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もうすぐ北風が強くなる

4号機の核燃料取り出し、損傷接触で北半球が終わる危険性

 4号機プールの核燃料は広島原爆の1,500発分と言われている。
 プールは格納容器なしで地上30mの高さで空気に開放されているのである。
 これの取り出し作業中に破損、接触、落下などが起きた場合は、再び人間が近づくには多大な時間がかかる。
 その間に水漏れ、地震、火災などがあれば、福島第一の敷地には人間が入れない事態となる。

 その場合の核燃料は広島原爆の5,000発分と言われる量が、冷却されずに放置される結果となる。
 日本列島は西と北に分断されて人間は行き来できなくなる。
 5,000万人が避難する場所は無い。

 放射能汚染は全国はもちろん、ユーラシア大陸の東半分に及び、その後は北半球全体に及ぶ。
 大げさなことを言っているのではありません。
 脅しているのでもありません。
 広瀬隆氏が昨年あたりから、しきりに「怖い」と言い出したのは、この4号機の「事実」からです。

 すでに隠蔽や捏造、サボで山のような実績を作った東電、日本政府には、人類の運命に関わるような重大で危険な作業を遂行する能力などあるわけがありません。

 直ちに国際協力団を構成し、対策を検討すべきです。
 ーーーーーーーーーーーーー
   人類の命運がかかっている4号機の燃料取り出し作業  9/26 カレイドスコープから (抜粋)

11月中旬からの使用済み燃料の取り出し作業開始へ向けて最終段階に入った東電。
しかし、今までの情報隠し、制御できない放射能汚染水の漏出、東電に任せきりの政府、オリンピック招致のために世界中に大嘘を言った現政権のトップ、東電のスポークスマンと化した規制委員会の田中俊一委員長…。

「こんな連中に我々の運命を預けるわけにいかない」と海外から強い懸念が示されている。

  東電、政府には、これに取り組むだけの科学技術力がない

日本のマスコミは、いつものように一切シャットアウトしていますが、海外では、いよいよ秒読み段階に入った4号機・使用済み燃料プールからの燃料取り出し作業に強い懸念が示されています。

それは、東電、政府の怠慢と犯罪的とも言える隠ぺい工作の数々、オリンピック招致のためには世界中に平気で嘘をつくこの国の首相の愚劣さに呆れ果て、日本という国そのものが、まったく信用されなくなっているからです。

事実はどうなのか。
かなり危険な、どころか、祈らずにおれない作業です

4号機
【福島第1原発の現状】  燃料取り出しへ最終段階  第1原発4号機プール  9/25  共同

 東京電力は、福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールに保管している1533体の燃料を取り出すため、プールや隣接する圧力容器周辺に落下したがれきの撤去を始めた。原子炉建屋上部を覆うように燃料取り出し用カバーの工事がほぼ完了し、11月中旬の取り出し開始に向け、準備は最終段階に入った。

 4号機の原子炉建屋は水素爆発で大破、東電はプールを支える補強工事をしたが、地元などから大地震でプールが倒壊する恐れがあると不安視する声があり、早期の取り出しが求められている。
 事故発生時、4号機は定期検査中で、シュラウド(炉心隔壁)という巨大設備の交換作業をしていた。水素爆発で重さ約200キロの台車用階段や長さ約10メートルの金属板、無数のコンクリート片などがプール内に落下した。

 原子炉内に燃料がなかったため、炉心溶融した1~3号機と比べ建屋周辺の放射線量は低い。8月27日に始まったがれき撤去作業は遠隔操作ではなく、作業員が専用の装置を使って進めている。それでも作業による被ばく線量は1日2ミリシーベルトとなる見込み。
  1日最大86人で作業に当たる 。プール内の水を浄化して透明度を向上させた上で、水中カメラで確認しながら作業する。
 10月初めには、プール内で保管されていた制御棒などを圧力容器内の新設ラックに移す。その後、燃料ラックの上のがれきを撤去しながら、燃料を専用の輸送容器に入れて別棟の共用プールに移送する。
 燃料取り出し作業は来年末まで続く予定。

