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もうすぐ北風が強くなる

デモ隊排除ではない、行われているのは大虐殺:植草

 今、エジプトで起きていること。
 それは日本のマスコミが言うような「暫定政権による暴徒化したデモ隊の排除」などではない。
 起きていることは「選挙で選ばれた大統領を復権させよ」との非武装座り込みであり、それに対しての「クーデター軍による大虐殺」である。

 マスコミが信用出来ないことは原発事故でさんざん分かったはずだが、ことは海外のニュースでも同様なのだ。
 米国のための日本マスコミであり。国際金融資本のための日本マスコミであること。
 決して油断はできない。
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  市民大虐殺を暴徒化デモ隊排除と表現するメディア 8/16 植草一秀

エジプトで進行している事態は、軍事クーデター政権による市民の大虐殺である。

日本のメディアは暫定政権による外出禁止命令を無視して暴徒化した反政府勢力の排除と表現するが、真実を歪曲するものである。

1989年6月に中国で発生した天安門広場での人民解放軍によるデモ隊排除を日本のメディアは一斉に非難した。

いまエジプトで展開されている大規模な市民虐殺を、日本のメディアはなぜ「虐殺」と表現せず、「デモ隊の強制排除」と表現するのか。

理由は単純である。

軍事クーデター政権の背後に米国が存在するからである。
米国は表向き、軍事クーデター政権の市民大虐殺を牽制する姿勢を示すが、軍事クーデター政権の非正統性を主張しない。
エジプトがイスラム主義によって支配されることを恐れるからである。

「アラブの春」によってムバラク政権が崩壊された。
2012年の大統領選で選出されたムルシ政権の支持基盤がムスリム同胞団である。
ムスリム同胞団はパレスチナのハマスと連携しており、このムルシ政権がイスラエルとパレスチナの和平交渉を進展させる可能性を有していた。

イスラエルにはパレスチナとの和解を進展させようとする穏健派とパレスチナに対する譲歩を認めないとする右派強硬派が存在し、このパレスチナ右派強硬派側に位置するイスラエル秘密警察組織モサドがエジプトにおける軍事クーデターを裏側から主導していると見られる。
米国の対応が不明確であるのは、米国内にイスラエル右派強硬派に近い勢力が根強く存在するからである。

エジプト軍事クーデター政権による市民大虐殺を正面から容認できない一方で、この軍事クーデター政権の非正統性をも主張できないのである。

イスラム原理主義には「聖戦」の考え方があり、力による制圧、武力による抑圧は中期的にさらなる混乱の拡大をもたらす可能性が高い。

世界は西暦2000年を境に、「西の文明」から「東の文明」に中心を移し、2000年から2800年まで続く「東の文明」の時代に移行する、いま入口にあると見られる。

米国支配の世界秩序が、行きつ戻りつしながら、次第に崩壊してゆく過程に移行する。
米国による支配を継続するために仕掛けられた「アラブの春」であったが、パンドラの箱が開けられれば、時代は確実に大混乱の局面に移行する。

エジプト軍事クーデター政権は力による制圧=市民大虐殺の道に足を踏み入れたが、これが是認されることはない。
国際社会はエジプト軍事クーデター政権の正統性を認めず、この軍事クーデター政権による市民大虐殺を抑止する行動を示すべきである。

中国人民解放軍が中国市民によるデモ隊を600人規模で大虐殺したら、日本のメディアはどのような報道を展開するのか。
いま、エジプトで展開されている光景は、武器を持たない市民に対して、武装したエジプト軍が発砲し、600人規模の市民を虐殺しているものである。
人権抑圧、非人道的行動を取っているのが誰であるかは歴然としている。

ところが、米国はこのエジプト軍事クーデター政権を否定せず、米国からの資金支援、武器支援を中止する方針を示さない。
エジプト軍は米国が資金支援し、武器支援して育ててきた軍隊なのである。

この米国がエジプト軍事クーデター政権を非正統政権として否定しないから、日本のメディアは、エジプト軍事
クーデター政権による市民大虐殺を、「暫定政権による反政府デモ隊の強制排除」としか伝えない。

エジプト国籍を持つフィフィさんは、
「どうやらエジプト国民の声はメディアの方々には全く反映しないらしい。クーデターの黒幕である米国の存在を解説するのは御法度だから政府が同胞団の暴徒化を鎮静化したと歪曲する。使命感も正義感もない。マンマの為に働いてるだけ。サラッと報道した形を見せるだけ、真実を伝える気などさらさらない。」

