刑事告発記者発表(質疑応答):広瀬隆
2011-07-20
質疑応答の中で広瀬隆氏が語った部分を書き出します
7/15
49:39
福島県内だけでなく、皆さんご存知のように広大に関東地方まで放射線の汚染は広がっていまして
つい先週ぐらいの週刊現代に出ていましたが
群馬大の早川先生が汚染の拡散のマップを作って下さいましたが
これが爆×した3月12日
地名は言いたくないんですが、岩手の平泉の方にずっと広がって行きまして
15日の午前中三方に回り込むような形で群馬県の沼田の方まで広がって
これが東京の大汚染をした時
それから3月22日の午前中この日は雨が降って大汚染した
これは主なものですけれども非常に深刻な状態で
私がショックを受けたのはアメリカでプルトニウムが検出されているって、
当初私はそれは間違いじゃないかと思ったんですが
実際に福島大学の航空の放射能測定結果みますと
10キロ以上ですから成層圏まで大量の放射能が舞いあがって
地球を包んでいるというのが現在の状態なんですね
これで、アメリカ人たちがパニックを受けた気持ちが良く分かりまして
それを日本人がアメリカ人に風評被害を作り出していると言っていること自体が
そのナンセンスさが良く分かりました
ですから、15日に静岡浜松に来たこのあたりがすざまじかったのですけれどネットで見られます
ここに集まっているみなさんは私よりデータをいっぱい持っていると思うんです
報道関係の方
お願いしたいんですけど、地方紙でもいいけどいろんな記事があると思うんですね
私が知らないことを沢山集めていただいて
たとえば12日に爆発しましたね
あの時東京に小出裕章さんの分析で金属が流れているんですよ
で、それを見て私は飛び上がって本当に怖いなと思った
ようするに沸点1000℃位なものが東京まで流れてきているの
しかしそれはですね、双葉町で爆発直後に被ばくしていたって事をペロって安全委員がしゃべったのが6月ですよ
だけどそういう記事は我々当たり前だと思って落としてきたんですけど
みなさんが今までに持っている記事のコレクションをもう一回見直していただいて
そして告発状以外に沢山の資料があると思うんです
彼らがどれだけ福島県民をはじめとして被ばくをさせたかという事ですね。国が
故意に、隠して被ばくさせたという事はみなさんの方が沢山の資料をお持ちだと思うので
そこに私達の書いたひな形を見て沢山の新聞記事を当てはめて
みなさん一人ずつ個人として告発していただきたいんです
そうすれば、検察庁は立ち上がらざるおえないと思うんですね
これだけの人間に対して故意に被ばくさせてきたというのは山のような記事が出ているんです
それを是非私は皆さんにお願いしたいと思う
今測っているのは空間線量だけなんですよ
大事なのは空間線量かなくて今までに降ったものをどういう形で吸い込んでいるかという事なんです
01:08:57
要するに、私が心配しているのは、日本人はバクバク食っているんですよ。とんでもないものを。
これはEUのね、これは5月下旬ですけれども
みなさん農林水産省のサイトで調べていただくと分かるんですが
7月13日現在は、今日本海側で言うと山形、新潟が落ちて静岡が加わっていますが
とにかく全量輸入規制になっているんですよ
食っちゃいけないって言ってるんですよ。日本の物を。
それを、我々は全部食ってるんです
みなさん、我々はいいんですよ。子ども達が食ってるんですよ。
だから、これはそんな簡単なことではなくて
5年後になったら大変なことが起こるんです
もう私には分かっています
これは断言しておきますけれど、大変なことが起こりますよ
先程の被ばく量で、77万テラベクレルで、どういう分布しているかは正確には分かりませんけれど
今、流通している物をみんな食ってますから
だから、大変なことが起こります
だけど、それがどういうふうになるのか
これが検察庁の方で急いでやるのかなにするのか
どういうふうになるのか我々分からないんですよ
だけど、死者というのは病院の中で静かに起こるのです
これは、疫学調査しないと我々も立証できないんです
だから、汚染地図と病院の、いわゆるお役所の統計と保健所の統計と全部付き合わせないとできないので
これは大変な作業になるのでね
過去の水俣病をはじめとする公害裁判をわたしは70年代からずっと見てきましたのでね
とても今はそういう時間をかけている時ではないと
もうとにかく今は被害をどうやって予防的に食い止めるかということを
日本人全体即刻考えて生きていかないと大変です
アメリカだってちゃんと品目出していますけれど
非常に正確ですよ
我々よりよく知ってますよ。
何食っちゃいけないって。この品目見るとね
知らないのは日本人だけなんですよ
どうします?
この国民はアホなんじゃないかと私は思いますよ
これ見てると実に正確にやっています
いや、タケノコとかシイタケとかちゃんとやってます
この前聞いたんですけど
福島県ではお父さんお母さんの意識の高い人が子どもに
「シイタケやタケノコが給食で出たら食べちゃいけないよ」と言って
それで子どもが学校に行ってそれを取り分けると
先生が来て
「食え!」って言って食わせるんだそうです
ゾーッとするんじゃないですか?みなさん。
こんなこと今起こっているんですよ日本で。
え?どうするんですかこんなこと
それをやらしているのは山下でしょ
背後にいるんですよ
文部科学省がいるからこんなことになるんでしょ
どうしてこんなことほっとくんですか。日本人は。
子どもたちをみんなで殺しているんじゃないですか
許せないですよ。これは。
01:16:00
記者(質問でなく報告)
明治牛乳に直面して対談しています。代表の田崎という人と話している
給食に牛乳が今も配られているという事に関して明治牛乳が放射能が混じっていることを認めた
どうやって入ったかは分からないが混じっているということです
01:18:00
だれが一番悪いかは答えられないが
誰が嫌いかは言える
鈴木 篤之、近藤 駿介
この二人がずっと両輪になって原子力委員、原子力安全委員会をずっと動かして
そこに御用学者を集めてきた歴史を知っていますので
そういう中で斑目春樹たちが今トップに立っているにすぎないんで
歴史的に見るとほとんどの事
廃棄物処分についてもほとんどのことをあの二人が
もんじゅもそうですし、だいたい取り仕切っていますね
そういう意味でいると一番腹が立つのはこの二人です
01:20:52
そういう言葉が一番嫌いなんです
こうやると何か困難があるという事をジャーナリストが言っちゃいけないと思うんですね
わたしは逆に、とにかくこれは日本人みんながやらなければいけないという事ははっきりしていると思うんですよ
だから、こういう事やるとこういう壁があるんじゃないかとかね
そんな事を言うこと自体が足を引っ張るんであって
そういう事は絶対控えていただきたいと思う
むしろ、
いや、これは誰が考えても犯罪ですよ
罪ですよ。
罪が要するに公道を大手を振って歩いているようなもんで
しかも東電の連中は毎日傲慢にも記者会見をしてペラペラと大ウソをついているのを
日本人が眺めなければいけないというこういう事は
わたしは日本は司法国家ではないと
もしね、これが断罪出来ないんなら
これは当たり前のことをやっているんだということで
みなさんがやっぱり立ちあがっていただきたい
日本中の人がそう思う人が全部。簡単にできることですから立ち上がっていただきたい
ただそれだけです
南相馬市に行って、子どもは走っているし、畑は耕している。現地に正しい情報が伝わっていないように感じた
01:27:49
それが、今日の記者会見の一つの手段なんですけれど
事故が起こってからずっと4ヶ月間感じている事は
日本人の意識が何でこんなに低いのかって事に私自身愕然として今日もいるんですけど
それは、普通でしたら投げ出すような状況なんですけれども
投げだせないですよ。これは。
投げ出してはいけない事なので、必死で走り回っているだけです
ただできることを一人づつがやるという事しかないと思いますし
それ以上でもそれ以下でもないと思います
だから今、状況が悪ければ悪いほど今ここにいる皆さんはもっとやらなければいけないんだと思います
そういう事ではないんでしょうか
わたしは1979年のスリーマイル島の事故から市民運動始めた人間ですけど
最初から思っているのはその事なんです
つまり昔のですね、鉄の壁にぶつかるようなことをずっとやってきたんです
何でこんなことを、むなしくなるようなことをやるのかというと
みんなが気が付いてないからやるんです
みんなが気が付いていたらやんなくていいんですよ
そうじゃないですか?
