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原発事故は終わっていない:小出

 小出1212

   原発事故は終わっていない〜小出裕章さんインタビュー  ourplanet TV 12/12 書き起こし「kiikochan.blog」から
協力:城南信用金庫

今、起きているという事は、私から見るとあまりにもひどい事が起きているんですね。

たとえば、猛烈に汚染してしまっているところがあって、人々が追い出されている。
そして帰れないのです、この先何十年も。
そこの土地が無くなってしまったというそういう状態なんですね。

かつて日本は戦争をして負けましたけれども、
国家が戦争で負けても土地があった。
国破れて山河ありだった訳で、人々は生きてこられたわけですが、

放射能で汚染された土地は、失われてしまう。
誰もそこを使う事が出来ないという、そういう土地になってしまっているわけですね。
戦争が起きても生じないような、ひどい被害が今現在生じている


そしてその周辺に、何百万人もの人々が捨てられて、
今現在も被ばくをしながら生活せざるを得ないという事になってしまっている訳で、
そういう人たちの「苦悩」「重荷」というようなものを、どうやってはかる事ができるのか、
金銭的な事も含めて、はかることができるのか?と考えると、
「もうどうにもならないひどい事がすでに進行している」と思う、私は思うのです。

しかし、本当に不思議なことだと思うのですが、
政治の場、あるいは経済の場にいるという人達は、
それを感じないような人たちばっかり
なように思うのですね。

新しい原子力規制庁なんていう所をつくったということになっていますけれども、
私から見ると本当にお笑い草です。

今までの原子力ムラに君臨してきた人たちが、また委員になって、
日本には原子力基本法という法律があって、
「平和利用に限る」という文言はついていますけれども、
「原子力を進める」という法律があるのですね。
そのもとでやはりまた、原子力を進めてしまうという事にならざるを得ないのです。

もう少しまともな人に委員になって欲しいと私は思いましたけれども、
でも、誰がなっても同じです。
この国の基本を変えなければいけないという事に、もっと多くの人に気がついて欲しいと思いますし、
せめてこれまで原子力の旗を振って来た人々は、
自分の責任というものをもっときちっと自覚してほしいと、私は思います。

 変わらぬ原子力ムラ

原子力の世界で起きてきた事を見ると、「本当に戦争とそっくりだな」と思います。
一度、私自身もそうでしたが、原子力に夢を持ってしまった事がありました。
殆どの日本人は原子力に夢を抱かされたわけですし、
政治の場にも経済の場にも原始yろくに夢を持ってしまった人は沢山いた筈だとおもいます。
そして、一度原子力に足を踏み込んでしまうと、
「それがいかにひどいものだ」という事が分かっても、
それに異を唱える事ができなくなってしまうという状況だと思います。

先程も聞いていただいたように、
福島の事故という、あまりにも悲惨な事故が起きてしまった今でも、
原子力から足を洗う事が出来ないというような人達は、
政治の場にも経済の場にも沢山いるんですね。

「何でここまで来て気がつかないのか?」と私は思いますけれども、
多分、一度動き出してしまった社会の仕組み、
あるいは巨大な流れというものは、そう簡単には止められない。

それは、日本という国内だけの問題ではなくて、
「世界全体の政治の流れ」という物の中に組み込まれてしまっていて、
ま、日本という国は、私は米国の属国だと思っていますけれども、
米国は日本に原子力を売りつける事で金儲けをしてきた国ですし、
原子力というものはもともと「核」と私たちが呼んでいるものと同じもので、
米国は日本に「核」を一部分力を持たせることで、
中国当の国と対抗させようという思惑もある筈
であって、
容易なことではこの流れは変わらないだろうと思います。