「私は日本のメディアに何を期待してるんだ、いや、何も期待していない。ただ歪曲するくらいなら報道してくれるなと言いたい。」

とツイッターで訴える。
https://twitter.com/FIFI_Egypt

私たちは、世界の出来事を直接自分の目で見て、自分の言葉で語り、自分の頭で考えていない。
メディアが伝える言い回しを経由してしか捉えていないのだ。
メディアが「人権無視・極悪非道の大虐殺」と報じるなら、その言い回しを入り口にして自分の判断の一部とする。

しかし、メディアが、「暫定政権による暴徒化した反政府デモ隊の強制排除」と表現すると、その言い回しを出発点にものごとを認識してしまう。

元CIA職員のスノーデン氏のことを、日本のメディアは「容疑者」の呼称をつけて表現する。
アル・カイーダのウサマ・ビン・ラディン氏についても容疑者の呼称をつけて表現する。

その呼称の基準はどこにあるか。
その基準は日本に存在しない。
米国の基準、アメリカン・スタンダードなのである


米国の金魚の糞に成り下がってしまっているのが、日本の現実である。
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 ※ このブログ内でのアラブ、イスラム、パレスチナ関係ページのリンク。

・ 国際金融資本の成立
・ 中東への分裂謀略が続く
・ 狂信的シオニストと闘うパレスチナ
・ エジプト反政府デモは勝利するか
・ 反政府闘争はムバラク追放では終わらない
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・ 復興するイスラムの力(2)
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・ ムスリム同胞団と欧米帝国主義、エジプトクーデター
・ 無差別虐殺が続いているエジプト:フィフィ
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無差別虐殺が続いているエジプト:フィフィ

 エジプト軍幹部は、公正に選挙で選ばれた大統領を拘束し、大統領の復権を要求する国民に対して無差別虐殺を続けている。
 クーデター軍は完全に報道を封殺している。
 軍の兵士、将校を後方配置にして、復活させた治安警察に虐殺をさせている。
 これは兵士。将校の一部でも大統領支持の民衆と合流する可能性があるためである。
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   無差別虐殺が続いているエジプト 報道を封殺されている中で事実を フィフィのツイッターから https://twitter.com/FIFI_Egypt

以下8/14

速報:エジプト カイロ現地からの情報 暫定政権の強制排除により450人の死者、5000人の重体を含む怪我人。女性や乳児など多くの子供も含まれる。無差別虐殺が繰り返される中、衛星放送局が焼き払いとブルドーザーで破壊され、情報規制が続いている。外国人報道陣も拘束されている。

速報:エジプト首都カイロの反クーデターデモに対し治安部隊が逃げ惑う市民を拘束、包囲し虐殺。内務省は現在エジプト国内全鉄道や高速道路を運行停止にしたとの情報。

【エジプト国内からの最新情報を流しています】

現在、モルシ派、同胞団系のメディアは放送を止められているから、エジプトから入ってくるのは御用放送ばかり。興味深いのは湾岸各国の放送。どれもこれも、お笑いかドラマを放送していて、素知らぬ顔。

速報:暫定政権は治安当局の無差別虐殺による5000人以上の負傷者の治療を妨げるため、病院の配電を停止し、救急車による怪我人の護送を妨げている模様。

速報:強制排除や沈静化と日本では報道されていますが、実際には女性や乳児も含む暫定政権によるデモ隊への無差別虐殺。地上ではブルドーザーによる破壊や実弾発砲、建物の屋上からはスナイパーなど。死者500人以上、負傷者5000人以上。

※エジプト情勢について…これは、内戦ではありません。暫定政権による武器を持たない市民への無差別虐殺です。日本の報道は米国が支持する暫定政権側の受け売りです。どうぞご理解下さい。お願いします。

速報:エジプト 暫定政権による無差別虐殺で現在までに死者500人以上、負傷者は1万人を超えた模様

所詮、日本はアメリカの傘の下。アメリカが支持するエジプト暫定政権の無差別虐殺の報道には消極的。残念です。

エジプト情勢:報道規制 エジプト人記者だけでなく、外国の報道陣も次々に拘束されています。その惨状が覆い隠されないためにツイートを続けます。ご協力お願いします。RT @masanorinaito: 現場で取材にあたっていたAA(トルコ国営アナトリア通信)とロイターのカメラマン逮捕。

デモに対する治安部隊の無差別虐殺開始から約4時間経過。英スカイニュースの特派員は治安部隊が狙撃銃とマシンガンでデモ参加者を攻撃していると報道。

暫定政権の治安部隊によるデモ隊への無差別虐殺が続くエジプトで、中央銀行が国内全銀行に正午で閉店するよう指示したとの情報。また一部鉄道の運行が停止され、道路も閉鎖されている模様。これは国民の移動を妨害するためか。また負傷者の治療に当たる病院の配電を政府側が停止するなどの嫌がらせも。

日本は米国が支持するエジプト暫定政権に配慮してか、それとも米国からの受け売り報道するのが関の山なのか、暫定政権の無差別虐殺をデモ隊の「鎮静化」や「排除」と表現。RT @masanorinaito: 仏、ル・モンドはムスリム同胞団が使った「虐殺」の表現を引用。

エジプト暫定政権の治安部隊によるデモへの無差別虐殺行為について、英外務省が深い懸念を表明、協議による平和的解決を求めると声明。米国はどう出るか?

