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もうすぐ北風が強くなる

皆様、良いお年を

 奈良法起寺
 奈良 法起寺

早いもので、2012年は終わろうとしています。
今年は最後に選挙となり、結果はひどい事態となりました。
不正な感じもありますが、マスコミなど総力を挙げたキャンペーンは甘くはなかったですね。

社会や国の成り立ちについての認識も改めて変わったようです。
言うだけはネオナチばりの安倍政権となりました。
しかし、脱原発、消費増税阻止、反TPPの人たちが減少したわけではありません。
ますます、意識を新たなに増え続けています。

新しい芽が出てくることでしょう。
来る、2013年に新しい社会へ向う動きを期待し、共に歩みましょう。

ともあれ、皆様、お元気で。
新年を迎えましょう。
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北堺141号ウシさんの釈放記者会見

 ウシさん

 下地氏と共に不当逮捕され、今回同時に釈放されたウシさんの記者会見です。 
 下地氏会見は「下地氏釈放記者会見」。
 ーーーーーーーーーーーーーーー
  北堺141号ウシさんの釈放記者会見 12/29 書き起こし「kiikochan.blog」から


拘留後半の時多くの方に来ていただきましてありがとうございました。
それも含めましてみなさんのおかげで、こうやってここにおるんですけれども、
まぁ、感想と言えばいろんな面で下地先生がお話しいただいたのとほとんど重複しまして、
「がれきに何故反対するのか」というのは拘留後半で三日三晩寝ながら考えた演説をうちまして、
その時は普段全然無関心を装っている嫁さんと長男も来まして、
「まァまァ出来が良かったよ」と言われましたので、
そうした評価もありますので、今度、来年の16日ですか、
此花説明会で、私や下地さんはなんぼ手をあげても当ててくれないでしょうから、
タマちゃんとか、フェイントをかけて当たる人がいますんで、
当たった人がまた回してくれたら一席ぶちたいなと考えております。
最初にお願いしておきます。

そういう事も含めまして、私はネット上では、丑年生まれだからウシなんで、
今後はですね、北堺141号のウシですというかたちで、
橋下君はじめみなさんが新たなキャラクターで私に名前をくれたと思いましてね、

実は下地先生もちょっとおっしゃっていましたけれど、
私も暇だったもんですから、3直の弁当がこういうもんだっていうのをね、
場内はこういうもんだとか、
で、朝7時から始まっての、こう、いわゆる体育会系なんですよね。
私なんかは普段早く寝て早く起きているもんですから、
9時に電気が落ちちゃうんで、どうしても寝なくちゃいけないんですけれども、
その前に私なんかもう寝てるんですよね。
酒がないでしょ、
煙草も、たばこは吸わないんですけど、5時ですから、ご飯食べるの。

5時ですからね、だから8時に寝るとすこし窓を見るんです、鉄格子の外側にはられた。
それが白けてくるのが何時かなというのを何回かやっていると、
最近、この2~3日は違ってきましたけれど、
入った当初はちょうど7時になるとポッと白くなったんです。
まだ、朝が遅いというか、
それを見てそろそろいいかなぁ、と思うんですけれども、
あんまり早いとまた怒られますんで、
ま、そんな形の中でこんなふうな問題をやったり、
ずーっと毎日やっていますと、本当に、出てきた方がちょっとアレでしてね、
いる方が調子いいかなと思う位の―笑ー
コント141号みたいなですね、
なんか脚本でも書いて大阪発で全国ネタにしてもらえないかなと、思う位な感じなんですけれども、
まぁ、それはそれとして、
ちょっとそういう意味で私も貴重な体験をしましたので、
その中でちょっと考えた事を先に申し上げます。

今日来られているんですけどもね、たまたま下でお会いしたんですけど、
何カ月か前に成田の空港問題で、
「成田空港をもう一度農地に取り戻そう」と言う、将来的な仕事をやっている農家の方がおられます。
多分そういう方がつくられた農作物を、福島の新鮮な野菜が欲しい方に届けている。
そういう事をやってた方がおられたみたいで、私は知らなかったんですけれども、
そういう方が逮捕されて、
それを支援されてる牧師さんまで自宅にガサが入ったと。

その集会にたまたま行ってその話を聞きまして、
「そんな事が今でもあるんかい」と。
ま、私は実は今は63ですけど、成田抗争とかいろいろありましたんで、全然知らない事はなかったんで、
ああ、そんな事を今でもやっている人がいるんだし、
そんな事を追っかけている奴がいて、
さらにガサ入れまで今でもやっているんだという事に、
一種他人ごとながら「えェッ!」って思っていたんですけれど、

2~3カ月したら私の家に朝が来まして、
ピンポーンって言って、パッと目が覚めたんですけれども、
その後、出ないで「誰かな?」って思っていたら、ガタガタガタって、やるんですよね。
そこまでやるのは、近くに住んでいる息子が小学生に今度なる孫を連れてきた時に、
孫が「ジージ早く開けてよ」って、こうやるんですね。

もう、ピンポーンの次にガタガタっていたから、孫が来たなと思って開けたら、
バーッ!となんか令状みたいのを出して、
ドドドドッ!と7人ほど入ってきて、「あれやこれやですぐに来い」と。
こっちの部屋で嫁さんは寝てたんですけど、「どうしたんだ」って起きてきて、「あれやこれや」と言って、
嫁さんの部屋にも入ろうと思ったらしいんですけど、
「うちの旦那の容疑だったら私の部屋には入らんといて」いうて、
断固としてなんか、部屋には入らせないでですね、
ま、最もすぐビニールに、携帯とパソコンはその夜使ったまま、
夜中の12時ぐらいまで私は仕事をして、普段は夜ほったらかして寝ちゃうもんですから、
持って行ったものを見ても結果的にはパソコンと携帯と、それから私の部屋からチラシを何枚かと、
それから最近ちょっと企画をした、白い放射能に禁原発と入れたですね、
お金のかかったユニフォームを持って行かれまして、
それぐらいなんですけれども、
「そういうものに興味があるんだな」というような感じで、

