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もうすぐ北風が強くなる

エジプト革命、大統領が軍政幹部を解任

 広場

 エジプト革命に劇的な前進が始まったようだ。
 エジプトの暫定軍政はモルシー大統領の当選後の就任前に、憲法を改正して大統領権限を剥奪し、軍政ムバラク系の憲法裁判所は議会を解散した。
 そしてこの2日には勝手に内閣改造するという、茶番を国民に見せつけたのである。

 5日にシナイ半島で軍が武装勢力に襲われた事件を契機に、モルシーはタンタウィ国防相、参謀総長、空軍、海軍、防空軍の司令官を解任し、後任人事を決めた。
 同時の軍政の憲法改正を廃止。

 大統領権限を大きく奪回した。
 現在のところ軍政側は大統領に反抗、対抗していない。
 軍政は軍隊がその権力の基盤である。
 軍幹部は将校団が命令に従わないと判っていれば命令できない(幹部が将校団に逮捕される危険性)。
 我々が思っていたよりも、軍政は権力基盤を持っていなかったようだ。
 
 軍政幹部は手足が無いことを見透かされて、後任人事の取引に応じた可能性が高いだろう。
 民意による大統領と議会の大きな勝利である。

 後は非公然組織をもつ治安部隊(彼らこそムバラク、タンタウィを支えた民衆殺戮部隊)と憲法裁判所だが、憲法裁判所は軍政と同様に権力基盤が無い。
 治安部隊の処理は時間がかかるが、国軍か警察に対抗組織を作って再編してしまうことになるだろう。 

 まだ革命は完成とは言えないが、モルシー政権は慎重に隠然と、革命を進めてゆくだろう。
モルシー
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  エジプト革命の完成と中東の自立  8/14  田中宇

 8月12日、エジプトのモルシー大統領が、従来の権力機構である暫定軍政(最高軍事評議会、CSAF)のトップをしていたタンタウイ国防大臣と、軍首脳のアーナーン参謀総長を更迭し、軍部から権力を奪った。
 ムスリム同胞団出身の大統領であるモルシーは6月末、大統領に就任したが、就任直前、軍政が憲法を改定して大統領の権限を奪った。同時期に、ムスリム同胞団が多数派を占める議会も、軍政の息のかかった憲法裁判所によって解散させられた。
 民主主義に基づくならモルシーと同胞団が政権をとるはずが、軍政の司法クーデターによって権力を制限されていた。 (◆エジプトの司法クーデター) (Egypt's Morsi sacks top military leaders)

 今回の更迭は、軍政に対する同胞団側からの反攻で、ほとんど一本決めで同胞団が勝利し、軍部は劇的に権力を失った。
 トップを失った軍がモルシーに忠誠を誓ったので、今後の軍の再反攻は考えにくい。 (Egypt military shows support for Morsi)

 8月5日、対イスラエル国境近くのシナイ半島で正体不明の武装勢力がエジプト軍の詰め所を攻撃して16人の兵士が殺された。この事件を受け、モルシーが軍の首脳たちに責任を取らせるかたちで更迭を挙行した。
 責任追及を口実とした反撃だった。これまで権力を持っていた軍政の評議会は、組織として存続するが、権力のない大統領の顧問団に大幅格下げされる。
 イスラエルのハアレツ紙は、今回の更迭でエジプト革命が完成したと書いている。 (Morsi's ousting of army old guard completes Egypt's quest for revolution)

 エジプト革命が「リベラル革命」でないと納得いかない人々は「革命の完成なんてとんでもない。これは同胞団による革命の横取りだ」と言うだろうが、それは「リベラル(世俗主義)=善、イスラム主義=悪」という偏見にとらわれている。
 エジプトの人々が望んでいた民主主義(選挙)の結果、同胞団が大統領と議会多数派の両方をとり、選挙後も軍部が握っていた権力を今回モルシーが奪取したのだから、これが革命の完成であるという見方の方が納得できる。 (イスラム民主主義が始まるエジプト

 私は、モルシーと軍政の駆け引きや暗闘が長く続くと思っていたが、意外とあっさり決着がついた。
 昨年2月、ムバラク失脚直後に「やがてイスラム主義の国になるエジプト」という記事を書いたが、この「やがて」は結局、現在までの1年半の長さとなった。 (やがてイスラム主義の国になるエジプト