残念ながら私の力などは全く非力で、なにを言ってもなにも出来ないままここまで来てしまったわけです。
おそらく今後も私の力などは圧倒的に非力だと思います。

でも唯一希望があるとすれば、
いま、多くの人達が、自分の頭で考えて、自分の足で立って、
自分の意思を表明するという行動をあちこちで起こしてくれるようになってきた

東京で言えば毎週金曜日の首相官邸前デモというのがまだ続いていますし、
関西でも関西電力に対する抗議行動がある。

そこいらじゅうでそうやって、誰から動員されるのでもない、誰から命令をされるのでもない、
自分の意思で自分の発言を続けるという方々が、今生まれてきて下さっていますので、
そういう力がもっと大きくなっていくのならば、…
本当なのかどうかはわかりませんけれども「原子力を止められる日が来る」と、少しは期待しています。

 大飯原発

「原発が全部止まると電気が足りなくなる」と言って、関西電力の大飯3号機4号機を再稼働させました。
二つ合わせて270万kwですけれども、
大飯の原発を再稼働させた途端に関西電力は300万kw分の火力発電所を停止した
それだってちゃんと電気は足りる
もう当たり前なんです。
政府の統計データがそれをもうきちっと立証していて、
原子力発電なんて即刻辞めても「電気が足りなくなる」なんていう事は絶対にないのです。

それを電力会社や政府が嘘をついて、国民を脅かして、再稼働を認めさせた。
まぁ、橋下なんていうのは始めから期待もしていませんけれどもw
でも橋下にしたって、大阪市長ですね、今の。
それにしたって「停電するぞ」と脅かされたら屈服して「負けました」とか言ってしまうんですね。
本当に情けない人たちだと思いますけれども、

電気が足りるか足りないかという議論である限りは、もう決着がついています。
原子力はいりません。

では、原子力を止めたら電気代が上がるか?と言えば、
短期的には私は上がるだろうと思います。
なぜなら、すでに建ててしまった原子力発電所を使わないで、火力発電所を使うしかないと、
火力発電所を使おうと思えば燃料がいりますので、燃料代がかかるだろうと思います。

「でもそれがいったい何なんだ」と私は思います。

これまでだって、国や電力会社は「原子力が一番安い」だとか言ってきましたけれども、
それは彼らが都合のいいシナリオを書いて計算しただけの値であって、
先程も聞いていただいたように電力会社の実際の経営データを使って計算すれば、
原子力は元々から一番高かったんです。

ですから、そんなものを選択しなければ日本の電気代はもっともっと安かったし、
中小企業の人達はもっともっと楽に生産活動ができたんです。

それを日本の政治、あるいは電力会社があまりにも愚かな選択をしたがゆえに、
高い電気代にすでになってしまっている。
そして挙句の果てにこの事故を起こして、一体どれだけの負担を負わなければいけないのか。
東京電力なんていくらやったって簡単に倒産します。
結局は今日本の政府が国のお金を注入してなんていう事をやっている訳ですけれども、
みんな私たちのお金です。

中小企業だって、汗水たらして働いたお金をみんな電力会社の不始末のために奪われていっているという、
そういう事になっている。

そして、これも先程聞いていただいたように、
自分で始末のできないゴミをどんどん作りだして、
それを10万年100万年の未来まで、後の世代に押し付けなければならないという、
もう、いったいいくらお金がかかってしまうのか分からない事
を、
今たまたま私たちの時代の享楽的な生活を支えるために選択しようとしているのです。

どうしてこんなバカげた選択ができるのか?私にはさっぱりわからないし、
ちょっとぐらい電気代が今短期的に上がりますよという事なら、
もちろん受け入れるべきだと私は思います。

ただ、困る人達はいるわけです。電力会社ですけれども、
すでに持ってしまった原子力発電を即刻廃絶するというのであれば、全てが不良資産になりますので、
電力会社、日本中の電力会社、沖縄電力はいいですけれども、
それ以外の会社は多分倒産すると私は思います。
でも仕方がないのです、それは。
一刻でも早くやった方が、まだ傷が浅いです。
これからやればやるだけ彼らは重荷を背をわなければならないし、
その重荷のツケは結局私たち国民が払う
のです。