 隣の3号機プールでは来年3月以降に建屋カバーを設置した上で、2015年9月ごろの使用済み燃料の取り出しを目指す。


  「東電に任せている場合ですか」-まったくそのとおりです

神保哲生氏のビデオニュース・ドットコムで、9月7日、田中三彦氏(元国会事故調委員・科学ジャーナリスト)を招いて、4号機の使用済み燃料プールからの核燃料の取り出し作業について

(抜粋)
神保:
いよいよ4号機建屋の使用済み燃料プールから使用済み燃料の取り出し作業が始まる。
取り出し作業中に、失敗が起これば当然、今までの苦労が水の泡になるどころか全滅してしまう心配さえある。
その場合は、汚染水どころの話ではない、日本が終わるかもしれないという話。
作業員の人たちは一斉に避難するだろう
。でも彼らに罪はない。

今まで、汚染水の漏出、タンクの水漏れ、何度かの電源喪失…これだけの失敗を重ね、しかも重大な情報を隠してきた企業に任せきりでいいのか。なんと、この作業においては、東電が日本の命運を握ることになるのだ。

この作業を東電がやるということに、どうしても違和感がある。この作業は前人未到の凄い作業になるはずだ。

1体91トン、全長5.5mの中に22本の核燃料棒を収めるという。(これは、ドライ・キャスクのことを言っているのか)

原子力規制委員会の田中俊一委員長は、「大した問題ではない」と言っているが、場合によっては日本だけの問題でなくなって世界の問題になる。
国は東電に任せきりだが、本当にこれでいいのか。それよりなにより、「大丈夫なのか」ということだ。

田中:
規制委員会の田中委員長の「取り出し作業は通常の作業と同じ」というのが引っかかる
彼が言っている「通常」とは、燃料集合体を取り出して乾式キャスクに入れて共用プールに入れる、ということだけ。

今回は、前代未聞の大量の燃料棒を移し替える作業だし、毎日作業をやっていくうちに巨大地震が起きるかもしれない。
「東電は、建屋本体を切り離した」と言うが、巨大地震では建屋の残りの本体そのものがダメになるかもしれない。

また、プールの中には瓦礫が落ちていて、それをどける作業で、燃料を損傷したり、燃料同士が接触してしまう事故が起こる可能性もある。
そういったことを想定すると、田中俊一委員長の「通常と同じ」というのは、いったいどこが?と思う。

9月2日の外国特派員協会の会見でも、「汚染水は基準値以下にピュリファイ(浄化)して、海に放出せざるを得ないのではないか」と他人ごとのようなことを言っていたが、本来、東電が言いたいことを、なぜ規制する側の委員長が代弁・擁護するような発言をするのか理解できない。
田中俊一委員長の一連の発言は、あきらかに規制する側の立場の発言ではない



以下、2本ほど、海外の記事を紹介します。
過激に見えるかもしれませんが、これが、まともな人間の反応です。

「世界の未来の明暗がきっちり分かれる危険な作業」が迫っているのに、無反応の日本人。どうもおかしくなっている。

人類にとって、もっとも危険な時がやってくる:4号機の燃料取り出し作業、それは人類の存亡に関わることなのだ
Humankind’s Most Dangerous Moment: Fukushima Fuel Pool at Unit 4. “This is an Issue of Human Survival.”
(グローバルリサーチ: ハーヴェイ・ワッサーマン 2013年9月20日)

私たちは、この2ヵ月以内に、米ソ核戦争勃発の恐怖に慄いた※キューバ危機以来、人類にとってもっとも危険な時を迎えつつある。

(※1962年10月のキューバ危機は、歴史的には米ソ核戦争の一歩手前だった、ということになっていますが、米ソ首脳は、実はホットラインでつながっていた。これは現在のイラン内部のグローバリストとオバマの関係と同じ)