エジプトの治安部隊による市民への無差別虐殺について、EUがエジプト政府に自制を呼びかけ、ドイツ政府は懸念を表明。また、スウェーデンのカール・ビルト外相が暫定政権に対し非難声明。責任は政府軍にあり、正常な政治プロセスの復帰は極めて困難になったと発表した。

エジプト政府・治安部隊によるムスリム同胞団弾圧についてカタール政府が強く非難すると声明。

米国の言いなりに動いた者へのご褒美に与えられるノーベル平和賞受賞者なんぞ所詮そんなもの。革命の際も一目散に海外に逃げ出したエルバラダイに国民は不信感を持っている。ところで米の声明はまだ?RT @gloomynews: エルバラダイ氏はどこに居る?とのツイート多数。何処へ行った?

ゴルフに夢中のオバマ米大統領の声明はまだかね?大統領を不当に拘束したエジプト軍にご褒美まで与え、クーデターと認めず、暫定政権を支持したアメリカ。親米政権樹立のためにこの事態を放置し続けるか。そもそも民主化の後退、独裁的軍事政権が大胆な動きに出ているのもアメリカの後ろ盾があるから。

エジプト 取材中の英カメラマンとドバイの新聞、ガルフニュースの26歳の女性記者が14日、エジプト暫定政権の治安部隊による市民への虐殺行為で死亡したとのこと。これはデモ隊への鎮静化や排除ではなく暫定政権による無差別虐殺であることの証明。また、その惨状を伝えようとする報道陣への規制。

私にとって、エジプトの惨状は悪夢です。いま、ひとりで部屋にいますが、悲しくて仕方ない…

そのアメリカの傘の下、日本の報道ではエジプト情勢の真意のかけらも伝わらない。RT @gloomynews: ケリー米国務長官はエジプト軍によるクーデターを「民主主義の復帰」と全面支持したばかり。オバマ政権、エジプト情勢で立場無し。

シーシに対する国民の信頼度はゼロ。彼の母親がユダヤ人である事もその理由。RT @YasserYabani: カタール日刊紙…予定を切り上げカイロからドーハに戻ったカラダーウィー師が声明。シーシ国防相以下、暫定政権関係者を「エジプトで起きた前代未聞の犯罪の協力者」と名指しで非難。

エジプト国内からの政府非公式発表では死者が500人以上、負傷者は1万人を超えていると。RT @masanorinaito: エジプト保健省、民間人235人が死亡、負傷者は2000人以上と発表。政府側発表で、この数字。おそらく、かなりこれより多数の死傷者が出ている。

以下8/15

昨日、局に向かってる私にエジプトにいる母から電話が。その尋常じゃない様子に大変な事が起こってると悟った私。「乳飲み子に授乳している女性までもが武装集団というのか!なぜ国民が虐殺されなければいけない!真実が報道されていない!」私は自分にできる事をどんな圧力にも屈せず続けて行きます。

自分さえよければいい。なんて育てられ方されてないんだよ、うちらは。

エジプト 14日に起きた政府治安部隊による反クーデターデモ隊らに対する虐殺行為での死者は525人、怪我人は3717人と保健省発表。カイロ東部ナスルシティの非武装座り込みデモ現場だけで202人死亡。※保健省の発表なので実際はこの数字をもっと上回るだろう。

エジプトの暫定政権による市民デモへの無差別虐殺行為についてアフガン政府が非難声明。

多くの若者が自らの命を顧みず、日本国の為に亡くなったあの戦争から68年。いま、エジプトでも多くの国民が国を守る為に命を落としています。悲しみの連鎖が引き継がれる事のないよう、祈ります。8月15日 終戦記念日。

妹と母がエジプトカイロのラバア広場で数日前に反クーデターデモ隊へ演説を行った際、ステージから撮影した写真。妹は日本語でスピーチを行ってます。実に平和的なデモで女性や子供、老人が多かった。いまこの広場は焼き払いにあい無くなっています。

エジプト情勢を解説する際に、争いだとか、内戦だとか、衝突だとかそう言った言葉を一切使わないで頂きたい。これは平和的なデモをしていた非武装な民衆に対し、暫定政権の治安部隊が一方的に行った無差別虐殺行為なのだから。亡くなった方々が浮かばれない。中途半端な知識ならば報道しないで欲しい。

