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全く異なる人工放射能と自然放射能

自然放射線と人工放射線の違い」市川定夫氏(内容書き出し)   2011/6/4 kiikochan.blogから

市川定夫氏 微量放射線の遺伝的影響の研究で知られる
1958年京都大学卒、1963年京都大学大学院修了、農学博士。
1935-昭和後期-平成時代の放射線遺伝学者。
昭和10年12月7日生まれ。アメリカのブルックヘブン国立研究所研究員などをへて,昭和54年埼玉大教授となる。
ムラサキツユクサをもちいた微量放射線の遺伝的影響の研­究でごく低線量でも生物に影響があることを証明。
大阪出身。京大卒。著作に「遺伝学と核時代」「新公害原論」など。

▼ 放射性物質半減期

ロジウム106 ( 29.8秒)
ヨウ素131 ( 8日)
コバルト60 ( 5 .3年)
ストロンチウム90 ( 28.8年)
セシウム137 ( 30.1年)
ラジウム226 (1,600年)

プルトニウム239 (24,000年)
ウラン234 (24万5千年)
ウラン235 (7億4百万年)
ウラン238 (44億7千万年)

ナレーション:
推進派は輸入食品に含まれる放射能や
原発が日常的に放出する放射能を、ことさら自然放射能と比較して見せる。
このような比較に意味はあるのだろうか?

人工放射能は蓄積するーセシウムの場合ー

その、カリウム40というのは、正しいカリウム、地球上に存在するカリウムのうちのほぼ1000分の1です
10000分の9999は放射能の無いカリウムなんですが、
10000分の1の割ででカリウム40というのがわいてきているんです
ただそれでも、10000分の1なんだけれども、皆さんが天然の放射能から受ける被ばくの
殆ど大部分はこれ(カリウム40)なんです
この次に多いのがラドンです
時々ラジウム温泉とかラドン温泉とかに行かれると
そのラドンの被ばくがちょっと加わる

カリウムというのはいたずら者も混じっていますから
生物は、地球上に出た生物はカリウムに適応しています
いたずら者があるカリウムに。
カリウムはどんどん我々の身体に入ってくるけれど、どんどん出ていくんです
入るスピードと出るスピードが同じになっているんです
我々の体の中にカリウムを蓄える器官とか組織は全くない
植物にも無い、動物にも無い微生物にもありません

カリウムは皆さんご存知のように
窒素、リン酸、カリという3大肥料の一つで、絶対に必要なんですが、
どんどん取り込んでどんどん出して、循環させて利用するんです
それは何故かというと、こういういたずら者(カリウム40)が混じっていたから

カリウムをどんどん取り込む生物が進化の途中で現れたとしたら
その生物は被ばくが大きくなりますから、そういう生物は不利でしたから栄えなかった
つまり、現在まで生き伸びているという事は
この地球上で不利な性質をもたなかったから、今生き延びている
ですから、現在の生物が全てカリウムを蓄えないのはそういうことなのです。

さて、このセシウムというのには
残念なことながら天然のセシウムというのが無いんですが
セシウムを原子炉の中で作りますと
カリウムと化学的性質が同族ですから、よく似ているんです
よく似ていますから、セシウムはどんどん入ってきます
残念ながら体の中にどんどん入ってくるんです
で、やはりカリウムと同じでどんどん出ていきます

しかし、問題なんです
我々の腎臓、物を排出する腎臓は、セシウムに対しては排出する能力がちょっと劣るんです
胃壁とか腸壁を通って入ってくる速さはカリウムと同じなんですが
出ていく速さが少し遅いんです
殆ど出ていくんですが、例えば100入るたびに1個残る、100入るたびに1個残るとやっていって
だんだんだんだん溜まっていくのがセシウム
ですから、、じわじわと時間をかけて増えていきます

