新年のメッセージ:プーチン
2013-01-05

ロシア、プーチン大統領の国民への新年メッセージ。
彼にとってもロシアの利害は国民の利害であり、鮮明である。
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プーチン大統領の国民向け新年メッセージ 12/31 ロシアの声
プーチン大統領は新年を前に、大みそか恒例の祝賀メッセージを国民に送った。大統領は、その中で、2012年はロシアにとって非常に重要な年であったとし、国のために働き、信じ支持してくれた人々に感謝の言葉を述べた。
メッセージの中で大統領は、まず次のように強調した―
「新しい年を前に皆さんは、時間が何と速く飛び去り、子供達は何と速く成長するのか、自分にとって家族や近しい人々は何と尊いものなのかという事を、今更ながら強く感じていると思います。
一人一人が、最も重要であった出来事や出会い、言葉の数々を思い出しています。
そして皆、新年の夜が、私達に成功と、時に起こる事もあると言われる奇跡を少しばかり贈ってくれるよう期待しています。」
このように述べた大統領は、さらに次のように続けた―
「しかし私達はやはり、まず第一に、自分達の力そして隣にいる人達に期待し、仕事や学業、創造的な活動において自己実現し、自分を取り巻く生活を変え、自分自身も少しばかりよくなろうと考えています。
そして近しい人達や子供、両親や友人、同僚達、私達の同情を必要とするあらゆる人達に、もっと優しく、慈愛に溢れ、寛大で思いやり深くありたいと願っています。
未来を前に、すべての人々は、当然ながら、喜ばしい善き変革を希望していますが、1人1人の計画は、ロシアと、そして自分の祖国への気高い心からの感情と分かちがたいものです。
ロシアの発展、その一千年の運命は、完全に、全体的なエネルギーと労働、統一と責任感、有益なものをできるだけ多く作り出そうとする意欲、それにかかっています。
なぜなら、ロシア国民は一緒になって初めて、確信を持って前進でき、あらゆる試練に対抗でき、最も複雑で困難な課題を解決し、強力で成功した国家、現代に見合った豊かで自由な社会を築く事ができるからです。
皆さんの健康と幸せ、愛に満ちた生活を祈ります。
子供達が生まれ、善きすべての願いが叶いますように。
皆さんそれぞれの家が、そしてロシアのあらゆる家族が喜びと和合に包まれますように。
その時こそ、ロシアは、しっかりと揺るぎなくその足で立つ事となるでしょう。」
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2013年に向けて:メルケル
2013-01-05

ドイツ、メルケル首相の国内向け新年のあいさつ。
キリスト教民主同盟は日本で言えば保守政党ではあるが、極めてリベラルな立場をとっており、議論はオープンである。
国民の利害を真っ当に議論されているところが、何処かの国とは大きく異る。
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2013年に向けて勇気と団結を アンゲラ・メルケル連邦首相の新年の挨拶 12/31 翻訳 投稿者 無段活用 阿修羅から
同胞である市民の皆さん、
2013年には50周年記念となるものがたくさんあります。
50年前、新年恒例の「ディナー・フォー・ワン」(テレビ番組、関連記事が下のリンクにあります:投稿者)がハンブルクで録画されました。ブンデスリーガの開幕試合がありました。ドイツの発明家でテレビの創始者ヴァルター・ブルッフ氏が、PAL・カラーテレビシステムを発表しました。
アメリカのジョン・F・ケネディ大統領が、壁に隔てられたベルリンで、「私はベルリン市民だ」という有名な言葉を語ったのも、50年前でした。
同じ年、フランスとドイツは、シャルル・ドゴール氏とコンラート・アデナウアー氏がエリゼ条約に調印しました。2度の悲惨な世界大戦から和解をしたいとの両国の市民の願いを、両氏は行動で示したのです。
最初のうちは、基礎を据え、物事を動かし、変化を可能にすることを自ら進んで行う人がごくわずかであるのは、よくあることです。「それが誰であれ、勇気を見せた人が勇気を与える」-社会改革者アドルフ・コルピング氏のこの言葉が、これをはっきりと示しています。
今日もなお、私たちの国には、勇敢で人々の役に立つ方々がたくさんいます。ハイデルベルクでの市民の方々との討論会で、ある若い参加者の方が、その所属するサッカーチームの仲間が学校を辞めたがっていた時のことを、私に話してくれました。その方は監督のところに行って、学校に通うのがどうしていいことなのかをみんなに話してもらえるように、チームの全員を集めるようお願いしました。次の練習の時に話し合いが持たれ、そして、その効果が出ました。その仲間の方は、いまでも学校に通っています。