今は日本中の電力会社を全部倒産させてもいい。
「それだけの負担を今の世代で引き受けるしかないと思う」のがいいと思います。


 子どもたちを放射能から守る

一番いいのは逃げる事です。
放射能を相手に戦かったって勝てません

向こうは・・・・・強いです。
いくらやっても消せない、人間が戦っても。逃げるしかないんです。
ですから本当なら日本の法律があるわけで、
放射線の管理区域にしなければいけないような地域に、人々が住む事自身がいけない事なのですから、
そういう汚染地帯からすべての人が私は逃げて欲しいと思います、子どもも含めて。

でもそれができない現実が今や目の前にありますので、
それならどうやったら子どもたちを被ばくから守れるか?という事を考えなければいけない。
考える事が大人の責任だし、思いついた事を何でもやるべきだと思います。
そして沢山あります。
たとえば子どもにはできる限り汚染の少ない食べ物を与えるという事はやらなければいけないと思います。

でも、今現在日本の国は、それをやろうとしていないんですね。
ある基準を決めて
「基準以上のものは跳ねるから安心しろ」
「基準以下のものは安心しろ」と言ってしまうわけです。
今日本の政府が決めている基準は1kgあたり100ベクレルです。お米でも何でもそうですけれども。

じゃあ99ベクレルのものは安全なのか?90ベクレルのものは安全なのかと言えば、
もちろんそんな事は全然ないのです。

もともと日本のお米なんていうものは、福島の事故が起こるまでは
1kgあたり0.1ベクレルしか汚れていませんでした。
それを100まで許すという事は1000倍許してしまうことになるのですね。
そんな食べ物を私は子どもに与えていいとは思わないし、
何とかそれをやらないで済むようにしたいと、思っています。

ところがいまそれが出来ないのです。

今たとえばここにお米がくる。
このお米が一体1kgあたり、なんベクレル汚れているのか?という事を知ることが出来ないのです。
私は知れます、測ればいい。
私が自分で、測りたければ。
でも私が測れる量なんていうのは知れてる訳だし、
日本中にいる子どもたちを守ろうとしても、私にはそんな力はないんですね。

今多くの地域では、自分たちでそれを測ろうとして、
放射能の測定室をつくってやっている人たちが沢山います
「ありがたいことだ」と私は思うし、
そういう動きが広がって行って、少しでも子どもの被ばくを少なくできる。
少なくするという事は必要な事
だと思います。

でも、私たちが汚染と呼んでいるものは、
もともと東京電力福島第一原子力発電所の原子炉の中にあった放射性物質なんです。
もともと東京電力の所有物だったんです。
それを東京電力が嘘をついてばら撒いて、食べ物でも何でも汚れてしまっているわけです。

本当であれば自分の所有物がどこにどれだけ汚染を広げているかという事は、
東京電力こそがそれを測定して人々に知らせる責任があるのだ
と私は思います。

 メディアと原発

昔、大宅壮一さんという人が、テレビが日本でどんどん広がってきた時代に、
テレビの事を「1億総白痴化の道具だ」と言った事がありました。

私は本当にそうだと思います。
いまの日本人、多分多くの人は、職場でも家でもテレビをつけて、
見たくない時間でもテレビがついていて、
たまたまついている映像がチョット面白くないと、ガチャガチャガチャと、チャンネルを変えてみて、
また少しでも面白いところで見ている。
それもまた面白くないと、またガチャガチャと変えて、テレビを見ていると。
テレビを見るために人生が終わってしまうというような、
そんなような生活をしているんではないかなと、私は思ってしまいます。

それはあくまでも向こうから与えられる情報だけを見ているのであって、
自分が何が大切で、自分にとって大切な情報を自分の力で取って行こうという姿勢が、
次々と奪われて行ってしまった
歴史なんだと思います。

そしてそのテレビ、あるいはメディアというのは、
丸ごと飲み込まれていた、もともと国家や経済界に。

東京電力という会社は日本を代表するような巨大な会社でした。
でも、その東京電力が政治家に金をばらまいて政治を牛耳って、
マスコミに金をばらまいてマスコミを牛耳って、
「原子力発電所だけは安全です」という宣伝をずーっと流し続けてきたんですね。