それで北堺署の141号になりまして、10日20日とお世話になったんですけれども、
拘留の経験の時も延期の時ももう一回の時も、いちいち地検にきて、地方裁判所に行くんですけど、
その時の車がですね、運転している人が地検に入る時も裁判所に入る時も
ある時は曽根崎暑ですとか、ある時は天満署ですとか言うんですよ。
運転手の人が。
で、護送する車は北堺署なんですよ。
右と左に必ず付く、腰縄付けている人は北堺署なんですよ。
2回も3回もするもんですから、私も何の気なしに
「これどういうことなの?」と、
俺は管轄が、なんか話としては大阪駅の管轄は曽根崎暑だと。
曽根崎署に引っ張っていかれるのを、話しでは
大阪府課は全部部一緒なんで、空いているところに入れるんだという事で、
私は北堺署が空いていたから入れられたと、
ま、それはそれでいいわ。

だけど、なんで毎回天満署とか曽根崎署に人とかが運転手で、
わざわざ電車に乗って来るんですね。
で、また降ろしたら電車に乗って帰るんです。
「なんでそういうことするの?」って言ったら、
「いやいや、いろいろとね、天満署と話しながらやっているんだよ」
そういうような事をちらっと言ったんですよね。
で、この救援のセンターと、弁護士の救援センターがありますよね、機関関西救援センター。
非常によく連絡を取って、入ったその晩から弁護士さんに来ていただいて、
私初めてだったので大変助かってきてるんですけど、
何回目かの時にそういう話をしたら、

天満署では結局今回大阪での原発関係の取り締まり。
つまり公安が中心となった、原発関係の取り締まりの拠点になっているみたいだから、
多分、言ってみれば天満署が
原発における大阪関係の取り締まりみたいな拠点になって、
虎視眈々と獲物を、ターゲットを狙っていて、
たまたま曽根崎署管轄のあれであったと。
だけど引っ張ってきたら北堺暑だった。

しかしまぁ、基本となるキーステーションからは、
常にひとりが派遣されてくるというか、連絡取り合っているというのか、
どういうんでしょうかね、ま、そんな感じの構造があるって。
弁護士の先生もやっぱりそういう事じゃないかというようなお話でしたんで、
今回、この大阪におけるあれはどうやら北天満署とか公安三課でしたけれど、
そう言ったところが中心となって動いていると。

ま、それはそれで一つで、
私が入ったところは畳3枚のトイレ付で、ま、1DK、Dは無いんですね、1K。

ちょうど3人一緒で、私は63で、後は27と22の若者で、こんなふうな事を言っていました。
「これできたんだ」って言ってね、
要するに、麻薬ですよね。それとか脱法ハーブ。
中でも一番若い人が一番年季の入った人で、
シンナー、名前は言わないですからね、絶対に、これ撮っていますからね。
20なんですけれど、シンナーで少年院に行って、
出てきて監察中にタクシーの乗り逃げを何十回となくやって、
そのすべてアメ村とかの脱法ハーブを売っているところに買いに行って、
もともとお金がないんで、脱法ハーブの店についてちょっと運ちゃんに、
離れたところから来るもんですから、
「ちょっとここにいてハーブ買ってくるから待っといて」と言って降りると、
ほとんど例外なく下りてきたらタクシーはいなくなっちゃうらしいんです。
お金払ってないのに。
それに味占めて、常にやってて、
「自分は何十回と乗り逃げをやっているけど俺は一度も逮捕された事がないんだ」と言ってるんですよね。
最終的にはちょっと捕まってきて、
「おっちゃん、どういう事情で来たんや?」
「これこれこうで大阪駅でビラまいたら逮捕されちゃったんや」と
「いつのことや?」
「10月何日かで、それも覚えてないんや」って言ったら、そのお兄さんがこういう事を言うんですね。
10人ぐらいいろいろいるんですけど、出たり入ったりしている人たちが。
で、たばこ吸っている時に話しが出来てて、情報通なんですけど、
1ヵ月半前の事は私は全然覚えてないんですけど、

その常連のお兄さん達に言わせると、
検察が1ヵ月半位の間で逮捕状を取って入ってくるというのは、相当慌てているよ」と。
「なんか非常に慌てているよ、おっちゃんの逮捕は」
「多分これは証拠不十分で不起訴だから、間違いないから。俺が保証するから」
もう、最初に言われましてね、
「なにいってんの、このガキは」って思ったんですけど、
キッチリ昨日。
昨日が最終日なんですよ、拘留期限の。
普通は午前中に来るらしいですよ、彼曰く。

「起訴の場合は午前中に来る」と。
「それも電話一本で来る」と。
「起訴された、何号起訴されたよー」で終わり。そこから拘留。
1ヵ月半とか2ヶ月とか、裁判までやられると。
ところが夕方まで来ないんですよ、私ね。
もうその時点で、
「おっちゃん、俺が言った通り、これはね、保釈される可能性100%だ。もう間違いない」
って言っているうちに、
「来なくてね、どうなってるのかな?」と思っていたら監守がきて、
「141号、持ち物持って出なさい」
そしたらそのお兄ちゃんが握手を求めてきてね、
「俺の言った通りやろう」

