震えて死ぬ大衆、肥え太る保険と製薬資本
2011-11-15
公的医療保険制度の不備な唯一の大国であるアメリカ。
中流から下層に落下した層も含め、貧乏人が震えて死んでゆく。
その傍らで、医療保険を含む金融資本と巨大製薬資本が加速して肥え太ってゆく。
新自由主義、市場原理主義の経済体制で、寡占資本は医薬価格も保険料も極限まで上げることが可能だ。
可能なのに値上げしなければ、株主の億万長者たちから背任を追求される社会だ。
盲腸の手術の原価が二百数十万円、と言う国になってしまった。
金融資本も、医療製薬資本も、飽く事無き利益の追求は、TPPと言う武器を手に入れて使わないわけはない。
日本医師会を構成する開業医も商売人のはしくれだ。
国際資本がTPPと言う武器を持ったら何をされるか解り、震え上がったのだろう。
ーーーーーーーーーーーーーー
「石橋を叩いて割れ」かず23氏から
らばQ
http://labaq.com/archives/51712278.html より転載します。が、
これと同じような詐欺行為は現在日本政府が行ってます。まだ金が足りないから消費税を上げますと、野田ブタがたわけたことを吠えてます。
誰がどのように、その税金を使っているのか? 「特別会計」と「一般会計は」どうなっておるのか?
「輸出戻し税」について誰か政府や官僚が説明してみろ!
増税する前に「会計監査」を入れろ!しかも複数(他国の複数)
以下転載です
一人のアメリカ人男性が、以下の内容を掲示板のトピックに挙げていました。
現在、我が国の健康保険システムが、単なる巨大な金儲けのための陰謀にしか見えなくなっています。
僕は2週間に一度、89ドル(約7000円)の保険料を支払っています。勤め先の会社が50%支払ってくれるので、会社からも89ドルが保険料に支払われてい ることになります。これを計算すると僕個人の保険料は年間2314ドル(約18万円)支払われていることになり、すでに勤めている6年でだいたい13000ド ル(約100万円)ほど支払ったことになります。
自分は32歳で割りと若く健康で、医者の世話になることもそうありません。過去6年間に医者に行ったのは3回くらいだと思います。ところが昨日発疹があって、医者に行きました。40ドル(約3000円)の支払いをしたあと、4分ほどの診察で医師は僕に酒皶(しゆさ)性痤瘡"rosacea"という診断を下し、メトロジェルという抗菌薬を処方しました。
薬をもらいに薬局に行くと、その100mgのクリームは270ドル(約2万円)で、僕の保険会社は250ドルの控除額を設定していて、何の理由かよくわからないが最終的に支払う額は$199.84(約1.6万円)だと言いました。その親切な女性に、そのチューブ薬に払える200ドルを持っていないと説明して、手を震わせながらその場を去りました。
その後、話を短くすると…、家に帰り、きちんとした合法のネットの薬局をカナダで見つけました。そこで買ったのは2倍のサイズで送料を入れても70ドルでした。
保険のシステムクソ食らえだ。さらに我々の尊い国会の人々は、外国から薬剤を購入することを違法とする法律を制定しようとしているところです。そして驚くことでもないが、保険会社と薬会社がそれを推進しています。
あくまで氷山の一角といった例なのでしょうが、保険料を支払っている人でさえも高額医療費に悩まされているアメリカの現状が垣間見えます。(アメリカの6人に1人は保険料が払えず無保険)
こういった状況が日本にも入り込んでくる可能性を思うと、かなり怖いものがあります。
この投稿に対して、アメリカを含む世界中からコメントが寄せられていました。抜粋してご紹介します。
・どうやって保険会社が、24時間どのチャンネルでも流れているCM料を捻出していると思っているんだい? 我々がぼったくられていると、マスコミが取り上げてくれると思っちゃいけないよ。彼らはその広告で食っているんだから。
・君、それで文句言っちゃいけない。うちは家族3人で年間15000ドル(約120万円)の保険料だぞ。ゼロをわざと付け足したわけじゃない。
・アメリカ以外の国では製薬会社が広告を出すのは違法なんだぞ。
・だからアメリカのほうがいいんだろ、自由なんだ。民主主義なんだ。
・私はアメリカ行ったとき、テレビで処方箋のCMをしていたことにすごく驚いた。たぶんに違法じゃない国は少ないんじゃないかな。
・なぜアメリカで許されているのかわからないよ。だいたい病気になるときはなる、そしてそれに必要な薬を得るだけだ。なぜ「今日それを買う気分だわ」となるのかわからない。ここイギリスでは医師に処方されたら6ポンド(約750円)ほど払って薬局でもらえるので、何の心配もしなくていい。
・ふむ、何か大きなことで保険が必要だと想像してみよう。大手術とかそういうのだよ。君らアメリカ人を気の毒に思うよ。本当にそう思う。個人的には一般人の健康を暴利をむさぼる者の手にゆだねるなんてしないほうがいいと思うけどね。アメリカがやってるみたいにさ。
