまった以上,政府・与党の考えどおり,外交も,行政も,動いていくわけですので,遅きに失してますけれども,やはりその権限を付託した国民自身が声を上げていく以外に,それを阻止する方法はないと思います。
 国民のそういう背景がないと,野党がいくら主張してもですね,現実の力にはなりませんので,
 そういう意味で,ぜひ,国民自身の自覚をもう一度求めたい。そうしてもらいたいと思います。

NHK ; 会派のことだが時期尚早と先ほど仰ったが,今回の臨時国会は自民党の一強多弱とも言われている。野党として,この巨大与党と向き合っていく中で,社民党という一つの枠組みだけではなく,より大きなかたちでの野党勢力の結集を模索していくべきだという考えがおありか。 

生活の党 代表 小沢一郎 衆議院議員
 はい,そのとおりです。
 維新の主張は,かなり,これ(小首を傾げながら)全員の一致した主張かどうかは別にして,橋下代表等から発信される政策・主張はほとんど自民党と酷似しておりますので,これは別として,
 その他の野党が,やはりもっと,今質問のあったTPPにしろ,あるいは消費税にしろ,あるいは原発にしろ,あるいは憲法にしろ,こういった基本の問題について,はっきりした党としての主張をしなくてはいけないんじゃないか。

 とくに今度の国会では,国家安全保障局ですか,あるいは秘密保護法ですか,そういうこともやりたいという類いの政府・与党の考えがあるようですので,
 こういったことは直接国民の生活やら,国民の基本的人権に触れる話ですので,もっと国民も,そして野党も,真面目に真剣に考えるべきだと思います。
 いいすか? はい,有り難う。

◇ 参考 ①
国民の生活が第一
生活の党 ― People's Life Party ―
http://www.seikatsu1.jp/

http://www.seikatsu1.jp/activity/videos/20131007ozawa-video.html
生活の党 > 活動報告 > 動画 > 小沢一郎代表記者会見
小沢一郎代表記者会見

◇ 参考 ②
TPP交渉における重要5品目とは
 米・麦・牛肉,豚肉・サトウキビなどの甘味資源作物・乳製品
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