これは全く目立たない、ありふれた話のほんの一つですが、それでも、私たちがどのように団結すればいいのかを教えてくれます。
お友達やご近所に、問題が正しく解決するよう導ける方々がいます。お子さんやご家族の方を、毎日、真心を込めてお世話するご家族の方々がいます。職の安定を確保できるよう協力して取り組む、労働組合と企業家の方々がいます。
この方々や他のこうしたたくさんの方々が、私たちの社会を、思いやりのある成功した社会にしています。こうして、私たちは今年、再統一以来最低の失業率と労働市場への最大の参加が可能になりました。
幾百・幾千のご家族の方々にとって、これは、未来に向けて安心して稼げると認識していただけるということです。
それでもやはり、たくさんの方々が不安な気持ちで新年を迎えようとしていることを、私は知っています。そしてその通り、来年の経済環境は決して易しくはならず、むしろ、難しくなっるでしょう。しかし、ここで気落ちはいけません。むしろ、-逆に-これを切っ掛けとして役立てるべきです。
医学の2つの小さな奇跡について、私は皆さんにお話ししましょう。先日、私は生まれつき耳がほとんど聞こえない10歳の男の子に会いました。その後、男の子は非常に高度な移植手術を受け、今では問題なく音楽を聞いたり学校に通ったりできます。
私はまた、心臓の弁を交換して3年目の若い女性に会いました。弁はその女性とともに成長します。つまり、その女性はスポーツをして、普通の生活を送れるのです。
こうしたことは小さな医学の奇跡です。これらはドイツの研究者の成果です。この男の子やこの女性にとって、研究とは聞こえるということであり、心臓の鼓動です。つまり、日々の生活であり、質の高い生活ということです。
ドイツにとって、研究とは雇用です。他の人たちにできないことを私たちができれば、私たちは繁栄を維持・創造できるのです。
ですから、私たちはこれまでに増して、教育と研究に投資をしているところです。ですから、私たちは世界で最も近代的なエネルギーの生産国として、ドイツを造りあげているところです。ですから、私たちはドイツの人口動態の変化に備えているところです。ですから、私たちは財政を規律あるものにしているところです。2013年も引き続き、こうした目標が私たちを導くことになります。
国の繁栄と国民の結束には、適切なバランスが必要です。達成したいという意欲は必要なものです。しかし同様に、社会保障が全ての人に行き渡ることも必要です。
ヨーロッパの国々の債務危機は、バランスをとることがどれだけ重要かを教えてくれています。私たちが同意した改革は、効果を出し始めています。しかし、まだ我慢が必要です。危機は終わったと言うにはほど遠いのです。
金融市場を監督するためにもまた、国際的に多くのことが為されなければなりません。世界はまだ、2008年の破壊的だった金融危機から十分学んでいないのです。あの時のような無責任なことは、2度と発生を許してはなりません。社会的市場経済の中で、ドイツこそが秩序の守護者であり、市民の皆さんには、是非ともそのことに信頼を置いていただきたいのです。
同胞である市民の皆さん、
特にいまここで、私たちは、ドイツ国内で、そして、遠く離れた国で、私たちの安全を守ってくださる方々について考えるべきです。
個人として大きな犠牲を払って、私たちのために任務に就いて下さっている軍人の方々、警察官の方々、文民の支援者の方々がおられます。その方々とお話しから、ドイツ国内にいる私たちがその方々のことを考えることが、その方々にとってどれだけ大切なことか、私は知っています。私は今夜、その方々にありがとうと、特に言わせていただきたいのです。
来年に向けての私たちの自信は、このまま持ち続けることができるでしょう。ギリシャの哲人・デモクリトスも「勇気をもって行動を始めれば、幸運が最後についてくる」と言っています。
2013年も引き続きこの精神で、困難に立ち向かう方々や、孤独な方々、病気の方々、心の平安が必要な方々の重荷を分け合いましょう。
この新しい年もまた、持てる限りの力でともに試練に立ち向かいましょう。私たちの団結や、新しいアイディアを生み続ける私たちの能力が、私たちに経済力をもたらすのです。そうすることで、ドイツは今後も思いやりのある成功する国であり続けるでしょう。
最後に、皆さんやご家族が健康で充実した幸せな、2013年の新年を迎えられますよう、神様のご加護がありますよう、お祈りしています。
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