fc2ブログ

もうすぐ北風が強くなる

百人百話:ヤマダさん

 百人百話:ヤマダさん   書き起こし「ぼちぼちいこか」氏から


Q.自己紹介をお願いします。

 ヤマダと申します。歳は29歳、子供4人と私と、母子家庭で5人で暮らしています。

Q.出身は?

 福島市出身で現在も福島のアパートで、子供と5人で暮らしています。

Q.お仕事は?

 仕事は、今現在仕事はしていなくて、夜間の短大に通いながら子育てしています。

Q.生活費は?

 福島県で今やっている母子家庭高等技能訓練の推進費という中から、生活費と学費を支給されています。

Q.(学校の)内容は?

 私は3年間の短大で、幼稚園教諭と保育士の免許を取るために、夜間の学校に通っています。

Q.子供は何歳?

 子供は、小学校4年生の9歳と、小学校2年生の7歳、あと保育所に通ってる子が6歳と4歳の子がいます。上三人が女の子で、一番下が男の子です。

Q.311地震発生時、どこにいましたか?

 私と次女の小学校2年生の子供は、アパートにちょうど居て、アパートの中で震災に遭いまして、保育所の子二人は、保育所のお昼寝中に。

Q.311震災当時の状況は?

 次女と私はちょうどアパートに一緒にいたところで震災に遭いました。下の保育所の二人は、保育所でお昼寝中に震災に遭いまして、後長女は小学校のちょうど帰りの会の時間に震災に遭いまして、それで、家でちょっと数分で長かったので。

Q.震災時、お子さんは?

 まず小学校に一番初めに迎えに行きました。車で。
 その後、ちょうどお母さんとか知り合いのお母さんが居たので、その子をとりあえず長女は預かってくれるから、「まず初めに小さいほうの保育所に行った方がいい」って言われて、まず小学校からもう一度保育所にすぐに向かって、まず二人を連れて、子供4人とやっと集めて、それから一度ちょっと情報が全く分からないのと、交通が全く機能しなかったので、車でとりあえずテレビを見て、その情報を知りたいと思ったので、車に恐らく3時間か4時間くらいは、みんなで居て、その後、やはり行くところがないというか、本当にわからなかったので、自宅でまずアパートの自宅でとにかく一晩を過ごそうと思って、一応いたんですけれども、もうガスしか使えなくて、それでとりあえず、夜ご飯を作らなくちゃいけないと思って、とにかくお湯を沸かして作れるのがパスタだったので、どうにかそれだけ用意して、懐中電灯とろうそくでどうにか、「その日はどうにか過ごせるかな?」と思ったんですけど、たまたま携帯が多分数時間前に送ってくれたと思われるメールが入ってきて、それが実家の母からだったので、それは、実家の方は停電もガスも水道も全部大丈夫だったので、とりあえずそちらに、その日のご飯食べた後ですかね。夜に向かいました。

Q.アパートの様子はどうでしたか?

 その日は雪が降っていたくらい寒い日だったので、子供となんだったのかな?余震もあまりにも酷くて、子供が泣くというか不安で、泣いたりしてたので、本当に5人で体寄せ合ってじゃないですけど、一緒に居たなぁっていうのをすごく、はい、数時間だったんですけど、すごく不安だったというか怖かったなと思いましたね。
Q.(震災の)情報はどこから?

 まず携帯も繋がらないというか、iModeも繋がらないし、テレビはもちろん電気が通ってないので見られなかったので、うちは車しかなかったんですけども、その中でも正直、大きな地震があったという情報は、その日のうちにわかったんですが、原発がどうのこうのとか、恐らく知ったのは、2,3日くらい経ってからだと思うんですけど、本当にはっきり言って、買い物するところとか食べるとことか、生きていくのが精いっぱいだったので、他の情報まで客観的に見る余裕は全く無かったですね。
 なので、津波と大きな地震があって、津波が起こって・・・、までが多分すぐその日にわかった、3月11日にわかった情報はそれのみでした。

Q.原発(事故)の情報は?

 原発については、原発について私が情報を得たと思うのは、3月・・・。1週間の間には、いろいろ情報が入ってきたんですけれども、恐らく2,3日は忙しいというか、あちこちに連絡を取るので精一杯で、3日目、15日には、15日あたりになって、やっとわかったと思います。

Q.原発事故を知ったのは、いつ?

 友達からの連絡ですかね。連絡で、その11日からは、数日で、やはり「新潟に行こう」っていうのが、福島から一番近いというか、行けるところだったので、」とりあえず次の爆発が起こる前に行った方がいいんじゃないか?」っていうのが、恐らくメールで回ってきたんですかね。

Q.(震災後の報道について)