で、結論はですね、どうも1ヵ月半位私と年配の方も多いですけど、
私が10月17日と何べん言われても思い出さないんですよ。
「あんたは、なんか首からぶら下げていた」と。
「いや、そんな覚えはない」と。
「スピーカー持ってた」
「あ、それは持ってた。重そうだから俺が持ってたんや」と。
「一番先頭歩いてた」
俺先頭歩いてた」
「それがリーダーなんだ
」と言って、
「先頭を歩いてたからあなたが首謀者なんだと、あなたがリーダーなんだ」と、
全然ね、「何を言ってんだ?」と。
で、「ガンガンコンコースの中でデモってた」と、
「悪いけど私ね、スピーカーでしゃべるより地声でしゃべっている方が響いちゃうんで、
持ってたからといって、『スピーカー使ってた』って言わんといてくれる?」
というような話で、もうそんなに話す事がないんですよね。

そんな話の中でやってきまして、
毎日毎日何時間も天満署と曽根崎署から二人きて、取り調べという名のあれがあるんですけど、
しゃべる事がないんですよ。
私の事はもう、本人が覚えてないしね、事実かどうかも覚えてないし、
でも「言った」と。

「ビラまこうと思ったけれども出されて歩道に立っててまけなかったんだ」と
「まこうと思ったけれどもまけなかった」んです、それだけの話。
通り抜けたのも、俺の声は大きいからもしかしたら響いたかもしれないけど、
マイク使ったんじゃなくて、それより大きかったらご免やけど、
とにかく「通るな」っていうから「通せ」って言って通っただけやというような事だけの話で、
結局後は、下地さんもどうもそうだったらしいですけど、
あれやこれやの世間話ばっかりで、
結局話を最初にしてきたのは、さっき出てきましたけど、ある党派。
わたしはいわゆる全共闘世代ですからね。あの、こう、一番最後は出てきたら…。
ま、たとえばね、革共同革マル派、革共同中核派とかね、
向こうは下だけ言ってくる訳ですよ。
「それはね、正式に革共同革マル派って言うんだよ。
それは正式には革共同で、もともとの派閥はこうで、
この派閥はこっちの先生で、こっちの派閥はこうだって、
いや、俺らは学校に7年行ったけど、ずっと最初から最後までそればっかりだったから、
もうそれしか知らないぐらいだから、知ってるねん。聞いてくれる?」みたいな話で、
で、なんだかんだ言いながら、向こうもさるもので
「誰誰知ってるか?」「だれだれ知ってるか?」
「あんたの携帯にはこの名前があったけど、何で名前があるんだ?」とか、
チクチクと、刺してくる訳ですよね。

で、そういう事の中から、ちょっと今回これからの事に繋がるんですけれど、
だんだん最後の方になってきますとね、
「あなた中之島公会堂でしゃべってましたね」とかね、
「此花集会でもしゃべってましたね」とかね、
「春日集会でもしゃべってましたね」と、核心に迫ってくるんですね。
そうするとね、「なにがこいつ言いたいのかな?」と思いながらも、間違いなくしゃべっていましたよね。
で、…あの、なんて申しましょうか。
此花集会のいくつかの中では、
たとえば此花住民じゃないと入れないのにしゃべってたりする人がいたりするんですよね。
堂々と。
マイク持ってね。
中央公会堂なんかですと、広く大阪市民でしたからね、
春日中学なんていうのは、私は入ってないんですけど、
文字通り此花住民じゃないと入れない集会に、
何故かそのグランドの中に私のバイクが突っ込んで置いてあったりね。
その時はわざと私、嫌がらせじゃないんですけれど、停めさせてもらったんですけどね。
で、後から考えると、何で私の名前が特定できたのか?って言うと、
「あなたあちこちにみんなバイクで行って、ナンバープレートがあるじゃないか」と。
「一発でそんなん、住所氏名が分かる」というようなことと、

橋下さんというのは、弁護士やっているだけあって、
まぁ、ここまでかしこい人なのか知りませんけど、
如何にもオープンじゃないですか、あれ。
今日来ている我々の側といったらおかしいかもしれませんけれど、
そういうフリージャーナリストのカメラマンも許すし、
24時間全部撮ってますでしょ?
最初から最後まで。
「ネットで誰にでも見せる」って言ったら公明正大に見えるじゃないですか。

でも今回の事で見ると、あれ全部証拠固めになるんですね、あれ。
ばっちり。バッチリ証拠になって、
で、最後我々の仲間が不当に逮捕された、最後の此花説明会なんかでも撮られてますよね。
我々の側でも撮ってて、ついせんだての会議でも
「どこまで、ああいうビデオっていうのは味方になるのか味方にならないのか紙一重だな」
って言う話がありましたよね。
今回はつくづくやっぱりそれを感じましたね。
紙一重ですね、これね。
今日も映されていますけど、

今日の朝日新聞に出ていました。
「二人容疑不良で保釈したけど、当局はなおかつ任意で取り調べを続行する」って、
わざわざ脅して書いてありました。

こういうふうなことがプラスになるのかマイナスになるのかわかりませんけれども、
全てそういう事で証拠っていうのは、
どういうふうに我々にとっての証拠が無効に取っての証拠になるか?って言うのが
常に紙一重の状況出来ていますから、
今度の1月16日でも、
向こうにとっても一つの総決算でしょうし、
我々にとってみても、ま、とりあえず
向こうが設定した住民説明会というのは、一応予定としては最後ですから、
それなりに気合が入るかもしれませんけど、
ま、先生もおっしゃっていましたけど、
気合の入れ方というのがちょっと我々もあんまり同じパターンでやっていると、
同じ囲みの中というか、仕掛けの中に放り込まれて行っているような事もあり得るかなと
いうような事も考えますんで、
ま、ちょっといろいろと散文的なことで申し訳なかったんですけど、
非常に勉強させてもらいました。