・昔は保険料を払いつつも、何か大きなことがあったときにカバーしてくれるからいいやと思ってたんだ。だけど計算すると保険会社の免責額などで、結局1万ドル(約80万円)とか支払うことになる。ありえない。それをカバーするために払っているのに、カバーされていない気分になってる。
・それは君らの国がスーパーパワーの国から第三世界に転落したからだよ。それが理由で腐敗、欲、狭量、無教育さをなんとかしようと抗議が始まったんだろう。
・その君たちの健康保険の値段は馬鹿げている。オレは税金を通して払っているが、それでも君らの保険会社の料金ほどは払ってない。明日僕は車に引かれて足を骨折するかもしれないが、少なくとも医療費のストレスはかからんだろう。本当に君らアメリカ人が受けている最低な条件に同情するよ。
・それが本当なら、まるで詐欺のようだな。
・市民からこういうぼったくりをする法案を通そうとする、ロビー活動家に感謝するんだな。カナダ人の僕としてはアメリカ人が受けている健康の状況を見て、イライラして頭を横に振ることしか出来ないね。一度健康保険のスレッドを読んだことがあるんだけど、大怪我した人や病気の人が、あまりにお金が吹っ飛ぶために、治療を拒否しているというのを見てショックで恐ろしくなったよ。
・オレも同じ気持ちだ。ちなみにそのメトロジェル100mgがここインドでいくらか調べてみたよ。これがアメリカのシステムが腐っている証拠だ。いいかい?アメリカで270ドル(約2万円)の100mgチューブがインドでは0.26ドル(約20円)だ。
・いつもこういうホラーストーリーを読むたびに、自分にNHS(イギリスの健康保険)があって良かったと実感する。アメリカのマスコミがNHSをすごいホラーストーリのように語っているとは思えないな。ちなみにイギリスではアメリカのシステムを擁護する人は誰もいない。
・ちょっと違う視点を僕が与えてみよう。
自分の家族はラアス・アル=ハイマに住んでいたことがある。アラブ諸国にあるとても小さい首長国で、ドバイの100km北にある。とても小さな都市で、経済もないみたいなもんだ。
本題はここからだが、僕の弟が夏に事故を起こした。車はひっくり返り、砂漠の岩にぶつかった。砂丘に体当たりとかしていたので自業自得なんだが、弟は大丈夫だったが彼の友達は指を3本切断し、病院に3日いて手術を3つ受けた。
そのときの請求はゼロだった。事故なので誰のせいでもないと受け止められ、個人が責任を負うことはなかった。今のアメリカでの健康保険システムではどんな事故を起こしても、インドとか昔ひどいと思われていた国よりひどいな。
・こういうシステムさ。
- 大企業は完全な無関税貿易、輸出入は好きなときに大きな利益があっても可。資本金は自由に国境を越えてよい。労働者も海外から妨げられることなく調達可。
- 平均的な市民は貿易は自由に出来ない。企業のみが許される。輸入の規制を受ける。保険は海外では効かない。
いわゆる詐欺だな。
・僕はカナダとアメリカと両方で自営業をしている。カナダのほうが税金が少し高いのは不満だが、アメリカの健康保険の高いのにはもっとイライラさせられる。年間に15000ドル(約120万円)も支払うのに、医者に行くと何もカバーしてくれやしない。
・アメリカ人は先見の明がなさすぎる。税金を高く払うのがいやなのさ。お金をキープしておきたい。もちろん彼らは健康保険により多く支払い、何も返ってこないことに気づいてない。
・利益を出しちゃいかんだろう。基本的なサービスだろう。健康と教育は私営になってはまずいだろう。
・麻薬密売人たちは、こっちの薬に変えてくれんかな。たぶん罰は軽い。
・喘息でもう10年ほど吸入器を使ってる。だいたい1ヶ月しか保たないんだが、インドでは2ドル(約155円)くらい。もちろん健康保険なんてものはない。韓国では保険がついて3ドルくらい。それがここでは保険つきで60ドル(約4600円)だ。冗談だろ。なんでそんな額を払うんだと医者に言うたびに逆切れされる。
・オーストラリア人として質問なんだが、世界のスーパーパワーやリーダーと呼ばれた国が、どうやったら国民にそんなひどい仕打ちをするまで落ちぶれたんだ?なぜ公共の健康保険システムがないのか、なぜ大企業からそこまでひどい目に合わされているんだい?世界中がそれを見て恐ろしさに震えているよ。
・国民全員に健康保険のない国は、もう発展途上国だと私は考えている。まあアメリカよ、がんばって。きっとそのうち誰かが侵略して自由や常識を与えてくれるわ。
・自分は医者だけど、このスレに100%賛成する。
同様の意見が、あとからあとからコメント欄を埋め尽くしていました。
TPPによって、日本の国民皆保険制度は崩壊するのではと不安視されていますが、少なくともアメリカの健康保険システムだけは輸入したくないですね。
The US healthcare system sucks fucking balls.