マスコミも全くそれに抵抗できないまま、
スポーンサーの意向のままに情報を流すというマスコミが、
テレビを中心に、新聞もそうだと思いますけれども、ずーっと続いてきてしまった。

それがもう、生活というか、企業のあり方というか、マスコミのあり方というか、
完璧に染み付いてしまった
がゆえにそこから抜け出ることが出来ないのだと思います。

 たね蒔きジャーナル

毎日放送のたね蒔きジャーナルという番組に、私は去年の3月14日から出してもらえました。
それまで私の意見を拾ってくれるマスコミなんていうのはまずは無いわけですけれども、
ようやくに私の意見も、いわゆるマスコミの一部で拾ってもらえるようになって、
私は大変ありがたかった
し、毎日放送に感謝しています。

そして、私から見ればありがたい事に、
関西だけではなくて、関東や東北の人達も、
その毎日放送をどうやって聞くのかは私にはわかりませんでしたけれども、ちゃんと聞いてくれる。
そしてそれを何か、インターネットで流してくれる人たちもいて、
世界中で私の発信を受け止めて下さるというような事が起きて、
本当にありがたいことだと、ずっと思い続けてきました。

ですから私はたね蒔きジャーナルに対して、感謝の気持ちしかありません。
本当にこれまで1年半近く場所を提供してもらって、ありがたい事だったと思っています。

しかし、それを「面白くない」と思う人達は必ずある。
もちろん原子力ムラはそう思っただろうと思いますし、
関西で言えば関西電力だって「面白くない」と、思っていたに違いありません


しかし関西電力が、たとえば関西電力が毎日放送に対して、
「たね蒔きジャーナルを潰せ」と要求したのか?と言えば、
「多分そうではないだろう」と私は思います。

そうではなくて、毎日放送という一つの巨大なメディアとして、
これまでずーっと作ってきてしまった姿勢、というか、会社のあり方と、
そのものが、「自己規制」すると。
国家、あるいは巨大産業の進めていこうとする流れに対して、
「自己規制」をしたのだろうと私は今推測しています。
それが本当かどうかはよく分かりませんが、多分そうだろうと思います。

そして、その事こそ一番危険な事なのです。

自分が本来やるべきことを忘れてしまって、
メディアがメディアのやるべきことを自分から投げ捨てるという事が、一番危険な事
だと私は思いますので、
なんとかまた、毎日放送にもたね蒔きジャーナルを復活させて欲しいと思いますし、
毎日放送だけじゃなくて、他のメディアも、
本当に自分たちの仕事は何なのか」という事をもう一度考え直してほしいと思います。
関連記事

マスメディア情報工作が生んだ「元の木阿弥政権」:植草

 総選挙の結果について、私なりのまとめを「一夜が明けて、マスコミに負けた日本」に書きました。

 もとより国民の好き嫌いでなく、国民の生活利害、幸福ならば原発廃止、消費増税阻止、TPP反対である。
 だが、マスコミの圧倒的な情報操作と洗脳に国民は負けたのである。国民は自分に不利を選ばされてしまったのである。
 嘘を真実にくつがえせる可能性は、その逆よりはおおいにある。
 手始めは記者クラブ解体、電波入札制などマスコミの改革である。

 以上ですが、うち前半の結果の現状把握については同意の植草氏から。
 ーーーーーーーーーーーーーーー
 植草

  マスメディア情報工作が生んだ「元の木阿弥政権」 12/17 植草一秀 (文中※ は北風の注釈。)

第46回衆議院議員総選挙が実施され、自民党が圧勝した。
マスメディアの流布した情報が現実化した。

今回の選挙結果を生み出した要因は以下の三点である。

第一は、政権与党の民主党が主権者国民から総スカンを喰らったこと。
菅直人首相、野田佳彦首相の行動実績を見れば、この民主党が主権者国民の信頼をことごとく失うことは当然のことである。

第二の要因は、民主、自民に対抗する、いわゆる第三極陣営が、マスメディアの偏向情報操作によって攪乱されたこと。
本来は、民主党内で主権者国民との約束を守ろうとして民主党を離党して新党を結成した勢力が、民自に対抗する第二極、あるいは第三極の中核に位置すべきであった。