それから、最後ですね、東京の方で支援に立ち上がってくれたところからの、
私は中に入っている時に情報を教えてもらったんですけれども、
私は嫁さんと、ま、働いていまして、
息子二人と娘とってみんな結婚して、それぞれ独立して孫もいるんですけど、
一切かかわりない形で私は一人で、おっさんの自由でやってきたんですけれど、
なんか、突然ですね、東京の集会に私の息子が名乗りをあげて
「えらい迷惑かけていますが、実はあれはうちのおやじなんです」と、
なんか「名乗った人がいるよ」と言う事で、
「それがツイッターに出ているから見たら?」って言うんで
弁護士の先生がプリントアウトした奴を窓際にこう、貼りつけて、
私もあらためて、監視さんに老眼鏡を取ってきてもらって読んだら、
私の息子がなんか偉そうに書いているよね。

このたび親父がお世話になります」って言って、(笑)
「二日後の拘留公判には母親と長男を行かせますんで、よろしくお願いします」っていうんで、
で、公判になったら本当に一番前に嫁さんと長男がおりましてね、
で、終わって私はすぐに出て行っちゃったんですけれども、
あとで聞いたらその弁護士先生にうちの嫁さんがですね、
「20日も拘留させるのはどういうこっちゃ」と、
「大阪駅でビラまいたぐらいで、2泊3日ぐらいなら本人のためにちょうどいいけど
20日もはおかしいだろう!」と、
「なんぼなんでもおかしい」と弁護士さんにガンガン言ったらしいんですよ。

弁護士さんもなんかその時の話では、
「確かに私もこういう事ばかりやっているんで、慣れ過ぎているかもしれない」
「本当は2日や3日で、もうこんなものは収まりさせなきゃあかんのに、確かにおっしゃる通りだ」と
で、今でも怒っていまして、
「お父さんどうすんの?」と。
「出てきたのは良いけど、こんなもんだまっとったらアカンよ
逆になんか、ねじ巻かれるような状態で、
いや、そこまで私もファイトないんですけど、
そんなことで、こうやって権力というものはですね、自ら敵をつくっていくんだなぁと、

・・・・読んだらいいですか?
なんか息子の方がしっかりしているみたいなんで、
こっちを読んで終わりにしろということ何で(笑)じゃあ読ましてもらいます。

支援の皆様、また本日お集まりいただいたみなさま、
このような機会を頂き誠にありがとうございます。
心より感謝しております。

このたび父への突然の逮捕は、家族一同まことに驚き当惑しております。
父は私が幼い時から弱者の立場に立つ事を教え、
(いや、こんなん教えた事無いです)-笑ー

阪神大震災では当時父が勤めていた会社に休暇を申請し、
数週間にわたってボランティアを行ってきました。
(これは、阪神の事なんですけど、この時私はビルを解体する機械を売っている営業マンで、
阪神が担当だったんで、倒れたのを見て翌日に行きましたけど、「絶対にこれはモノが売れるぞ」と、
思って入ったんです)―笑―

その姿勢は60を過ぎた今も変わらず、
昨年の大震災では大阪から数回にわたり東北の現地を訪れ、ボランティア活動をし、
かたや和歌山の(那智の大災害の時ですけど)その時にも駆け付け援助活動を行ってまいりました。

父には私の息子を含め4人の孫がおり、もうすぐ5人目の孫が出産を控えております。
そのような父が、孫の世代を思い、安心できる社会を望んで必死に世間に呼び掛けていたところ、
突然逮捕されました。

12月9日の家宅捜索では、
一般家庭に7人もの警察官が踏み込んで写真を撮り、私物を押収しました。

これまで弱者を思い行動してきた父が、警察官の指示で腰に縄を巻かれて連行されました。
同じく60歳を過ぎた母が、事情をつかめず立ちすくんでおりました。

孫に囲まれて楽しいクリスマスを過ごす予定だった父は、プレゼントを買う事も出来ず、
今も見張られた生活をしているようです。
(留置されているという事ですね)

原発やがれき受け入れの様な、国民の健康に重大な影響があるかもしれない決定を下されるとき、
官邸前や、梅田の中心で、国民の必死の呼びかけが鳴り響かない社会は、むしろ不気味ではないでしょうか。

ごくごくありふれた私たち家族は、原発やがれき受け入れの複雑な論点を主張するすべはございませんが、
弱者の立場に立って実際に行動し、人に危害を与える事でもない父が、
自由に意見を主張できる社会こそ、民主主義であり、平和な社会だと痛感しております。
社会的には名もなき父ですが、家では大切に慕われている父であります。
(違います)―爆笑ー

見せしめとして逮捕した無名の国民にも、
その帰りを心配して待つ沢山の家族や友人がいます。
(これは本当にその通りです)

父の即時釈放を待ち望んでおります。
皆様のご支援誠にありがとうございます。

 ー拍手ー

ちょっとこの、この息子は、東京電力じゃないんですけどね、
殆どそういう所に近いところの会社にいますんでね、
こんなこと言ったらヤバいんじゃないかって思うんですけどもね。

まぁ、あの、良くまとめてもらいましたんで、
どうもー拍手ー

  質問

Q:検察の方の取り調べというのはどんな感じでしたか?