だから我々はここに集っているのではないでしょうか
いま日本人は分かってないんですよ
分かってないからしょうがなくて私はあちこち走り回って
学習会や講演会でみなさんに事実を伝えているんです
だから、みなさんも皆さんの力でそれぞれのことをやる
それは分かってないからやるんです。おっしゃるように。
そうじゃないでしょうか。
01:32:05
山下の言っていることにはもう矛盾が出ています
彼が医学論文で危険だと言いながら福島に入って安全だと言っているわけですから
彼がどこで何言っているか全部は分かりませんがウソをついていることははっきりしていますから
01:33:22-葛飾区から来た16歳の少女「広瀬さんの意志を継ぐ後継者になりたい」
大変嬉しいです。
あなたがジャーナリストになったら素晴らしいと思います。期待してます
01:39:07
病気にならない方法はありません
はっきり言いますけど医学的に考えまして30歳以下の若い人
特に女性中心にですね。子ども達、幼児
この人達についてはとてつもない注意を親が払わなければいけない事
ただ私は、大人の立場で絶対に子ども達に不安を与えないようにして欲しいと思う
これは、大人の世代が犯した国民的罪で特にこの首都圏の人間たちが福島で事故を起こしたのですから
我々に一番責任がありますし、
何を食べたらいいか、どこに住んだらいいかということまで私は絶対に言えません
それはご自分で調べてこれが正しいと思われることを決断するほかないと思います
01:41:00
少なくても3号機はプルサーマルですが
アメリカのガンダーセン氏が話しているのとか見ると
おそらく燃料棒が舞いあがって臨界爆発してね。
あの解析は私は間違いないと思っているので
プルトニウムはもう敷地外に出ていますし3号機周辺では特に高濃度の瓦礫がある
それにとんでもない高濃度の瓦礫を週刊朝日がすっぱ抜いた時
すぐに東電が認めたのですね
だから、隠していることが山のようにあると思うんです
で、おっしゃるようにほとんどの物が検出できません
だから何が飛んでいるのか分かりません
ストロンチウムもベータ線なのでほとんどのカウンタででませんから
今皆さんがカウンタ持って必死になって測っているけど
ガンマ線だけなんですよ。
空間線量で出てくるのは
わたしは、プルトニウムよりもっと怖いのは今はストロンチウムだと思います
これは、セシウムとほぼ同量が原子炉の中にあったはずですし
それが出ていないというのは検出していないだけで
特に海洋に流れているのはとてつもない量だと思います
そういうことで言いますと、今の状況でどこに何があるかは私自身も分からないです
魚の場合は、福島に今回行って本当に分かったんですけど
もう、日本中に流通しているんです
こういうものが九州に流れているんですね
九州の方で買ってそれで西日本の人が安心して食べてるわけで
今私、もう、何が起こっているかはっきり言って分かりません
ただ、我々は意識もなくただ、大丈夫と思いたくて生きてるだけなんだろうな。
現実は、今そういう状況です。
01:44:35
私が原発の反対運動を初めてすぐ感じた事なんですが
私が医学的な危険性を話し始めた時
最初に私にクレームを付けてきたのが被爆二世の方たちだったんですね
わたしは何を言ってんだ?って思ったんですけど
その人達と会って話をしました
非常に深刻な話しになります。だけれど、結局分かってもらえました
それはね
私が言ってることは医学問題なんです
医学上こういう事があったらこうなるという事を話してきているんであって
差別の問題というのは全然次元の違う話なんですよね
私が話しているのは臨床上のことでこういう事が起こるという事を医学的な知識の体験から話しているのであって
それはお互いに共有しないといけないと思う
ですから被爆二世三世の方々にも最後には理解していただけました
大変に辛かったですよ
お互いに辛い事なんですそれは。
だけれど、わたしは今回も行ったけれど
今福島の方達に向かって話すという事は大変に勇気のいる事なんです
これは皆さんにはちょっと想像できないと思います
ここで皆さんにお話しするのと違うんですね
あの、もっと重大になってくるんです
だから、それはしょうがないんです
でも、事実をね、隠すことの方がもっと悪いと思います、私は。
何故かというと医学というのはもともとは大事な事は予防する事なんです
病気を生み出さないことが大事であって
病気を治すのはその後なんです
医学の本当の倫理観というのはそこから出てくるはずなんですね
だから、私が常に話しているのはμシーベルトとかいう数値ではないんです
本当に大事な事はどうやったら予防医学で被害を無くすかという事が一番大事だと思うんですね
だからそれ以上は私は言えません
01:50:52原発の海外輸出について
事実上もう成立しないと思います
というのは、こういう事をあおってきて前原外務大臣がベトナム行ってにこにこ笑ってバカ騒ぎやっていたのは
そもそもマスコミが作りあげてたようなもので
要するに何で日本が原発を輸出するかっていうと
日本に原発を作れないからなんです
それは先進国全てなんです
先進国の国内の原発発注率というのは事実上0なんです。アメリカもお含めて。
だから、彼らが原子力産業が生き延びるのはアジア中東に売っていく他ないのでこういう事をやっていて
それをバカ記者どもが原子力ルネッサンスと騒ぎ立ててきただけなんです
だから今こんな状況の中で今後はそんなことありえないし
だいたい、電気製品も作れないような国がね、そんな原子炉を動かせるはずないでしょ
そんな事子どもでも分かるでしょ
だからそんな事が何で進行するのかって、おかしくてしょうがない
最終的にあんな計画をもし、強引に進めようとするならば
それは高レベルの最終処分場を先進国がよってたかって何処かベトナムに作るとかね
今モンゴルに噂されているようなね
そういう、もうとんでもない狙いがあるとしたらそれは強引にやる可能性はある
作らせてね
要するに先進国で処分できないものを持って行かせる
こういう手口は
北海道に泊原発を作らせたのはその理由なんです
青森県に東通原発を作らせたのもそれが目的なんです
北海道で幌延町が最終処分中の候補地になったときに
北海道民が一番強いよりどころになったのは我々が原発を持ってないんだという事だったんです
だからそれを乗り越えさせるために泊原発は絶対につくらせたかった
泊原発が運転し始めると北海道民はそれに抵抗できなくなっちゃうんです
自分たちも原発を使っている
青森もそうだったんです
だから、東通りと泊は非常に重要な意味があったんです
日本ではね。そういう意味で。
たから、
今、アジアで、それから中東で、全く原子力に無関心な人達をたぶらかしてやろうとする
そういう事は非常に危険だというのは我々は気が付いていないといけないと思います
01:54:37脱原発に向かってどういう方向に行くのか
それはね、大変に時間のかかる話なので今日は一言で言いますね
大事な事は短期的に今すぐ何が出来るか
つまり、停電が起こらないという事とそれから、中期的長期的にどういう方向に進んでいくべきかというのは
8月16日発刊の本に詳しく書いてありますのでそれ読んで下さい
今電力会社がすぐにやれるのは自家発電
日本全土6000万キロワットを買う事です
買えばいいんです。電力不足なんて100%起こりません
起こらないのに皆さんに15%節電を要請しているのは
送電線開放によって、安い送電線使用料で解放することによって電力会社のエリアを壊されることが恐いんですよ
だから、電力を買わないで15%節電という傲慢なことやってるんで
この段階で彼らがやっている事はもう電力会社じゃないんですよ
電気事業者というのは電気を調達することだけが仕事なんです
だから我々は彼らを東京停電とか関西停電と呼べばいいんです
そうでしょ?だってそれが職業なんですよ
だから、トヨタの自動車販売会社が「うちには売る自動車がありません」
そう言ったらただのアホでしょ?