 「雨に当たるとあまりよくない」みたいなメールがすごく出回っていて、それはテレビでは、「そういう情報は全く嘘です。」みたいなのが、多分流れてたと思うんですけど、でも、今となってみたら、それは数カ月経って、今となってみれば、恐らく本当のことで、多分、あの3月に浴びていたというか、雨は恐らくあまり良くない、良くないというか、その頃に恐らく私らは、普通に外に行って、でも水が出ないので、水汲みをして、あとお店も時間決まってる時間しか開いてないので、並んで買い物をして、っていう、ずっと恐らく外に行かなかった人なんて居ないので、今思えば、それは多分、それが内部被曝だったり外部被曝が、もしかしたら、福島の人は全員してるのかな、と。
 それは後になってから思ったことですけど。はい。
 ニュースでやっぱり「雨に当たっても大丈夫だよ」とか、今でもそうですけど、「水も問題ない。砂も入れ替えれば大丈夫」って確かに政府ではそういうふうに言ってますけど、でも、それでも結局、いつもよりというか通常よりは高い放射線量がずっと降り注いでると思うんです。
 一度、こう、嘘つかれた・・・、まぁ嘘だとは認めたわけではないですけど、そういうふうにデマを流されていたというか、「大丈夫、大丈夫」と言われたのは、結局、今は大丈夫じゃないというか、8月23日あたりに聞いたんですけど、なんかあの、えーっと、原発の近く、いわきかな?いわきかどこかの2歳の子が白血病発症した?発症した?みたいなものを聞いてたんですね。聞いたんですね。
 で、もう、もう早いのか?と。そんなに早く、まぁ、たまたまかもしれません。本当に全然関係なく、放射能とかそういうのは全く関係なくて発症したのかもしれないですけど、でも、結局、そのもしかしたら自分の子にもくるんじゃないか?というか、もしかしたらそういうふうに将来10年後、20年後・・・。
 うーん。してしまうんじゃないか?っていう不安が、ずっと3月から消えなくて・・・。(泣いていらっしゃいます。)
 なんか本当は、すぐにでも違うところに行ってあげたいんですけど、結局なんか、自分が学校に行きはじめたことで、なんか、自分が夢捨てられないんですよ・・・。
 本当は子供たちのこと、一番に考えなきゃいけないのに・・・、結局それもできなくて・・・、結局福島市なんで、自主避難しかないですよね?
 で、遠くに行ったところで、本当に子供4人養っていけるか、生活させていけるのかな?っていう、すごい不安があって、どうしても、なんか一歩が踏み出せないというか・・・。
 本当だったら、何もなかったらというか、本当に3月にまさか(震災が)あるなんて思ってなかったので、最後のチャンスかなと思って、学校の入学決めたんですよ。
 本当は、福島県というか、うーん・・・、には居ちゃいけないのかなって。 本当に全く考えてなくて、「全然大丈夫だ」っていう人もいると思うんですけど、それは大人であって、確かに60くらいの人が、結局20年とか10年後になっても、寿命だって言えるかもしれないですけど、私の子供もみんな、やっぱり「結婚して子供がほしい」っていうので、その将来をもしかしたら、私が潰してしまうんじゃないかと思うと(泣いていらっしゃいます)、うん・・・。
 でも、それでも行けないっていうのが・・・。すごく・・・、なんか、それなら避難区域になってれば良かったんじゃないかな、とか。

Q.福島から避難できないのはなぜ?

 やっぱり生活が、福島に居ないで、違う土地に行って、子供たちを養っていけるか?っていう心配と、もう一つは、やはり学校に入学してしまって、結局県のお金で援助してもらって、学校に通ってる者で、学校に入学は行かなくなれば、もちろんその援助は受けられなくなりますし、そして、自分ももう29で、もう学校行くのは最後かなと。子供もそのうち中学生高校生になって、やっぱりもう自分に、自分だけにというか、自分に使える時間も、お金も、もうこれが本当に最後のチャンスかなと思って入学してしまったので、うーん。どうしてもというか、そのきっと、一歩がというか、うーん。
 本当に勇気がなくていけないんだと思ってるんですけど、やっぱり子供を育てるのは、どうしてもお金がかかってしまうので、恐らく家賃がいろんな自治体で、家賃を2年間無料にしてくれるとか、電気代はないですけど水道代を少し援助してくれるとか、あと仕事を紹介してくれるとか、いろんなことをしてくれるところもあるんですが、それでもやっぱり知らない土地に、恐らく一人で行くっていうのは・・・、まだ経験が無いというか・・・。

Q.ご両親と相談は?

 両親にも相談したりするんですが、両親は流石にもう60は超えているので、
「この土地を離れるのは、福島を。あと10年20年後に悪くなるなら、病気でガンになったっていうのが、正直諦めがつくというか、絶対一緒にはいかない」
と、外には一緒にはいけないので、本当に避難するとなると、私は子供4人を連れていくっていうようになるんですけど、やはり子供のためを思ったら、避難するのが一番かなと。
 やはり親の世代ですと、ニュースで言ったことが、やっぱりニュースで言ったことを信じるというか、新聞だったりニュースで言ってたり、政治家の方が言ってることを信じてしまうので、私たちがインターネットとかツイッターで見たっていうのは、あまりこう・・・、真実味が無いというか、ちょっとわからないので、一応相談はしますが、どうしてもそこまで深い話にはならないというか、うーん・・・。あまりそこまでは考えてもらえないって言った方が近いですかね。

Q.ご兄弟の意見は?

 やはり皆仕事を持ってますよね。
 仕事を持って、結局家庭があって、私は兄3人居るんですけど、皆結局奥さんを持っていて、子供が居て、大きい子ですともう高校生なんですね。なので、高校生はもう来年の就職、これから就職するとか専門学校に行くっていうのは、もう県外でっていうのは決まってますけど、やっぱりそう簡単に仕事をきっぱりやめて、どこかにみんなで行くっていうのは、やはり責任、仕事の責任もありますし、正直、学校も高校生なら学校の転校とかも、恐らくいろいろ難しいと思うんですね。中学校・小学校ならすぐに転校できるものを。
 あと、小さい、まだ1歳になった、1歳2か月ですかね、になった、赤ちゃんも居る兄も居るんですけども、確かに仕事を辞めて、まだ子供も小学校も幼稚園も何も入ってない状態なので、本当に3人でポンッとどこかへ行くこともできるんですけども、結局、その話がせっかくあった時に、先月なんですけど、赤ちゃんができたと思ったら、流産しちゃったんです。
 だったので、一応その話が白紙になったじゃないですけど、ちょっと流れてしまって、結局ダメになっちゃって、子供も
「本当になんでダメになったんだろうね?」って。
「もしかしたら、そういう影響があったのかな?放射能の影響があったりしたのかな?」
なんて、やっぱり1人目は産んでるわけですから、次に・・・、っていうのは、あまり多くないのかな、なんていう不安もあったりして、皆がみんな、結局行ってない人たちは、行きたいんですけど、行きたい話はするんですけど、いろんなことを一つずつ考えていくと、仕事があるからダメとか、学校行ってるからなかなか変えられないとか、どうしても、なんか一つひっかかってしまうだけで、うーん、避難ができないっていうのが現状かなと思います。

Q.お子さんの体調に変化は?