私の場合は刑事調べをそのまま要約するような形でしたね。
警察が毎日毎日来てまとめていくやつの、
そのレポートを、自分なりにちょっとまとめていくっていうか、確認するようなところです。
私の場合特に、振り切った形。
「あなたが入ろうとした時に、どういう恰好をしてきたか」とかね、
「手を広げてきたか」とか、「体がぶつかってきたんじゃないか」、「格闘したんじゃないか」とか、
そういうようなところを執拗に、ちょっとずつ言葉を変えて、しつこくしつこく。
だから、逆にそこで、ポイントが分かるんですね。
「ああ、ここが知りたいんだなぁ」って言う感じですね。
その時の私の警察官が中川さんっていう人なんですけど、
メガネが、ピキッ!って、こう光るんですね。
「きたな」っていう感じでね。
あの…非常に分かりやすい方でした。

(司会)私の取り調べも中川義雄でした。
善悪の善に英雄の雄と書いて義雄と読みます。
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下地氏釈放記者会見

 下地12_29

 大阪府警に不当に逮捕され、勾留されていた下地阪南大准教授が釈放された。
 以下は記者会見の書き起こし。
 事件の経過関連。 
 「大阪府警がモジモジ先生を不当に逮捕」、「不当拘留中のモジモジ先生が声明」、「駅での訴え 犯罪?下地氏などの不当逮捕」。
 ーーーーーーーーーーーーーーー
  下地氏釈放記者会見 12/29 IWJ 書き起こし「kiikochan.blog」から

みなさん、「ただいま」です。
どうもありがとうございました。

逮捕の時の事を思い出すんですけれども、
逮捕状を見た最初の印象ですね、
「他になんか無かったんか」っていう。(笑)
本当に第一印象で、もう少しなんか、自分でももっと悪い事をしているような気がしているのに、
まぁ、「これだ」という事でもう、笑ってしまったというのが最初の印象です。
周りは大騒ぎだったので、なんですけれども。
本当にメチャクチャな話でありまして、
先ず書いてある被疑事実
かなりあいまいな文章で書かれてあるということがあります、主語がはっきりしなかったりとか。
かつ、僕を捕まえる理由になると読むようにするならそれは嘘なんですね。
こんな適当な文章で、被疑事実が書かれているものに逮捕状が出るんだという事が、
「なるほど、裁判所ってその程度もののなのか」と思う事が一つありました。

本当にこまごまとした事実関係はまたおきますが、
僕が自分自身の事ですから、
書いてある事とか自分がその時どうしたかという事は、全部見えているんですね。
難しいのはこれを第三者に証明する、説明するというのが難しいんですけれども、

でも僕から見えている景色がどういうものか?というのは、

ハッキリと警察はウソをついて、
誰でも逮捕するし、できるんだ。という事です。

これは僕の位置から見た時には紛うこと無き(まごうことなき)真実なので、
そういう意味では警察に対して抗議をする、
彼らがメチャクチャな組織なんだという事を言ってきたという事は、
まさにその時点で僕に証明されたと思っています。
本当にひどい話だと思っています。

ただ、留置所に入ってからはですね、
警察組織だっていう事で僕は全部一体で見ていたところがあるんですが、
まぁ、もちろんあんまり気は許せないんですけれども、
留置係りであったり、今回僕らを弾圧している公安警察とそれ以外の部署であったり、
それはやっぱり中にはいろんなですね、枝分かれがあるんですね。
その辺を今後きちんと見ていきながら、
警察の有り様に対して批判するというのも考えていかなかあかんなと思っています。
ま、留置係ですね、
僕が留置所の中に放り込まれる時にも、
ま、ちょっと不服に振る舞ったんですけれども、
なんか「ちょっと様子が違うな」と思いまして、
もちろん気を許していろんな話をするという事とは違うんですが、
生活の面倒を見るところだという事で、
ま、逆に公安警察がこういうめちゃくちゃな事をやった結果として、
留置係の人には迷惑をかけるのもどうかなという事を
とある方からですね、示唆いただいきましてですね、中で。
ま、そういう事もあるのかという事で、
中では生活は結構平穏にやっておりました。

で、みなさんから手紙が届き出してからですね、
一応監視の人達が検閲をするんですね。
検閲と言っても内容的な検閲では基本的にはありません。
ですから警察の悪口をしこたま書いてあっても全然問題はなしですから、
そういうところは なんですけれども、それを読んでいますので、彼らは。
で、僕が外でモジモジ先生と呼ばれているのを知って、中でもモジモジ先生って呼ばれて(笑)
もう、「いやちょっとそれは勘弁して下さいよ」って…あの、ま、本当に和気あいあいとやっておりました。

で、中では本当にすこぶる元気でありまして、
ただ、昨日金曜日にですね、
「金曜日にもしかしたら出るかもしれない」と言われて、全然あてにはしていなかったんですけれど、
もし出ると、自費弁当と言ってですね、自分でお金を払って食べるのがあるんですが、
「親子丼をまだ食べた事が無かったな」と思いまして、
木曜日の番に親子丼を注文して食べていましたら、これに当たってしまいましてね
昨日までちょっと、腹を壊していました。

公安サイドの取り調べは屁でもないんですけれども、
大阪府警の食堂の方が僕にはダメージを与えたということでありまして、
結構意外なところから手痛いダメージを受けてしまいまして、
今日はもう大分回復しております。

中に入っての印象ですけれども、
「こういう事はあってはならない」という意味ではもちろん不当な事ですし、
二度と起こしてはいけないと思いますが、
僕自身が内側から彼らを見れたというのは大きい収穫はあったと思っています。

本当にですね、幼稚です。
なんていうのか、その幼稚になるというのも原因が無くはない。
警察官というのはかなり厳しく政治活動を禁止されています。制限というよりはされていますし、
家族も含めてそういう所と繋がらないようにしているんですね。
「原発の話なんかももちろん知らない」と。
ですから、彼らがなにを正義と信じるか?という時に、
判断する材料というものはごくごく限られたものでありまして、
そういう世界でそういう閉じられたところで、そういう事を考えていたらどういうふうになるか?って言うと、
まぁ、皆さんご想像のとおりです、
カルト化します。