しかし、これをマスメディアが徹底的に妨害した。
妨害の方法は、小沢一郎氏を貶める報道を全開の状態にしたことと、橋下徹氏を誇大宣伝し続けたことである。
橋下新党を大宣伝し続ける一方で、小沢新党については完全に報道を封殺した。
いわゆる第三極はメディアの偏向報道によって分断され、反民自勢力の伸長が阻止された。

第三の要因は、自民党の前回落選者が多数存在したために、いわゆる「次点バネ」が強く効いたことである。
「次点バネ」は政権与党が失態を晒す局面で、より強く威力を発揮する。
政権与党が主権者国民の信頼に応える政権運営をしたなら、「次点バネ」の威力は低下するが、政権与党が大失態を演じれば、「次点バネ」の威力は最大に発揮される。

そして、今回の選挙結果をもたらした最大の原動力はメディアの情報操作にあった。
メディアは次の情報操作を展開した。

第一は、自民党圧勝予測を流布することによって、「勝ち馬に乗る」有権者の行動を引き出したことだ。いわゆる「バンドワゴン効果」が強く表れた。

第二は、選挙結果が確定的であるとのイメージを植え付け、投票率の上昇抑制が誘導されたこと。
今回総選挙での小選挙区投票率は59%前後となり、戦後衆院選で最低投票率を記録した1996年の59.65%を下回る可能性が浮上している。
投票率が高まると、原発即時ゼロや消費税増税撤回を公約に掲げる勢力に投票が流れる可能性が高まると見られていた。

原発や消費税増税推進勢力は、投票率をできるだけ低位に抑制することを目論んでいた。この目的に合わせてマスメディアが徹底した情報操作を行ったと見られる
今回総選挙の最重要争点である原発・消費税増税・TPPを陰に隠し、成長戦略や憲法問題などを争点に位置付けるなどの工作も展開され、主権者国民の選挙への関心が人為的に引き下げられた。

第三は、小沢新党に関する報道を徹底的に封殺したことだ。これに先立ってメディアは、2009年以来、3年以上の長期にわたって、小沢一郎氏に対する「人物破壊工作」を徹底的に展開した。

今回総選挙の最大の目的は、小沢新党つぶしにあったと思われる。

小沢一郎氏をここまで徹底して攻撃対象に位置付けた理由は、小沢氏が日本の政治構造を、「既得権益の政治」から「主権者国民の政治」に変質させてしまう恐れがあったからだ。

2006年に小沢氏が民主党代表に就任して以来、小沢氏に対する失脚工作は連綿として実行され続けた。
しかし、小沢氏はその攻撃をかわして、2009年に政権交代の大業を成就させた。

既得権益はこの事態に直面して、猛烈な反撃に出た。目的のためには手段を選ばぬという、暴走に次ぐ暴走を繰り返したのである。
その集大成が今回総選挙であったと見ることができる。

変質した民主党は自民党と変わらない。既得権益にとっては、民主党が大敗しても、自民党が圧勝すれば何の問題もない。
唯一許されないことは、小沢新党が強い力を維持することである。

小沢新党が力を維持すれば、再び「既得権益の政治」が破壊され、「主権者国民の政治」が構築される危険が残る。
この認識から、既得権益は総力を結集して小沢新党せん滅を最重要目標に掲げて今回総選挙に臨んだのだと思われる。

野田佳彦氏もこの点を踏まえていた可能性が高い。

この選挙で政権を維持できると考えていたのなら、とてつもない阿呆としか言いようがないが、恐らく(※米国軍産複合体から)野田氏に与えられたミッション=使命は、小沢新党つぶしであって、この意味では野田氏は与えられたミッションをこなしたのだと思われる。


このようなことで、今回選挙は既得権益の思惑通りの結末を迎えた。
選挙集計等で大がかりな不正が行われたとの見方も存在しているが、この点については現時点では何とも言えない。