今東京電力がやっている事はそれなんですよ
そういうプロとして一番恥ずかしいことを公言して
それをまたマスメディアが一生懸命あおってるんでしょ
だから、日本人っていうのは全員アホなんです
何にも起こらないんです
原発っていうのはずーっと昔から全部止めても何も起こらないんです
彼らは電気をみなさんに売らなければいけない供給しなければならない義務があるから
公益事業っていうんです
だから国会で電気料金を認めているんです
そういう勤めを今回今彼らは放棄しているんです
15%節電と言ってできることをやってないんです
できるんです
私が東電の社長だったら一瞬でできます。こんなこと全部。
01:59:06地震国日本が原発大国になったわけ
だいたい私が原発の学習会やると最後に出る質問はそこなんですが
これは一言で答えられないんですよ
何故かというとそれぞれの原子力の推進細胞がいろんなものがあって、レベルがみんな違うんです
だから、一言では言えないんですけどこういうふうに私は説明しています
たとえば原子力の推進細胞ね
それぞれの思惑が違うんです
ただ金もうけがしたい人もいるし核開発をしたい人もいる
ゼネコンは全く金
地元自治体はただ金住民の意見は無い
7/15
49:39
福島県内だけでなく、皆さんご存知のように広大に関東地方まで放射線の汚染は広がっていまして
つい先週ぐらいの週刊現代に出ていましたが
群馬大の早川先生が汚染の拡散のマップを作って下さいましたが
これが爆×した3月12日
地名は言いたくないんですが、岩手の平泉の方にずっと広がって行きまして
15日の午前中三方に回り込むような形で群馬県の沼田の方まで広がって
これが東京の大汚染をした時
それから3月22日の午前中この日は雨が降って大汚染した
これは主なものですけれども非常に深刻な状態で
私がショックを受けたのはアメリカでプルトニウムが検出されているって、
当初私はそれは間違いじゃないかと思ったんですが
実際に福島大学の航空の放射能測定結果みますと
10キロ以上ですから成層圏まで大量の放射能が舞いあがって
地球を包んでいるというのが現在の状態なんですね
これで、アメリカ人たちがパニックを受けた気持ちが良く分かりまして
それを日本人がアメリカ人に風評被害を作り出していると言っていること自体が
そのナンセンスさが良く分かりました
ですから、15日に静岡浜松に来たこのあたりがすざまじかったのですけれどネットで見られます
ここに集まっているみなさんは私よりデータをいっぱい持っていると思うんです
報道関係の方
お願いしたいんですけど、地方紙でもいいけどいろんな記事があると思うんですね
私が知らないことを沢山集めていただいて
たとえば12日に爆発しましたね
あの時東京に小出裕章さんの分析で金属が流れているんですよ
で、それを見て私は飛び上がって本当に怖いなと思った
ようするに沸点1000℃位なものが東京まで流れてきているの
しかしそれはですね、双葉町で爆発直後に被ばくしていたって事をペロって安全委員がしゃべったのが6月ですよ
だけどそういう記事は我々当たり前だと思って落としてきたんですけど
みなさんが今までに持っている記事のコレクションをもう一回見直していただいて
そして告発状以外に沢山の資料があると思うんです
彼らがどれだけ福島県民をはじめとして被ばくをさせたかという事ですね。国が
故意に、隠して被ばくさせたという事はみなさんの方が沢山の資料をお持ちだと思うので
そこに私達の書いたひな形を見て沢山の新聞記事を当てはめて
みなさん一人ずつ個人として告発していただきたいんです
そうすれば、検察庁は立ち上がらざるおえないと思うんですね
これだけの人間に対して故意に被ばくさせてきたというのは山のような記事が出ているんです
それを是非私は皆さんにお願いしたいと思う
今測っているのは空間線量だけなんですよ
大事なのは空間線量かなくて今までに降ったものをどういう形で吸い込んでいるかという事なんです
01:08:57
要するに、私が心配しているのは、日本人はバクバク食っているんですよ。とんでもないものを。
これはEUのね、これは5月下旬ですけれども
みなさん農林水産省のサイトで調べていただくと分かるんですが
7月13日現在は、今日本海側で言うと山形、新潟が落ちて静岡が加わっていますが
とにかく全量輸入規制になっているんですよ
食っちゃいけないって言ってるんですよ。日本の物を。
それを、我々は全部食ってるんです
みなさん、我々はいいんですよ。子ども達が食ってるんですよ。
だから、これはそんな簡単なことではなくて
5年後になったら大変なことが起こるんです
もう私には分かっています
これは断言しておきますけれど、大変なことが起こりますよ
先程の被ばく量で、77万テラベクレルで、どういう分布しているかは正確には分かりませんけれど
今、流通している物をみんな食ってますから
だから、大変なことが起こります
だけど、それがどういうふうになるのか
これが検察庁の方で急いでやるのかなにするのか
どういうふうになるのか我々分からないんですよ
だけど、死者というのは病院の中で静かに起こるのです
これは、疫学調査しないと我々も立証できないんです
だから、汚染地図と病院の、いわゆるお役所の統計と保健所の統計と全部付き合わせないとできないので
これは大変な作業になるのでね
過去の水俣病をはじめとする公害裁判をわたしは70年代からずっと見てきましたのでね
とても今はそういう時間をかけている時ではないと
もうとにかく今は被害をどうやって予防的に食い止めるかということを
日本人全体即刻考えて生きていかないと大変です
アメリカだってちゃんと品目出していますけれど
非常に正確ですよ
我々よりよく知ってますよ。
何食っちゃいけないって。この品目見るとね
知らないのは日本人だけなんですよ
どうします?
この国民はアホなんじゃないかと私は思いますよ
これ見てると実に正確にやっています
いや、タケノコとかシイタケとかちゃんとやってます
この前聞いたんですけど
福島県ではお父さんお母さんの意識の高い人が子どもに
「シイタケやタケノコが給食で出たら食べちゃいけないよ」と言って
それで子どもが学校に行ってそれを取り分けると
先生が来て
「食え!」って言って食わせるんだそうです
ゾーッとするんじゃないですか?みなさん。
こんなこと今起こっているんですよ日本で。
え?どうするんですかこんなこと
それをやらしているのは山下でしょ
背後にいるんですよ
文部科学省がいるからこんなことになるんでしょ
どうしてこんなことほっとくんですか。日本人は。
子どもたちをみんなで殺しているんじゃないですか
許せないですよ。これは。
01:16:00
記者(質問でなく報告)
明治牛乳に直面して対談しています。代表の田崎という人と話している
給食に牛乳が今も配られているという事に関して明治牛乳が放射能が混じっていることを認めた
どうやって入ったかは分からないが混じっているということです
01:18:00
だれが一番悪いかは答えられないが
誰が嫌いかは言える
鈴木 篤之、近藤 駿介
この二人がずっと両輪になって原子力委員、原子力安全委員会をずっと動かして
そこに御用学者を集めてきた歴史を知っていますので
そういう中で斑目春樹たちが今トップに立っているにすぎないんで
歴史的に見るとほとんどの事
廃棄物処分についてもほとんどのことをあの二人が
もんじゅもそうですし、だいたい取り仕切っていますね
そういう意味でいると一番腹が立つのはこの二人です
01:20:52
そういう言葉が一番嫌いなんです
こうやると何か困難があるという事をジャーナリストが言っちゃいけないと思うんですね
わたしは逆に、とにかくこれは日本人みんながやらなければいけないという事ははっきりしていると思うんですよ
だから、こういう事やるとこういう壁があるんじゃないかとかね
そんな事を言うこと自体が足を引っ張るんであって
そういう事は絶対控えていただきたいと思う
むしろ、
いや、これは誰が考えても犯罪ですよ
罪ですよ。
罪が要するに公道を大手を振って歩いているようなもんで
しかも東電の連中は毎日傲慢にも記者会見をしてペラペラと大ウソをついているのを
日本人が眺めなければいけないというこういう事は
わたしは日本は司法国家ではないと
もしね、これが断罪出来ないんなら
これは当たり前のことをやっているんだということで
みなさんがやっぱり立ちあがっていただきたい
日本中の人がそう思う人が全部。簡単にできることですから立ち上がっていただきたい
ただそれだけです
南相馬市に行って、子どもは走っているし、畑は耕している。現地に正しい情報が伝わっていないように感じた
01:27:49
それが、今日の記者会見の一つの手段なんですけれど
事故が起こってからずっと4ヶ月間感じている事は
日本人の意識が何でこんなに低いのかって事に私自身愕然として今日もいるんですけど
それは、普通でしたら投げ出すような状況なんですけれども
投げだせないですよ。これは。
投げ出してはいけない事なので、必死で走り回っているだけです
ただできることを一人づつがやるという事しかないと思いますし
それ以上でもそれ以下でもないと思います
だから今、状況が悪ければ悪いほど今ここにいる皆さんはもっとやらなければいけないんだと思います
そういう事ではないんでしょうか
わたしは1979年のスリーマイル島の事故から市民運動始めた人間ですけど
最初から思っているのはその事なんです
つまり昔のですね、鉄の壁にぶつかるようなことをずっとやってきたんです
何でこんなことを、むなしくなるようなことをやるのかというと
みんなが気が付いてないからやるんです
みんなが気が付いていたらやんなくていいんですよ
そうじゃないですか?