中流から下層に落下した層も含め、貧乏人が震えて死んでゆく。
その傍らで、医療保険を含む金融資本と巨大製薬資本が加速して肥え太ってゆく。
新自由主義、市場原理主義の経済体制で、寡占資本は医薬価格も保険料も極限まで上げることが可能だ。
可能なのに値上げしなければ、株主の億万長者たちから背任を追求される社会だ。
盲腸の手術の原価が二百数十万円、と言う国になってしまった。
金融資本も、医療製薬資本も、飽く事無き利益の追求は、TPPと言う武器を手に入れて使わないわけはない。
日本医師会を構成する開業医も商売人のはしくれだ。
国際資本がTPPと言う武器を持ったら何をされるか解り、震え上がったのだろう。
ーーーーーーーーーーーーーー
「石橋を叩いて割れ」かず23氏から
らばQ
http://labaq.com/archives/51712278.html より転載します。が、
これと同じような詐欺行為は現在日本政府が行ってます。まだ金が足りないから消費税を上げますと、野田ブタがたわけたことを吠えてます。
誰がどのように、その税金を使っているのか? 「特別会計」と「一般会計は」どうなっておるのか?
「輸出戻し税」について誰か政府や官僚が説明してみろ!
増税する前に「会計監査」を入れろ!しかも複数(他国の複数)
以下転載です
一人のアメリカ人男性が、以下の内容を掲示板のトピックに挙げていました。
現在、我が国の健康保険システムが、単なる巨大な金儲けのための陰謀にしか見えなくなっています。
僕は2週間に一度、89ドル(約7000円)の保険料を支払っています。勤め先の会社が50%支払ってくれるので、会社からも89ドルが保険料に支払われてい ることになります。これを計算すると僕個人の保険料は年間2314ドル(約18万円)支払われていることになり、すでに勤めている6年でだいたい13000ド ル(約100万円)ほど支払ったことになります。
自分は32歳で割りと若く健康で、医者の世話になることもそうありません。過去6年間に医者に行ったのは3回くらいだと思います。ところが昨日発疹があって、医者に行きました。40ドル(約3000円)の支払いをしたあと、4分ほどの診察で医師は僕に酒皶(しゆさ)性痤瘡"rosacea"という診断を下し、メトロジェルという抗菌薬を処方しました。
薬をもらいに薬局に行くと、その100mgのクリームは270ドル(約2万円)で、僕の保険会社は250ドルの控除額を設定していて、何の理由かよくわからないが最終的に支払う額は$199.84(約1.6万円)だと言いました。その親切な女性に、そのチューブ薬に払える200ドルを持っていないと説明して、手を震わせながらその場を去りました。
その後、話を短くすると…、家に帰り、きちんとした合法のネットの薬局をカナダで見つけました。そこで買ったのは2倍のサイズで送料を入れても70ドルでした。
保険のシステムクソ食らえだ。さらに我々の尊い国会の人々は、外国から薬剤を購入することを違法とする法律を制定しようとしているところです。そして驚くことでもないが、保険会社と薬会社がそれを推進しています。
あくまで氷山の一角といった例なのでしょうが、保険料を支払っている人でさえも高額医療費に悩まされているアメリカの現状が垣間見えます。(アメリカの6人に1人は保険料が払えず無保険)
こういった状況が日本にも入り込んでくる可能性を思うと、かなり怖いものがあります。
この投稿に対して、アメリカを含む世界中からコメントが寄せられていました。抜粋してご紹介します。
・どうやって保険会社が、24時間どのチャンネルでも流れているCM料を捻出していると思っているんだい? 我々がぼったくられていると、マスコミが取り上げてくれると思っちゃいけないよ。彼らはその広告で食っているんだから。
・君、それで文句言っちゃいけない。うちは家族3人で年間15000ドル(約120万円)の保険料だぞ。ゼロをわざと付け足したわけじゃない。
・アメリカ以外の国では製薬会社が広告を出すのは違法なんだぞ。
・だからアメリカのほうがいいんだろ、自由なんだ。民主主義なんだ。
・私はアメリカ行ったとき、テレビで処方箋のCMをしていたことにすごく驚いた。たぶんに違法じゃない国は少ないんじゃないかな。
・なぜアメリカで許されているのかわからないよ。だいたい病気になるときはなる、そしてそれに必要な薬を得るだけだ。なぜ「今日それを買う気分だわ」となるのかわからない。ここイギリスでは医師に処方されたら6ポンド(約750円)ほど払って薬局でもらえるので、何の心配もしなくていい。
・ふむ、何か大きなことで保険が必要だと想像してみよう。大手術とかそういうのだよ。君らアメリカ人を気の毒に思うよ。本当にそう思う。個人的には一般人の健康を暴利をむさぼる者の手にゆだねるなんてしないほうがいいと思うけどね。アメリカがやってるみたいにさ。
・昔は保険料を払いつつも、何か大きなことがあったときにカバーしてくれるからいいやと思ってたんだ。だけど計算すると保険会社の免責額などで、結局1万ドル(約80万円)とか支払うことになる。ありえない。それをカバーするために払っているのに、カバーされていない気分になってる。
