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騙されない、瓦礫広域処理 6つのウソ

 先に瓦礫の広域処理は法的にも、環境的にも、医学的にも違法・不当なやり方であることを「瓦礫の広域処理が許されない12の理由」似て紹介しました。
 増税やTPPと同様に、マスコミと政治は国民をその気にさせるために、様々な空気作りに励んでいますね。
 ウソで騙すつもりの国民を愚弄した宣伝です。
 そのウソを要領よくまとめて暴いているので、紹介します。

 なお、瓦礫の関係については、「瓦礫のトリック報道と事実」、「汚染物特措法施行に当たって:日弁連」、「放射性廃棄物は焼却せず正しい管理を:岡山」をご覧下さい。

  ガレキ広域処理 6つのウソ

1 広域処理しないとガレキが処理できない←ウソです

阪神淡路大震災のガレキは2000万トン、東日本大震災のガレキは2300万トン。阪神淡路大震災のときは、ほぼ全量を兵庫県下で処理したのですから、
広大な土地のある東北でガレキを処理できないはずがありません。
政府は2年でガレキの処理を完了する予定で、8割を現地処理、2割を広域処理の対象としました。
ですから、全量を現地処理しても2年半で処理が完了する計算です。
ガレキの処理が数パーセントしか進んでいないのは、現地処理が進んでないから
です。

2 ガレキがじゃまになって復興ができない←ウソです

仮置き場のガレキが邪魔になって復興工事ができないなどという事例はひとつもありません
また、子供の通学路にガレキが積まれているなどということもありません。
岩手では24年3月22日に野田村が岩手で初めて高台へ集団移転する事業計画を国に申請しました。
宮城では、岩沼市と石巻市が県内で初めて集団移転事業計画を固め、3月23日に国が同意しました。

復興工事が遅れているのは、ガレキのせいではなく、集団移転の取りまとめに時間がかかっているからです。
また、ガレキの仮置き場はほとんど沿岸部にありますから、高台移転工事の障害にも全くなりません。

3 被災地が広域処理を望んでいる←ウソです

・岩手県陸前高田市の戸羽市長は、
市内に瓦礫処理専門のプラントを作り、何倍ものスピードで処理する計画を県に相談したところ、
現行法には煩雑な手続きがあり、許可が出ても建設まで二年かかるという理由で、
門前払いされたと証言しています。

・岩手県岩水町の伊達町長は、
「現場からは納得できないことが多々ある。がれき処理もそうだ。
あと2年で片付けるという政府の公約が危ぶまれているというが、無理して早く片付けなくてはいけないんだろうか。
山にしておいて10年、20年かけて片付けた方が地元に金が落ち、雇用も発生する。
もともと使ってない土地がいっぱいあり、処理されなくても困らないのに、
税金を青天井に使って全国に運び出す必要がどこにあるのか
。」と語っています。

・福島県南相馬市の桜井市長は
「がれきは復興の貴重な財産。 護岸工事に使いたいが不足しているので宮城から運んできたいと相談したら、
放射線量が不明だから動かせないといったのは官僚
」と言っています。

4 ガレキは放射能汚染されていない←ウソです

牛は屋外に置かれていた稲わらを食べて汚染されました。
稲わらが汚染されてガレキが汚染されないはずはありません。
震災ガレキの放射能汚染は、宮城で最大で山元町の993ベクレル/キロ 、
岩手で最大で大槌町の590ベクレル/キロ
です。
サンプル調査で、ガレキの山から汚染されていないガレキをより分けることは不可能です。

しかも、毒性の高いプルトニウムやストロンチウムなどは、測定さえされていません。
また、瓦礫にはダイオキシンやアスベストやヒ素も含まれています。

なお細野原発担当相がガレキに空間線量計をかざすパフォーマンスをしましたが、
ガレキの汚染度は、空間線量計では測定できません。ゲルマニウム半導体計測器での分析が必須です。

5 広域処理しても放射能は漏れない←ウソです

原子力規制法では、
セシウムで100ベクレル/Kgを超えると放射性廃棄物として厳重に管理しなければならないと定めていました。
ところが、環境庁は焼却灰の埋め立て基準を、根拠も説明もなく8000ベクレル/Kg にしたあと、
もっと汚染されていることが分かりさらに10万ベクレル/Kgに緩和
しました。

環境庁は、家庭ゴミ用の焼却炉でガレキを焼却しても、
バグフィルターで99・99%放射性セシウムを除去できると説明していましたが、
放射性セシウムとは関係のないデータを元にした根拠のない数字であることが分かりました。
バグフィルターのメーカーもバグフィルターでは放射性物質を除去することはできないと回答しています。

汚染は総量が問題です。
100 ベクレル/kgの汚染であってもガレキ 1 万トンでは、総量は 10 億ベクレルになります。
百歩譲って、99・99%の放射性物質を除去できたとしても、
0.01%の 10 万ベクレルが焼却場の煙突から大気中に放出されることになります。