 うちの子がとても多かったのが、一番初めに、3月4月、4月5月くらいでは、すごく鼻血を出すようになってたんですね。
 4人のうち、3人ともちょっと出やすかったんですね。学校で出たり家で出たりとか、いつもより多いなと思ってたんですが、それは結局1か月くらいで収まったので、放射能の影響でって言われてるものではないのかな?と、一応、うーん、思いたかっただけですけれども、そう思っていて、ここ最近は、7月ですね。夏休みに入ってからくらいは、もう全員が全員、口内炎がすごいんですよ。
 栄養が足りないとか、ビタミンが足りないのかな?
 それも確かにあるんですけど、でも、今まで兄弟が揃って全員が全員なったりとか、そんなことあったのかな・・・?っていうのがあって、少し、今はちょっと、もしかしたら、結局は内部被曝、「福島の子供は内部被曝してる」って、やっぱり言われているので、その影響でもしかしてなっているんじゃないかな?なんていうふうには、不安にはなっています。

Q.子供の外遊びは?

 一番初めに外に、どうしても福島市内に居ると、外遊びが全くできなかったので、まず3月に起こって、5月のGWは千葉のディズニーランドの方に何日か遊びに行って、思いっきり遊ばせたんですね。
 それは、どうしても家で遊べないので。
 と思ってやったんですけど、結局、また学校は普通に始まるので、今やっと夏休みに入って外遊びをさせる、できるようになったんですけども、あとは、全学年で、一度宮城の方に遊びに行ったっていうことがあったんですけども、学校である行事で、学校で一緒にみんなで行けるので、一回くらい外遊びを思いっきりしようという企画みたいなのはされるんですが、結局その授業の中でやるわけで、決まった日数というか、1回、1回だけだと思うですけど、しかできなかったり。
 プールも結局入れないので、室内のプールに夏休み前は1度だけ。一学年1度だけ、一応入らせてもらったんですけど、ただ、保育園の方は、えっと、県内に2回と県外に1度、外遊びプロジェクトというヤツで遊びに行かせてはもらったんですけど、結局福島県内に行っても、親としてはあまり意味はないかなと思ってるんですね。
 どんなに、確かに会津方面は、放射能の量も少ないというか低いって言われてますけど、多分距離じゃないって言われるんですけど、福島に居るだけでどうしても心配というか、草むらに入ったらすごい放射線量が出るんじゃないか?とか、雨降った次の日に外で遊ばせたり出来るのかな?みたいな・・・、うーん・・・。
 最近っていうか3月から思うことは、結局夏なんて子供たちが公園で遊んでるのが普通で、プールに入ってたりするのも普通だったと思うんですけど。去年までは。
 ただ今年に入って、本当に福島市内を歩くと、公園で遊んでる子供なんて全然居ないんですよ。
 「普通の国で有り得るのかな?」と。
 どうして外で遊べなくて、結局子供たちもストレスが溜まって、外で遊びたい。マスクしてると暑くて、もう学校から帰ってくると、汗びっしょりで、真っ赤になって帰ってきたり、大人だってマスクしてずっと歩いてたら、本当に大変、大変というか、むずむずして大変なのに、そういうどうしてもそんな生活しかさせられないというか。
 学校でも結局、本当に子供のことを考えてるのかな?
 学校の窓は開けるし、普通に体育館は普通に開けっ放しで何時間も置いておいたりとかするんですよ。
 本当に放射線量測って、わかってるのか?
 本当に内部被曝も外部被曝も無いのか?
 普通に小学校に通わせていいのか?
とか、たくさん不安なことというか、不思議なことがいっぱいあって、どうせ、結局はどうせ周りがやらないんだから、自分が、というか親がしっかりしなくちゃいけないんですけど、そういうお金の問題だったり、生活の問題だったりすると、うーん。
 結局、できてない自分を責めるしかなくて・・・。
 なんか不満はたくさんあるんですよ。すごく不満は、学校に対しても、県でも市でも、国にでも、東電にでも。
 全部あるんですけども、結局発信する場所もないし、長崎・・・、どこかの教授だったりしても、結局、「大丈夫だ」って言うんですよね。
「福島に居たって大丈夫だし、食べ物食べても大丈夫だし、水も大丈夫」?