・それは君らの国がスーパーパワーの国から第三世界に転落したからだよ。それが理由で腐敗、欲、狭量、無教育さをなんとかしようと抗議が始まったんだろう。
・その君たちの健康保険の値段は馬鹿げている。オレは税金を通して払っているが、それでも君らの保険会社の料金ほどは払ってない。明日僕は車に引かれて足を骨折するかもしれないが、少なくとも医療費のストレスはかからんだろう。本当に君らアメリカ人が受けている最低な条件に同情するよ。
・それが本当なら、まるで詐欺のようだな。
・市民からこういうぼったくりをする法案を通そうとする、ロビー活動家に感謝するんだな。カナダ人の僕としてはアメリカ人が受けている健康の状況を見て、イライラして頭を横に振ることしか出来ないね。一度健康保険のスレッドを読んだことがあるんだけど、大怪我した人や病気の人が、あまりにお金が吹っ飛ぶために、治療を拒否しているというのを見てショックで恐ろしくなったよ。
・オレも同じ気持ちだ。ちなみにそのメトロジェル100mgがここインドでいくらか調べてみたよ。これがアメリカのシステムが腐っている証拠だ。いいかい?アメリカで270ドル(約2万円)の100mgチューブがインドでは0.26ドル(約20円)だ。
・いつもこういうホラーストーリーを読むたびに、自分にNHS(イギリスの健康保険)があって良かったと実感する。アメリカのマスコミがNHSをすごいホラーストーリのように語っているとは思えないな。ちなみにイギリスではアメリカのシステムを擁護する人は誰もいない。
・ちょっと違う視点を僕が与えてみよう。
自分の家族はラアス・アル=ハイマに住んでいたことがある。アラブ諸国にあるとても小さい首長国で、ドバイの100km北にある。とても小さな都市で、経済もないみたいなもんだ。
本題はここからだが、僕の弟が夏に事故を起こした。車はひっくり返り、砂漠の岩にぶつかった。砂丘に体当たりとかしていたので自業自得なんだが、弟は大丈夫だったが彼の友達は指を3本切断し、病院に3日いて手術を3つ受けた。
そのときの請求はゼロだった。事故なので誰のせいでもないと受け止められ、個人が責任を負うことはなかった。今のアメリカでの健康保険システムではどんな事故を起こしても、インドとか昔ひどいと思われていた国よりひどいな。
・こういうシステムさ。
- 大企業は完全な無関税貿易、輸出入は好きなときに大きな利益があっても可。資本金は自由に国境を越えてよい。労働者も海外から妨げられることなく調達可。
- 平均的な市民は貿易は自由に出来ない。企業のみが許される。輸入の規制を受ける。保険は海外では効かない。
いわゆる詐欺だな。
・僕はカナダとアメリカと両方で自営業をしている。カナダのほうが税金が少し高いのは不満だが、アメリカの健康保険の高いのにはもっとイライラさせられる。年間に15000ドル(約120万円)も支払うのに、医者に行くと何もカバーしてくれやしない。
・アメリカ人は先見の明がなさすぎる。税金を高く払うのがいやなのさ。お金をキープしておきたい。もちろん彼らは健康保険により多く支払い、何も返ってこないことに気づいてない。
・利益を出しちゃいかんだろう。基本的なサービスだろう。健康と教育は私営になってはまずいだろう。
・麻薬密売人たちは、こっちの薬に変えてくれんかな。たぶん罰は軽い。
・喘息でもう10年ほど吸入器を使ってる。だいたい1ヶ月しか保たないんだが、インドでは2ドル(約155円)くらい。もちろん健康保険なんてものはない。韓国では保険がついて3ドルくらい。それがここでは保険つきで60ドル(約4600円)だ。冗談だろ。なんでそんな額を払うんだと医者に言うたびに逆切れされる。
・オーストラリア人として質問なんだが、世界のスーパーパワーやリーダーと呼ばれた国が、どうやったら国民にそんなひどい仕打ちをするまで落ちぶれたんだ?なぜ公共の健康保険システムがないのか、なぜ大企業からそこまでひどい目に合わされているんだい?世界中がそれを見て恐ろしさに震えているよ。
・国民全員に健康保険のない国は、もう発展途上国だと私は考えている。まあアメリカよ、がんばって。きっとそのうち誰かが侵略して自由や常識を与えてくれるわ。
・自分は医者だけど、このスレに100%賛成する。
同様の意見が、あとからあとからコメント欄を埋め尽くしていました。
TPPによって、日本の国民皆保険制度は崩壊するのではと不安視されていますが、少なくともアメリカの健康保険システムだけは輸入したくないですね。
The US healthcare system sucks fucking balls.
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小沢一郎氏が語る:サンデー毎日
2011-11-15
「小沢一郎 すべてを語る」TPP・消費税・原発・後継者…(サンデー毎日) 「日々坦々」から
TPPも普天間も、そして原発も、官僚や米国に牛耳られゴリ押しされて、このままでは日本崩壊だ!