だから我々はここに集っているのではないでしょうか
いま日本人は分かってないんですよ
分かってないからしょうがなくて私はあちこち走り回って
学習会や講演会でみなさんに事実を伝えているんです
だから、みなさんも皆さんの力でそれぞれのことをやる
それは分かってないからやるんです。おっしゃるように。
そうじゃないでしょうか。
01:32:05
山下の言っていることにはもう矛盾が出ています
彼が医学論文で危険だと言いながら福島に入って安全だと言っているわけですから
彼がどこで何言っているか全部は分かりませんがウソをついていることははっきりしていますから
01:33:22-葛飾区から来た16歳の少女「広瀬さんの意志を継ぐ後継者になりたい」
大変嬉しいです。
あなたがジャーナリストになったら素晴らしいと思います。期待してます
01:39:07
病気にならない方法はありません
はっきり言いますけど医学的に考えまして30歳以下の若い人
特に女性中心にですね。子ども達、幼児
この人達についてはとてつもない注意を親が払わなければいけない事
ただ私は、大人の立場で絶対に子ども達に不安を与えないようにして欲しいと思う
これは、大人の世代が犯した国民的罪で特にこの首都圏の人間たちが福島で事故を起こしたのですから
我々に一番責任がありますし、
何を食べたらいいか、どこに住んだらいいかということまで私は絶対に言えません
それはご自分で調べてこれが正しいと思われることを決断するほかないと思います
01:41:00
少なくても3号機はプルサーマルですが
アメリカのガンダーセン氏が話しているのとか見ると
おそらく燃料棒が舞いあがって臨界爆発してね。
あの解析は私は間違いないと思っているので
プルトニウムはもう敷地外に出ていますし3号機周辺では特に高濃度の瓦礫がある
それにとんでもない高濃度の瓦礫を週刊朝日がすっぱ抜いた時
すぐに東電が認めたのですね
だから、隠していることが山のようにあると思うんです
で、おっしゃるようにほとんどの物が検出できません
だから何が飛んでいるのか分かりません
ストロンチウムもベータ線なのでほとんどのカウンタででませんから
今皆さんがカウンタ持って必死になって測っているけど
ガンマ線だけなんですよ。
空間線量で出てくるのは
わたしは、プルトニウムよりもっと怖いのは今はストロンチウムだと思います
これは、セシウムとほぼ同量が原子炉の中にあったはずですし
それが出ていないというのは検出していないだけで
特に海洋に流れているのはとてつもない量だと思います
そういうことで言いますと、今の状況でどこに何があるかは私自身も分からないです
魚の場合は、福島に今回行って本当に分かったんですけど
もう、日本中に流通しているんです
こういうものが九州に流れているんですね
九州の方で買ってそれで西日本の人が安心して食べてるわけで
今私、もう、何が起こっているかはっきり言って分かりません
ただ、我々は意識もなくただ、大丈夫と思いたくて生きてるだけなんだろうな。
現実は、今そういう状況です。
01:44:35
私が原発の反対運動を初めてすぐ感じた事なんですが
私が医学的な危険性を話し始めた時
最初に私にクレームを付けてきたのが被爆二世の方たちだったんですね
わたしは何を言ってんだ?って思ったんですけど
その人達と会って話をしました
非常に深刻な話しになります。だけれど、結局分かってもらえました
それはね
私が言ってることは医学問題なんです
医学上こういう事があったらこうなるという事を話してきているんであって
差別の問題というのは全然次元の違う話なんですよね
私が話しているのは臨床上のことでこういう事が起こるという事を医学的な知識の体験から話しているのであって
それはお互いに共有しないといけないと思う
ですから被爆二世三世の方々にも最後には理解していただけました
大変に辛かったですよ
お互いに辛い事なんですそれは。
だけれど、わたしは今回も行ったけれど
今福島の方達に向かって話すという事は大変に勇気のいる事なんです
これは皆さんにはちょっと想像できないと思います
ここで皆さんにお話しするのと違うんですね
あの、もっと重大になってくるんです
だから、それはしょうがないんです
でも、事実をね、隠すことの方がもっと悪いと思います、私は。
何故かというと医学というのはもともとは大事な事は予防する事なんです
病気を生み出さないことが大事であって
病気を治すのはその後なんです
医学の本当の倫理観というのはそこから出てくるはずなんですね
だから、私が常に話しているのはμシーベルトとかいう数値ではないんです
本当に大事な事はどうやったら予防医学で被害を無くすかという事が一番大事だと思うんですね
だからそれ以上は私は言えません
01:50:52原発の海外輸出について
事実上もう成立しないと思います
というのは、こういう事をあおってきて前原外務大臣がベトナム行ってにこにこ笑ってバカ騒ぎやっていたのは
そもそもマスコミが作りあげてたようなもので
要するに何で日本が原発を輸出するかっていうと
日本に原発を作れないからなんです
それは先進国全てなんです
先進国の国内の原発発注率というのは事実上0なんです。アメリカもお含めて。
だから、彼らが原子力産業が生き延びるのはアジア中東に売っていく他ないのでこういう事をやっていて
それをバカ記者どもが原子力ルネッサンスと騒ぎ立ててきただけなんです
だから今こんな状況の中で今後はそんなことありえないし
だいたい、電気製品も作れないような国がね、そんな原子炉を動かせるはずないでしょ
そんな事子どもでも分かるでしょ
だからそんな事が何で進行するのかって、おかしくてしょうがない
最終的にあんな計画をもし、強引に進めようとするならば
それは高レベルの最終処分場を先進国がよってたかって何処かベトナムに作るとかね
今モンゴルに噂されているようなね
そういう、もうとんでもない狙いがあるとしたらそれは強引にやる可能性はある
作らせてね
要するに先進国で処分できないものを持って行かせる
こういう手口は
北海道に泊原発を作らせたのはその理由なんです
青森県に東通原発を作らせたのもそれが目的なんです
北海道で幌延町が最終処分中の候補地になったときに
北海道民が一番強いよりどころになったのは我々が原発を持ってないんだという事だったんです
だからそれを乗り越えさせるために泊原発は絶対につくらせたかった
泊原発が運転し始めると北海道民はそれに抵抗できなくなっちゃうんです
自分たちも原発を使っている
青森もそうだったんです
だから、東通りと泊は非常に重要な意味があったんです
日本ではね。そういう意味で。
たから、
今、アジアで、それから中東で、全く原子力に無関心な人達をたぶらかしてやろうとする
そういう事は非常に危険だというのは我々は気が付いていないといけないと思います
01:54:37脱原発に向かってどういう方向に行くのか
それはね、大変に時間のかかる話なので今日は一言で言いますね
大事な事は短期的に今すぐ何が出来るか
つまり、停電が起こらないという事とそれから、中期的長期的にどういう方向に進んでいくべきかというのは
8月16日発刊の本に詳しく書いてありますのでそれ読んで下さい
今電力会社がすぐにやれるのは自家発電
日本全土6000万キロワットを買う事です
買えばいいんです。電力不足なんて100%起こりません
起こらないのに皆さんに15%節電を要請しているのは
送電線開放によって、安い送電線使用料で解放することによって電力会社のエリアを壊されることが恐いんですよ
だから、電力を買わないで15%節電という傲慢なことやってるんで
この段階で彼らがやっている事はもう電力会社じゃないんですよ
電気事業者というのは電気を調達することだけが仕事なんです
だから我々は彼らを東京停電とか関西停電と呼べばいいんです
そうでしょ?だってそれが職業なんですよ
だから、トヨタの自動車販売会社が「うちには売る自動車がありません」
そう言ったらただのアホでしょ?
今東京電力がやっている事はそれなんですよ
そういうプロとして一番恥ずかしいことを公言して
それをまたマスメディアが一生懸命あおってるんでしょ
だから、日本人っていうのは全員アホなんです
何にも起こらないんです
原発っていうのはずーっと昔から全部止めても何も起こらないんです
彼らは電気をみなさんに売らなければいけない供給しなければならない義務があるから
公益事業っていうんです
だから国会で電気料金を認めているんです
そういう勤めを今回今彼らは放棄しているんです
15%節電と言ってできることをやってないんです
できるんです
私が東電の社長だったら一瞬でできます。こんなこと全部。
01:59:06地震国日本が原発大国になったわけ
だいたい私が原発の学習会やると最後に出る質問はそこなんですが
これは一言で答えられないんですよ
何故かというとそれぞれの原子力の推進細胞がいろんなものがあって、レベルがみんな違うんです
だから、一言では言えないんですけどこういうふうに私は説明しています
たとえば原子力の推進細胞ね
それぞれの思惑が違うんです
ただ金もうけがしたい人もいるし核開発をしたい人もいる
ゼネコンは全く金
地元自治体はただ金住民の意見は無い
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東京地検に刑事告発(記者発表):広瀬隆
2011-07-20
kiikochan.blogから
告発状(東電他)
告発状(学者他)
7/15
はじめまして広瀬です
明石さんと私が今回の福島原発事故につきまして
二つの刑事告発をしました
告発の詳細についてはのちほど明石さんから詳しく
手順等、今どういう状況にあるのかお話しいただきますが
わたしの方からですね
刑事告発という事はそもそも、
私達はこれは犯罪であるという事を断定して行った行為ですので
その根拠をですね。
ここにお集まりの皆さんはご存知と思いますけれど
事故の7月15日現在の深刻さの現状の話しをします
わたしは今月の2日と3日
福島のいわき市と福島市と郡山市で「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」の方々にまねかれまして
講演会というか、放射能の学習会をしました
そこで。わたしも今まで口に出さなかったことをお話ししてきたんですが
それは何故かというと、ご存知かもしれませんが
今福島県民が非常に危険な状態で放置されて
そこに、わたしにいわせれば、縛り付けられているような状態で
いったい誰が縛り付けられたかが今日の告発の最大なポイントになります
それからもちろん、事故を起こして放射能を放出させた責任者