Q.大学教授が大丈夫だと言ったが・・・

 山下教授が言っていたその、「大丈夫」?
 何が大丈夫で、本当に福島・・・?
 結局、福島市と郡山市は、まだ1.、1以上の放射線量が出ているので、恐らくほかのところよりは少し高いと思うんですね。
 もちろん飯舘村とかそっちに比べたら低いっていうかもしれ・・・、なるんですけど、結局、高くって、でもそれでも本当に健康に何も被害が無くて、子供たちは絶対ちゃんとした子供を産めるのか?
 そういう不安というか、結局・・・。
 確かにそういう勉強をしてきた先生が言うことなんだから、周りは信じますよね。
 でも、違う先生は、違うことを言っていたり、私がちょうどNHKのテレビだったと思うんですけど、昔広島の原爆が落とされたときに、その診察をよく原爆症の診察をしていたというか、そういう先生の話がたまたまテレビでやっていて、
「来年の春、4月頃に出る症状はとても危ないよ」
っていう話をしてたんですよ。
 その時、もしも子供たちにいろんな症状が出ていたら、それはとっても危険なことだから、その先生は、本当に今すぐ居なくなったというか、避難したほうがいいよという話をやっぱりしていたんですよ。
 でも、テレビで見る先生は、「絶対避難したほうがいい」って言う方と、「全然居大丈夫ですよ。福島に居て、そんな風評被害で、何言ってんですか?」って言う人もいるので、正直、同じ福島市民でも、結局そういう「危ないんだよ」って言う話を、
「なんでそうやって不安を煽るようなことを言うの?」
って言う人も居るらしいんですよ。
 こっちは避難して、小さい子供が居るけど、避難したいって一生懸命しごとを辞めるときだったり、理由を言うと思うんですよ。「避難したいから」って。
 それはやっぱり、そんな大げさに考えなくていいって言う人ももちろん居るんですね。
 でも、私は最悪を考えていて、後から「大げさだったね」って笑ってたほうがいいかなと思うので、本当は最悪なほうに考えたいなって思って、ずっと友達に情報を聞いたりとかしているんですけど。

Q.離婚した前夫との連絡は?

 子供たちの父親とは、全然そういう原発の話だったり避難の話は全くしてないんですけども、子供たちは4人とも自分で育てて、自分で面倒見ようと思っているので、もう相手・・・、うーんと・・・。
 自分の力でどうにか、うーん・・・。
 どうにか、生活させていきたいなと、していきたいなって思ってますね。

Q.(母子家庭での)生活の不安は?

 やはり女一人で子供たち4人育てていかなくちゃいけないので、生活にももちろん不安があったり、これからのことを考えたり、すごく寂しいときもあるんですけども、結局、心配してくれる友達が居て、それは県外にいる友達が心配してくれて、もう本当に原発があった後なんていうのは、もう毎日のように連絡してくれて、やっぱり支えてくれる友達が居たり、心配してくれる人たちが居るので、どうにか私は4人連れてというか、4人育てていけるかなって、はい。もちろん、今は北海道だったら凄くたくさんの人を、福島の人を受け入れてくれていたり、今は埼玉県が2年間無料で、自主避難の人の支援をしていたりとか、沖縄でも佐賀県でも、いろんな各地でやってくれていたり、結局夏休み中は、いろんなところにサマーキャンプだったり、いろんな支援をしてくれる人が、自分のことじゃないですけど、福島のことを考えて動いてくれた、一生懸命やってくれてる人も居るので、結局そういう人たちの力を借りながら、本当に支えてもらいながら、私はやっていけてるかな?って思ってます。

Q.心の支えになってくれる人はいますか?

 心の支えに、1人でもやっぱりなってくれる人が居るのと、私にとっては子供が一番大切で、どんなに面倒くさいなと思って、イライラする日もあっても、やっぱり子供がいなきゃ、私が結局さびしいので、なんかみんなと一緒なら頑張れるかなって思ってます。

Q.お付き合いしている人は?

 あー、えーっと、お付き合いしてる人はいるんですけど、うーん・・・。
 どうかな・・・?
 どうかな・・・?
 それで好きな人というか大切な人が居て、とてもすごく話を聞いてもらえたりして救われることもすごくあるんですけども、一緒には・・・、避難するときに一緒に行こうっていう気持ちは・・・、無いんですよ。
 もしもあちらが福島に居たいっていうなら、居ればいいと思うので、私は全然あれなんですけど。
 結局自分の生活というか、子供たちの生活ができるかできないかの不安で避難してないので、あとは自分のことですね。
 なので、自分の大切な人というか、好きな人のことまで・・・、うーん。考えていない。実際はあまり考えていないかな・・・?

Q.いっしょに避難したいと言われたら?

 一緒に行きたいというふうになったら、その時は、うん。一緒に行ってもいいかなとは思うんですけど、結局、相手は相手できちんと生活してもらって、きちんと働いてもらえれば、いいかなって。<笑>
 なので、一応今は、彼氏ではありますけど、子供たちの父親だと思っていないので、結局、別々の家庭で、家族で、きちんと生活できて、それプラスお互い高めあっていけて、信頼できる相手になればいいなっとは、はい。思ってます。

Q.将来への希望は?

 うーん。
 希望・・・。
 えーっと、これから先の希望としては・・・、やっぱりでも、何十年後に最後に死ぬときは、やっぱり大切な人に、っていうか好きな人に看取られて死んだ方がいいなと思うので、将来的には、もう何十年後には、やっぱり安心できるというか、そういう人とは一緒に居たいと思ってるので、そうですね。
 将来は一緒に居たいかな・・・と・・・、希望はありますね。
 うーん。
 ・・・かなぁ?
 ・・・かなぁ・・・?
 うーーーーん・・・。
関連記事

奴隷のTPP、新たな同志を結集し、新時代を作る!亀井静香

 亀井2011_11

 対米盲従のかいらい野田某政権による消費増税をめぐって、国民新党が分裂状態となっている。
 公党としての政策の正当性は、当然に亀井静香氏にある。
 また、亀石は表面的には浪花節的な態度をとるが、その経済と政治についての識見の高さは、小沢一郎氏に勝るとも劣らない。

 数少ない経済通であり、責任と実行力を備えた政治家である。
 東大経済学部在学中は「マルクス経済学の亀井」と呼ばれるほどで、経済原論とケインズ政策に堪能である。
 大塩平八郎とチェ・ゲバラを尊敬し、事務所にゲバラの写真を飾っていたのを見たアメリカ大使が目をむいた話は有名である。
 
 インタビューは11月であるが、この国民新党から消費増税に加担する裏切りが発生した時点でも、亀井氏の発言はそのまま変わらないものである。
 ----------------------------
新たな同志を結集し、新時代を作る! 亀井静香  2011/11/19 月刊日本

奴隷の繁栄を享受するのか!

