7月の終わり
2011-07-31

今日で7月は終わり、まだまだ暑いとはいえ、夏も峠となりました。
昨年の夏はひどい猛暑でしたが、今年はさほどではないようです。
昨年の今頃はあの暑い中で、米国とマスコミによる空き缶政権が消費増税アドバルーンで参院選に惨敗し、誰も責任をとらないと言う驚くべき基本スタンスが明らかになりました。
日本の支配権力層への米国の関与がますます露呈し、秋の民主党代表選に繋がる時期でした。
そして、秋の代表選では菅直人なる人物がとてつもないほどの卑劣漢であること、彼を含む「オリジナル民主党」が子供の「学芸会」のような政治ごっこのレベルであることと、党員・サポーター投票の疑惑が暴露されました。
いま、管が辞めると言って実は椅子にかじりついていますが、彼ら「オリジナル民主党」はまったく同じ卑劣漢の集まりで「国民の生活第一」のマニフェストを完全撤回してしまいました。
昨年の夏からの彼らのペースそのものです。
おおきく違ってしまったのは、今年3月11日の大震災と原発事故です。
この政権の責任逃れと言う最初からの特徴は遺憾なく発揮されました。
何よりも責任逃れに邁進する彼らは、被災の復旧を大幅に遅らせ、復旧予算も大幅に削りました。
歴史的な巨大被災に、財源の議論などしている暇は無いのです。
借金しようが、外貨準備を使おうが、やることをすぐにやらなければならないはず。
被災地元と相談し、政府は責任をもって大至急に実行しなければならなかったはずです。
遅々として進まない復旧と同時進行で、放射能汚染が日に日に拡大している始末だ。
子どもを20mCvの状態に未だに放置している。
食物の安全基準を500ベクレルに上げ(家畜の食物は300ベクレル!)た。
汚染された肉、野菜は全国に出荷されてしまい、下水道汚泥、浄水場汚泥は野放し、堆肥や腐葉土なども全国に広まってしまっている。
放射能を封じ込めなければならない、とはまるっきり考えていないことが明らかだ。
1月から景気と雇用の悪化は加速していたところに、3/11の大震災と原発事故なのだ。
この政権の対応では、これからこの社会が「持たない」。
社会の状態は、昨年とは未曾有の落下を続けている。
これから8月。
何が何でもだ。
秋に向かって、この社会の覚醒と変革が望まれている。