われわれ人類のもてる力のすべてが、福島第一原発4号機使用済み燃料プールに投入されるに違いない。
東電は、60日以内に地上約30mのところに設置されている使用済み燃料プールの中にある1300本以上の核燃料棒の取り出し作業を開始すると発表した。

4号機の使用済み燃料プールは、壊滅的な損傷を受け、傾いている建屋の上に載っている。
次の地震で容易に崩れ落ちてしまうかもしれない。

プールの中に収納されている使用済み燃料は400トンにもおよび、これは広島に投下された原爆が放出した放射能の15000倍もの放射能を放出するのだ。

しかし、東電は、これに取り組むだけの科学力や技術力、財源のどれも持っていないのだ。
これは日本政府も同じだ。
この状況は、トップクラスの科学者、トップクラスの技術者を結集しければならないことを示している。

なぜ、これが、そんなに重大なことなのかだって?

すで福島第一原発構内からは、何千トンもの高濃度放射能汚染水が漏れだして太平洋に流れ込んでいる。それは半減期の長い、まさに毒の水である。

…高濃度放射能汚染水のほとんどは、構内に拙速に組み立てられた強度の弱い1000ほどの巨大なタンクに収められている。すでに、その多くから汚染水が漏れだしている。

そのすべてのタンクは次の地震で崩れ、膨大な量の毒の水が太平洋に流れ込むのだ。

また、構内の地下を流れる汚染水は、使用済燃料プールを支えている4号機建屋の残っている構造物を徐々にむしばんでいる。

…全体として、5号機、6号機、共用プールで冷却されている分も併せると11,000を超える燃料集合体が福島第一原発構内に散在しているのだ。

…取り出し作業で万一、失敗すれば燃料棒は空気にさらされ、放射能火災を起こしながら環境中に恐怖の放射能をまき散らすだろう。

プールは、地面に落下して砕け散り、飛び出した核燃料棒は核分裂を起こして爆発するかも知りない。
そうなれば終わりだ。

チェルノブイリ原発事故の時は、原子炉の爆発後10日で放射能雲がカリフォルニアに到達したが、福島の核災害では1週間もしないうちにカリフォルニアに到達した。

4号機で核燃料火災が起これば、致死的な放射能が何世紀にもわたって降り注ぐだろう。

元駐スイス大使の村田光平氏(セシウムはチェルノブイリの85倍)は、「福島第一原発のある放射能が全面的に環境中に放出されれば、地球全体の環境が破壊され、ひいては私たちの文明そのものが破壊されるだろう。これは絵空事ではない。人類が生存できるかどうかの問題だ」と言っている。

東電も日本政府も、いつまでも単独で事故収束に取り掛かっていていいはずがない。
世界トップクラスの科学者と技術者による統合チームを構成し、この非常事態に当たることに何ら疑問の余地がない。
あと、残すところ2ヵ月だ。

今、私たちは、世界的な科学者、技術者を福島での使用済み燃料の取り出し作業に動員させるよう、国連とオバマ大統領に請願しているところだ。


下は、有力ブログ「ワシントン・ブログ」の記事。かなり手厳しい。
しかし、これが海外の人々が、日本に抱いている本音です。

残念ながら、自民党政権などを選んだ日本人は、すでに世界から信用されていないのです。このことは、国内の情報に洗脳されている日本人には知る由もないでしょう。
本当のことを知ろうと探求しない日本人。おめでたい日本人。その凄まじい無知に世界はうんざりなのだ。

東京電力に福島原発を“片づけさせる”のは、殺人犯にVIPの脳外科手術をまかせるようなもの
(Washington's Blog 2013年8月14日  日本語訳 「マスコミに載らない海外記事」さん)

もし、ある無能な医者が、ありふれた手術をして、無数の患者を殺していて、それを偽っていて、隠蔽しようとした場合、その医者に、例えば大統領のようなVIPの脳外科手術をまかせるだろうか?