また、放射性物質が濃縮された焼却灰を一般の最終処分場に埋め立てれば、
地下水・河川・海洋汚染を引き起こします。
セシウム137の半減期は30年、プルトニウム239の半減期は2万4000年です。
これだけの期間漏れ出さないと責任を持てる者などいません。
徹底的に無責任な者が安全と強弁しています。

群馬県伊勢崎市の処分場では国の基準より大幅に低い焼却灰を埋め立てていたにもかかわらず、
大雨により放射性セシウムが水に溶け出し、排水基準を超えたという報道がありました。
また、すでにガレキを受け入れ焼却している山形市の定時降下物
(平成 23 年 12 月 21 日 9 時~12 月 22 日9 時採取)は
41MBq/km2 と福島市の約14倍
のセシウムが検出されています。

6 広域処理は助け合い←ウソです   

阪神淡路大震災のガレキの処理単価がトンあたり 2 万 2 千円だったのに対し、
岩手のガレキは 6 万 3 千円、宮城のガレキは 5 万円
です。
ガレキの広域処理は、助け合いでも絆でもないただの利権です。
受入表明した静岡県島田市の桜井市長は、桜井資源株式会社という産廃会社の前代表取締役で、
現代表取締役は市長の息子ということです。

ガレキ処理費用は全額国が負担(=税金)で、
ガレキの受け入れとセットで震災復興特別交付税が自治体に交付されます。
税金を使って宮城に9ヶ所、岩手に2ヶ所新設する焼却炉もわずか2年で取り毀されます。
また、国は、ガレキ広域処理の新聞見開き広告で数億円の税金を無駄遣いしています。

広域処理は、放射性廃棄物は拡散してはいけない(希釈禁止の原則)という国際的合意に反するものです。
世界が狂気の沙汰とあきれています。

500ベクレルの農畜産物、200ベクレルの汚泥肥料、100ベクレルのセメントが国の政策で流通しています。
汚染瓦礫を受け入れるということは、これらに汚染ガレキによる被曝がプラスされるということです。

幸運にも汚染を免れた西日本の役割は、ガレキを受け入れることではなく、
人(避難者)を受け入れること、被災地に汚染されていない農作物を供給することです。

わたしたちひとりひとりにできることは、
「ガレキの受け入れに反対します」と広域処理に反対の意思表明をすることです。
関連記事

うつ病ではない、「原爆ぶらぶら病」の存在

 放射能安全派の言い分は、「放射能恐怖症のストレスでうつ病が増えている」という代物だ。
 これは、「うつ病の診断」が増えている事実を前にした、彼らなりの説明らしいが、現場の医師は患者を治療していけばわかるはずだ。
 ただそれでは非常に時間がかかる。放射能の危険を「妄想」と片付ける連中が上にいるならなおさらなのだ。

 原爆ぶらぶら病は、特段の原因がないと「うつ病」と診断され、抗うつ剤を投与されるが、それでは治らず悪化する。
 低線量内部被曝によって全身の免疫力が非常に低下しているために起きる症状である。放置して無理していると心停止、突然死、出血死などに至る。

 放射能の少ないところで、できれば放射能の無いところで、休養し、栄養をとり、回復したら軽い運動で体力と免疫力を回復する。
 これ以外、今のところ有効な治療はない。おかしな抗うつ剤投与などは全身状態を悪化させる。

 初期症状が感じられたら、決して無理せず、自分の身を守ることです。 
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  東北でぶらぶら病出現か  3/28 院長の独り言から

 福島でうつ病などと診断、原発事故と関連3割超
 東京電力福島第一原発事故後に福島県内の医療機関の精神科や心療内科外来を受診し、うつ病などと診断された患者の3割以上が、原発事故と関連があるとみられることが26日、福島県立医大(福島市)の調査で分かった。
 入院患者も、放射線被曝(ひばく)への恐怖が入院と関連しているとみられる割合が全体の4分の1に上った。
 県内77施設を対象に、事故直後の昨年3月12日から約3か月間に、毎週1日を抽出し、受診患者の状況を調査。回答のあった57施設で診断された410人を分析した。
 医師が原発事故との「関連あり」と診断したのは19・0%(78人)、「関連があるかもしれない」は13・4%(55人)で、合わせて3割以上が事故との関連を示す結果となった。
(2012年3月26日11時52分 読売新聞)

 これは、放射能への恐怖から、病気になったという記事です。「放射線恐怖症として」。
 原因が思い当たらないのに、何もできない・・・「ぶらぶら病」を私は思い浮かべます。

保険医新聞から

-開業医の先生方にとって被ばくを治療する知識は、どういうものがあるのでしょうか。
肥田 一番マークしなければならない症状は、「非常にだるい」「仕事ができない」「家事ができない」という、原爆症の中で一番つらかった『ぶらぶら病』だ。