アルガジィーラでは、デモをする市民に対する治安部隊の暴行の映像が次々と報道されてます。ソースは、アルガジィーラ モバーシェル ミスル。また、モスク内でも殺戮が繰り返され、モスク内は血だらけ。そのまま遺体安置所になっていたモスクは、証拠隠ぺいのためモスクごと治安部隊に燃やされた。

スエズ地区の現在。非常事態宣言は、7時以降の外出禁止だが、暫定政権の無差別虐殺に対するデモは、続いている。スエズ地区では84人が不当に逮捕され、民間人でありながら、軍事裁判にかけられる事になる。軍事裁判は、弁護士も呼ぶことも出来ない。このような暫定政権を擁護し支援する米国とは…

報道は暫定政権の治安部隊による無差別虐殺の死亡者をエジプト政府の発表に頼るが、実際にはその5倍の2000人以上。負傷者は1万人以上とされている。いつまでクーデター政権の数字をあてに報道してるんだ?恥ずかしくないのかマスコミ各位。デモクラシーを無視した報道スタンスには終始呆れる。

記者会見を行ったオバマ大統領、非武装な民衆に対しての無差別虐殺行為を行った暫定政権を擁護し、エジプト軍への13億ドルの資金援助停止に触れず、そしてまたゴルフに戻ったのであった。これがアメリカ。いつも民主主義を唱えているのは自分らの足元守る為。その為なら軍事政権も独裁者も擁護する。

長年のムバラク独裁政権下では就職難が続き、食うも困る者達が街に溢れた。彼らの存在は政府にとっては都合が良い。治安部隊は彼らを雇い民衆弾圧を仕向ける。最近はチンピラ御殿なるものも建てられ、まさにチンピラッズ ドリーム。友人も祖国も売る非国民の私服チンピラに志願する者がいるのも事実。

エジプトの声「デモをする権利は、どこだ?防弾チョッキなどで武装した治安部隊が武力で、市民を抑え、虐殺している。先進国は何故正しい報道が出来ない?今や、彼らの言う人権や民主主義は、ただの歌に過ぎない。投票で選ばれた大統領を誘拐し、実弾と戦車で民衆から奪い取ることが民主主義なのか!」

注:エジプト:キリスト教会36カ所に放火 軍支持層に反発か
惑わされないで下さい。反クーデターの民衆の運動を「宗教対立」という構造に見せかけたい為の暫定政権側による焼き払いです。でなければ、このタイミングで教会を焼き払う必要もない。同胞団は実に平和的に座り込みデモを続けていた。

日本のメディアの皆さま、取材能力に限界があり、中途半端な情報でしか報道できないのなら報道しないで下さい。米国からの受け売り報道では視聴者に真相のかけらも伝わらないし、エジプト国民の気持ちを逆なでする不快でしかありません。繰り返します。これは内戦ではありません。政府による虐殺です。


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小沢氏8/15終戦記念日:風化、忘却は破滅をもたらす

 小沢13050

   終戦記念日にあたって   2013年8月15日  生活の党代表 小沢一郎

 本日、68年目の終戦記念日を迎えるにあたり、先の大戦において犠牲となられた内外のすべての人々に対し、謹んで哀悼の誠を捧げます。

 我々は、決してあの戦争を忘れてはなりません。
 しっかりと国民の記憶として、国家存続のための不可欠の歴史的教訓として、刻み込むものでなければなりません。
 今日の平和と安全は、かつての尊い犠牲の上に成り立っているということを私達は決して忘れてはならないのです。

 時として、人々は日々の安逸の中に、一番大切なもの、肝心なものを忘れてしまうことがあります。
 そして、その時こそ私達は新たなる危機に直面するといえます。
 記憶の風化や忘却は最終的に国家の破滅をもたらすことになりかねません。

 したがって、何より記憶すること、そして、語り継ぐこと
 こうしたことの重要性を一人ひとりの国民が、この終戦の日に、改めて考えることが大切であると感じます。
 そして、全く同じことが、私達がつい最近体験した東日本大震災と福島原発事故についてもいえると思います。

 歴史的教訓から何を学び、何を伝え、国づくりにどのように反映させていくのか、
 いま、政治に問われているのはそういうことであると感じます。

 わが党は、このような認識の下、過去のさまざまな歴史的教訓の上に立って、世界の平和と、この国のより良き未来の創造のため、引き続き全力で取り組んで参ることをここにお誓い申し上げます。
 ーーーーーーーーーーーー
 天皇国家主義とナチス、終戦に関する記事。

「屈辱の日」三日後「血のメーデー」
麻生が学ぶ、ナチスの暴力と世論操作
終戦からの米国依存と昭和天皇
長崎平和宣言
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