もうすぐ北風が強くなる

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世論調査は民意の反映ではない、テレビを反映しているだけ

 世論調査はマスコミによる「世論操作」であるが、そのからくり。
 世論調査に応じる人たちは固定電話、日中自宅に居る、電話の相手を信用しやすいなどの条件を満たす人たちであって、比率で言えばテレビを見る時間が長い人、もっと言えばおれおれ詐欺の被害に会いやすい人が高率と考える。

 まずはここでテレビの洗脳能力は存分に発揮されている。
 と同時に誘導質問に逆らわない遠慮深さ(従順さ)もあるだろう。
 つまり、世論調査は民意の反映などではない。世論調査はテレビ報道を反映しているだけなのだ。

 問題はそのあと、発表された世論調査を民意として報道し、それを忙しい勤労者が信じていることなのだ。
 マスコミの威力はここで存分に発揮されて、「世論操作」を進めているわけである。
 本澤二郎氏から 
 ーーーーーーーーーーーーー
  本澤二郎の「日本の風景」(1241) 3/26

<安倍支持率のカラクリ?>

 安倍内閣発足2カ月の世論調査を、新聞テレビが次々と公表した。
 高い支持率が官邸を喜ばせている。総選挙では、有権者の10%台の得票でしかなかった自民党である。それも公明党の固い票が投入されてのものだ。
 自民党1党では無理な票だった。其れが現在、国民の7割もが支持しているという?
 新聞テレビの世論調査結果だそうな。本当にそうなのだろうか?
 放射能によって脳が侵されていない正常人間には、とても納得できないだろう。
 一皮めくると、他愛のない事情に気付くことだろう。

<新聞テレビの宣伝のお陰>

 戦争中の日本の新聞は、いわゆる大本営発表という軍部のいいなり情報を垂れ流した。それを国民は信じて日本の勝利を確信した。
 鬼畜米英に人々は、飢えながら耐えた。神風が吹くとも信じた。
 安倍内閣に対して、ほぼ同じような報道がなされている、といったらしかられるだろうか。「危機突破内閣」という用語を考案した人物は、大本営時代をかすっていた人物が編み出したものか。
 確かに日本は危機であるが、安倍戦略の場合は、子供だましもいいところだ。だが、新聞テレビに惑わされてしまう無知な日本人は少なくない。

 権力は都合の悪いことは隠す・嘘をつく。それを新聞テレビが代わって演じている。
 それが今の日本の真実である。
 その結果、安倍はよく頑張っている、という印象を人々に植え付ける。
 新聞テレビの威力は、何と言っても絶大だ。
 老人社会の日本である。茶の間のテレビに釘づけになるお年寄りばかりだ。其の分、政府広報のような新聞テレビに騙されることになる。
 内閣高支持率のカラクリである。

<民意反映は?>

 読売・産経・日経とその系列のテレビは、こぞって体制支持を強く打ち出している。
 中立・公正・不偏不党のジャーナリズムの基本原則を放棄してしまっている。国民に奉仕するという責任を放棄してしまっている。
 ネット情報に触れられるお年寄りは少ない。パソコンを持っていない。操作もできない。

 朝日・毎日にしても、言うところのナベツネ化が進行して久しい。
 官僚政治の弱点は、民意を反映しない点である。財閥の代弁者になり下がっている。
 この財閥と官閥に従属する新聞テレビが、いまの日本のマスコミなのだ。

<世論はメディア報道に比例>

 世論は新聞テレビが作り上げるものだ。
 TPPは日本にとって深刻な事態を招くのだが、新聞テレビが一斉に政府側に立って報道する。
 ために国民の半数が支持している、という調査結果を大々的に吹聴している。真実を伝えない数字でしかない。
 そのうちに人々は副作用に飛びあがるだろう。

 時代は21世紀である。それなのに新聞テレビは戦前に回帰して、公然と政府の広報に徹している。
 内情にうとい国民の多くは、新聞テレビに引きずられることになる。操作された世論が大手を振るう現在の日本ということにもなる。
 新聞テレビが安倍内閣を持ち上げると、それに正比例して内閣支持率も上がることになる
 こんなことは誰でもわかることだろう。
 不正選挙疑惑を追及するマスコミが存在しないのも当然なのだ。