TPPといい、昨日行われた東日本女子駅伝といい、これだけネットやソーシャルメディアで批判されているにもかかわらず、結局は強行され、ゴリ押しされてしまった。
思えば、自民党長期政権で疲弊した国家、官僚主権、米国隷従から脱却するために、ようやく政権交代で一勝したものの、その後は連戦連敗。普天間基地にしろ、小沢裁判にしろ、民主党代表選挙にしろ、全て負け続けている。
もう、こうも負けグセがついてしまうと、なるようにしかならないのではないかと自暴自棄、疑心暗鬼、退廃的、刹那主義に陥ってしまいがちだ。
それでも、まだ一縷の望みを失わないのは、唯一の希望である、小沢一郎という100年に一度の逸材、稀有な政治家が今、この世に生きて存在しているからにほかならない。
そこで、原点に立ち返る意味でも、今週のサンデー毎日がちょうどいい企画をしてくれている。(要、必買!)
小沢さんと鳥越俊太郎氏との「独占90分スクープ対談」で、巻頭6ベージを使って特集しているので、今日はその要点を項目ごとに分けて、小沢さんの発言のみを書き写してみた。
(※4億円の原資や裁判のことにも触れているが、リードに付け足しただけにとどめ、省略した。各項目は管理人作成)
……………………………………..
小沢一郎 すべてを語る
TPP、消費税、政治とカネ、原発… 聞き手 鳥越俊太郎
リード
▼「このままTPPに突き進んだら米国の意のままにやられる」
▼「消費税アップは反対。選挙やったらベタ負けだね」
▼「4億円の出所?全部ボクのカネ、その中身は…」・・・(※「親からの相続は(4億円の中では)大きかった。僕自身だって稼いでいます。印税だけでも1億何千万円もありますし。…」)
≪「僕なら米国と率直に話し合いをし、普天間問題にケリをつけられる」。意ならずも法廷に立たされた小沢一郎元代表(69)は健在だ。TPP (環太平洋パトトナーシツプ協定)から消費税、原発、あの「4億円」――。�剛腕�どジャーナリスト・鳥越俊太郎氏(71)が縦横無尽に語り尽くす。≫
TPP
ひとつは自由貿易という基本的な経済原則の要素。
もうひとつは米国特有の思惑があります。自由競争、自由貿易の原則は誰も否定できない。
できる限り世界中で自由な経済取引が行われることは良いことですが、今、米国が主張しているTPPをそのまますぐ受け入れることとは別問題。
日本の国民生活をちゃんと守るシステムをつくったうえで、吟味してやらなければならない。(現時点で交渉に参加すれば、米国の)意のままにやられてしまいます。
(参加国の間で)経済の深化の程度、レベルの差があったり、国情・民族の差があったりしますから、お互いうまく障害を取り除きながら、合意できるところからやっていくことしかない。米国の場合はちょっと金融で走りすぎて失敗しました。何とか挽回しなきゃいけないと、またもや米国のシステムでみんなを統一しちゃおうという思惑があるものですから、米国にビシッと言わないといけないと思いますね。
米国は農業でも自分の都合の良いことを言っているんですよ。自分の大事なものは保護しておいて、他国には「全部撤廃しろ」と。
なんぼでも議論できるんですよ。農業だけじゃない。次に分かりやすいのは医療です。米国は国民皆保険ではありませんが、日本は皆保険。その制度を自由診療などで崩そう――という意図があるわけです。
制度そのものが崩壊に導かれる可能性もあるし、米国の健康保険、医療制度でよいとは思えません。
消費税
野田総理も(安住淳)財務大臣も、消費税(増税)をやるって言っているでしょ?来年1月の通常国会に(関連法案を)出すとなると、来月にはおおよその成案を作っておかなければならない。消費税は直接、個々の国民全部に響きますからね。まして今は世界的大不況が来るかもしれないという時、国内では東日本大震災の影響がある時に、消費税増税というのは、僕は納得できない。
もうひとつ、2年前に「(衆院議員任期の)4年間は(消費税増税を)やりません」と約束して政権がスタートしたわけですから、それを反故にすることにもなる。両方の面で、ちょっとどうかなと思います。
今、現時点で上げることには賛成できないですね。ただ、総理と財務大臣が(消費税増税を)言っちゃってますからね。12月には成案、来年1月の通常国会には法案を出すと、よその国まで行って話しているわけですから、ちょっとこれはしんどい。このまま衆院選をすれば問題にならない。ベタ負けですね。
マスメディア
日本社会の悲劇ですね。これが戦前、「一億玉砕」を唱えたこともあり、 一度は国を滅ぼした。これから戦争が起きるということではありませんが、このままだと民主主義の否定になります。政治不信は民主主義の否定ですから。一体どういう社会をメディアは望んでいるのか、僕にはまったく分からない。ただ悲劇だと思う以外にないですけれど。
自立と共生
日本人が豊かな情緒と精神文化を持っているのはいいのですが、国際社会の中で生きているのですから、「民主主義」をきちんと理解することが大切でしょう。
それから、もう少し理性的。論理的な発想で自立しなければダメですね。政治でも、みんなで何となく決めるでしょ?誰が決めたのか分からないうちに決まってくる。
「日本の合議制」というのは、誰も責任を取らなくていいシステムなんです。うまくいっている時はそれでもいいが、問題が起きた時には「誰も決めない」ということになっちゃう。
だから、さらに激変が予測されるような時は、論議を尽くしたうえで、その立場にある人が最終的に自分の責任で決める――「自立と共生」を僕はずっと主張しています。自分で考え、自分で決断し、自分の責任でやる。その要素をもう少し身に着けないといけません。
原発
原発事故は深刻ですね。1970年代、僕が科学技術政務次官だった頃に原発が始まりましたが、過渡的なエネルギーとしては仕方がないと最初から主張していた。新エネルギーを見いださないといけないという思いは、ずっと持っていました。
今も原子力の結論は出ていないんですよ。高レベル廃棄物の処理はどこの国もできていない。高レベルは、どこも受け入れないでしょ?