―― オバマ大統領は昨年の一般教書演説で、「今後五年間で輸出を倍増させ、二百万人の雇用を創出する」と表明した。TPPを推進するアメリカの狙いも、日本への輸出拡大だと見られている。

亀井 アメリカが、自国の財政的、経済的な理由から、輸出を大きく伸ばし、雇用を拡大していかなければならない状況にあることは間違いない。これは、アメリカにとって当然の国策だ。その場合に、アメリカには輸出拡大の主導権を握れる場が必要になる。そこで目をつけたのがTPPだ。もともとTPPは、二〇〇六年にシンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドの四カ国でスタートしたが、アメリカが参加してからは、アメリカ主導の組織に変容していった。

 日本との貿易条件を有利にする、あるいは経済的な競争条件を有利にするために、アメリカがTPPを利用しようとすることは明白だ。TPPは、アメリカに追従する小国を束ねて、集団の力で日本に対する圧力をかける場になりかねない。
 オバマ大統領からの要請があったかどうかわからないが、菅直人前首相は、TPPの中身もわからないまま、「開国」をスローガンに、前のめりで参加しようとした。マスコミも賛成の旗を振り、あっという間に賛成論が広がっていった。小泉純一郎総理時代に、「改革」、市場原理が日本を救うというムードが日本を覆ったのを髣髴とさせる。アメリカの意向に従うことが日米関係強化に必要だなどという妙な政治論まで展開されている。「普天間問題がうまくいかないから、TPPでお返しをする必要がある」などという馬鹿なことを考えるべきではない。

 日本がここまでアメリカ追従を続けるのは、日本の独立が形式上のものに過ぎず、精神的に全く独立していないからだ。戦争に負けたショックによって、真の独立を果たさなくても、奴隷の繁栄を享受すればいいと多くの人が思い込んでしまっている。このような精神状態で、日本の国益を守っていくことは難しい。大変な状況だ。
 いま人類は、地球的な規模で「文明の反逆」を受けている。政治、経済、科学技術など、あらゆる分野でそれは起こっている。わが国もまた、震災、原発事故という大きな試練を受けた。にもかかわらず、「アメリカに追従していればいい」という考え方から抜け出せない。このままでは、日本は亡びてしまうだろう。

TPP交渉参加表明は狂気の沙汰だ

―― わが国が関税自主権を完全に回復してから、ちょうど百年が経った。先人が苦労して勝ち取った主権を、TPPによって自ら投げ出そうとしているのではないか。

亀井 もちろん、関税をゼロにして相互の利益になるのならば、そうしたらいい。しかし、実際にはそうはならないのだ。それぞれの国にはそれぞれの歴史があり、それぞれの生活がある。それらを相互に尊重し合いながら、関税を引き下げていくのが本来の二国間交渉だ。ところが、TPPはアメリカが主導する大勢の力で日本をねじ伏せようという発想だ。

 TPPを推進する経団連は、極めて幼稚な議論を展開している。米倉弘昌会長は私の大学のクラスメイトだが、何であんなことを言っているのか解せない。彼らは、円高が進行する中で、輸出を拡大するためにはTPPに参加するしかないなどと言う。TPPによって、輸出を拡大できると考えているのだ。しかし、そうはいかない。アメリカから安いものが入ってくるだけだ。
 野田総理も、菅前総理の路線を受け継いでTPP推進の立場を固め、十一月十一日には交渉参加へ向けて関係国と協議に入ると表明したが、国民新党が明確に反対の立場をとり、民主党内でさえ交渉参加への反対論が多数を占める中で、野田総理がこのような表明をし、APECに参加することは、政党政治の無視だ。

 十一月八日の野田総理との党首会談で、私は野田総理に「かつて細川護煕政権が高い支持率を確保していたにもかかわらず、多角的貿易交渉(GATTウルグアイ・ラウンド)でコメの市場開放を決めたことで退陣に追い込まれた。そのときあなたは一年生議員としてそれを見ていたのだろうが、その二の舞になってしまう。歴史から学ばなければいけない」と強く言っておいた。
 野田政権は、それほど強力な政権基盤に立っているわけではない。それを自覚して政権運営すべだ。

 TPP参加賛成派は「バスに乗り遅れるな」などと言っているが、バスの運転手はアメリカであって、アメリカの都合のいいところに連れていかれるだけの話だ。そんなバスに途中から飛び乗らなければならない理由など一つもない。国家が震災復興という十字架を背負っているときに、総理が全く無防備に行き先のわからないようなバスに乗ろうなどというのは狂気の沙汰だ。
 途中で降りればいいではないかという人がいるが、そんなことができるはずがない。また、そんなことをやれば、かえって対米関係を悪くすることになる。

―― 一九三〇年代末に欧州で大戦が勃発し、ドイツが優勢になると、ドイツと同盟関係を結んでおけば将来は安泰だという気運が高まり、「バスに乗り遅れるな」という言葉が流行った。そのときもマスコミがそうした世論を煽った。だが、結果的に米英との対立を深める結果となり、日本は戦争に突入していった。

亀井 だから私は、マスコミの記者たちに向かって、あなたたちの先輩が何を書き、その結果日本がどうなっていったか、十分検証してから、記事を書くべきだと言っている。現在のマスコミは、アメリカに追従し、協調すべきだという考え方に凝り固まっていて、長期的に日本の国益を守るためにどうすべきかという視点が全くない。

医療を金儲けの手段にするな!