<民意を反映しない報道>

 民意を反映しない日本のメディアばかりである。
 それどころか政府が期待する世論を作り出している。これは事実上の独裁国家のやることである。民主主義のない日本である。
 戦後の日本を、平和な民主主義の確立した国と教えられてきた。
 しかし、それは幻想だった。幻想の時代に生きる、生きてきた日本人なのである。
 その責任はジャーナリズムにもある。
 「権力に屈しない」ことが、ジャーナリズムたるゆえんだ。宇都宮がいつも心配していたことだ。彼の指摘が的中した今の日本である。

 民意を反映しない報道のその先のことを考えているのだろうか。CIAのリストに乗っていた人物が、大新聞の論説主幹をしていたことに驚愕した筆者も不勉強のそしりを免れない。だから現在新聞を購入していない。

<円安誘導副作用を知らせない新聞テレビ>

 円札を刷りまくれば、円の価値が下がる。小学生でもわかる。
 安倍はそれを大々的に実施すると公約した。露骨な円安誘導である。
 この円安誘導公約で株屋が反応した。
 株屋と連携する安倍経済路線だ。
 これによって副作用がどんどん出ている。ガソリンや灯油だけではない。全ての輸入品が値上がりして家計を直撃している。
 そのことの深刻さを新聞テレビは報道しない。

<株屋の意向を反映する報道>

 「株が上がった」と連日報道している。
 世の中が明るくなった、と景気のよい報道に専念している。株屋向けの報道に熱心である。
 それも全ての新聞テレビが競って伝えている。
 市民に誤解を与えている。均衡な報道に関心を向けていない。
 市民判断を狂わせている。要するに富裕層・お金持ちの側に立って報道している。
 財界・財閥の視点に立っている。
 人民の人民による人民のための政治さえも、日本のマスコミは排除しているのである。それゆえの高い支持率なのである。

<ワシントン冷遇を伝えないNHK>

 NHKは国民に奉仕することを約束したメディアである。不偏不党でなければならない。公正な報道は義務なのだ。
 今回の安倍のワシントンへの参勤交代を、正確に報道しなかった。
 ワシントンは歓迎ムードとは無縁だった。米大統領は1・5時間しか会談に割かなかった。
 大統領夫人は、安倍夫人との対話をキャンセルした。やむなく安倍の単身訪問となった。
 首相は尖閣問題に絡めてアメリカの軍事的保護発言を期待したが、大統領は応じなかった。
 安倍に対して中国という名前も口にしなかった。
 ワシントンは北京に対して気を使っていたのだ。当り前であろう。

 こうした事実をNHKは国民に伝えなかった。
 「TPPは成功だった」とだけ吹聴した。NHKもまた大本営報道に徹した。
 こうしたことも世論に反映する。政府の都合のよい世論作りに貢献している。
 知らなかったが、今のNHK会長は右翼経済人で知られるKの子分だと事情通が語っていた。財界・財閥に支配されているNHKなのだ。
 平壌放送
 こちらは東京。大日本中央放送局です。
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嘘は潮時、原発は地震でメルトダウンを開始した

 3号機

 先週末に「ベント前から高放射能、県はデータを放置」にて毎日新聞の記事を紹介しました。
 ベントの前から700倍の放射能が観測されており、地震から14、15時間後には、既にメルトダウンが進んで放射能の大量放出が始まっていたわけです。

 この事実が隠蔽されていたために、各事故調査においても地震による配管破断説は弱くなり、津波被害説が中心となりました。
 国会事故調においても、地震による「強い可能性」にとどまったわけです。
 また県民健康調査の被曝量にも反映されていません。
 毎日新聞記事は、県庁のデータ放置に原因を求めていますが、少なくとも東電、米軍(自衛隊も)は早期のメルトダウンを知ることの出来る立場にいます。