取り調べの中でも「あなたは過激派と繋がりはないのか」とかですね、いろいろと聞いてくる訳ですけれども、
「過激派ってどこにいるんですか?」と言ってたりとか、
「あなた過激派に利用されているんじゃないか」という事で聞きますけれども、
僕の放射能の学習会に来ているお母さん方が、僕が言ったら、
「過激派が凶器準備したりですね、火炎瓶を作ったりするお手伝いをすると思っているのか?」と。
「頭おかしいにもほどがあるよ」という感じで、
ま、いちいち納得していたのはそれはそれで笑えるんですけど、
「本当に暴力革命は起きないと思いますか?」とか言われるから、
「暴力革命なんて、いい加減にせい!」と。

本当に、ほとんどコントです。
あれは、可視化云々の話じゃなくて是非とも映像に撮ったら面白い。
外に出したい位です。

で、まぁ、ですからそういった意味で相当に幼稚なところでやっている。
そういう意味で、暴力革命とかそういう暴力、暴力沙汰についてどういう危惧があるかっていう時に、
僕が繰り返し言ったのは、「もう常に起こっている事だけど」と、
「暴力を危惧している警察が暴力をふるうのが現実の暴力なので」という事ですね。
20万人官邸前にいても誰も暴力を振るわないで終わるんですよ。
そこに100人、200人の機動隊が言って暴力をふるうわけです。
見ていれば明らかな訳ですよ。

エジプトでだって、誰が暴力をふるったか?って言ったら警察と軍隊な訳ですね。
人々はただそこに集まってきている訳なんですね。
だから「世間知らずもいい怪訝にしろ」と、
「まず、暴力をふるっているのはあんた達だし、」って、ま、そういう事を言ってですね、

その話の中でオウムの話とかが出てきて、
オウムの事件を未然に防げなかったというのが、一つ彼らのトラウマになっているんだろうという事は、
前からちょっと感じることですけれども、思いました。
で、結局「お前らオウムになるじゃん」という話なんですね、そういう意味では。
「未然に防ぐためになにしてもいいのか?」みたいな話になっているんですね。
「完全にあんたがたの感覚は狂っているよ」というような話でありまして、
そういうことで、取り調べはほとんだ漫談とか説教というかですね、になっていまして、
ま、非常に面白かったんですけれども。

そういうふうに彼らは非常にトンチンカンナレベルで我々を恐れているということがありますので、
私たちの側から、彼らでも分かるような発信の仕方というのを考えていくかなと、
最も世間ずれした幼稚な人達でもわかるように、ですね。
これについてはまた皆さんと相談しながら、いろいろと表現の仕方を考えていきたいなと思っています。

我々がこの間やってきた抗議活動ですね、
警察庁に対する抗議行動というのは相当効いているなということもちょっと思いました。
ま、あれはやるべきではなかったとは全然思っていませんし、やって正しかったと思っていますが、
ただ、「どういうふうに抗議していけばいいのか?」という事は
もっと洗練させる余地があるなというのは思いました。
彼らがこの程度利用しない人たちであるならば、
もう一工夫、二工夫ぐらいできるだろうというふうに思っています。

日本の警察のこういう乱暴なやり方に対しては抗議をするし、
ただ、現実にどうやって彼らを変えるかという事を、
きちんと勝算みたいな事を頭にイメージってやっていく事がいるなと思っています。

そういう意味では中から見てきたっていうのはそういう収穫ですね。
彼らも一枚岩ではありません。
で、ほかの同じゾーンの人とかが取り調べを受けていて、
取り調べを受けている時に、僕から原発の事を聞いているので、
自分の取り調べの刑事に原発の事をレクチャーしている同じ房の人がいまして、
「何でお前そんなに詳しいんだ?」と聞かれたら、
「同じ房に師匠がいます」、そんな話をしていて、ま、いいやという感じで、
「ああそうか、公安に捕まっているのか、あいつ何でも引っ張よるからな」
そんなやり取りもあったという事で、

公安というのはやっている事も陰湿ですが、
そういう意味で少なからずも「嫌われているのかな」ともちょっと思いました。

まあ、ちょっと気の毒なところもありますけれども、
でも、やっている事はシャレにならないひどい事です。

で、今回僕は起訴されずに出てきたわけですけれども、
基本的に救援の広がりがなければ、確実に起訴されていたと思います。
ですから、ま、令状逮捕ですからね。
しかも一回拘留を却下されているというのも結構笑えたんですけれども、
逮捕状を出した裁判官が令状拘留拒否、
拘留却下したんですけれども、どういう神経しているんだろうと思うんですけれども、
一応僕の話を聞いて、「そういう事ならちょっと違うな」という事で、
自分が出した逮捕状の非をある種認めているわけですね。
数時間の話しの末に。
ま、その後ひっくり返された訳ですけれども、
向こうの方もそれでいろいろと慌てたというのもあると思いますが。

あ、そうそう、救援の広がりがなければ起訴されていたという事ですが、
令状逮捕ですからそうなっていたでしょう。
で、今回やっぱり、僕らの批判の声が大きく広がったっていう事が、
起訴をある程度思いとどまらせている。

ただし、やっぱり一人起訴されてしまったのは、
これは本当に彼らのメンツですよね。

令状逮捕に踏み切った案件で一人も起訴せずに処分保留
これはやっぱりとんでもない話な訳ですよ、こんなことをしてしまうって。
だから意地でも一人は起訴しなければならない。
というのがこの一人起訴という判断か
なと思っています。

憲法学者の方々の記者会見なんかでも、
そもそもこの記載事実のとおりの事がされたとしても、
されていたとしても逮捕する事は行き過ぎであるとか、いうような事も言われていましたし、
そういう意味でこれだけの市民社会の視線の中で、
公安を維持していくのは困難だというふうに考えて収集を測ってきたのかなというふうにも考えています。