 エジプトは1978年にイスラエルと国交正常化して以来、昨春までのムバラク政権も、その後の暫定軍政も、イスラエルと親密な関係を保ち、米イスラエルの傀儡だった。
 対照的に、同胞団はガザのイスラム主義組織ハマスを傘下に持ち、イスラエルと対立を辞さない構えだ。イスラエルが、今回のモルシーの権力奪取に強い脅威を感じても不思議でない。
 だが実際のところ、イスラエルは今回の事態を楽観的に見ている。エジプトに同胞団の政権が確立したことで、同胞団がパレスチナ人とイスラエルの和解交渉を仲裁するとともに、ハマスを武装解除させる可能性がひらけてきたからだ。 (Israeli-Egyptian security cooperation not at risk' following forced resignation of top brass)

 最近ハマスの指導者ハリド・マシャルがカイロを訪問し、モルシーと会ったが、この時、ガザとエジプトの国境を恒久的に開放する見返りに、モルシーはハマスの武装解除を求め、マシャルは1年以内に武装解除する構想を提示したと報じられている。
 これまでパレスチナ問題の仲裁者だった米国は、イスラエル寄りの姿勢を明確にしすぎて(故意に)何も進められなかった。共和党右派を中心とする米政界には、親イスラエルのふりをした反イスラエルの勢力がおり、中東和平の進展を阻止してきた。
 今後、同胞団のエジプトが新たな仲裁者になれば、米国よりもずっと現実的にパレスチナ和平を進め、中東地域の緊張緩和に貢献する可能性が高まる。そうした動きの第一歩が、ハマスの武装解除案だと考えられる。
 米国に潰されかかっているイスラエル側は、同胞団の政権奪取をひそかに歓迎しているのでないか。 (Muslim Brotherhood's rise in Egypt could push Hamas to lay down its arms)

 11月の米大統領選挙をひかえ、民主党のオバマよりも共和党のロムニーが優勢になっているが、もしロムニーが勝つと、前ブッシュ政権のような親イスラエルのふりをした反イスラエルの政権が再登場する。
 好戦策で母国を危機にさらしているイスラエルの右派(入植者ら)はロムニーを熱烈支持しており、米国のユダヤと米軍の票田はロムニーに引っ張られている。
 右派リクード出身のネタニヤフ政権は、最大野党カディマ(中道派)と連立してパレスチナ和平を進めようとしたが、連立政権の維持に失敗し、政権内で再び右派が強くなり、ネタニヤフは訪問したロムニーを支持する発言を行った。
 イスラエルの首相が、米大統領選挙で特定の候補への支持を公言したのは史上初めてだ。 (◆シリア政権転覆から中東大戦争へ?) (In Jerusalem speech, it was Romney's voice but Netanyahu's words)

 半面、米国のCIAはイスラエルを、中東における諜報活動上の最大の脅威とみなしているという指摘がある。オバマがCIA出身であることと合わせて考えると興味深い。 (`CIA sees Israel as top espionage threat') (◆CIAの血統を持つオバマ)

▼エジプトはサウジとイランのどちらにつくか

 アラブ世界で、同胞団がエジプトの権力を握ったことに最も脅威を感じているのは、サウジアラビアだろう。
 ムバラク時代のエジプトは、サウジアラビアと並ぶ中東の親米国であり、サウジとエジプトがスンニ派諸国として組み、米国に支援されつつ、シーア派のイランと対抗するのが従来の中東政治の構図だった。
 サウジ王家は就任直後のモルシーをリヤドに招待し、今後もエジプトが従来の構図を続けるよう求め、続けてくれるなら資金援助してやると持ちかけた。だが、モルシーは巧妙で態度を明らかにせず、サウジ側を苛立たせている。 (Egypt's Morsi to visit Saudi Arabia in bid for aid)

 風向きの変化を察知して、イランがエジプトに接近している。先日、79年のイラン革命以来のイラン高官のエジプト訪問として、イランのバガイ副大統領がエジプトに行ってモルシーと会談した。
 イランとエジプトでシリア内戦の解決を一緒に模索しようと持ちかけ、8月29日にテヘランで開かれる非同盟諸国会議にモルシーを招待した。
 モルシーがテヘランに行けば、イランとエジプトが約40年ぶりに国交正常化に動くかもしれない。 (Egypt's president holds talks with Iran's vice president) (Tehran reaches out to Egypt's Morsi)