 知っていて放置したとすれば、ベントの遅れ、自衛隊の出動遅延、自衛隊の一時撤退、保安院常駐職員の撤退、東電の撤退騒ぎなどの辻褄が合うことになります。
 原発事故の原因が津波などではなく、地震による配管破断であり、少なくとも全国の原発の配管の耐震見直しに直結することを姑息に避けようと隠してきたと考えられます。
 
 毎日以外は沈黙していますが、嘘に嘘を重ねてきた来たことが徐々にバレて来ました。
 ーーーーーーーーーーーーーーーー
   ベント前にメルトダウンして放射能を撒き散らしていた福島第一原発1号機 2/25 「逝きし世の面影」から

  『メルトダウンを知っていた東電、知らなかった日本国首相』

早急なベント実施(原発の圧力容器からの蒸気放出)をせまる首相官邸からの度重なる催促にも、のらりくらりと一向に動かない東京電力。
痺れを切らしての最高責任者(首相)の蛮勇だが、ベント作業の意味は『原発の圧力容器や配管が健全である』ことが大前提である。
3月12日に、一見すると東電がベントを渋ったように装った事は間違いない事実である。

ところが、1号機のように前日の3月11日に早々とメルトダウンしている原発では、もはやベント作業は行っても行わなくとも大きな意味がない。
そもそも話は逆さまでメルトダウンを防ぐのが、ベントの実施目的なのです。
炉心溶融を心配して、ベント実施で首相官邸(菅直人)が大騒ぎしていた12日朝の時点では、既にメルトダウンしていた福島第一原発からは大量に放射能が出ていることを当事者である東電は知っていた可能性が高い。
ところが、対照的なのが肝心の菅直人の政府や班目の安全委員会である。間違いなく少しも知らなかった

  『既にメルトダウンしていることを知っていた自衛隊』

すでにメルトダウンしていた一号機は、東電が『ベントに成功した』と発表した直後の12日午後3時36分に水素爆発して建屋上部が完全に吹き飛んでいる。
ちなみに自衛隊が福島第一原発に到着した時間は12日朝7時で、日本国の最高責任者菅直人首相と同時刻である。
自衛隊は、日本が国家存亡の危機に直面して1分1秒を争っている一番大事な時期に、部隊の出動指令から現地到着まで半日以上、13時間もの貴重な時間を浪費していた。

これが本当の実力なら到底許されない犯罪的な怠慢である。
自衛隊が『存在すること』自体が日本にとって危険であり、穀潰しの無能集団は即刻解体する以外にないが、無人観測機グローバルホークを飛ばしていた米軍経由で福島第一原発が既にメルトダウンしている事実を正しく把握していた可能性が高い。(米軍と自衛隊は指揮命令系統や通信が一体化している)

もしもメルトダウンしている原発に出動命令が下りたとすれば、今回の13時間もの致命的な時間ロスの意味は当然であった。
致命的にグズでのろまな自衛隊は、不思議に見えても少しも不思議ではなかったのである。

  『福島第1原発:ベント前 (700倍超の)放射性物質が10キロ圏に拡散』

11年3月12日に1号機格納容器の水蒸気を外部に放出する「ベント」を始める約5時間前から、放射性物質が約10キロ圏に拡散していたことがわかった。
放射線量が通常の700倍超に達していた地点もあり、避難前の住民が高線量にさらされていた実態が初めて裏づけられた。
原発モニタリングポストは(福島県が)昨年9月下旬までに20基の蓄積データを回収し解析。
ベント前に放射性物質が拡散していたことは周知されておらず、国会と政府の原発事故調査委員会も把握していなかった。
最初のベントは3月12日午前10時17分に試みられ、4回目の同日午後2時半ごろに「成功した」とされる。
しかし、観測データによると、主に双葉町の▽郡山地区▽山田地区▽上羽鳥地区▽新山地区−−の4地点でベント前に放射線量が上昇していた。
西5.5キロの山田地区ではベント直前の同10時に32.47マイクロシーベルトと通常の約720倍を記録した。
数値の変動は風向きの変化によるとみられる。
1号機では11日夜から12日未明にかけて、全電源喪失を原因として炉心溶融(メルトダウン)が発生。圧力容器などが損傷し、放射性物質が外部に漏出したと推定されている。
毎日新聞 (2013年02月22日)