東電をはじめですね。そういう人たちについてのことで
皆さんご存じのとおり3月11日に大地震が起こって
事故がその日から始まりまして
その20日から長崎大学の山下俊一なる人物を
放射線健康リスク管理アドバイザーに迎えて、
翌日から安全宣言のキャンペーンを始めて
4月に入りまして広島大学の神谷研二
長崎大学の高村 昇も同じアドバイザーになって
この3人が揃って「100ミリシーベルト以下であれば安全だ」と繰り返して
児童の被ばくを強要させてきた
このことで、全国から彼らは批判を浴びているんですけれど
「それは犯罪ではないんだろうか」ということをはっきりさせたいんです
それは、この被ばくの問題は多くの方がご存じなんです
まず、基本的なことを言いますと
福島県内の公式な調査によると、調査対象になった小中学校の75%。
つまり、4校に3校がいわゆる「放射線管理区域」
これは、原発内の労働者が働く条件であって
そこに子どもがいると言う事を安全であると論じて
30万人の子ども達、児童、学童たちが福島県内で今生活していること自体が
私にとって信じられない程、異常な危険な状態な訳です
というのは、放射線業務従事者と呼ばれる人たちは
保安員の公表した数値で、2008年度の一覧表が出ています
北海道泊原発から九州玄海原発まで全部出ていますが
これをトリミングして拡大するとこうなります
これは、今安全だ安全だと言っている20ミリシーベルト大丈夫であると言っている
その20ミリシーベルトを超える人はこの、非常に危険な労働者の中で0なんですね
で、殆どの人がここにあるように5ミリシーベルト以下なんです
翌2009年度でも5ミリシーベルトが圧倒的に、94%を占めて
20ミリシーベルト以上は0%とかいてあるとおり、いない。
ところが、山下達はこの「20ミリシーベルトで子どもたちは大丈夫」であるということを
ずーっと福島県内講演して歩いてまわっている
そのためにお母さんたちお父さんたちは、ともかく安全というよりは、安心したいものですから
彼らの言葉を信じて、今もって学童疎開はしないという状態が続いているわけです
これは、非常に深刻な被ばくを今、強要しているわけです
というのは今言ったように
原発労働者、白血病の労災基準の認定が、もう、年間5ミリシーベルト
つまり、5ミリで白血病になるという事を国が認めているわけですね
しかも、この福島県内の子ども達は
12日に1号機が爆発して以来大量の放射能が出ました
それは後から説明しますが
立て続けに4機が爆発を起こしたとてつもない量の放射能が出た時
避難させられる訳でもない、ヨウド剤飲まされるでもなく。ですね
大変な被ばくをした。
そういうのもこの数値に入っていないという状況なんです
その後5月の下旬になりまして
被ばく量を 全国から非難されて年間1ミリシーベルト以下にするということを
ま、「目標にする」と言ったんですが
私に言わせればそんなのあんまり意味のないことで
汚染状態は何も変わっていないんですね
ですからわたしも孫を西日本に避難させた人間で
私自身は東京ですけれど、
けれど、この福島県内の子ども達の事を考えると心配でなりません
もう、一刻も早くですね。
特に若い女性も含めまして県内から非難しなければいけないということを訴えてきました
一般にですね、津波が来たら高台に逃げろとみんないうわけですが
今、そういう事を誰も言わない状態で子どもたちがあそこに生活しているという
私は日本の今の国の状態は
1986年にソ連がチェルノブイリの事故を興した時よりもっとひどいと思っています
もっと深刻であって、
これは国民全体が犯している罪ではないかとさえ思う位
大変なことが今起こっていると思います
何が起こるかという事を今からお話ししたいんですけれど
わたしは彼らを悪党と呼びますけれど
はっきり呼びますけれど
これは絶対に許すつもりはありません
実は事故が起こった時からずっと思っていた事ですが
裁判という大変な動力と時間をかけることが出来ないので明石さんと相談しまして
明石さんが刑事告発ならできるということで 今回踏み切ったのですが
きっかけになりましたのは、明石さんと対談した本が、丁度今日発売の本で
こういう本をですね証拠資料としまして
もちろんこれだけでは足りる資料ではないのですが
後でみなさんにも色々この告発について呼びかけをしたいと思いますけれど
当面一つの狩猟は山下俊一、神谷研二、高村昇だけでなく
文部科学大臣の高木義明ですね
彼らがこういう被ばく基準を決めてきたことに対して
しかもそれが「安全である」という事を
とんでもないことを言ってきたことに対して
重大なる人道的犯罪で、「業務上過失致傷罪」ということで刑事告発しました
もう一つは事故そのものをおこした人間達ですね
これはもう、皆さんご存じのとおり
ずっとマスメディアで批判を浴びてきた原子力委員会委員長の斑目春樹たちですね
あの連中たちだけでなくもちろん東京電力の勝俣会長、それから前社長の清水社長
それから、前委員長たちも、歴代もみんなこの事故の責任者であります
あるいは、それに対して全部Goサインを出してきたのが原子力安全保安員です
彼らはこの膨大な数の人間を、今度は今回の事故で死者も出ておりますので
「過失致死傷」死が入ります。この場合。
これで、刑事告発をいたしました。
私が何で学童疎開を呼び掛けるか、
みなさんは、いま、学童疎開が行われてないのでその必要があるのかと思われるかもしれませんが
これは、本当にですね
この刑事告発よりも先に皆さんに一刻も早く知っていただきたいことがあります
それは
3月11日に地震があって事故が起こりまして
月末にヨーロッパ議会の中で設立されましたヨーロッパ放射線リスク委員会というのがあります
このECRRは非常に信頼性が高い
わたしは事故直後から彼らが福島の人達に警告を出している事故経過などもずっと読んできました
非常に正確にこの事故の深刻さを日本人以上に理解して
我々に事故の真相を教えてくれた人達です
そういう意味で信頼できるということをあらかじめ申し上げておきます
この人達はヨーロッパ議会です。そのもっとも信頼できる組織なんですが
恐い事に30日にがん患者の増加数を発表しました
ポイントだけを言いますと
福島第一原発から100キロ圏内ではおよそ今後50年間で約20万人の人が癌になると
そして、そのうちの半数10万人ぐらいが今後10年間に発症すると
さらに範囲を広げて200キロ圏内になりますと
その数はやはり22万人位で、そのうち10年以内に12万人位の人ががんを発症すると
地図の上で示すとこうなります
ここが福島県。茨城県の北部まで含める
ただしこの地図は円はあまり意味がないと思う
実際には、年齢層などを含めていろんな計算がありますけれど、15:57(資料画面)
ともかく、この人達の推定では100キロ圏内の小さな円の中で
10年以内に10万人以上が癌を発症すると
それから外側の200K県内ですと12万人ぐらいの人が癌になるという事を推定していますが
この報告書によると日本政府が意図しているICRP国際放射線防護委員会が出している
いわゆる被ばく限度量を決めているこの組織に対して痛烈な批判を加えております
ここが一番大事なところになりますが
要するに内部被曝を考慮しないで計算を出している
これは日本政府もこのICRPにそって、みんなしたがって基準なんかを決めていく訳ですが
ECRRの人達はヨーロッパ議会の人達は内部被曝をきちっと計算しているわけです
それでも、今回の資料の地図は、「地上からの汚染だけに基づくものである」という事を言っています
わたしはこのレポートを見るまでは皆さんに話さなかったんですが
全部読みまして非常に信憑性が高いとみております
ここにあるように、ECRRの予測ですが
地上からの汚染だけに基づいてこれだけ大変ながん患者の予測が出ているわけです
ということは
先程の地図は地上からの汚染だけに基づいていますが
実際には放射能に汚染された、こちらの方が深刻で・・食品ですね
それから飲料水、それから特に大変な粉じんを体に取り込む
こういうことを加味していきますと
この数字は跳ね上がるはずなんですね
今こういう状態です
だから、今ニュースで流れています肉牛の問題ですが
ついこの間別冊宝島が、私はまさにこの通りだと思います
これは皆さんにぜひ読んでいただきたいんですが
福島県産の被ばく食品の問題がどこに流通しているかという事が
非常に詳しくフリーのジャーナリストの方たちが調べてくれています
つまり、これを読みますと
私が今回福島に行って聞いてきたこととみんな符号する訳ですけど
大変なことが起こっているんです
今回の肉牛の問題なんか氷山のまた氷山の一角にすぎないんですね
これは、みなさん、これからは本当に真剣に食品の流通をいたるところで追いかけていただいて
子ども達の口に入る汚染食品を減らしていただく努力をしていただきたいと思いますけど
今のようなレポートが出されまして
ドイツではこの4月15日時点でメルケル首相が完全に原発を全廃の方に舵を切った
もともとドイツは国民の7割ぐらいが原子力反対の人達でしたから
政治がここで動かざるおえないということで
メルケルも「本当に震えあがった」と言っていますがそういう状況で
そして、ドイツだけじゃなくスイス、イタリアも次々原発全廃の方向に向かって
それで私はもっと驚いたんですが
原発大国フランスでさえ77%もの人々が原発反対になってきているということで
何故かというと根拠が実は今申し上げたECRRの報告書にあるわけです
で、この大事な報告書を読んでいないのは
実を言うと日本の国民だけなのです
私達当事者が一番知らないで、町に出ると皆さん平気で生活している訳で
私が町に出ると自分の頭がおかしいんじゃないかと逆に思うぐらいですね
何も起こってない
テレビを見ても何も起こってないという状況です
その深刻さの意味を数字で説明させていただきます
6月6日に保安員が、保安員は日本で言うと刑事の係です
それから、東京電力は泥棒ですが
刑事と泥棒が組んでIAEAに報告書を出しました
とんでもない内容の、ウソの事故シュミレーションなんですけれど
ここに出ました数値をみなさんしっかり頭に入れていただきたいと思うんです
第一原発から出た放出量は77万テラベクレル。
この数値を聞いても普通の人間には何にも意味が分かりませんので
ちょっと解説させていただきますが
テラという単位は1兆を意味します
ですから、77万テラベクレルという事は、ここに丸が4つ付いて
1兆に万が付くわけです
要するに丸が16個付くという単位になります
簡単にベクレルの意味をお話ししておきますと