ナレーション:
ラップランドの人達は事故から1年経って体内のセシウム量が急激に上昇した

原発を推進される方々はいつもこれの比較
絶対にごまかされないでください

「人工放射と自然放射」の比較をして原発を推進する人はやるわけです

私達が本当に比較しなければならないのはこっちなんです
人工放射性核種と自然放射性核種

さっき言ったカリウム40といったものが、天然に昔からあったのです
そういう危険なものがあったら
全生物は蓄えない、という形で適応しているわけです。

生物の進化と適応の過程で遭遇してきたものに対しては、
それをくぐり抜けてきたものしか生き残っていないという形で、
結果として
だから、こういうものは蓄えないという形で適応していて、
自然の放射性物質を濃縮して蓄えるという生物は一つもいません。

ところがヨウ素。
ヨウ素はさっき言ったように、天然のヨウ素は全部非放射性でしょ。
放射能の無いヨウ素だから
われわれ、生物は安心して何百万倍も濃縮したし、
人間は安心して甲状腺に集めて利用しているわけです。
安全だったからそういう性質は貴重な優れた性質になり得た。
ところが、その安全だった元素に放射性の核種をつくったらダメなんです。

濃縮するものを考えてみると、いままでその元素には放射性がなかった、
そういう元素に放射性のものを作ったときに濃縮する。

セシウムも、天然のものはカリウムと一緒に入ってきても非放射性ですから、何も怖いことはない
勝手に入りなさい。ね、
ところが、放射性のセシウムを原子炉が作り出すものだから、
これも今言ったようにジワジワ蓄えられてしまう。

ストロンチウム90もそうです。
天然のストロンチウムは非放射性でカルシウムに性質が似ていて
カルシウムのあるところ(骨)にストロンチウムは全部いつでも入って来ます。
天然のストロンチウムが入ってきてもいっこうに構わない、非放射性ですから。

ところが原子炉の中で、ストロンチウム90とか、放射性のストロンチウムを作ると、それが骨の中に入ってしまう。
ストロンチウム90の半減期は28年ですから、
0歳のときに骨の中に入ってしまえば、
その人は28歳になっても骨の中に放射能はまだ半分残っていることになる。
中から被曝を与える。

ストロンチウムが入ると、白血病や骨髄癌にかかりやすいというのは、それなんです。
骨に入って至近距離から骨髄とかに放射線を照射しているわけですから。

これまでその元素に放射性がなかったものに、放射性のものを作ったときに、濃縮する。
それが人工放射能の濃縮

いままで、天然の放射能に濃縮するものはないというのは適応の結果なんです。
ところが、我々が進化と適応の過程で一回も遭遇したことがない、
原子力が始まってから初めて出来たものに対して、我々はそういった適応を持っていないんです。

昔は、人工放射能と自然放射能は同じようなものだと考えられていた時が一時期あった。
私もそう習ってきたしそう思っていた。

なぜなら、ウランの核分裂の結果できる人工放射性核種も出す放射線はα線かβ線かγ線なんです。
天然にある放射線もα線かβ線かγ線なんです。
出す放射線は同じなんです。
ウランの分裂の結果できるものも。天然にある物も。放射線は同じなんです。
放射能というのは放射線を出す能力で、

最終的に我々生物の細胞に傷をつけるのは放射線ですから、
放射線が同じなら人工でも自然でも同じじゃないかと昔は考えていた。

ところがそれは間違っている。
挙動の違いがあったわけです。
濃縮するかしないかという


それがわかった後なのに、
推進派は今度「人工放射性核種と自然放射性核種」がダメとなって
わざと
「人工放射線と自然放射線」へ持っていく…
放射線の問題にしていく


人工の放射線でも例えば医療の放射線を出してきたり、
天然に宇宙から飛んできている放射線も、放射線は放射線で皆さん傷つけているんですよ、
人工にも自然にも差はありませんよ、と。

放射線を取り上げたら差はありません。ここには差はないんです。
だけど放射線が同じか違うかでは無かったんです。
放射線を出す能力を持った放射性核種が、我々の中で蓄積するかしないかの違いなんです。

ナレーション:

人工放射能は体内に濃縮・蓄積する
自然放射能は体内に濃縮・蓄積しない

ヨウ素131やセシウム137、ストロンチウム90といった人工放射能(人工放射性核種)は、
生体内に濃縮・蓄積し、生物がこれまで適応してきた自然放射能とは比較できない影響を人体に及ぼす。

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暗黒の教育界、3月の放射能:武田

 教育は戦前の暗黒時代へ・・・教育関係者の魂に期待する  2/26  武田邦彦

福島では小学校教育でまるで戦前に戻ったかと思う教育関係者の発言が見られる。

ある小学校では、福島から避難することを口にした児童を教諭がみんなの前で名前をよび、「あなたは日本国民ではありません、裏切り者です」と言った。

さらにある小学校(特定しています)では登校時にマスクをした児童に対して、先生が、「マスクを取りなさい! その様な行為が風評被害を招くのです!」と叱った
・・・・・・・・・
こんなことが今の時代にあるのか?!とビックリするが、これに類したことは原発事故以来、かなり多く、私も直接(校長先生からのメールなど)、間接(読者の方からのご連絡)に接してきた。戦後、「日の丸、君が代」も拒否し、ひたすら「民主教育」、「個人の尊厳」を中心にしてきた学校はどうなってしまったのだろうか?

また、朝日新聞をはじめとしたマスコミもおおかたは「個人の尊厳、民主的教育」を支持してきたのではなかったか? 

今回の原発事故は、そのものが「原子力安全審査における不誠実」が一つの原因になったのは間違いない。私たちはここで「福島原発事故の教訓を活かして、どんな場合でも誠実な日本人であること」が求められており、さらに教育、医学、行政などの分野でより強く意識しなければならないのは当然でもある。

福島の汚染地帯にいる子供たちは「違法に滞在している状態」である。子供たちは法律を知らないが、教師は法律や規則を勉強して子供たちを守る立場にある。ここに上げた二つの例は、いずれも土壌汚染が1平方メートルあたり4万ベクレルを超える地域であり、学校の先生は法律の規定に従い、学校の放射性物質を除去することを東電に求めて子供を守る必要がある

法律の制限を約40倍超える外部被曝をさせた文科省、法律の制限を約40倍超える被曝をさせた給食担当者、短い期間だから問題ないといって汚染された地域へ生徒を修学旅行に連れて行った校長先生・・・今回の福島原発事故は教育界の腐敗を示したとも言える.
・・・・・・・・・
「原発は危険だから東京には作れない」といって、東京の電気を福島で作っていた。なぜ、福島の人がそれを受け入れたのだろうか? 東京にはA級国民が住んでいて、福島の人はB級国民だからだろう。お金を持っている東京の人は「電気は欲しいけれど子供は被曝させたくない」と言い、貧乏な福島の人は「ご主人様がそう言われるのだから我慢しよう」と言う

この先生方の言葉を聞いて、私は福島の先生が子供たちに「被曝は受け入れなさい。ご主人様のご命令だよ」と言っているように聞こえる。「絆」という字がいかにも欺瞞に聞こえるのはその所為だろう。

被曝を避ける子供に「裏切り者、非国民、風評被害」となじる先生の姿は鬼にしかみえない。政府、マスコミも野蛮人に見えたが、実は福島の先生も野蛮人で、被曝を良しとするなら、仕方が無い。

しかし、残念だ。そんな日本に住んでいると思うと残念だ。今まで、なんで先生の言うことを聞き、新聞を読んできたのだろう・・・・・・
・・・・・・・・・
昨日、「医師と被曝の限度」について記事を書いた.記事に対するご意見を医師の方からいただき、今、また深く考えている.医師、教師など社会的に尊敬され、また尊敬されなければいけない職業が危機に瀕していることは確かだ.

福島の保護者も先生も児童を被曝させたいなら、それもそれでよいのだろうか?