  『驚愕の大ニュースが次々と・・・』

ベント前にメルトダウンして放射能を撒き散らしていた福島第一原発1号機の驚愕的な大ニュースは22日の毎日新聞の第一面にしか掲載されていない。
普通なら必ずある他紙の追従報道も無いし、通常行う毎日新聞自身の解説記事も無い。
誤報であれば何らかの訂正記事があるはずであるが、それもない。
ベント開始の5時間前の放射能大量漏洩ですが、22日毎日記事以外『何も無し』(他紙が無視)なのです。

メディアが全員一致、みんなで目立たぬように努力しているのですから、余計にとんでもない重大なニュースである可能性が高い。
そもそも今度の驚愕的な事実が判明したのは、『昨年9月下旬以前』とあるので半年も前なのですよ。
調査報道が売り物の週刊誌とか月刊誌でもあるまいし、新鮮さが第一番の売りである新聞社(毎日新聞)が半年前の古すぎるニュースを第一面にしたのです。

今回と同じ『毎日だけが1回だけ唐突に報じて他紙が無視して絶対に報道しない、半年前の不都合なニュース報道』は、今回の珍事だけではない。
福島第一原発関連では、以前にも今回と良く似たことがあったのです。

  『事件事故の発覚から半年後に新聞が報道する意味とは』

2012年3月14日に『原発が爆発するので逃げて』と、自衛隊員が原発から半径100キロ圏から逃亡した嘆かわしい日本国自衛隊の不祥事を、毎日は半年後に小さく報道している。
報道事実の正誤であるが、南相馬町の庁舎や避難所に自衛隊の部隊が緊急車両で乗り付け、自衛隊員が『原発が爆発します。100キロまで逃げて下さい』と言い残して東方向に走り去っている。

また同時刻に避難する被災民で大混雑する道路をサイレンを鳴らし一般車両をどかして原発の反対方向に走り去る自衛隊部隊を市民が目撃しているので、毎日だけが書いた不思議な報道は確実な正しい事実だろうと推測出来る。
(他のメディアも14日に原発20キロ圏と近い位置にあったJビレッジから現地本部を撤収して、60キロ離れた郡山市まで撤退させた自衛隊の動きを一応は報じている)

  『東電清水社長VS菅直人枝野幸男の嘘つき合戦』

14日に東電の清水社長が原発からの撤退を言ったとか言わなかったとか水掛け論の真実(白黒)も、14日の自衛隊の逃亡劇をマスコミが『不都合すぎる』と報道しないから話が大混乱するのです。
日本で唯一の武装集団である自衛隊が『危ないから』と逃亡した事実を報道しさえすれば、一民間企業に過ぎない東電が『危ない原発』から全面撤退すると言った事実の正誤は誰にでも容易に判断できる

怖気付いて敵前逃亡した自衛隊の不都合な顛末は、今回の『福島第1原発:ベント前 (700倍超の)放射性物質が10キロ圏に拡散』とそっくり同じ構造なのです。
半年も経ってから、やっと知って報道するなど本来ならジャーナリストとして大恥で、新聞でなくて、これでは旧聞である。

ですからこれは『初めて知ったから、今書いた』のではなくて、『半年間寝かしていたが、今ごろ書いた』が正しい裏事情であろう。
表に出せなかった』何かの事情が、去年9月から今までの半年間で大きく変化したのです。

  『津波では無く、3・11大地震の直撃で破壊されていた原発』

復水器(IC)イソコンと呼ばれる非常用冷却装置は、電源がなくても原子炉を冷却できる。
ICは地震によって損傷されないように『他の配管などより数段頑丈に作られている』と電力会社側は主張、すべての差し止め訴訟に勝訴している。
ところが現実には冷却に失敗して原発は爆発。
『正常に作動した』が、吉田原発所長を筆頭に運転員が最後の命綱のICの操作マニュアルを誰一人知らず基本操作を誤った人災とされた。