今後の事ですけれども、
確かに国家権力というものはここまでの事が出来るんだという意味では、
非常に怖いものだ
という事は思います。

それは知らなかった訳ではないですが、
あらためて感じるところです、実際に。

ほんとに手も足も出ません。

それはやっぱり凄いなと、
ただ、これまでの立ち向かうというよりはですね、
彼らの方が幼いんですね、幼稚なんです。
だからはっきりとこっちから、ちゃんと教えてやらなあかんと、
上からしっかりと見下ろしていこうと思っています。
「ええかげんにせい」と。

なんていうかね、実際にふるう暴力が強いかどうかという話ではないんですね。
彼らは本当に、その力に見合った理性と価値性とか、そういうものを持っていません

私たちの方がはるかに卓越したところからものを見ているし、
また、人々と繋がることによって、
自分たちの誤りや不足があるところをどんどんおぎあいながら成長してしていっているわけです。
ある意味では、警察組織みたいな閉鎖的なところに暮らしている人間っていうのは、
そういう成長の機会から制度的に疎外されている、なんて言うのかな、
あらためて被ばく労働みたいな話の人もいました。

だからそういうかわいそうな人達でもあるので、
むしろですね、我々が教育してやろうという事を考えていく必要があるかなと思いました。

最後にもう一つですね、がれきの事だけ触れて終わりにします。

この間ですね、何事も無かったかのようにやはり大阪市は進めているというのは、
情報を伝え聞いて知っております。
が、まだ一カ月ありますので、僕も出てきましたから、
救援の方も含めてですね、がれきの方もまた全力で取り組みますので、
今後ともよろしくお願いいたします。

どうもありがとうございました。

  ー質問などー

Q:検察の方の取り調べというのはどんな感じでしたか?

僕は今回、間違えですらない、嘘をついて彼らが逮捕しているっていうことがありますので、
警察に関しては完全に事実関係黙秘です。
あんなにおしゃべりな黙秘もないと思いますけれどもw
取り調べの時は、3回あったんですけどね、
逮捕直後と拘留請求前と、拘留延長前と、今回の起訴かどうか、というので3回あったんですが、

1回目は完全黙秘でいきました。
その時は裁判官のところだけ丁寧に話をして、1回拘留却下が出たんですね。

2回目の時には、一応逮捕状の被疑事実が全くデタラメであるという事に関わる事実を何件か述べて、
現場には警察官がいたから、「これは間違いですらない、嘘を言っている」と。
で、悪意のある組織に
こちらが取り調べに応じて話をして、それがいいように使われる訳がないじゃないかと、
「だから彼らに話す気はない」という趣旨の事は答えた。

そういうふうに、
事実関係をちゃんと喋ってくれなければ、「黙秘されると拘留せざるを得ない云々…
みたいな、ちょっとそういうっぽい事を言ったので、
「あなた方捜査機関が常に善意で仕事するという事を前提にしているのか、それは話にならんよ」
という事で、刑事調べで説教をしましたw
「それで有罪率が上がるじゃないか」と、
「こんなに日本の司法統計見たら異常な数字ばかり並んでいるじゃないの」という話をしたら、
「いや、日本で有罪率が高いのは確実な件しか起訴しないからだと私は思っています」と言うんで、
「個人的な信念は結構ですけれど、社会科学的には全く通用しません」って言ったら絶句していました。
それで話しは終わったんですけれども、2回目がそうでした。

3回目の時には、
本当にいくつか少し情報も増えたので、
客観的証拠で被疑事実が否定できるにもかかわらず、今回逮捕状を発行させた疑いがある
という事まで踏み込んでみました。
現場に証拠がないから証言だけで逮捕状をつくったんじゃなくて、
僕がどの位置にいたとか、そういう事の客観的証拠。
具体的にはJR構内の監視カメラの画像とかが絶対にあるはずなんですね。
「それを見れば、逮捕の被疑事実が全く嘘だ」という事が分かるにもかかわらずやったんじゃないか。
だからこれはもう本当に不正の疑いがあるんじゃないか?

「僕は告発したいんですけど出来ますか?」と質問をしました。
そういうふうな事もやりとりをして、
どちらかというと検事調べの方は、検察の時よりは一応内容について、
でも事実関係については本当に最小限ですね、について述べて、というような話し方をしました。

  検察側の意図は?

Q:そこから、向こう側の意図というのはなにか見えてくる事はあったんですか?

向こう側の意図ですか、
ただ、どういう言い方をするにせよ、
この事件が注目を浴びていなければ起訴には確実にいったと思います。
令状逮捕するというのはそういう意図
がなければしないと思いますね。
で、やっぱり向こうが悩んだのは、特に憲法学者の声明が効いたみたいですけれども、
やっぱり広がりですね、この事の。
院内集会もあり、とにかく立て続けにどんどんどんどん。
東京新聞が取り上げてくれただとか、やっぱりメディア。
とにかく立て続けにこの問題がかなりおおごとになってきている状況で、
プレッシャーがすごかったんですね。

それがなければ、僕は絶対に起訴されると思っていました
これは間違いない。
今でも僕の事は何とかして潰したいんでしょうけど…

僕が最後の検事調べで出て来たら、公安三課の隊員たちが入れ違いにバーッ!って入って行ったんですよ。
すごい焦った感じで。
僕の印象なのであれですけど、
だから向こうもやっぱり困ってるのかな、という印象はちょっと受けました。
普通でも、そういう入るんだったら、僕が完全にいなくなってからですよね。
僕に見られる感じで入るというのは、「よほど慌てているのかな」というような感じはしました。
ですから彼らの中でもやっぱり、「しくじった感」があるのではないかと思いますし、
向こうの下手を打った面があるので、
そこをしっかり、丁寧に追求したいなという思いはあります。