もちろん、まかせることはなかろう。

それなら、一体なぜ、東京電力に福島の燃料棒を取り出すのをまかせるのだろう?
東京電力には見るも無残な実績がある。

・技術者達は事故の前、長年、東京電力と日本政府に対して、原子炉は地震に対して安全ではなく、… 地震で原発は壊滅しかねないと警告してきた

津波が押し寄せる前に、… 福島原発は致命的に損傷し、津波が襲う前に、地震が原発を破壊していた

・ある公式の日本政府の調査は、福島事故は、政府と東京電力との間の“癒着”と、原子炉設計のまずさによって引き起こされた“人”災だと結論づけている。

・東京電力は、2011年の事故直後に、3基の原子炉で格納容器が破壊しており、核燃料が“行方不明になり”、実際本当に全く何の封じ込めもないことを知っていた。東京電力は2年半もこれを必死に隠蔽し続け… 原子炉が“冷温停止”にあるふりをしていたのだ。

・東京電力は、膨大な量の放射能に汚染した水が地下水と太平洋に漏れ出ていることを、2年間知っていたことを認めたばかりだ。(※ つまり、「知りながら隠していた」「嘘をついていた」と言うのが正しい表現。)

・東京電力には、本当に事を解決する財政的動機は皆無で、片づけるふりをしているに過ぎない。これをご覧願いたい。

・化学薬品を使って、原子炉下の土地を凝固させるという東京電力の最近の取り組みは、とんでもない裏目に出た。(※ 海側に凝固剤で遮水したため、当然ながら陸側の地下水が上がってさらなる漏水。)

またNBC Newsはこう報じている。
“[東京電力]は原発周辺の地下を凍結させることを検討している。
本質的に、これまで決して試みられたことのない、水の流出を防ぐ為の1.6キロもの長さの地下氷壁建設だが、私が話したある科学者は、このアイデアを、東京電力がこの問題を想定しそこね、わらをもつかもうとしている …
今や、解決もできないというもう一つの証拠に過ぎないといって取り合わなかった。”

ところが東京電力は、大統領の脳外科手術に等しい事に取り組もうとしているのだ。具体的には、2012年に書いた通り、人類に対する最大の短期的脅威は福島原発燃料プールだ。

もしプールの一つが崩壊すれば、あるいは火がつけば、アメリカ合州国に対して深刻な悪影響となりかねない。実際、ある上院議員は、アメリカにとっての国家安全保障の問題と呼んでいる。
次の地震による、使用済み核燃料プール破壊で引き起こされる放射能放出は、数日中にアメリカ西海岸に到達する可能性がある。この使用済み核燃料の安全な封じ込めと保護は、絶対に、アメリカ合州国にとっての安全保障上の問題だ。

原子力の専門家アーニー・ガンダーセンも医師のヘレン・カルディコットも、万一福島の燃料プールの一つが崩壊すれば、人々は北半球から避難しなければならないと語っている。ガンダーセンはこう語っている。

万一そうなったら赤道から南に移動することです。それが教訓だろうと思います。

元国連顧問の松村昭雄は、福島燃料プールからの放射性物質の取り出しは“人類生存の問題”だと言う。

燃料プール廃止措置の危険の度合いは、実に極めて高い。しかし、東京電力は、この極めて困難な作業を自力で始めようとしている


その他、病的虚言癖のある東電と無能な日本の官僚、政治家(海外メディアの中には、はっきりこう書くものもある)たちに任せておいたら大変なことになる、という強い論調で海外紙は書き立てています。

「M5.3の地震が福島を襲う」(US Today)(「不安いっぱいの廃炉作業)
「M5.8の地震が福島県を襲う」(ロイター)
その他、多数の海外メディアは、東電と、それに任せきりの日本政府に批判的です。