ところが今回とんでもない事実が発覚する。
黒川委員長の国会事故調には4号機の圧力容器を設計した原発技術者がいた。
津波到着以前の地震の揺れで1号機建屋の4階にある非常用復水器(IC)の配管が損傷していた疑惑が浮上。国会事故調は現地調査を行おうとしたが東電側が虚偽報告で妨害する。
3月11日の地震直後に作業員が大量の漏水を確認しているのですから、それなら非常用復水器(IC)の配管が致命的に損傷していた。

そもそもいくら作業員が頑張っても原子炉の冷却は無理でメルトダウンによる爆発は不可避だったのであろう。
東電や政府はこの事実を知られたくなかった。
だから吉田所長など原発作業員全員が『無知無能だった』との白々しい嘘八百をでっち上げて、責任転嫁を行って誤魔化した。

黒川委員長は再調査を要求しているが、なんでこんな大事な話が事故発生から2年も経った今頃出てくるのですか。
隠しきれなくなった重大事実』は、この非常用復水器(IC)の顛末だけではない可能性の方が高い。
今回根本が覆ったのですから、いくつも設置された事故調の報告は全てがまやかしか何かの隠蔽工作である。

  『胡散臭すぎる東電のシナリオ』

岩手県で田老町の万里の長城といわれた本物の高さ10メートルの巨大な防波堤が、あろうことか東京電力は福島第一原発にもあったとの真っ赤な大嘘を恥ずかしげもなく平気でつく。
政府も東電の嘘に便乗して国際原子力機関(IAEA)に『10メートルの堤防を超える15メートルの大津波』との大笑いの嘘報告を提出する国辱行為を行っている。
恥ずかしいという気持ちが少しもない。

威容を誇った10メートルの巨大堤防が福島県には何処にも無い程度は、地元の小学生でも知っている
今までのマスコミに報道されていた運転員全員が知らない復水器(IC)も何回も失敗したベントも海水注水も大津波も、すべてが東電のシナリオであるが、真実とは大きく違う爆笑ものの嘘八百なのです。

少しずつではあるが、数ヶ月前から東電と政府通産省が二人三脚で行っていた偽装工作の嘘が暴かれつつある
真実を知っている吉田原発所長は現在ステージ4(末期)に近いステージ3の食道癌で闘病中であるが、原発を所有する東電(電力会社)の執行役員の一人としてではなく、原発の運転作業員のトップ(代表)として全ての事実を明らかにする役目があるだろう。

しかし残念ながら現状では東電の執行役員の立場が優先しているのでしょう。
官邸での事故調査の聞き取りで東京に出張していた吉田氏は一言も語らず頭から上着をかぶり逃亡する。情けないことに破廉恥な凶悪犯罪で逮捕された被疑者とまったく同じ態度であった。

会社を守るためにイソコンの操作で嘘をついた(自ら濡れ衣をかぶった)のは間違いないが、今回はベント操作でもメルトダウンが事実なら嘘を付いたことが確実である。
しかし会社(東電)を守るための吉田所長の嘘は、その程度では済まない可能性の方が高いのである。
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 津波ではない。その前の地震で既に配管破断して電源喪失していた事実。
 このことについてのページリンク。

メルトダウン!
3号機、大津波の前に地震で配管破損、漏出!
次の原発大事故を準備する政府
すべての原発が地震で配管破断の危険
原因は津波ではない、地震による配管破断
原発は地震で壊れていた:ネイチャー
これからの生活と放射能汚染
地震の配管破断でメルトダウン、津波原因説の矛盾
原発事故の地震原因を封印する保安院
津波ではない、原発は地震で壊れた:国会事故調
国会事故調:謎とリスク(1)(2)(3)
配管をなくせないなら再稼働するな
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チェリノブイリの子ども:イーゴリ・マローズ