 イランとサウジは、シリアやバーレーンの紛争をめぐって対立している。
 シリアでは、イランがアサド政権を支援し、サウジが反政府勢力を支援している。
 バーレーンでは、イランが反政府勢力をひそかに支援し、サウジが王政を支援している。
 シリアでアサド政権が転覆すると、スンニ対シーアの対立が隣国イラクに波及し、イランの傘下にあるイラクのマリキ政権が不安定になる。
 バーレーンの王政が転覆してシーア派の民主政権ができると、民主化要求運動が隣のサウジ東部に波及し、サウジが不安定になる。
 だからイランもサウジも、モルシーのエジプトを自陣営に引っ張り込みたい。 (◆米覇権後を見据えたイランとサウジの覇権争い)

 米軍がイラクとアフガンから撤退し、中東における米国の影響力が低下する中で、対米従属のサウジアラビアは、高齢の国王や皇太子の跡継ぎをめぐる王室内の紛争もあり、目立たない形で政治危機に陥っている。
 バーレーン王政が転覆したら次はサウジ王政だ。
 この危機の中、諜報に強いが勝手な動きが目立ち、2010年に王室内クーデターを起こして国王を追い落とそうとして失脚したバンダル王子が、7月下旬にサウジの諜報長官として復権した。イランとの対決や、シリア内戦への介入をやらせるなら、大胆なバンダル王子が適任だ。
 クーデターの首謀者を諜報長官に復権させねばならないほど、サウジ王政は危機感を感じている。 (Unconfirmed Reports: Prince Bandar Bin Sultan Dies of His Injuries After a Bomb Blast)

 イランとサウジのどちらに味方するのか、モルシーは態度を明らかにしない。同胞団お得意の隠然戦略だ。
 エジプトはスンニ派の国だし、シリアで最大の反政府勢力はムスリム同胞団だから、モルシーはシーア派のイランでなくスンニ派のサウジに味方するとも考えられる。
 だが、実際は多分そうでない。同胞団は、中東が欧米列強に分割支配されている苦難の状況を変えることを目標に、20世紀初めに作られた政治組織だ。
 そうした党是に沿うなら、モルシーは、米イスラエルがサウジやイランを使ってスンニ派とシーア派の対立を扇動し(イランに反米イスラム政権を作らせたのは米イスラエルだった)、中東を分裂させて支配してきた状況を変えたいと考えているはずだ。 (イラン革命を起こしたアメリカ)

 シリアでアサド政権が転覆すると、中東の内戦や不安定が拡大する。
 シリアの反政府勢力は、アラビア語ができず、ロンドンなまりの英語しか話せないアラブ系英国人青年など外国人ばかりで、シリア人がほとんどいなかったと、反政府勢力に拘束されていた英国人の写真家が証言している。
 要するに、英MI6が「テロ戦争」の一環としてロンドン近郊の貧困なアラブ系青年らを誘導して過激な行動に走らせ、以前アフガンに送り込んだように、今またシリアに送り込んでいる。
 「アルカイダ」やシリア反政府勢力の本質はMI6やCIAである。シリア土着のムスリム同胞団はすみに追いやられている。
 中東の自立と安定を目指すであろうモルシーが、同じスンニ派というだけでシリア反政府勢力を支援するとは思えない。 (`None of insurgents were Syrian')

 これまでの中東諸国は、親アサドのイランと反アサドのサウジが鋭く対立し、中東のもう一つの有力国であるトルコも、反アサド色を強めたので、シリア内戦を中東諸国間の交渉で解決できなかった。
 国連安保理でも、親アサドの中露と反アサドの米欧が対立していた。
 しかし、モルシーのエジプトが出てきたことで、イランとサウジの間を仲介し、米欧の介入を受けず、シリア内戦を中東諸国の交渉で解決できる道筋が見えてきた。
 8月14日にリヤドでイスラム諸国会議(OIC)が開かれ、シリア内戦の解決を中心課題の一つに掲げている。OICと、8月29日のテヘランでの非同盟諸国会議で、シリアをめぐる交渉が本格化するかもしれない。 (Iran's new summit diplomacy)