結局、2009年の政権交代実現から3年余の時間を経過して、「元の木阿弥政権」が誕生したことになる。
すべては、既得権益が「主権者国民の政治」を力ずくで破壊しようとした、その流れに沿うものである。
 ーーーーーーーーーーーーーーーーー
 このブログの中で、植草一秀氏に関するページ一覧。

テレビが伝えない原発の状況
植草:11年度消費税大増税悪魔構想が浮上
迫っている危機、無脳で無責任な政権
滅亡か、米国債売却による経済復興か
植草:復興特会設置し、財源に外貨準備を活用せよ
迫るデフレ恐慌に無能政権の打倒を
東京電力の原因者責任を明確にせよ
火事場泥棒を狙う「震災復興構想会議」
政権と与党の争点は反増税、対米自立、脱原発!
米国債で巨額損失、国を滅ぼす財務官僚
世界経済を壊す財政再建原理主義者ども
世界の死を招く超緊縮財政
日米欧の超緊縮財政が世界経済を破壊する
野田某とは、政策詐欺の国民地獄政権だ
謀略のNHK、それでも177票の力
米国と財界の政治を倒し!国民の政治を!植草
植草:最近の経済社会と政策
TPP全物品を関税撤廃対象としていた政府:植草
貸した金を返せと言えない奴隷政府
人権侵害の控訴に反撃を:植草
さようなら原発、さようなら談合政権
ヨーロッパ金融危機と日本経済:植草
戦後米国支配とかいらいマスコミに鉄槌を
尖閣(釣魚)問題への基本スタンス
植草:9/1講演「生活が第一」支援集会
前原と石原、領土問題を煽るマスコミと米国奴隷
戦後最大の売国奴、吉田茂
財政危機の大嘘、消費増税と原発再稼働阻止!
悪化する日中関係に笑う米国
破滅の緊縮財政か、恐慌を断ち切る財政出動か
小沢一郎氏はよみがえる:植草
脱原発・消費増税阻止・反TPPの統一戦線を:植草
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一夜が明けて、マスコミに負けた日本

 投票箱

 投票日から一夜が明けて、なんとも重苦しい時代が現れたものです。
 日本人はとんでもない選択をしてしまった。
 これで数年はまるでネオナチのような連中が支配することになり、数年の支配が十年近くなるなら風潮はしっかり社会システムとして定着する。
 
 孫崎氏ツイッターから

 「隙あれば原発を再稼働しあわよくばなし崩し的に原発を推進してもとの”変わらない”世界に引き戻そうとする人々がいる」(『金曜官邸前抗議』。まさにそれ。小沢・鳩山を排除し、前原、野田、管という内部の手引きで機能不全に落ちらせ、また”変わらない”世界の転嫁になった。日本沈没加速

 「自分が投票した候補や政党がことごとく落選しているのをみて、何とも言えない気持ちになった。とりあえず戦後史の正体を読み切って、もっともっと勉強したい。」私が支持したい人々も同じです。

 申し訳ないが日本国民、馬鹿な選択をしたもんだ。福島原発の経験すら生かせない国。操られる国。それだけの国に成り下がったと一人で怒っててもしょうがないか。どうなってるんだ、どうなってるんだと連呼したい気持ち。17日朝日「原発ゼロ見直し確実 安倍新政権」

 初の外遊米国に。1月21日に大統領就任式があるので困難の見方もある」。いいたいことは”私は忠実なポチになります”だろ。それなら何もワシントンに来る必要ない。電話一本ポチになりますといってくれればいいんだよ。俺忙しいんだ。わざわざご機嫌とる暇ないーというところだろオバマ

 
 「自民党が勝つとこうなる」は極右と化している自民党に政権を持たしてはならない、という意味でリアルな現実を示したものだったのですが、文字通りに現実化してしまった。

 基本的には国民の意向が反映され、国民のレベルに見合った選挙結果ではある。
 そういう小沢氏が中盤から、何度も表明したこと。
 つまり、
 1 不況と閉塞感によって、政治社会が右翼化の傾向を強めている危険。
 2 テレビ・新聞が「脱原発」を報道タブーとしていることが社会を歪めている。これがまかり通ったら、日本は真っ暗闇になる。