  チェリノブイリ原発事故で被曝被災したベラルーシの子どもたちの作文集「わたしたちの涙で雪だるまが溶けた」チェルノブイリ支援運動九州 梓書店 から同名のブログに引用されています。
 2/11から、そのうちのいくつかを紹介してきました。
 ーーーーーーーーーーーーー
  わたしたちの涙で雪だるまが溶けた イーゴリ・マローズ(16) 「チェリノブイリの子どもたち」から

 祖母の住むマリノフカが汚染のひどいところだということを、当時はまだ誰も知らなかった。
 そこにはずっと昔から、野生のナシの木があった。いつごろからあったのか誰も知らなかったが、それは祖母の庭に生えていた。

 その夏、マリノフカには、すでに放射能が舞い降りていた。
 しかし人々は、これから恐ろしい不幸が起こるなどと、思ってもみなかった。

 その木は、庭のほとんど三分の一を日陰にするので、村の人たちは何度もこの木を切り倒すように祖母に助言した。
 しかしその都度、祖母は断り、こう言った。「そんなことしちゃだめなんだよ。この昔、この木の下に、罪のない女の子の血が流されたんだから」と。

 遠い昔の農奴の悲しい死の伝説を知っている人はたくさんいたけれど、みんなそれを本当のことだと信じていたわけではない。だけど、私の祖母は信じていた。
 この驚くべき古木は、祖母にとっては聖なるものなのである。

 僕のいとこのナジェージュダは、このナシの木が好きだった。
 その年の夏休みにも彼女は祖母のところにやってきた。
 その夏は、蒸し暑く、沈んだ雰囲気だった。でもおばあちゃんのいるマリノフカは、とても美しかったし、広々としていた。
 ナジェージュダは夏中、祖母の菜園に滞在し、種蒔きなどの手伝いをした。また彼女は森へ行って、イチゴやキノコを集めたり、近くの川で日光浴や水遊びもしたりもした。

 ある日、地区のなんだかえらい人が来て、「村の土や水や空気はとてもきれいであります。ここは安心して住んでいただきたい」と言って帰って行った。
 だから村人たちは安心して住み続けた。

 大きく枝を張り、葉を茂らせたナシの木の下で、ナジェージュダは水彩画を描いた。
 彼女は画家になることを夢見て、美術研究所で勉強していた。
 彼女はその夏、とても美しくなった。15歳だった。少女からレディーになった。
 彼女は日記を書きはじめ、そこに秘密の想いや印象を書き残した。

 しかし、この日記には、その後腫瘍専門病院での苦しみが書かれることになる。
 彼女の日記に書かれたことは全て、言葉で言い表せないほど、僕を揺り動かした。
 とりわけ、最後の10日間分の内容はそうだった。
 何という希望、生への渇望、人間的な尊厳だろうか。何という悲劇、取り返しのつかないわざわいを感じていたのだろうか。
 今、この日記は僕の手元にある。僕はこの勇気と真の崇高さが記されたナジェージュダの日記の、最後の数日分をここに紹介したい。

3月1日
 第12号室の男の子たちが、春のお祝いを言いにやってきた。
 病室には、もうすぐ春が来るというのに、不幸な私や男の子たちがいた。
 通りにはまだ雪が残っていて、彼らは雪だるまをつくり、病院の大きなお盆にのせて私たちの病棟に持ってきてくれた。
 雪だるまはすばらしかった。それをつくったのは、トーリャに違いない。彼は彫刻家を夢見ていて、いつも粘土で何かをつくっているから。
 彼は化学治療のあと、ベッドから起きることを今日許されたばかりだ。トーリャは、みんなの気分を盛り上げようとしたのだ。
 「だって、春が始まったんだから!」その雪だるまのそばにはメッセージがあった。「女の子たちへ。みなさんにとって最後の雪です!」と。
 「なぜ最後なの? 本当に最後なの?」私たちは、ひとりまたひとりと泣きながらたずねた。