 こうした事態はイランにとって有利になっている。
 米欧中心の話し合いだと、イランは悪者扱いされ、議論の場から外され続ける。だが中東諸国やイスラム諸国の話し合いでは、イランは中東の地域大国の一つとして重視され、まっとうな扱いを受ける。
 国連のバン事務総長は9月の国連総会で、イランのアハマディネジャド大統領、エジプトのモルシー大統領と3人で昼食をとる予定だが、そこに米国のオバマ大統領も来ませんかと招待した。シリア問題を話すつもりだろう。
 米政界にイラン敵視が強い中、選挙を控えたオバマは断りそうだが、オバマの出欠に関わらず、イランやエジプトが国連で大きな勢力になっていることがうかがえる。 (Obama to Dine with Ahmadinejad, Morsi at U.N. Assembly in NY?)

 このように中東の政治は、米欧イスラエルが牛耳る従来の姿から、エジプト、イラン、サウジといった地元の国々が渡り合う、自立した、多極型世界に合致した態勢になりつつある。
 日本、韓国といった国々が、自立した関係を強化できず、対米従属に固執している東アジアの状況と比べると、中東の方が一歩先を行っている。 (◆李明博の竹島訪問と南北関係)
  ーーーーーーーーーーーーーーー
 このブログ内でのアラブ、イスラム、パレスチナ関係ページのリンク。

・ 国際金融資本の成立
・ 中東への分裂謀略が続く
・ エジプト反政府デモは勝利するか
・ 反政府闘争はムバラク追放では終わらない
・ 復興するイスラムの力
・ 復興するイスラムの力(2)
・ R・フィスク批判:民衆か宗派かではない、闘う思想の重要性
・ バーレーンからサウジへの道
・ 傲慢に偽装する欧米の大マスコミ
・ 孤立を深めるシオニストと復興するイスラム
・ 自ら自分の首を絞めるシオニスト国家
・ イラクの次はリビアを帝国主義軍事侵略
・ 米軍のイラク撤退とイスラム復興勢力
・ シリアへの帝国主義軍事侵略が始まっている
・ 帝国主義によるシリアの内戦
・ イラン経済封鎖で政府転覆を狙う米国
・ 石油価格と通貨防衛のため内戦を仕掛ける欧米
・ WikiLeaks:米主導のNATO軍がシリアに入っている
・ 暴かれるシリア偽造報道とフランスの豹変
・ 帝国主義がシリア空爆を準備している
・ シリア軍事侵略は挫折か
・ イラン核問題は妥結に向かうか
・ 米国、イスラエルがイランにサイバー・テロ
・ ガザの解放とアラブの統合
・ シリア空爆に向けて捏造をアップするマスコミ
・ シリアのソマリア化を狙うシオニスト
・ シリアに殺人傭兵会社が入っている
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福島意見公聴会:小針さん

  8.1福島:エネルギー意見公聴会の発言 小針さん   書き起こし「kiikochan」ブログから

福島市の大森地区に住んでいる小針ただしといいます。
半世紀前は髪もふさふさとした青年だったんですが、今はこういうような状態です。
今この場所に立たせていただいている事、個人の意見を発表させていただくことに
大変感謝しております、ありがとうございます。

原発事故当初は、私は一時孫娘を連れて県外に避難した苦い経験を持っています。
現在私の家は、小さな庭なんですけれども、平常時0.5マイクロシーベルトです。
庭の隅の方ですね、雨水がたまるような、
ちょっと苔が生えるようなところは1.5マイクロシーベルトあります。
非常に高い数値だと思います。

それでは私の考えを述べさせていただきます。

私の考えは原子力発電は2030年を待たずして、
大飯原発の発電所以外は再稼働はゼロだと思います。
将来的に原発はゼロでいいと思います。

その理由として、原発は100%安全か?という事です。
これは大変疑問に思います。
最近特に心配している東南海地震、関東地震、それに伴う大地震。
原子力発電所の真下にある発電所(活断層?)は疑われていますが、
全国にある老朽化した原子力発電所の設計は、構造的、環境的において、本当に安全なのでしょうか?
耐え得る建築物なのでしょうか?