放射能が持っている放射能事態の強さはキュリー、あるいはベクレルという単位で測られます
1キュリーは370億ベクレルです
出る放射線の強さはレントゲンで測り
これはですね、生物、人間、私達が使っているのがシーベルトという単位ですね
さらにこれが体内のどういう臓器に吸収されたかによってグレイ等を使いますが
この意味はですね
1986年の4月26日に起こりましたソ連のチェルノブイリの原発事故の汚染地図を見れば
どれほど深刻なことが日本で起こっているかが分かりますので説明しますと
チェルノブイリ原発事故が起こりまして、その原発がここにあります
この蝶々のような形のマークがセシウム137
事故が起こった後で測定しましたのでセシウム137が高濃度で分布しているのを住民の方が測定した
非常に正確な分布図なんです
このピンクの外側の地帯が飲食と生活の禁止された区域
そこでは生きてはいけません。水を飲んではいけません。食べてはいけません。という
この蝶々の形が危険地帯です
赤くなるともっと高くなって1平方キロ当たりの濃度は大変な濃度なんです
では、これはどういう意味を持っているのか
先程の77万テラベクレルはどういう事なのかといいますと
京都大学の今中哲二先生がご存知の大汚染した福島県の飯館村に入って調査をされた数値を見て
わたしはたまげました。
今中先生もたまげていましたが、
1平方メートル当たり148万ベクレルなんです
これ、先ほど申し上げました1キュリー370億ベクレルでみなさん計算すれば分かると思いますが
1平方キロあたり40キュリーの、つまりこの地図の超高濃度のこの真っ赤なところですね
それの2倍を超える。
さらに、1平方キロ当たりに換算すると88キュリーにもなる。こういう状態だと言うんですね
で、全体の量を先程の保安員の数字、丸が16個付く数値をですね
福島県の面積で割ってみてください
福島県の面積は13781平方キロメートル
単純計算しますと1平方キロメートル当たり1510なんです
いま、40キュリー以上でとてつもないと申し上げましたけれど、
そして大変なことが起こっています
この地帯で、実際に
40キュリー超えたら大変なことになるのです
ともかく、1キュリーあっただけでですね、私は医療関係に携わってきましたが
1キュリーというのはとてつもない放射能なんですが
だから1平方キロメートルに会って
1平方キロメートルって1キロ四方ですよ
その広大な範囲にあっても生活できない程の濃度なんですが
これは、福島県だけで割りましたら1510になるわけです
だけど、この数値は高すぎると私は思います
というのは、かなり太平洋側にも流れてくれたでしょう
あるいは福島県外にも流れてくれているでしょう
そういうことでこれを10分の1
つまり1割だけにすぎないというふうに考えても151キュリーなんです
これが今福島県内の汚染の現状だという事を
分布はまた、後の問題になりますけど
今現在そういう状況が日本全土に広がっていく汚染の深刻さだという事です
はっきり言いますとこれは福島県だけの問題ではありません
とてつもないことが今起こっています
だから、それを私達が知らないで今生活しているだけなんですね
これは慶応大学の藤田祐幸さんが作った資料です
小中学校のモニタリングの地図で
これで言いますと、今もう・・皆さんに怒られてしまうんで止めますけど
本当はあと30分ほど欲しいんですが止めますけど
私が一番心配しているのは子どもたちなんです
我々老人はもうどうでもいいんですけど
この藤田先生が作ってくれた単位の数値は
二桁取ると丁度いいくらいの、幼児で言いますと
飯館村は幼児の被ばく限度のだいたい1000倍の濃度になります
ここに、かなりの期間、飯館村の村民はずっとここに止め置かれてきた
そういう事をさせたのが、
山下や神谷や高村達、あるいは文部科学大臣の高木達だという事を申し上げたいんです
残念ながら、もう時間がないと思いますので
明石さんにバトンを渡して
なぜ、この刑事告発という形をとったか
どういう手順なのかを具体的にお話ししていただきます
この後の事は資料に書いて配っておきましたので
みなさん、是非読んで下さい
これで私の説明を終わります
28:20~明石氏(ほとんど本の説明)~36:05
33:06
広瀬氏:
ちょっといいですか?二つだけ簡単にいいですか?
あの、目的というのは
先程の被ばくを食い止めたいという事と
もう一つは、告発したのは東京電力を中心にしていますが
日本全国の原発を運転している電力会社の幹部の人達に対してですね
「こういう事故を起こせば刑事告発で犯罪人として問われる」という事も訴えたいという事
それからもう一つは
明石さんと私がこの告発をしただけでなく
これは、日本全国の人がですね、同じように告発をしていただきたいというおもいをこめてやりましたので
この会場にいらっしゃる方を含めまして
みなさん同じようにこれは罪であると、思わない人はいないと思うんですが、
同じように告発をしていただきたい
そういうことです
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
関連参照「東京電力幹部の刑事責任を追及せよ」
告発状(東電他)
告発状(学者他)
7/15
はじめまして広瀬です
明石さんと私が今回の福島原発事故につきまして
二つの刑事告発をしました
告発の詳細についてはのちほど明石さんから詳しく
手順等、今どういう状況にあるのかお話しいただきますが
わたしの方からですね
刑事告発という事はそもそも、
私達はこれは犯罪であるという事を断定して行った行為ですので
その根拠をですね。
ここにお集まりの皆さんはご存知と思いますけれど
事故の7月15日現在の深刻さの現状の話しをします
わたしは今月の2日と3日
福島のいわき市と福島市と郡山市で「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」の方々にまねかれまして
講演会というか、放射能の学習会をしました
そこで。わたしも今まで口に出さなかったことをお話ししてきたんですが
それは何故かというと、ご存知かもしれませんが
今福島県民が非常に危険な状態で放置されて
そこに、わたしにいわせれば、縛り付けられているような状態で
いったい誰が縛り付けられたかが今日の告発の最大なポイントになります
それからもちろん、事故を起こして放射能を放出させた責任者
東電をはじめですね。そういう人たちについてのことで
皆さんご存じのとおり3月11日に大地震が起こって
事故がその日から始まりまして
その20日から長崎大学の山下俊一なる人物を
放射線健康リスク管理アドバイザーに迎えて、
翌日から安全宣言のキャンペーンを始めて
4月に入りまして広島大学の神谷研二
長崎大学の高村 昇も同じアドバイザーになって
この3人が揃って「100ミリシーベルト以下であれば安全だ」と繰り返して
児童の被ばくを強要させてきた
このことで、全国から彼らは批判を浴びているんですけれど
「それは犯罪ではないんだろうか」ということをはっきりさせたいんです
それは、この被ばくの問題は多くの方がご存じなんです
まず、基本的なことを言いますと
福島県内の公式な調査によると、調査対象になった小中学校の75%。
つまり、4校に3校がいわゆる「放射線管理区域」
これは、原発内の労働者が働く条件であって
そこに子どもがいると言う事を安全であると論じて
30万人の子ども達、児童、学童たちが福島県内で今生活していること自体が
私にとって信じられない程、異常な危険な状態な訳です
というのは、放射線業務従事者と呼ばれる人たちは
保安員の公表した数値で、2008年度の一覧表が出ています
北海道泊原発から九州玄海原発まで全部出ていますが
これをトリミングして拡大するとこうなります
これは、今安全だ安全だと言っている20ミリシーベルト大丈夫であると言っている
その20ミリシーベルトを超える人はこの、非常に危険な労働者の中で0なんですね
で、殆どの人がここにあるように5ミリシーベルト以下なんです
翌2009年度でも5ミリシーベルトが圧倒的に、94%を占めて
20ミリシーベルト以上は0%とかいてあるとおり、いない。
ところが、山下達はこの「20ミリシーベルトで子どもたちは大丈夫」であるということを
ずーっと福島県内講演して歩いてまわっている
そのためにお母さんたちお父さんたちは、ともかく安全というよりは、安心したいものですから
彼らの言葉を信じて、今もって学童疎開はしないという状態が続いているわけです
これは、非常に深刻な被ばくを今、強要しているわけです
というのは今言ったように
原発労働者、白血病の労災基準の認定が、もう、年間5ミリシーベルト
つまり、5ミリで白血病になるという事を国が認めているわけですね
しかも、この福島県内の子ども達は
12日に1号機が爆発して以来大量の放射能が出ました
それは後から説明しますが
立て続けに4機が爆発を起こしたとてつもない量の放射能が出た時
避難させられる訳でもない、ヨウド剤飲まされるでもなく。ですね
大変な被ばくをした。
そういうのもこの数値に入っていないという状況なんです
その後5月の下旬になりまして
被ばく量を 全国から非難されて年間1ミリシーベルト以下にするということを
ま、「目標にする」と言ったんですが
私に言わせればそんなのあんまり意味のないことで
汚染状態は何も変わっていないんですね
ですからわたしも孫を西日本に避難させた人間で
私自身は東京ですけれど、
けれど、この福島県内の子ども達の事を考えると心配でなりません
もう、一刻も早くですね。
特に若い女性も含めまして県内から非難しなければいけないということを訴えてきました
一般にですね、津波が来たら高台に逃げろとみんないうわけですが
今、そういう事を誰も言わない状態で子どもたちがあそこに生活しているという
私は日本の今の国の状態は
1986年にソ連がチェルノブイリの事故を興した時よりもっとひどいと思っています
もっと深刻であって、
これは国民全体が犯している罪ではないかとさえ思う位
大変なことが今起こっていると思います
何が起こるかという事を今からお話ししたいんですけれど
わたしは彼らを悪党と呼びますけれど
はっきり呼びますけれど
これは絶対に許すつもりはありません
実は事故が起こった時からずっと思っていた事ですが
裁判という大変な動力と時間をかけることが出来ないので明石さんと相談しまして
明石さんが刑事告発ならできるということで 今回踏み切ったのですが
きっかけになりましたのは、明石さんと対談した本が、丁度今日発売の本で
こういう本をですね証拠資料としまして
もちろんこれだけでは足りる資料ではないのですが