日本はどうでしょう。原発推進メディアは、まだ安倍礼賛。
広告費目当てに国民の命を危険にさらしている犯罪的なメディアなど百害あって一利なし。すぐに購読を打ち切るべきです。

  精神分裂状態の安倍晋三と自民党政権

東京にオリンピックを招致するため、ブエノスアイレスで開かれたIOC総会で、「福島第一原発の放射能汚染水は原発から0.3キロ以内にブロックされています!」と声高に“宣言”して世界の度肝を抜いた安倍晋三。

国内外からの猛烈な批判に突き動かされて、あわてふためいて、9月19日、福島第一原発の視察に訪れたはいいが、小野所長に、「港湾内の0.3キロはどこ?」と質問したという話が伝えられています。
彼は、「港湾」が何かも理解していなかったのです。
安倍
「福島第一原発の放射能汚染水は原発から0.3キロ以内にブロックされています!福島原発はコントロールされており、子供達は福島でサッカーボールを蹴っている」安倍発言!
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驚くほどの後回しを続けた結果、深刻な事態を招いた:ヤッコ

 ヤッコ

 軽く見たとか、失念したとかの問題ではない。
 「直ちに影響は無い」「炉心溶融はしていない」「直ちに健康に害は無い」など最初から国民を騙し、欺いてきた経過からすれば 、
 最初から意図的意識的なサボタージュを続けてきた東電とそれをかばった政府、マスコミの犯罪行為があるばかりである。
 ーーーーーーーーーーーー
 【 とことん後手に回り続けた、その結果、汚染水問題は悪化した 】  翻訳9/27 「星の金貨」氏から
  グレゴリー・ヤッコ元米原子力規制委員会委員長、日本の対応の遅れを指摘
  事故の初期に必要な対策を怠った結果、今日の巨額の対策実施が必要になった AP通信 / ワシントンポスト 9月24日

アメリカ合衆国原子力規制委員会の元委員長であるグレゴリー・ヤッコ氏は24日火曜日、壊滅的破壊を受けた福島第一原発では、事故直後から汚染水の問題は認識されていたにもかかわらず、その対策を後回しにし続けたため、現在の深刻な事態に至ったものだと指摘しました。

巨大地震と巨大津波により3基の原子炉がメルトダウン起こした福島第一原発では、溶け落ちた核燃料の冷却を続けるため大量の水を継続して送り込む必要があるが、その際汚染水の漏出が起りうる、その事実は日本の当局者もアメリカの当局者も、共に認識していたはずだとヤッコ氏が指摘しました。

ヤッコ氏は日本がこの問題に本格的に取り組む、その対応のあまりの遅さに驚いていると語りました。
いずれこのことが大きな問題になる、それは最初から分かっていたはずでした。」
ヤッコ元委員長は、東京での記者会見でこう語りました。
「私が一番驚いたのは、なぜこれほど事態が悪化するまで、問題を先送りしていたのかという点です。そして汚染問題も先送りされ、結局は海を汚染し続けていたことが明らかになったことで、私はもう一度唖然とさせられました。

福島第一原発で3基の原子炉がメルトダウンを起こして重大な危機に陥っていたとき、アメリカと日本の当局者は直ちに大量の水を送りこんで溶け落ちた燃料を冷却する必要を認識しました。
しかし冷却に使われた水は高濃度に汚染され、その保管が後々問題になることも解っており、いったいどれだけの量の水を送りこむべきか、急いで検討しなければなりませんでした。

日本側は原子炉格納容器付近と原子炉建屋に大量の水を注ぎこむことにより、地下水の大規模な汚染が発生することを恐れていましたが、アメリカ側は大気中に放出される汚染物質を最小限に留めるために、原子炉を冷却し、安定した状態に保ち続けることを主張しました。
しかし汚染水問題に対処し続けなければならないという『危機意識』は、いつの間にか失われてしまったのです。
この問題を軽視する姿勢が、全ての対応を遅らせることになったのだろう、反原子力発電の市民グループの招待により日本に滞在中のヤッコ氏がこのように指摘しました。