第二に使用済み核燃料の問題です。
六ヶ所村の再処理工場は97年完成の予定が、
技術的問題で、もう18回も延期されております。
核燃料の使用済み保管はすでに1900トンを超えまして、
保管能力はもう限界の状態になっております。

高速増殖炉の事故。
プルサーマル計画の行き詰まりと、問題は山積です。

第三に使用済み核燃料の最終処分方法。どうするか?って言う事ですね。
それと、最終処分場ですね。
これもまだ決まっていません。
おそらく日本で引き受けるところはあるとは思えません

第四に、ひとたび原発事故が起きると
いまの福島を見て下さい。
町、村、部落、人々、家族、みんなバラバラです。
1年4カ月経っても復興の兆しは全く見えません。
除染も進んでいません。

除染の効果も期待したほどではありません。

最近の調査で学校が再開される状態になっていますが、
「元の学校に戻らない」という生徒が70%を超えています。
そういうアンケートの結果です。

子どもが戻らなければ、町村に子どもがいません。
村はどうなるのでしょう?
子どもがいません。生まれる命もありません。
村はどうなってしまうんでしょうか?


福島で、ウクライナの女性医師のエフゲーニャ・ステパノワという医師の講演会を聞きました。
その時最後にですね、低放射線量被ばく。
「これはずっと長い年月を見て注意しなければならない」と
何度も何度もおっしゃっていました。

最近のNHKスペシャル報道によりますと、
チェルノブイリ原発近くにあるまちの検査センター、アレクセイ医師の資料報告によると、
事故後25年以上たっていますけれども、
25年間の累積被ばく量15ミリシーベルトから27ミリシーベルトを被ばくした人の調査によりますと、
心臓病、白血病、血管の病気が増加しているということです。

ウクライナの内分泌代謝研究所のバレリ・テレシェンコ医師。
この方はヨウ素の被ばくによる甲状腺がんを、いち早く論文で発表した方です。
この方が最近、なぜか30歳代の人に甲状腺がんが増加しているという発表です。

ヨウ素はもう既に消滅しているはずです。
30歳ということは、ウクライナの原発事故当時、10歳前後の人々です。
この方々に甲状腺がんが大変発生しているということです。
そのことを懸念しております。


以上の理由で、私は原発は2030 年を待たずして早い時期にゼロにするべきです。
では、原発で補っていた不足分をどうするか?ということですが、

第一 に風力発電、陸上発電といろいろ方法があります。
陸上の風力発電型は、もう既に福島県の布引山高原で実用化されております。
現在6万5900kwの電力を生み出しています。

海上型は海に浮かぶ発電所。
将来的に原発1 基分相当の100万kwの発電が可能なプロジェクトが、
すでに始まろうとしていることです。


第二に太陽光発電。被災地の農地、灌漑を活かした大規模ソーラー発電。
ビームダウン式太陽発電の組み合わせ等で原発1 基分の発電をするということです。

司会:申し訳ございません。そろそろおまとめに入っていただけますか。

はい。
第三 に水力発電。
じゃあ、簡単に言います。
水力発電、地熱発電、バイオマス発電と、これらの発電を組み合わせですね、
日本人の高い技術と優れた能力を持ってすれば、
原発不足による発電は十分可能だと思います。

この方法を、政府がいかに方向転換して、原発を廃止するかという決断だと思います。

今まで政府はですね、何回も、薬害事件、公害事件でいろいろ問題を起こして、
いまだに完全に終結していませんね。
そういった過ちを何度も何度も繰り返しました。
今度もこの原発事故でそういった過ちを犯して、後々30年、40年、100年後までも、
未来の子どもたちに問題を残さないでください。
前の過ちを学習してください。

私が言いたいのは、原発をゼロにして、
孫、孫孫、その孫の時代に安心して生活ができるような世の中にしてください。

以上、私の考えです。
ありがとうございます。
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福島意見公聴会:椎名さん

   8.1福島:エネルギー意見公聴会の発言 椎名さん   書き起こし「kiikochan」ブログから

福島市に住む椎名と申します。
13年間、この間まで宮城県で自給的生活をやっておりました。
そこでかすかなお金と、自分で食べ物を作って、薪で食事を作って風呂に入って、
ま、低コストというか、そういった生活をしてきました。
民宿もしていましたので、少しだけのお金、