後でみなさんにも色々この告発について呼びかけをしたいと思いますけれど
当面一つの狩猟は山下俊一、神谷研二、高村昇だけでなく
文部科学大臣の高木義明ですね
彼らがこういう被ばく基準を決めてきたことに対して
しかもそれが「安全である」という事を
とんでもないことを言ってきたことに対して
重大なる人道的犯罪で、「業務上過失致傷罪」ということで刑事告発しました
もう一つは事故そのものをおこした人間達ですね
これはもう、皆さんご存じのとおり
ずっとマスメディアで批判を浴びてきた原子力委員会委員長の斑目春樹たちですね
あの連中たちだけでなくもちろん東京電力の勝俣会長、それから前社長の清水社長
それから、前委員長たちも、歴代もみんなこの事故の責任者であります
あるいは、それに対して全部Goサインを出してきたのが原子力安全保安員です
彼らはこの膨大な数の人間を、今度は今回の事故で死者も出ておりますので
「過失致死傷」死が入ります。この場合。
これで、刑事告発をいたしました。
私が何で学童疎開を呼び掛けるか、
みなさんは、いま、学童疎開が行われてないのでその必要があるのかと思われるかもしれませんが
これは、本当にですね
この刑事告発よりも先に皆さんに一刻も早く知っていただきたいことがあります
それは
3月11日に地震があって事故が起こりまして
月末にヨーロッパ議会の中で設立されましたヨーロッパ放射線リスク委員会というのがあります
このECRRは非常に信頼性が高い
わたしは事故直後から彼らが福島の人達に警告を出している事故経過などもずっと読んできました
非常に正確にこの事故の深刻さを日本人以上に理解して
我々に事故の真相を教えてくれた人達です
そういう意味で信頼できるということをあらかじめ申し上げておきます
この人達はヨーロッパ議会です。そのもっとも信頼できる組織なんですが
恐い事に30日にがん患者の増加数を発表しました
ポイントだけを言いますと
福島第一原発から100キロ圏内ではおよそ今後50年間で約20万人の人が癌になると
そして、そのうちの半数10万人ぐらいが今後10年間に発症すると
さらに範囲を広げて200キロ圏内になりますと
その数はやはり22万人位で、そのうち10年以内に12万人位の人ががんを発症すると
地図の上で示すとこうなります
ここが福島県。茨城県の北部まで含める
ただしこの地図は円はあまり意味がないと思う
実際には、年齢層などを含めていろんな計算がありますけれど、15:57(資料画面)
ともかく、この人達の推定では100キロ圏内の小さな円の中で
10年以内に10万人以上が癌を発症すると
それから外側の200K県内ですと12万人ぐらいの人が癌になるという事を推定していますが
この報告書によると日本政府が意図しているICRP国際放射線防護委員会が出している
いわゆる被ばく限度量を決めているこの組織に対して痛烈な批判を加えております
ここが一番大事なところになりますが
要するに内部被曝を考慮しないで計算を出している
これは日本政府もこのICRPにそって、みんなしたがって基準なんかを決めていく訳ですが
ECRRの人達はヨーロッパ議会の人達は内部被曝をきちっと計算しているわけです
それでも、今回の資料の地図は、「地上からの汚染だけに基づくものである」という事を言っています
わたしはこのレポートを見るまでは皆さんに話さなかったんですが
全部読みまして非常に信憑性が高いとみております
ここにあるように、ECRRの予測ですが
地上からの汚染だけに基づいてこれだけ大変ながん患者の予測が出ているわけです
ということは
先程の地図は地上からの汚染だけに基づいていますが
実際には放射能に汚染された、こちらの方が深刻で・・食品ですね
それから飲料水、それから特に大変な粉じんを体に取り込む
こういうことを加味していきますと
この数字は跳ね上がるはずなんですね
今こういう状態です
だから、今ニュースで流れています肉牛の問題ですが
ついこの間別冊宝島が、私はまさにこの通りだと思います
これは皆さんにぜひ読んでいただきたいんですが
福島県産の被ばく食品の問題がどこに流通しているかという事が
非常に詳しくフリーのジャーナリストの方たちが調べてくれています
つまり、これを読みますと
私が今回福島に行って聞いてきたこととみんな符号する訳ですけど
大変なことが起こっているんです
今回の肉牛の問題なんか氷山のまた氷山の一角にすぎないんですね
これは、みなさん、これからは本当に真剣に食品の流通をいたるところで追いかけていただいて
子ども達の口に入る汚染食品を減らしていただく努力をしていただきたいと思いますけど
今のようなレポートが出されまして
ドイツではこの4月15日時点でメルケル首相が完全に原発を全廃の方に舵を切った
もともとドイツは国民の7割ぐらいが原子力反対の人達でしたから
政治がここで動かざるおえないということで
メルケルも「本当に震えあがった」と言っていますがそういう状況で
そして、ドイツだけじゃなくスイス、イタリアも次々原発全廃の方向に向かって
それで私はもっと驚いたんですが
原発大国フランスでさえ77%もの人々が原発反対になってきているということで
何故かというと根拠が実は今申し上げたECRRの報告書にあるわけです
で、この大事な報告書を読んでいないのは
実を言うと日本の国民だけなのです
私達当事者が一番知らないで、町に出ると皆さん平気で生活している訳で
私が町に出ると自分の頭がおかしいんじゃないかと逆に思うぐらいですね
何も起こってない
テレビを見ても何も起こってないという状況です
その深刻さの意味を数字で説明させていただきます
6月6日に保安員が、保安員は日本で言うと刑事の係です
それから、東京電力は泥棒ですが
刑事と泥棒が組んでIAEAに報告書を出しました
とんでもない内容の、ウソの事故シュミレーションなんですけれど
ここに出ました数値をみなさんしっかり頭に入れていただきたいと思うんです
第一原発から出た放出量は77万テラベクレル。
この数値を聞いても普通の人間には何にも意味が分かりませんので
ちょっと解説させていただきますが
テラという単位は1兆を意味します
ですから、77万テラベクレルという事は、ここに丸が4つ付いて
1兆に万が付くわけです
要するに丸が16個付くという単位になります
簡単にベクレルの意味をお話ししておきますと
放射能が持っている放射能事態の強さはキュリー、あるいはベクレルという単位で測られます
1キュリーは370億ベクレルです
出る放射線の強さはレントゲンで測り
これはですね、生物、人間、私達が使っているのがシーベルトという単位ですね
さらにこれが体内のどういう臓器に吸収されたかによってグレイ等を使いますが
この意味はですね
1986年の4月26日に起こりましたソ連のチェルノブイリの原発事故の汚染地図を見れば
どれほど深刻なことが日本で起こっているかが分かりますので説明しますと
チェルノブイリ原発事故が起こりまして、その原発がここにあります
この蝶々のような形のマークがセシウム137
事故が起こった後で測定しましたのでセシウム137が高濃度で分布しているのを住民の方が測定した
非常に正確な分布図なんです
このピンクの外側の地帯が飲食と生活の禁止された区域
そこでは生きてはいけません。水を飲んではいけません。食べてはいけません。という
この蝶々の形が危険地帯です
赤くなるともっと高くなって1平方キロ当たりの濃度は大変な濃度なんです
では、これはどういう意味を持っているのか
先程の77万テラベクレルはどういう事なのかといいますと
京都大学の今中哲二先生がご存知の大汚染した福島県の飯館村に入って調査をされた数値を見て
わたしはたまげました。
今中先生もたまげていましたが、
1平方メートル当たり148万ベクレルなんです
これ、先ほど申し上げました1キュリー370億ベクレルでみなさん計算すれば分かると思いますが
1平方キロあたり40キュリーの、つまりこの地図の超高濃度のこの真っ赤なところですね
それの2倍を超える。
さらに、1平方キロ当たりに換算すると88キュリーにもなる。こういう状態だと言うんですね
で、全体の量を先程の保安員の数字、丸が16個付く数値をですね
福島県の面積で割ってみてください
福島県の面積は13781平方キロメートル
単純計算しますと1平方キロメートル当たり1510なんです
いま、40キュリー以上でとてつもないと申し上げましたけれど、
そして大変なことが起こっています
この地帯で、実際に
40キュリー超えたら大変なことになるのです
ともかく、1キュリーあっただけでですね、私は医療関係に携わってきましたが
1キュリーというのはとてつもない放射能なんですが
だから1平方キロメートルに会って
1平方キロメートルって1キロ四方ですよ
その広大な範囲にあっても生活できない程の濃度なんですが
これは、福島県だけで割りましたら1510になるわけです
だけど、この数値は高すぎると私は思います
というのは、かなり太平洋側にも流れてくれたでしょう
あるいは福島県外にも流れてくれているでしょう
そういうことでこれを10分の1
つまり1割だけにすぎないというふうに考えても151キュリーなんです
これが今福島県内の汚染の現状だという事を
分布はまた、後の問題になりますけど
今現在そういう状況が日本全土に広がっていく汚染の深刻さだという事です
はっきり言いますとこれは福島県だけの問題ではありません
とてつもないことが今起こっています
だから、それを私達が知らないで今生活しているだけなんですね
これは慶応大学の藤田祐幸さんが作った資料です
小中学校のモニタリングの地図で
これで言いますと、今もう・・皆さんに怒られてしまうんで止めますけど
本当はあと30分ほど欲しいんですが止めますけど
私が一番心配しているのは子どもたちなんです
我々老人はもうどうでもいいんですけど
この藤田先生が作ってくれた単位の数値は
二桁取ると丁度いいくらいの、幼児で言いますと
飯館村は幼児の被ばく限度のだいたい1000倍の濃度になります
ここに、かなりの期間、飯館村の村民はずっとここに止め置かれてきた
そういう事をさせたのが、
山下や神谷や高村達、あるいは文部科学大臣の高木達だという事を申し上げたいんです
残念ながら、もう時間がないと思いますので
明石さんにバトンを渡して
なぜ、この刑事告発という形をとったか
どういう手順なのかを具体的にお話ししていただきます
この後の事は資料に書いて配っておきましたので
みなさん、是非読んで下さい
これで私の説明を終わります
28:20~明石氏(ほとんど本の説明)~36:05
33:06
広瀬氏:
ちょっといいですか?二つだけ簡単にいいですか?