―― TPPは単に農産物だけの問題ではない。小泉政権の郵政民営化は地方の共同体を破壊し、地方経済を疲弊させたが、これとは比較にならないほど広範囲な分野で、日本の制度が破壊されることになる。

亀井 TPPは、アメリカ企業が日本に入ってきて利益を上げやすいような環境を整備するために使われる。農業だけではなく、医療、金融、郵政、知的所有権など、あらゆる制度がその対象となる。医療の分野では、混合医療の解禁や外資の病院経営参入などによって、国民の健康、生命を守るための医療が、金儲けの手段になってしまう。
 このようなTPPに参加すれば、日本人の生活がアメリカに都合のいいように変えさせられる危険性がある。そんなことをやらせるわけにはいかない。交渉に参加して日本の主張を展開すればいいなどという議論があるが、力関係から言って、TPP交渉においてアメリカ以外の国がその主張を通すことは極めて困難だ。アメリカの主張に沿って進んでいくことは目に見えている。

―― レーガン政権時代に通商代表を務めたクレイトン・キース・ヤイターは、菅政権時代の昨年末、「バスに乗り遅れるな」と日本のTPP参加を促した。その彼は、一九八八年に米加自由貿易協定を締結したが、後に彼はこの協定について「カナダ国民は何に調印したのか理解していない。今後二十年で、カナダ経済はアメリカに吸収されるだろう」と発言したという。日本経済もアメリカに吸収されかねない。

亀井 TPP参加が招く危険性を十分に考えておく必要がある。私は野田総理にも言ったが、環太平洋諸国には中国、台湾、韓国、インドネシア、カナダといった国・地域が含まれるが、それらの国はTPP交渉に参加していない。TPPに参加していない国からは、TPPがアメリカを中心とする新たなブロック経済の形成ととらえられる恐れがある。
 日本のアメリカへの輸出は百一億ドル(二〇〇九年)だが、中国、韓国、台湾、モンゴルを含む東アジアへの輸出は二百九十八億ドル(同)に達している。アジアとの貿易関係を拡大させている日本がTPPに参加することは、極めてバランスを欠いた外交と言わざるを得ない。わが国は、アメリカに対しても中国に対しても、毅然とした態度をとりつつ、互恵関係を追求していくべきだ。

―― 野田政権は、TPPについての細かい情報を伝えることなく、意見集約を急いだ。仙谷政策調査会長代行は、TPP反対論を唱える民主党議員について、「宗教的関心なのか知らないが、党内合意を形成させない動きがあってはまずい」などと暴言をはいた。

亀井 党の政策首脳の立場にあり、TPPについて取りまとめをする者が、あんなふざけたこと言っちゃいけない。そんなやり方をしていたら、党がつぶれてしまう。

新たな同志を結集し、新時代を作る

―― 国民新党・新党日本だけではなく、民主党内にも自民党にも大勢のTPP反対派がいる。従来の政党の枠組みを壊して、政党再編する必要がある。

亀井 現在の状態のままでは、国内の危機にも、そして世界的な危機にも対応できない。この危機は、政党の再編などでは克服できない。政党の離合集散だけではだめだ。日本全体を再編していくという発想が必要だ。

 世界の危機に対しても、わが国ができることを積極的にやるべきだ。私は、野田総理にも言ったが、ヨーロッパの危機に対して資金協力してやればいいのだ。そういうことをやって、初めて日本は国際政治にコミットすることができるのだ。今の財務大臣のように、国際会議でちょろちょろしているだけでは、日本のプレゼンスは示せない。
 そうしたことが可能になる国内の政治体制を作らなければいけない。いま、そのために動いている。我々と同じようにTPPに反対している政治家は民主党や自民党などにもいる。
 新しい時代を作るために、新しい同志を結集し、新勢力を作っていく。今年中には、その形ができてくるだろう。
 ーーーーーーーーーーーーーーーー
  このブログ内のTPP関連ページリンクの一覧

・ 世界通貨戦争(15)自由貿易主義批判Todd
・ 世界通貨戦争(16)米国TPPは100年目の攻撃
・ 世界通貨戦争(17)米国TPPはジャイアン
・ 世界通貨戦争(19)中野剛志TPP批判の要約
・ 世界通貨戦争(20)TPPは日米不平等条約
・ 世界通貨戦争(25)日本マスコミがカットしたオバマ演説
・ 異様なTPP開国論:内橋克人
・ 米国の走狗か社会共通資本か:宇沢弘文
・ TPP推進のため平気で嘘をねつ造するマスコミ
・ TPPは国を揺るがす大問題に発展するか
・ 売国協定となる日米TPP:中野
・ TPP阻止行動が国民的に広がってきた
・ 榊原:TPPの交渉などマスコミ、CIAが後ろから撃つ
・ 破局に向かう世界に新たな流れを
・ アジアに米国の属領ブロックを作るTPP
・ 無知と卑劣で対米盲従する野田某
・ 1%の金持ちと99%の我々:ビル・トッテン
・ TPPのウソと真実:三橋
・ 完全収奪を狙う米国TPP
・ TPP全物品を関税撤廃対象としていた政府:植草
・ TPPは開国でなくまさに売国:トッテン
・ TPP=自由貿易の嘘
関連記事

増税でデフレ恐慌、襲う国際金融資本

 政権交代した民主党を乗っ取った松下政経塾グループは、大震災と原発事故のどさくさに火事場泥棒のショックドクトリンを仕掛けている。
 大災害と綱渡りの原発状態、放射能汚染の広がる中で、消費増税、TPP加入によって日本の経済生活はデフレ大恐慌に落ち込むことだろう。
 米国と国際金融資本のかいらいである彼らの目的は、この国の経済を崩壊させて、誰かさんに叩き売りするためとしか思われない。 
 ーーーーーーーーーーーーーーーーー
 日本を増税という大恐慌から救え  3/29   「タマちゃんの暇つぶし」から

<民主党、増税へ 前原独裁>
予想通り、前原と仙○のコンビが主導している「増税」は民主党の審議を断ち切り、前原へ一任となってしまった。

「予想通り」というのは、もともと、「民主党の中での増税反対派の意見など聞かず独裁的に増税を決める」のが「予想通りである」という意味である。
<民主的な手続きをとるのは偽装>
つまり、「民主党の中で、丁寧に審議している」というのは、「形だけの儀式」として
「民主的に見える」ように「偽装」していたのである。

特徴は、たとえ、どんなに日本国民にとってマイナスであっても
関係なく、「増税を勝手に決めて勝手に行う」ということだ。

<各陣営はどう動けばよいのか>
それでは、各陣営は今、どう動いているのだろうか?
なぜ、増税をしたい勢力は、増税をしたいのか?
各陣営はいったいどう動いたらいいのだろうか?