最終処理が見いだせない限り(原発は)ダメ。新エネルギーを見いだしていくほうがいい。ドイツには石炭などの資源がありますが、日本はない。ですからドイツのように10年で原発を止めるわけにはいかないかもしれないが、新エネルギー開発に日本人の知恵とカネをつぎ込めば十分可能性はあります。
思えば、過渡的エネルギーだと分かっていながら原発に頼りすぎました。「もう少し強く主張しておけば良かった」という反省はあります。
残り滓(かす)をどうするかが一番の問題です。使用済み核燃料棒をどうやって取り出すのか、取り出したものをどこに置くのか。できないことを言っても仕方がない。
何十兆円かかろうが、何とか封じ込める策を講じないと日本の将来はありません。「
冷温停止」と言いますが、爆発しないようにするだけで汚染はどんどん進むし、未来永劫、水をかけっ放しになっちゃいます。これを解決しないと日本はダメでしょうね。
東電を矢面に立て、国が後ろから支援する今のシステムはダメだど思います。国が前面に立ち、その下に東電や原子炉メーカーなどを付け、全力でやるようにしないと。原発の封じ込めは東電だけではできません。
今、どうしても言いたいこと
やはり原発問題。これを抱えていたのでは日本の未来はない。どんなにカネがかかっても衆知を集めて封じ込めないといけない。これが第一。それから役所中心の日本の仕組みを改める。
そのためには、みんなが民主主義を正確に理解しないとね。
個人の自立と民主主義。これがないと、いくらテクニカルな話をしてもダメ。日本に民主主義が定着するかどうか、今が胸突き八丁、境目だ。
(民主党の若手議員に対して)
官僚と闘うレベルを間違えているんです。もっと高い次元の理念・見識で闘わないといけない。
細かいことは、専門家である官僚のほうが知っているに決まっています。「この理念に基づいて社会をつくりたい。だから協力しろ」と筋道の通った議論がなされれば官僚は抵抗できません。
普天間問題
僕は、いつでも米国とケリをつけられると思っています。あの沖縄のサンゴの海を埋め立てるなんてバカげたことをする必要はない。
普天間(に駐留する米軍)の必要はないですよ。前線から実戦部隊を引ぐのが米国の軍事戦略の基本。欧州からも兵力を引いている。米軍が引くと中国の軍事力にやられるというのは一面の事実ですが、日本が「こういう役割を果たすから、この部分はいなくていい」と言えないこ之こそが問題ですね。
沖縄は日本の国上ですから日本が守るのは当たり前。3K(きつい、汚い、危険)はやらずにカネさえ出していればという感覚だから、米国人にバカにされちゃう。
(抑止力は)僕も必要だと思います。
米国のプレゼンス(存在)が極東アジアからまったくなくなるのは良くないっよく「日米同盟」と言いますが、だったら、それなりの役割を日本も果たさないといけない。「日本の領土はちゃんと日本が守る、トータルな抑止力の一部は担う、緊急の時には米軍が来てください」と。
(米軍はグアムなリハワイなりで)十分。情報を探ったり警戒・監視したりすることは日本でできる。尖閣諸島も日本の領上で、一度も中国の領土になったことはない。中国にも面と向かって言ってますよ。「どの王朝の時に、お前らの領上になった?」「ここは琉球王国の領上で琉球は日本と合併した」と。「その問題は小平(元最高指導者)先生が『後世に任せようと言った』」と言うが、あれから20年も30年もたっているじゃないか(笑)。
後継者
僕自身は別にどうでもいい。問題は、民主党の場合はみんな基礎的な訓練をしないままポッと偉くなっていること。ベースがないので、何か問題に突き当たった時に「これはこうしよう、ああしよう」という判断ができなくなっているのではないか。仕方ない面もありますが、世界、世の中は待ってくれない。
基礎的な勉強をさせなければダメですね。トップリーダーも、若ければ良いというものでもない。実務的な実践を段階的に積んでいかないと、イザという時の判断ができない。30代、40代で良い人たちはいると思いますよ。ただ、基礎的勉強をしなきゃね。すぐに偉くなることばかり考えていてはダメです。
TPPも普天間も、そして原発も、官僚や米国に牛耳られゴリ押しされて、このままでは日本崩壊だ!