 雪だるまは少しずつ溶けた。それは私たちの涙で溶けてしまったように思えた。

3月2日
 今日、おばあちゃんが来てくれた。
 大好きな、大切なおばあちゃんだ。彼女は私の病気の原因は自分にあると思っている。
 おばあちゃんに大きなナシの木の伝説を話してとお願いした。その大木の木の下で空想するのが好きだった。
 だけど、そこはチェルノブイリの事故のあとは大きな原子炉になったみたいだった。

 絵に描くためにおばあちゃんの話を細かいところまで漏らさないように聞いた。
 おばあちゃんは静かにおだやかに話しはじめた。

 「昔々、農奴制があったころのことでした。
 金持ちの領主が、貧しいけれど美しい娘を好きになりました。
 そして力づくで娘を城に連れて来たのです。
 マリイカは ― この娘の名前ですが ― ずーっと、城の中で泣き悲しんでいました。
 ある日、この悲しい娘は、鍵番の青年の手助けで、彼と一緒に領主のもとから逃げることができました。
 しかし、領主の使用人たちは、隠れるところのない草原に彼らを追い詰めました。
 無慈悲な領主は激怒して叫びました。『お前が俺のものにならないというのなら、誰のものでもなくしてやる』と。領主はサーベルで娘に切りつけると、その不幸な逃亡者は大地に崩れるようにして倒れました。
 その罪のないマリイカの血が流れたところに、美しい野生のナシの木が生えたと言われています。

 ……これが私がずっとナシの木を守ってきた理由なのよ。
 でも今はね、ナジェージュダちゃん、もうこのナシの木はなくなってしまったの。
 どこからかクレーン車が来て、このナシの木を根っこから引き抜いてしまったの。
 ナシの木のあったところには、セメントが流し込まれ、何かのマークがつけられたの。
 もうみんな村から出ていってしまったわ。
 私たちのマリノフカは、空っぽになってしまったの。死んでしまったのよ」

 おばあちゃんが帰る時、私には頼みたかったことがあった。
 私が死んだら、墓地に埋めないで欲しい。それが心配だ。
 美しい草原か白樺林がいい。お墓のそばにはリンゴかナシの木を植えて欲しい。
 でもそんなことを考えるのはいやだ! 
 草にはなりたくない。生きなければならない! 
 生き続ける! 病気に打ち克つ力が充分にある。そう感じる!

3月3日
 できるかぎり痛みをこらえている。
 おばあちゃんの肖像画が完成した。
 おかあさんが、この絵を見て感動し、「ナジェージュダ、お前にはすばらしい才能があるんだね!」と言った。
 主治医のタチアナ先生は、私に勇気があったから治療も成功したと言ってくれた。
 元気づけられた。
 神様お願いします。持ちこたえ、生き続ける力をお与えください。
 お願いします。

3月4日
 医者はよくなっているというのに、どうして体力が落ちているのだろう。
 どうして急に病棟がさわがしくなったのだろう。
 点滴のあと、この日記をつけている。どうしてほとんど良くなっていないのだろう。
 同じ病室の友だち、ガーリャ、ビーカ、ジーマが私を見るとき、何か悲しそうな目をする。
 今まで以上にひどく同情してくれているのがわかる。彼女たちも同じような境遇なのに。
 わかった、誰も人間の苦悩を見たくないからだ。
 だがどうしようもない。ここの病棟は満員になっている。
 タチアナ先生の話では3年前には、入院患者はほとんどいなかったそうだ。
 これらのことは全て、チェルノブイリ事故によるものなのだ。この不幸をもたらした犯人をここに連れて来て、この病棟にしばらくいさせたいものだ。
 自分のやったことの結果を見せつけたい。

 アンナ・アフマートバを読み始めた。
 「私は最後のときを生きている」というテーマで絵を描きたくなった。

3月5日
 10号室のワーニャちゃんが死んだ。
 大きな青い目をした金髪の男の子で、病棟のみんなから愛されていた。まだ7歳だった。
 彼はここに来る前に、ドイツに治療に行ったこともある。
 昨日、ワーニャちゃんは自分の誕生日のお祝いだからと、全員にキャラメルを配ってくれた。
 私たちもお祝いに病室に行ったら、とても喜んでくれたのに。
 神様、あなたはなぜ、みんなに平等に親切ではないのですか。どうしてワーニャちゃんが……。何の罪もないのに。