  下地先生の逮捕を阪南大学が事前に知っていた件

Q:
阪南大学は事前に知っていて、下地さんの研究室を調査したというのを聞いてビックリしたんですけど、
それはちょっと由々しき問題ですよね。
そっちの方もなんか反撃しないとなと思うんですが、もしいまお分かりの事があれば。

<2>ー大学側は逮捕の3日前、すでに下地先生が逮捕されることを知っていたー
下地准教授らの不当逮捕抗議記者会見 12/22(文字起こし)

下地:
釈放されてから、まだ。
仕事納めも過ぎていますので、大学の関係者で管理職の方には特に連絡はまだ取れてないんですけれども、
あんまりこういう事態というのはある事ではないので、
「慌ててしくじりました」みたいな話なら、ま、別に「あり得るかな」と思います。
そんなに、ま、だらしがないと言えばだらしがないと思いますけれども、
「お騒がせしました」ぐらいの気持ちはあるので。
ただ、今後ちょっと丁寧に話して行こうかなとは思っています。
少なくとも、今回公安三課がやっている、これはハッキリ言って不正です。
不正ですから、この不正行為に加担しかけたわけですね、
今でも加担しつつあるのかもしれませんが、

ですからそういう意味で初めての事態で、上手い対応が出来なかったという事はあり得るかもしれませんが、
その事は反省してもらうというか、
この対応でよかったのかどうか?という事はきちんと曖昧にしないで、
話をしたいなというふうには思っています。

  まだ拘留されている方との違い

Q:
今回下地さん達が釈放されたのと、
ハンさん達が起訴をされたり、他の方々が拘留を続けられて足りする、
その大きな違いというのは、
下地さんが拘留されて日本全国に抗議行動が広まっていったとか、
取り調べの時に、証拠にならない程度に下地さんが相手との対応をしていったというような事、
その大きな違いはどのような違いがあるのか、
取り調べの時に「やめてくれへんか」みたいなそういう事など


下地:
「やめてくれへんか」みたいな言い方はしませんけれども、
相当効いているなとか、参っている人がいるみたいな雰囲気の事はちょっと、
なんとなく言ってたかなという

僕自身もやってみて思うんですけれども、
やっぱり最初の取調室に入った時の、あの雰囲気というのは本当に独特なもので、
「言いたくない事は言わなくていい。というような供述拒否権があります」と言われるんですけれども、
それで発言の任意性が保証されると彼らは言うんですね。
つまり、その発言は任意の自発的な発言として、同意のもとに出てきた発言として、信用できる、
そういう発言だというふうにみなす訳ですね、取調室では。

だけどそんなわけはないんです。

僕自身もだいぶタフな方だと思いますし、
舌先だけで生きている人間なので、しゃべるのも得意な方だと思うんですが、
それでも、相当慎重にやりました。
まず、絶対に自分の力を過信しちゃいけないと思いましたので、
とにかく「最低限この期間はこういう方針で」というふうに。
最初は完全黙秘していたんですね。
それは「あいさつにも答えない」というレベル
です。

その中で自分をある程度コントロールしていくようなことを、
自分が自分でコントロール出来ているのかどうか?という事も本当に分からない空間ですから、
それは本当に、慎重に慎重に進めました。

で、普通の人がいきなり放り込まれてそういう事が出来るか?と言ったら、
無理
です。
本当に。

また、僕の場合には外での支援が動き始めるだろうという事もあったし、
今までの繋がりもありましたから。
また自分自身がなにも悪い事をしていないという、確信があるし、
そうやっていろんなものが自分を支えていて、
それでどうにか、まず対等なところからやっていける。
なのでよく言われるところの
政治弾圧を受けた時には権力との対話は成立しようがない。
まず、黙秘するしかない
というのは、
これは一般原則としてやはり、逆に当てはまると思いました。
どういうふうに話をすればいいのかというのが、なかなか難しい。
だから本当に、じゃあ僕がやったように誰でもが出来るか?というと、
ちょっと難しいかなという気もします。

ですから、話した方が有利になる面もあるけれども、
それをあの場所で実践するには、相当の、ま、なんていうか、
技量というものがいるかなとはちょっと思います。

あとは、僕が起訴されなかったのは、
取り調べの中のぼくの振る舞いとかはあんまり関係ないと思うんですよ。
やっぱり起訴して、それが社会的な批判を浴びるかどうか?という事が一番怖いわけで、
検事側というのは


で、そういう意味で、
やっぱり外の動きが8割ですね、8割…9割かな。
中で僕がなにをしゃべっているかというのは、1割もあんまり関係ないかなとおもいます。

そういう意味で僕のところで支援が盛り上がったのは、
わりと、意図して僕は売名していますから。
名前を売っておかないとこういう時にやられると思っていますので、
そういう意味では権力と喧嘩するという時から意図的にやっている事でありますから、
それが一つ今回は、どうにか効いたなということと、

権力側が何時も使う手段は、一番最初の官邸前の逮捕の時もそうですけど、
こいつら過激派」だとか「過激派と繋がっている」みたいな事を、
あるいは、新聞側が警察発表の事実をさらに誇張して流すといった、
そういったやり方で本当に印象を操作すると。

で、そうやって弾圧されている人を孤立化させていくっていうのが、
やっぱりすごく大きいと思うんですね。

そういう意味で、今回僕の時にはそれをさせにくい条件がいくつかあったので、
それを踏まえて運動を大きくできたかなと。

で、今後はまだ囚われている人たちっていうのは、そういう意味では、
実際に人々の支援や関心を寄せる組み立てというのがまだ充分ではないという事なので、
これからそこの部分をつなげていくのが大事かなというふうに思っています。

で、それは可能だと思っています。
 ーーーーーーーーーーーー
 国会包囲行動の主催者自主規制についてのモジモジ氏ほかのの発言。
 「脱原発デモ、国会を包囲
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