でも幸せでした。
それが3・11、根こそぎやられました。

孫たちも来なくなりました。
外国の研修生も来なくなりました。
自分の思いも回せなくなりました。
食事さえ作れなくなりました。
無念でなりませんでした。

ですから怒りを持って、
そしてまた、3・11のその問題に肉迫できず、
社会的、政治的なエネルギー問題に迫られなかった自分を、もう一度見直してみようと思って、
福島市に、あえて線量の高い福島市に来て、
いろんな思いで生活をしております。

で、今日の駅前の
コムコムという子どもたちの施設があるんですが、
1m位の高さなんですが、その線量は先ほど見てきたら0.58マイクロシーベルトでした。
充分な高さです。

人は居てはならない福島市なんです!

そこで今このようにして、次世代のエネルギー問題を、環境を語らなければならないこの事態。
もうここで、私は胸がはちきれそうです。

人が居てはならない所に、
先程も子どもたちはマスクもかけずに嬉々として歩いていました。

何時もそういう姿を見て「逃げて」と思うんですが、
その言葉は出せません。
そこで問題は済まないからです。

そういう中で今このエネルギー問題です。
どういうことなんでしょう、今更ながらと思います。
こうした、こうした討論を、原発やエネルギー問題を
どうしてもっと早くやれなかったんでしょうか。
何時も後出しですね
いつもこんなです

もっともっと前に、原発は何故造るのかという事を、
こっと国民的総意のもとに、国民的議論のもとにすべきでした。
・・いや、しない方がもちろんいいんですよ。
してはならない事なんですけれども、順序が逆です

こうして、もうのっぴきならない事態に於いて、
まるで放射能の戦争の中に子どもを生け贄にしておいて、
多くの犠牲を払わざるを得ないこの過酷な中に、そうして初めて、やっと、議論ですか?


いっぱい場を重ねていくんですか?
どれだけ時間を重ねるんですか?


そして今日来てみれば、何でしょう!
まるで空港のように、ああして「危険物はないか」、
まるで私たち一人ひとりがテロの、そうした人間のように扱いを受けて

私は屈辱を受けました。

本当にこれが国民的合意の上に
「これから考えるぞ」「真剣にやるぞ」とそういうことであれば、
胸を張って…何もあんなこと必要ないじゃないですか!

どうしてあんなことが必要なんですか!
あり得ません!

ああいう事自体が、何かこの会場の会の裏側を物語っているように思えてなりません、私は。
もっと堂々とやって下さいよ!

私たちは共に何とかしようと思ってやっている訳なんです。
あなた達を殺そうなんて思っていやしません!
殺したって、何にも問題解決にはならないんです!

同じ命を持つ者の立場として、何とかしようじゃありませんか。
原発はそういう問題でしょうが!


まずそういう事をお伝えします。

そして私はいろいろ学びました。
この原発が何故ここの福島に用意されたかという事は、
単なるエネルギー問題じゃないという事を学びました。
政治的、経済的、分かりやすいから言いますが、1%の利権の上に立って、
それも日本だけではなく、アメリカという国の1%の方々の、
方々というか、その人たちの意思によって、
そうして刻々と密かにもう準備されていた

その構造に立って戦争へ向かう核が入った、そうした原発だっていうじゃありませんか。

私の勉強が間違っているかどうかは分かりません。
たとえばこういう問題にも、この次の議論では話題にあげて下さい。
「何故原発を作ったか」という事を、もっともっと国民に知らせて下さい。

全て隠されて進むのではなくて、いろんな事実をあげて下さい。
何故原発が用意されたのか?
そして、また尚、この事態に於いても再稼働を進めるのか?
もっともっと国民的に、ちゃんと本当のことを教えて下さい。

そしてもうひとつ言います。
背広を脱いできて下さい。
子どもたちを連れてきて下さい。
肩書を脱いできて下さい。
生身の人間として話合いましょうよ!

命とはそういう問題です。


原発も、環境もエネルギー問題も、総合的な問題です。
もっと裸になって、もっと切羽詰まった気持ちで議論しましょうよ!
何回も何回もしましょうよ!


それでも刻々と被ばくしている中でです

そうした深刻な問題であることを、私はもっと感じてほしいと思います。
お願いします。
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いろんな旅を続けています。
ゆきさきを決めてないなら、しばらく一緒に歩きましょうか。

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