ヤッコ氏は昨年、アメリカ国内の原子力産業界からの圧力が強まり、米国原子力規制委員会の議長を辞任しました。

日本の当局者はこの7月になって初めて、事故直後から汚染水が太平洋に流れ込んでいた事実を確認しました。
事故発生当時政権の座にあり現在は野党の立場の民主党は、汚染のひどい原子炉建屋・タービン建屋付近の地下に防護壁を築き、汚染水の漏出を防ぐ計画が持ち上がったものの、東京電力が財政問題を理由にこのプランを拒否し、結局は延期されたことを先週認めました。

海洋中への汚染水の漏出をブロックするための鋼鉄製の防護壁の建築だけは工事が始まり、来年完成することになっています。

福島の危機が続いていた間、首相の特別補佐官を務めた民主党の馬淵澄夫議員は、先週18日に開催された党の会議の席上、2011年6月に東京電力が地下に防護壁を建設すると政府に約束したものの、当時財政難に陥っていた東京電力がさらに巨額の負担を強いられることになれば、『一般市民に混乱が生じる』として、公表しないよう求められたと語りました。

AP通信が24日に入手した2011年6月13日付けの東電内部のメモは、以下の必要性を認めていました。
汚染物質が地下水脈に入り込み、最終的に海に流れ出ないようにするためには、粘土と土を混ぜ合わせたスラリー(液体と不溶性の固形物質を混ぜ合わせたもので、コンクリートを作る水とセメント、紙を作る水とパルプなどがある。- 引用 : SPACE ALK)製の防護壁を原子炉建屋とタービン建屋周囲の地下に建設しなければならない

この計画は2011年4月に原子炉2号機から大量の汚染水が漏れ出したことを受け、「これ以上海洋を汚染しないようにするため」政府に提出されたとメモに印してありました。
そして政府の認可が降り次第、建設を始めることが約束されていたのです。

メモはこの対策を実施するためには約1000億円の資金が必要であることを強調、果たして日本政府の原子力関連の予算からこの資金が供与されるかどうか、大きな懸念があると述べています。
結局東京電力は、2012年7月に国営化されることになりました。

今月の初めに明らかにされた声明では、東京電力は地中に防護壁を築かなかった理由として、設計が複雑であったことに加え、原子炉建屋付近の汚染がひどく、作業が困難であったことを理由に挙げていました。

福島第一原発の事故収束・廃炉作業の内容については、東京電力と日本政府に対する内外の批判が止むことはありませんでしたが、地下水脈への汚染物質の流れ込みと溶け落ちた核燃料を冷却する際に作りだされた汚染水を貯蔵しているタンクからの漏水トラブルにより、批判は高まる一方です。

日本政府は、汚染水を海洋に放出できるようにするための最新の汚染水浄化装置を稼働させるための資金、そして福島第一原発の敷地外の地下水がこれ以上汚染されないようにするため、原子炉建屋とタービン建屋周辺の地下を凍結させる凍土対策に、国の予算を投入することになっています。

http://www.washingtonpost.com/world/asia_pacific/ex-us-nuke-safety-chief-says-fukushima-water-leak-deteriorated-while-japan-waited-too-long/2013/09/24/70938424-24db-11e3-9372-92606241ae9c_story.html
 ーーーーーーーーーーーー
  関連記事。
続く失態、疑わしい日本の原発事故処理の末尾にマーティン・ファクラー によるまとめの指摘。
中央官庁の官僚たちはこれまでもそうしてきたように、この批判をかわし、原子力ムラを守ろうと動いたのです。
その結果が今日まで行われてきた事故収束・廃炉作業であり、事業規模と予算ばかりが膨らんで結果が出ない、悪い意味での『公共事業』に他ならなかったのです。
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