という観点からこの
増税の「傾向と対策」を論じてみたい。

<なぜ増税したいのか?>
そもそも、なぜ、「増税」したいのだろうか?

<世界大恐慌のときとそっくりな状況>
よく、1929年の「世界大恐慌」が起きたときのことが引き合いに出される。
このときには、徹底して、政府が企業家に罰を与えたことが特徴であった。
フーバー大統領とアンドリューメロン財務長官のコンビである。
「この経済政策はあやまちだった」とよく言われてきた。
このアンドリューメロン財務長官がやったことは、
「不景気のときに、さらに節約をしたこと」
「不景気のときに、財政の健全化を唱えて、公共事業を削減していったこと。」

だった。
http://tubusuwake.blog.fc2.com/blog-entry-138.html
(以下は参考記事)
財務長官のアンドリューメロンである。彼の主張はこうだ。「労働を清算しよう。株式を清算しよう。農民を清算しよう。不 動産を清算しよう。そうすれば、システムから不健全なものが 一掃され、人々が勤勉に働き、道徳的な生活を送るようになる だろう。価格は調整され、より少なく、有能な人々から企業家 が生まれてくるだろう。」要するにデフレ時に財政健全を行えば、無駄なものが排除されて
健全なものだけが生き残るだろう

ということだ。

今の日本と同じである。
この馬鹿げた理論は、「世界大恐慌」を生み出した。

<日本でも行われた同じ理論>

そして、その後、日本を徹底した不況に落とし入れた
小泉と竹中の理論も同じであった。
<世界恐慌を引き起こした張本人のメロン財閥は世界有数の金持ちだった>
私は、なんて馬鹿げた政策をこのメロンという人物はやったんだと
当初思っていた。

しかし、後でいろいろ調べていると「不思議なこと」に気づいた。

実は世界の大財閥の中に「メロン財閥」というのがある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%AD%E3%83%B3%E8%B2%A1%E9%96%A5
このメロン財閥は、モルガン財閥、ロックフェラー財閥につぐ第三の巨大財閥なのである。
このメロン財閥の創始者の息子がアンドリューメロンなのである。
そしてこのアンドリューメロンのときに、このメロン財閥はもっとも大きくなっているのである。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%83%AD%E3%83%B3
アンドリューメロンは、1890年代末には、ジョン・ロックフェラー、ヘンリー・フォードと並ぶ、アメリカ合衆国で最も財のある3人の富豪のうちの1人に成長した。
つまり、このメロンという人物は個人としては、巨大な金持ちであるが
政府の財務長官としては、「世界大恐慌を引き起こした」人物なのである。

やったことは、「公共事業の削減」「大企業への減税」「財政健全化」である。
これをやると世界大恐慌になり、中小企業は倒産して、大企業の傘下に入る。

<世界大恐慌は企業が倒産して二束三文でのっとられる大バーゲン>
つまり、「世界大恐慌」は、見方を変えれば、「中小企業が大倒産」して、「大企業
に吸収されて、のっとられてしまう」ということだ。

このときに、アメリカの独立心のあった会社は軒並み、
ユダヤ財閥に二束三文で会社をのっとられているという。

世界大恐慌によって滅んだのは、米国の優良企業。
世界大恐慌によって勝利したのは、ユダヤ財閥

米国の企業を倒産後二束三文で
支配した。

であるから、メロンという人物は、なにがどうなるかわかっていて
この政策をやっていたのだということに
私は ハッと気づいた。

同様に、竹中もそうである
竹中は、株価が下落していったときは、「銀行をつぶす」と明言をして
「困っている会社を救ってはいけない」と銀行に圧力をかけつづけた。
そうしてりそな銀行の危機が訪れて株価が底までいった。
このときに、それまでの株を手放したのは日本の投資家であり
底値で買いあさったのは外資であった。

そうして、日本の会社の株を大底の値段で買い占めた
外資は、そこから 株価の上昇を味わうことになる。

ここですごいのは、竹中は突然、財政出動をすべきだと言い出したことだ。
つまり、株価が大底までいく下落過程では「財政出動すべきだ」とは竹中は言わなかった。

ところが大底まで株価が下落して外資が日本企業の株を保有して「支配者となった」ら
突然竹中は発言を変えて
「株価上昇」の王道である「財政出動」を言い出したのだ


<今回は?>

今回は、このデフレ下で、「増税」をするということは、
税金として国がもっていく割合を増やすと
どうなるか?
国民の消費マインドは冷え込んで
経済はさらに縮小する。
となると実は、今現在よりも「税収入」は減るのである。

<増えるのは倒産の数だけ>
それでは何が増えるのだろうか?
それは、「増税」をすることで「不況」になり「大恐慌」になる。
となると、「倒産する企業」が激増する。
そして、大企業には、「法人税を減税」する意向を財務省は示しているから

大企業は生き残り、軒並み倒産する中小企業を、二束三文で
外資のものになる
という結果になるのである。

ということで、日本の企業が、外資のものになる。
それが「増税」の目的
ではないのか?