3月6日
 どんな痛みでも我慢できるようになった。
 おかあさんがその方法を教えてくれた。私の胸に、病院の入口に立ちつくす母親たちの姿を焼きつけることを考えついた。
 母親たちは、私たちより苦しんでいる。
 彼女たちを見ていると、我慢しなければならないと思い、希望を持たなければと思う。

 不幸をともにする仲間が、どんなに痛みと闘っているかを見たことがある。
 それは15歳のボーバのことだ。母親は医者のところに走り、医者は彼に痛み止めの注射をする。
 薬の効く間だけ苦しみのうめきは止まり、泣き声はやむ。
 今後この少年はどうなるのだろう。私たちはどうなるのだろう。

 私が思うには、チェルノブイリの惨事は、人間の理解をこえたもののひとつである。
 これは人間存在の合理性をおびやかし、その信頼を無理矢理奪い去るものにほかならない。

3月7日
 今日、デンマークの人道的支援組織の人が来た。
 この病室にも、ふわっとした金髪の女性が入ってきた。とても美しく、魅力的な人だった。
 私のそばに座り頭をなでると、彼女の目に涙があふれてきた。
 通訳の人の話では、数年前、彼女のひとり娘が交通事故で突然亡くなったそうである。
 この外国のお客さんは、身につけていた十字架のネックレスをはずし、私の首にかけてくれた。
 子どもに対する純粋な愛は世界中の母親、みな同じであることを感じた。

3月8日
 今日は祝日。
 机には、オレンジ、バナナ、ミモザ、アカシアの花束が置いてある。
 それには、詩が書いてある美しい絵はがきが添えてあった。

  望みは何かというと
  あなたがよくなりますように
  あなたに太陽が輝きますように
  あなたの心が愛されますように
  あなたのすべての災難と不幸が
  勝利にかわりますように

 私たちはいつも健康と幸福を望んでいる。ただ勝利だけを。
 恐ろしい病気に打ち克とう。幸福はあなたのものだ。

 病院の講堂で国際婦人デーの集会が開かれた。
 トーリャと一緒に踊った。
 でもそれは少しだけ。すぐ目がまわりはじめるからだ。
 友だちが私たちは美しいペアだと言ってくれた。

3月9日
 おとぎ話は終わった。
 再び悪くなった。
 こんなにひどくなったことは今までなかった。
 朝から虚脱感がひどく、けいれんが止まらないが、薬はもう効かなくなった。
 最も恐ろしいことは、髪だ。
 髪が束で抜ける。私の頭からなくなっていく。

 回診のときにタチアナ先生は、治療はもう完了したので、あとは自宅で体力を回復させなさいと言った。
 私は先生の目をのぞき込んだ。
 そして理解した。全てのことを!

3月10日
 おかあさんは私の好きなコートを持ってきてくれた。
 それを着れば私だってまだこんなにかわいいのに! 
 私はやっと歩いて、病棟のみんなにわかれを告げてまわった。
 さようなら、みんな、私を忘れないでね! 
 私もみんなのことを忘れないから!

 ナジェージュダは3月の終わりに死んだ。
 日記の最後はラテン語の「Vixi(生きた)」で結んであった。
 彼女は自分の人生で何ができたのだろうか。彼女は何を残したのだろうか。
 何枚かの風景画とスケッチと肖像画。それと大地に残る輝かしい足跡だ。

 みなさん、子どもたちの無言の叫びを聞いてください。
 援助に来てください。
 神も、悪魔もいらない。

 ただ人間の理性とやさしい心だけが、痛み、苦しみ抜いている大地を救うことができるのです。
 みんなで一緒になって初めて、チェルノブイリの恐ろしい被害を克服することができるのです。
 草原
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