今、教育の本を執筆している.どう考えるべきだろうか? 何が起こって、また起ころうとしているのだろうか? 拝金主義の蔓延というそれだけだろうか? このことについて深い考察をすることもまた、将来の日本社会にとって必要なことだろうと思う.

 ーーーーーーーーーーーーーーーー
 3月:山火事と花粉、瓦礫それに雪解けに対する注意  2/27  武田邦彦

福島におけるセシウムの再飛散は、原発事故による影響が新しい局面に入ったことを意味しています。つまり、私たちの身の回りにある放射性物質が再飛散して、繰り返し人体の中を通る可能性が出てきたからです。

背の低い子供、活発にあそぶ子供に注意してあげましょう。

雨の日は再飛散が少ないようで、風がなかったり雨が降ったときにはたまにはマスクを外して自由な生活を楽しんでください。また日本海側のサカナは安全ですから、それが手に入ったり、旅行に行ったりしたときにはたっぷりと食べて日頃のうさをはらしてください。

これを防ぐためには、(原因が土壌からの再飛散なら)除染、(原因が焼却なら)瓦礫などの焼却の禁止、(原因が樹木等なら)薪ストーブの禁止などをしなければなりません。

このほか、3月になると新たな注意を必要とすることがあります。その一つが「花粉」で花粉には放射性物質がついていますから、むやみに花粉に触れるのは望ましくありません(被曝はできるだけ少ない方が良いという原則は、医学的にも法律的にもはっきりと認められています)。

しかし、具体的に計算をしてみますと、花粉の量、花粉についている最大放射性物質量、人の呼吸量などから(計算はかなり複雑でしたが、何回もやって確認しました)、花粉からの放射線量は他の被曝に加算しても(加算することが大切です)、問題にならない量です。

この理由は「花粉症」というアレルギーの疾患がかなり感度が高く、私たちが問題にしている花粉の量がかなり少ないということです。でも注意する場合は、花粉の粒径(粒の大きさ)が比較的大きいので、花粉用のマスクが苦痛無くできるならこしたことはないでしょう。
・・・・・・・・・
雪解けはかなり注意を要します。というのは放射性物質は樹木の葉に着きやすいので、雪解けの水が汚染されている可能性が高いからです。今年はことのほか雪が多かったので、雪解け前後に土壌の線量率が上がるとか、地下水が汚染されるかどうか、特に山形、宮城、茨城、栃木の人たちは注意をしておいた方が良いでしょう。

雪解けで判るように「樹木の葉」で遊ぶ、たき火、落ち葉プールなどはしばらく控えておいた方が良いと思います。

山火事も同じで、樹木の葉が燃えますから、山火事があったらマスクをすることが必要と思います。また、焼却炉をご担当の人は、これまで「何%除去」というのを一つのメヤスにしていたと思いますが、放射性物質はごく少量でも汚染が厳しい場合があるので、ベクレルで煙の管理をしてもらいたいと思います。

私たちの日常生活は、キログラム、グラムというかなり重たい「重さ」の世界で、化学や廃棄物ですと、ミリグラム、マイクログラムなどを問題にしますが、放射線のベクレルという単位は一ヶ一ヶの元素を問題にします。これはアボガドロ数、つまり「ベクレルに対して、普段は1兆倍の1兆倍ぐらいの数を問題にしている」といことを焼却炉の管理をする人は判って貰いたいのです。
・・・・・・・・・
相変わらず地方自治体は東京からのお金が欲しくて「瓦礫処理」をしようとしていますが、これについてはまたまとめて書きます。東北の瓦礫量は、阪神大震災の時とそれほど変わりませんし、また東北自体が瓦礫処理施設を求めていて、「瓦礫の引き受けは被災地を苦しめる」ということだけまず書いておきます。

また「瓦礫の放射線量を量っても安全だった」といいますが、瓦礫の汚染を測定する方法はまだ確定していません。なにしろ固体でさまざまなものが入っていますから、平均的にどのぐらい汚染されているかを測定する方法はないのです。
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