ちょっとふりかえってみると
なぜか、この「増税」を推進している人たちの
顔ぶれは、「前原」「仙○」「野田」と、「外資族」ばかりである。

<わなにはまったギリシャ>

最近、ギリシャが、ひどい財政状態におちいっている。
ギリシャをだめにしたのはどういう手法か?
この手法は、「お金を国家に貸し出す」
そのときに条件として「節約」を課す。

すると、実力のない政治家は、このときに
本当に「節約」をして、景気が下落過程にあるのに
「公共事業を削減」してしまう。

そうなると、100%経済はさらに悪化する。
となると、「お金を借りた」
にもかかわらず、その国家は
「景気が悪化」して、財政は破たんしていく。
→ 奴隷国家となる。
という流れなのである。

これはギリシャ相手にやっていることだが
世界の経済大国の日本にも
同じやり方で
やろうとしている。

<日本には>

それは、このデフレ下で
「増税」をやるということだ。
{増税」によって「大恐慌」になるだけである。

そのことを知っている小沢一郎や
鈴木宗男、亀井静香などの
政治家は、「増税反対」なのである。
国民もほぼ100%増税反対だ。

しかしマスコミは、機密費をばらまかれているためなのか
「増税やむなし」という論調で記事を書いている。

財務省はなぜ、増税をしたいのか?というと
社会保障のためというよりは
「増税」をして
景気悪化させて
倒産件数を増やせば、
外資ファンドに
天下り先が増える
からではないか?

ここで指摘したいのは、
日本では、ながらく日本企業に
再就職することを
やめさせようとしてきた。
しかし、それは外資への再就職に
振り返られてきただけである。

しかも外資は頭がいいので
外資への再就職を
天下りとは呼ばせていない。

であるから、われわれは、
日本企業への再就職(天下り)を
問題だといってきたが
それは実は逆であり、外資への
再就職が問題だったのだ。

したがって、
現在、われわれはどうすればよいのか?
となると

亀井静香は、
連立を離脱するのではなく、
徹底して
反増税を唱えるべきだ。

反増税を唱えれば、
マスコミが注目して
テレビ出演が増える。

そこで持論をしゃべればよい。
小沢系の議員も
テレビ出演やネットの動画を通じて
積極的に
「反増税」を訴える。
つまりPRである。

一方で、
この「増税」に対しては
読売、産経、夕刊フジといったところが
賛成の論調で記事を書くだろう。

そして森元首相なども
「増税賛成」と言っている。

特徴的なのは、
この「前原」「仙○」「森」
という人たちは選挙では
とても弱い人たちであるということだ。

前原は民主党解体の寸前のときの代表であり
森元首相も自民党分裂寸前のときの首相である。

一方、この「増税に反対」をしている
小沢一郎、亀井静香、鈴木宗男といった
人たちは、選挙に強い。
日本人の世論をよく知っている。
日本人は現在おそらく9割以上が
増税反対であり、
増税に賛成している国会議員は
次の選挙で落としてやると思っているはずである。

ところが、民主党の中堅議員は、
ほとんどサラリーマンのような国会議員であるため
マスコミにどう書かれるかが世論であると勘違いする傾向にある。

この「増税」路線はあたかも「許される」かのごとく
機密費まみれのマスコミは書いているため
「ほっと一安心」しているはずである。

戦略としては、
「連立離脱」とか「役職からひきあげる」のではなく
そのままのポジションで
「反対である」と大々的に
反対をするということである。

「やめる」ことは何の解決策にもならない。

もし「野田」が強引に「連立解消」に行こうとしたら
それを大々的に反対して抵抗をする。

そうすれば
世論は、亀井と国民新党の味方になるだろう。

郵政民営化「改悪」法案も一切同意してはいけない。
株式を放出するなんてことは絶対に
やってはいけない。

どこの世界に、自分の財布の
中身を、未来永劫、なににどう使うかを
外人に決めてもらうことを許す人間がいるのだ?

郵政民営化の株式売却とは簡単に言えば
そういうことである。

株式とは細分化された経営権だからだ。
これを50%を超えてもっていたら、
その株主が「戦争に使いたい」といえば
戦争の武器を買うことに使えるのである。

そうすればいやでも
それは報道される。
国民世論は盛り上がる。

そして、増税賛成論者は
今、小沢一郎を有罪にするべく
動いているはずである。

われわれは総力をあげて小沢一郎の冤罪をはらさないといけない。

まさに日本が大恐慌に陥り
共産主義化する一歩手前にきている。
総力をあげないといけない。

◎国際評論家小野寺光一の「政治経済の真実」
2012/03/29 8:31受信、小野寺さんのメルマガを転載しました。
関連記事

 | HOME | 

 

プロフィール

もうすぐ北風

Author:もうすぐ北風
こんにちは。
いろんな旅を続けています。
ゆきさきを決めてないなら、しばらく一緒に歩きましょうか。

最新記事(引用転載フリー)

カテゴリ

経済一般 (118)
経済一般~2012冬まで (161)
日本の経済 (224)
通貨戦争 (70)
ショック・ドクトリン (12)
震災関係 (23)
原発事故発生 (112)
事故と放射能2011 (165)
放射能汚染2012 (192)
汚染列島2013-14 (146)
汚染列島2015-16 (13)
福島の声 (127)
チェリノブイリからの声 (27)
政治 (413)
沖縄 (93)
社会 (316)
小沢一郎と「生活の党」 (232)
健康と食 (88)
環境と地球の歴史 (28)
未分類 (175)
脳卒中と入院 (7)

カウンター

最新コメント

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

リンク

このブログをリンクに追加する

カレンダー

02 | 2012/03 | 04
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

最新トラックバック

月別アーカイブ

RSSリンクの表示

Template by たけやん