TPPといい、昨日行われた東日本女子駅伝といい、これだけネットやソーシャルメディアで批判されているにもかかわらず、結局は強行され、ゴリ押しされてしまった。
思えば、自民党長期政権で疲弊した国家、官僚主権、米国隷従から脱却するために、ようやく政権交代で一勝したものの、その後は連戦連敗。普天間基地にしろ、小沢裁判にしろ、民主党代表選挙にしろ、全て負け続けている。
もう、こうも負けグセがついてしまうと、なるようにしかならないのではないかと自暴自棄、疑心暗鬼、退廃的、刹那主義に陥ってしまいがちだ。
それでも、まだ一縷の望みを失わないのは、唯一の希望である、小沢一郎という100年に一度の逸材、稀有な政治家が今、この世に生きて存在しているからにほかならない。
そこで、原点に立ち返る意味でも、今週のサンデー毎日がちょうどいい企画をしてくれている。(要、必買!)
小沢さんと鳥越俊太郎氏との「独占90分スクープ対談」で、巻頭6ベージを使って特集しているので、今日はその要点を項目ごとに分けて、小沢さんの発言のみを書き写してみた。
(※4億円の原資や裁判のことにも触れているが、リードに付け足しただけにとどめ、省略した。各項目は管理人作成)
……………………………………..
小沢一郎 すべてを語る
TPP、消費税、政治とカネ、原発… 聞き手 鳥越俊太郎
リード
▼「このままTPPに突き進んだら米国の意のままにやられる」
▼「消費税アップは反対。選挙やったらベタ負けだね」
▼「4億円の出所?全部ボクのカネ、その中身は…」・・・(※「親からの相続は(4億円の中では)大きかった。僕自身だって稼いでいます。印税だけでも1億何千万円もありますし。…」)
≪「僕なら米国と率直に話し合いをし、普天間問題にケリをつけられる」。意ならずも法廷に立たされた小沢一郎元代表(69)は健在だ。TPP (環太平洋パトトナーシツプ協定)から消費税、原発、あの「4億円」――。�剛腕�どジャーナリスト・鳥越俊太郎氏(71)が縦横無尽に語り尽くす。≫
TPP
ひとつは自由貿易という基本的な経済原則の要素。
もうひとつは米国特有の思惑があります。自由競争、自由貿易の原則は誰も否定できない。
できる限り世界中で自由な経済取引が行われることは良いことですが、今、米国が主張しているTPPをそのまますぐ受け入れることとは別問題。
日本の国民生活をちゃんと守るシステムをつくったうえで、吟味してやらなければならない。(現時点で交渉に参加すれば、米国の)意のままにやられてしまいます。
(参加国の間で)経済の深化の程度、レベルの差があったり、国情・民族の差があったりしますから、お互いうまく障害を取り除きながら、合意できるところからやっていくことしかない。米国の場合はちょっと金融で走りすぎて失敗しました。何とか挽回しなきゃいけないと、またもや米国のシステムでみんなを統一しちゃおうという思惑があるものですから、米国にビシッと言わないといけないと思いますね。
米国は農業でも自分の都合の良いことを言っているんですよ。自分の大事なものは保護しておいて、他国には「全部撤廃しろ」と。
なんぼでも議論できるんですよ。農業だけじゃない。次に分かりやすいのは医療です。米国は国民皆保険ではありませんが、日本は皆保険。その制度を自由診療などで崩そう――という意図があるわけです。
制度そのものが崩壊に導かれる可能性もあるし、米国の健康保険、医療制度でよいとは思えません。
消費税
野田総理も(安住淳)財務大臣も、消費税(増税)をやるって言っているでしょ?来年1月の通常国会に(関連法案を)出すとなると、来月にはおおよその成案を作っておかなければならない。消費税は直接、個々の国民全部に響きますからね。まして今は世界的大不況が来るかもしれないという時、国内では東日本大震災の影響がある時に、消費税増税というのは、僕は納得できない。
もうひとつ、2年前に「(衆院議員任期の)4年間は(消費税増税を)やりません」と約束して政権がスタートしたわけですから、それを反故にすることにもなる。両方の面で、ちょっとどうかなと思います。
今、現時点で上げることには賛成できないですね。ただ、総理と財務大臣が(消費税増税を)言っちゃってますからね。12月には成案、来年1月の通常国会には法案を出すと、よその国まで行って話しているわけですから、ちょっとこれはしんどい。このまま衆院選をすれば問題にならない。ベタ負けですね。
マスメディア
日本社会の悲劇ですね。これが戦前、「一億玉砕」を唱えたこともあり、 一度は国を滅ぼした。これから戦争が起きるということではありませんが、このままだと民主主義の否定になります。政治不信は民主主義の否定ですから。一体どういう社会をメディアは望んでいるのか、僕にはまったく分からない。ただ悲劇だと思う以外にないですけれど。
自立と共生
日本人が豊かな情緒と精神文化を持っているのはいいのですが、国際社会の中で生きているのですから、「民主主義」をきちんと理解することが大切でしょう。
それから、もう少し理性的。論理的な発想で自立しなければダメですね。政治でも、みんなで何となく決めるでしょ?誰が決めたのか分からないうちに決まってくる。
「日本の合議制」というのは、誰も責任を取らなくていいシステムなんです。うまくいっている時はそれでもいいが、問題が起きた時には「誰も決めない」ということになっちゃう。
だから、さらに激変が予測されるような時は、論議を尽くしたうえで、その立場にある人が最終的に自分の責任で決める――「自立と共生」を僕はずっと主張しています。自分で考え、自分で決断し、自分の責任でやる。その要素をもう少し身に着けないといけません。
原発
原発事故は深刻ですね。1970年代、僕が科学技術政務次官だった頃に原発が始まりましたが、過渡的なエネルギーとしては仕方がないと最初から主張していた。新エネルギーを見いださないといけないという思いは、ずっと持っていました。
今も原子力の結論は出ていないんですよ。高レベル廃棄物の処理はどこの国もできていない。高レベルは、どこも受け入れないでしょ?