 マスコミによって辛酸をなめた小沢氏の鋭い指摘でした。
 「官邸抗議に小沢氏登場!参加者は「マスコミ帰れ」。 
 この国の社会意識の底には、20年にわたる軍産複合体とマスコミの周到な政界組織戦略と、国民洗脳があったのが事実である。

 このマスコミによる一大洗脳に比べると実害程度の比較はできないものの、選挙結果に「不自然な傾向」があるのも事実である。
 特定の候補が選挙区内の全市町村でトップとなっている例が異様に多い、しかも公明党の候補がそうなっているのは極めて不自然。

 また、全国1万6千箇所で投票時間を繰り上げ。
 ーーーーーーーーーーーーーーー
 【投票時間繰上げ】 全国1万6千ヶ所で 自・公が得するイカサマ選挙の匂い 12/17 田中龍作ジャーナル

今回の総選挙では、投票時間を繰上げた所があまりに多いことに驚く。(中略)

福島県―県内の全投票所(1312ヶ所)で1時間から最大4時間繰り上げ(100%)

47都道府県のすべての記事を拾い上げることはできなかったが、ほぼ全国にわたって程度の差こそあれ、投票時間の繰上げは行われていたとみて間違いない。秋田県―県内85.05%の投票所で繰り上げ

岩手県―県内64.47%の投票所で繰り上げ
宮城県―県内57.18%の投票所で繰り上げ
山形県―県内13.39%の投票所で繰り上げ
青森県―県内6.1%の投票所で繰り上げ
群馬県―県内99%の投票所で繰り上げ
長野県―県内1501ヶ所の投票所中、304ヶ所で1~3時間繰上げ。うち35ヶ所は開始も1時間遅れ
愛知県―県内1744ヶ所の投票所のうち、63ヶ所で繰り上げ
三重県―県内119ヶ所の投票所で1時間繰り上げ、534ヶ所で1~4時間繰上げ
滋賀県―県内928ヶ所の投票所中、一部で1~2時間繰上げ
石川県―県内525ヶ所の投票所中、110ヶ所で繰り上げ
福井県―県内413ヶ所の投票所中、63ヶ所で1~2時間繰上げ
奈良県―県内773ヶ所の投票所中、一部で繰り上げ
徳島県―県内512ヶ所の投票所中、一部で繰り上げ
愛媛県―県内745ヶ所の投票所中、一部で1~4時間繰上げ
大分県―県内621ヶ所の投票所中、445ヶ所で繰り上げ
 ーーーーーーーーーーーーーーー
 (※ 以下北風)
 元来が低賃金が定着し、デフレ恐慌のなかでとりわけ窮乏と貧困に追い詰められている小売、運送、サービスなどに働く人々は、日曜日といえ投票時間を繰り上げられることで投票に行けない。知らずに遅れて投票所に行った人も多かったことだろう。
 投票率は下がり、組織とカネに優る陣営が得をするのは言うまでもない。

 右翼のゴロツキかネオナチか知らないが、早速にあちこちの原発再稼働と被爆地棄民、「国土の強靭化」などと無理やりGDPを束の間上げて消費増税し、TPPで経済全体を売り渡し、オスプレイも米軍も犯罪野放しが進むのだろう。

 だが、選挙結果に目を奪われて、忘れてはいけない。
 国民の圧倒的な多数である私たちの家族、子どもたちの幸せを守ることは、原発の廃止、消費税の廃止、TPPに反対、当然にも奴隷化の米軍基地を廃止して米軍を追い出すことである。
 これらは国民全体にとって好き嫌いの問題ではなく、国民の利害である。
 マスコミの洗脳は刹那的なものなのである。
 「総選挙と私たちの生活、幸福と利害」。

 これから数年の間窒息するわけではない、早速来年は参議院選挙である。
 また、露わに極右に固まり世論操作のマスコミについて、また一向に反省しない検察、警察についは、その解体改革を進めることが真っ当な世論と政治を勝ち取る最短距離である。
 「検察とマスコミの解体的な改革を:戸田」。
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