-避難者の中でそういう症状が現れれば原爆病・・・。
肥田「ぶらぶら病」という概念にあたる、原因の分からない後遺症。治療法は分からない。命が危険になる病気ではない。周期的にくる。大部分はその人特有の現れ方をする。ぜんそく発作のように、始まると4,5日止まらないとか、何週間、何ヶ月も続くとか、その出方も症状もみんな違う。
 いろんな検査をして、広島ではぶらぶら病の患者に対して「病気じゃない。原爆にあったショックの精神障害だからだんだんよくなる」と言うと、他の医療機関を受診し、同じことの繰り返しになる。これが特徴だ。

 1989年にアメリカ、ニューイングランド地方を遊説して歩いたとき、私はボストン近郊のボードマン宅をたずね、被爆者医療について話し合った。私は広島・長崎原爆の被爆者の多くに起こったぶらぶら病症候群を話し、彼は病名のつかない不定愁訴を訴える多くの被曝米兵がいることを話した。
 彼は「未完だが、アメリカの若い医師に読ませる低線量放射線被害者の手引き書にする」と、タイプで打った"Radiation Impact"を差し出し、私はぶらぶら病の記載のある民医連の国連への報告書を差し出した。
 かれはそれを持って部屋を出て行って、しばらく帰ってこなかった。私は疲れが出てうとうとしていた。

 突然、わーっと言う大声に驚いて目を開くと、ボードマンが私の渡した報告書を高く掲げて、「ここあった!私の欲しいものが広島にあった!」と声を出しながら部屋に入ってくると、いきなり私に激しく抱きついた。
 彼は報告書の「原爆ぶらぶら病」の項を指さし、今までの医学書に記載のなかった「ブ、ラ、ブ、ラ、シンドローム(症候群)」がはっきり書かれている。私はこれが欲しかった」となかなか興奮が収まらなかった。参考の為、報告書のその部分を抜粋しておく。

『広島・長崎の原爆被害とその後遺-国連事務総長への報告』
II-2 被害の医学的実態
(2)後障害
(g)原爆ぶらぶら病(当時はまだ症候群とは読んでいなかった)
 原爆症の後障害のうちで、とくに重要と思われるものに「原爆ぶらぶら病」がある。
被曝後30年を超えた今日まで、長期にわたって被爆者を苦しめてきた、「原爆ぶらぶら病」の実態は、次のようなものである。

i. 被曝前は全く健康で病気一つしたことがなかったのに、被爆後はいろいろな病気が重なり、今までもいくつかのない造形慢性疾患を合併した状態で、わずかなストレスによっても症状の増悪を表す人びとがある(中・高年齢層に多い)(中略)
ii.簡単な一般健診では以上が発見されないが、体力・抵抗力が弱くて「疲れやすい」「体がだるい」「根気がない」などの訴えがつづき、人並みに働けない為にまともな職業に就けず、家事も十分にやってゆけない人びとがある(若年層・中年層が多い)
iii.平素、意識してストレスを避けている間は症状が固定しているが、何らかの原因で一度症状が増悪に転ずると、回復しない人びとがある。
iv.病気にかかりやすく、かかると重症化する率が高い人びとがある。

 以上に示すように「原爆ぶらぶら病は」その様態が明らかでなく、「被爆者の訴える自覚症状」は、頑固で、ルーチンの検査で異常を発見できない場合が多い。(後略)

 原爆症の中で、特に辛かったのをあげるならば、それは「原爆ぶらぶら病」ではないだろうか。
 極度の倦怠感である。私の場合四六時中、何十年も続いた。あまりのつらさに、私は夜寝るときに神に祈ったこともある、「明日の朝、めが覚めませんように」。
 医師に懇願したこともある、「一日でも一時間でもいいから、さわやかで軽い身体にしてください」。
 それが放射能の内部被曝によるモノだと知ったのは、ずっと後になってからであった。

 もし発病初期に体の怠さを感じたら、何よりもまず休養して栄養をとることが肝腎である。無理を押して仕事をするものは、へたな植木屋が移植した松の木のように、次第に気力を失って生命を絶っていく。小畠村の隣村でもその隣の村でも、被曝を免れたつもりで広島から至極元気で帰郷して、一ヶ月か二ヶ月ぐらい根を詰めて働いていたものは、一週間か十日ぐらい床について死んでしまった。発病が身体の一局部に現れると、この病気特有の痛みを感じ、肩や腰の痛みも他の病気とは比較しがたい症状である

 この症状は、慢性疲労症候群(CFS)、湾岸戦争症候群とも重なります。
 単なる鬱病としてしまって良いのでしょうか。

◆関連ブログ
放射能と人体(8)ブラブラ病以外の被曝症状とは?2011年12月22日
われわれは原発事故にどう対処すればよいか(肥田舜太郎氏)2011年06月26日
放射能と人体(3)核の本質-内部被曝2011年11月14日
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