最終処理が見いだせない限り(原発は)ダメ。新エネルギーを見いだしていくほうがいい。ドイツには石炭などの資源がありますが、日本はない。ですからドイツのように10年で原発を止めるわけにはいかないかもしれないが、新エネルギー開発に日本人の知恵とカネをつぎ込めば十分可能性はあります。
思えば、過渡的エネルギーだと分かっていながら原発に頼りすぎました。「もう少し強く主張しておけば良かった」という反省はあります。
残り滓(かす)をどうするかが一番の問題です。使用済み核燃料棒をどうやって取り出すのか、取り出したものをどこに置くのか。できないことを言っても仕方がない。
何十兆円かかろうが、何とか封じ込める策を講じないと日本の将来はありません。「
冷温停止」と言いますが、爆発しないようにするだけで汚染はどんどん進むし、未来永劫、水をかけっ放しになっちゃいます。これを解決しないと日本はダメでしょうね。
東電を矢面に立て、国が後ろから支援する今のシステムはダメだど思います。国が前面に立ち、その下に東電や原子炉メーカーなどを付け、全力でやるようにしないと。原発の封じ込めは東電だけではできません。
今、どうしても言いたいこと
やはり原発問題。これを抱えていたのでは日本の未来はない。どんなにカネがかかっても衆知を集めて封じ込めないといけない。これが第一。それから役所中心の日本の仕組みを改める。
そのためには、みんなが民主主義を正確に理解しないとね。
個人の自立と民主主義。これがないと、いくらテクニカルな話をしてもダメ。日本に民主主義が定着するかどうか、今が胸突き八丁、境目だ。
(民主党の若手議員に対して)
官僚と闘うレベルを間違えているんです。もっと高い次元の理念・見識で闘わないといけない。
細かいことは、専門家である官僚のほうが知っているに決まっています。「この理念に基づいて社会をつくりたい。だから協力しろ」と筋道の通った議論がなされれば官僚は抵抗できません。
普天間問題
僕は、いつでも米国とケリをつけられると思っています。あの沖縄のサンゴの海を埋め立てるなんてバカげたことをする必要はない。
普天間(に駐留する米軍)の必要はないですよ。前線から実戦部隊を引ぐのが米国の軍事戦略の基本。欧州からも兵力を引いている。米軍が引くと中国の軍事力にやられるというのは一面の事実ですが、日本が「こういう役割を果たすから、この部分はいなくていい」と言えないこ之こそが問題ですね。
沖縄は日本の国上ですから日本が守るのは当たり前。3K(きつい、汚い、危険)はやらずにカネさえ出していればという感覚だから、米国人にバカにされちゃう。
(抑止力は)僕も必要だと思います。
米国のプレゼンス(存在)が極東アジアからまったくなくなるのは良くないっよく「日米同盟」と言いますが、だったら、それなりの役割を日本も果たさないといけない。「日本の領土はちゃんと日本が守る、トータルな抑止力の一部は担う、緊急の時には米軍が来てください」と。
(米軍はグアムなリハワイなりで)十分。情報を探ったり警戒・監視したりすることは日本でできる。尖閣諸島も日本の領上で、一度も中国の領土になったことはない。中国にも面と向かって言ってますよ。「どの王朝の時に、お前らの領上になった?」「ここは琉球王国の領上で琉球は日本と合併した」と。「その問題は小平(元最高指導者)先生が『後世に任せようと言った』」と言うが、あれから20年も30年もたっているじゃないか(笑)。
後継者
僕自身は別にどうでもいい。問題は、民主党の場合はみんな基礎的な訓練をしないままポッと偉くなっていること。ベースがないので、何か問題に突き当たった時に「これはこうしよう、ああしよう」という判断ができなくなっているのではないか。仕方ない面もありますが、世界、世の中は待ってくれない。
基礎的な勉強をさせなければダメですね。トップリーダーも、若ければ良いというものでもない。実務的な実践を段階的に積んでいかないと、イザという時の判断ができない。30代、40代で良い人たちはいると思いますよ。ただ、基礎的勉強をしなきゃね。すぐに偉くなることばかり考えていてはダメです。
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