あの、目的というのは
先程の被ばくを食い止めたいという事と
もう一つは、告発したのは東京電力を中心にしていますが
日本全国の原発を運転している電力会社の幹部の人達に対してですね
「こういう事故を起こせば刑事告発で犯罪人として問われる」という事も訴えたいという事
それからもう一つは
明石さんと私がこの告発をしただけでなく
これは、日本全国の人がですね、同じように告発をしていただきたいというおもいをこめてやりましたので
この会場にいらっしゃる方を含めまして
みなさん同じようにこれは罪であると、思わない人はいないと思うんですが、
同じように告発をしていただきたい
そういうことです
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
関連参照「東京電力幹部の刑事責任を追及せよ」
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3/11、新帝国循環、稲わら疑惑:山本尚利
2011-07-20
新ベンチャー革命2011年7月19日 No.403
タイトル:3.11東日本大震災にまつわる数々の不自然な現象に気付け
1.戦後最大の不幸である3.11大震災に便乗して大量円買いが起きた不思議
本ブログ前号(注1)にて、3.11大地震直後からの100兆円規模のすさまじい円買いが起き、2011年3月17日には戦後最高値の76円台の超円高相場が出現した事実を取り上げました。この現象は、3.11大地震が発生し、日本に大津波が襲ったという自然災害を目撃した後に起きた現象にしては、あまりに大規模すぎる円買い行動です、津波被害の深刻さが見えてきたのは3.11事件からだいぶ経ってからであるにもかかわらず・・・。
円の売買を専門とする市場関係者が、近未来、震災復興需要による円需要増加を予測するのは理解できますが、狂ったように、猛烈な100兆円規模の円買い行動がなぜ、こんなに素早くとれるのかは到底、理解できません。
しかしながら、大規模円買いの主が、3.11東日本震災の被害規模を事件発生前から予知できていたなら、事件直後からの確信犯的円買い行動はあり得ます。
ところで、本ブログでは100兆円規模の円買いの主は、世界的寡頭勢力(米国戦争屋と欧州寡頭勢力の呉越同舟勢力)の所有する国際金融資本とみなしています(注1)。
2.国際金融資本にとって3.11事件は二度おいしいビジネスだった
たとえば、円買いに走ったと推測される国際金融資本の代表・JPモルガンは、関東大震災の翌年の1924年、当時の日本政府が発行した1億5000万ドルの米ドル建て震災復興公債を引き受けたそうです(注2)。彼らはすでに日本の大震災でもうけた実績があるということです。
ちなみにJPモルガンはRFグループの金融機関であったチェイスマンハッタン銀行と合併しています。そして、チェイスマンハッタン銀行の元頭取・デビッドRFは戦後日本を属国支配する米国戦争屋のボスです。
なお、上記の米国戦争屋およびそのロボット・悪徳ペンタゴン(米国人ジャパンハンドラー含む)の定義は、本ブログのNo.225の注記をご覧ください。
この構図から、JPモルガン(=米戦争屋ボス配下)など国際金融資本が、3.11事件直後から、猛烈な円買いドル売りを行った理由が読めてきます。
(1)日本国民の資産の一方的な米国移転(新帝国循環)
JPモルガンなどが日本市場で円買いして売った米ドル100兆円規模を日銀が引き受け、100兆円規模の米国債の購入代金となります。結局、この米国債は一方的な資産移転(新帝国循環)となります、つまり日本には戻ってこないということです。
(2)3.11事件で円買いした国際金融資本が近未来、日本政府の円建て復興公債を引き受ける
関東大震災時と同様に、いずれ日本政府が発行するであろう3.11大震災復興公債を100兆円規模の手元円資金にて引き受ける。そして、この円建て公債を証券化して日本の金融機関に売りつけて、利ザヤを稼ぐ
こうして、3.11大震災のおかげで国際金融資本および米国政府は、100兆円規模の米国債が日本で売れるのみならず、同時に手元円で引き受けた円建て震災復興債を証券化して売り、またもうけるという二度おいしいビジネスとなるわけです。
この構図は、日本国民が“自分のカネで自分が買われる”という、悪夢の小泉政権時代の再来と言えます(注3)。
3.3.11大震災をビジネスチャンスにする輩が存在する
3.11大震災に伴う復興需要でウハウハなのは、住宅会社や土建会社ですが、岩手県盛岡市の中堅住宅会社・東日本ハウスの株が上昇し始めたのは2011年2月中旬頃からですが、地震直前の3月8日頃からさらに急騰しています。明らかに不自然な株価急騰現象です。
さて、海底大地震の予兆で代表的な現象はイルカやクジラの死体の漂着ですが、茨城県鹿嶋市の海岸に50頭のイルカの死体が打ち上げられていたのは、2011年3月4日夜です。東日本ハウス株の買い手は、この現象を知って、いよいよ東北地方で地震が近いとわかったと推測されます。
このように、日本の内外に、3.11事件の勃発を待ち構えて、儲けようと企んでいる輩が存在しています。
ちなみに、2001年の米国9.11事件のときも、WTCビルに激突した航空機の航空会社であるユナイテッド航空とアメリカン航空の株を空売りしておおもうけした国際金融資本がありました。
4.セシウム汚染牛肉事件:なぜ、稲わらの放射能は異様に高濃度なのか
ところで今、セシウム汚染牛肉流通事件が拡大の一途ですが、日本国民をパニックに陥れるには十分なインパクトです。
この事件が急浮上してきて、今、日々、事件規模が拡大しています。数百頭分の汚染牛肉が全国規模で流通しているようです。
この事件は、かつての豚インフル事件や鳥インフル事件の不自然さ(注4)にそっくりです。これらの事件も、偶然に自然発生した事件とは思えません。
今回の汚染牛肉事件で誰もが疑問なのは、東電福島事故原発から100km以上も離れた宮城県や新潟県の牛も汚染されている点、しかも、汚染牛が食べたといわれる稲わらの残りから数十万ベクレル/kgもの放射能が検出されている例があるとの情報です。
政府や専門家は例によって、いろいろもっともらしい解説しています。3.11事件前まで、田んぼに放置してあった稲わらを事件後、集めて牛に与えたとのことです。だから稲わらが汚染されたのは、3月14日の3号機爆発で広域に飛散した放射能が田んぼの稲わらに降り注いだためとのことですが、それにしては何十万ベクレル/kgという計測値が検出されるのは到底理解できません。
もしそうなら、稲わらのみならず、東日本の住宅地、畑、田んぼ、そして森林の植物などの全部に高濃度放射能が検出されるはずです。
5.福島県郡山市で50万ベクレル/kgもの高濃度汚染稲わらがみつかる不思議
マスコミ報道によれば、2011年7月16日、福島県郡山市の農家の稲わらから50万ベクレル/kgの放射性セシウムが検出されたそうです。郡山市は東北新幹線の駅のある中規模都市ですが、この場所で、これほど高濃度の放射性セシウムが地上に溜まっているのなら、本来ならば、東北新幹線を走らせることは不可のはずだし、郡山市街に人が住むこともできないはずです。
放射能を含む汚泥や廃棄物が焼却処理された後の残存物から高濃度放射性物質が検出される場合は、濃縮されたため高濃度化したと説明できますが、3.14の3号機爆発後に、屋外に放置された稲わらに高濃度放射性セシウムが存在するという情報は、新幹線郡山駅を含む、その周辺一帯から同レベルの高濃度の放射性セシウムが発見されないかぎり、合理的説明ができません。
日本国民は不当に、放射能恐怖を煽られています。このままでは、国産の米、牛肉、野菜、果物、近海水産物はすべて、汚染されているという恐怖から逃れることができません。その結果、おもむろに、米国産の米や牛肉を買えと米国から要求されたら、ふらふらと国民はそれになびいていきそうです。そうなったら、日本の農業は確実に崩壊します。
この状態を喜ぶのは誰でしょうか・・・。
注1:本ブログNo.402『3.11東日本大震災の火事場泥棒:ATM窃盗7億円ではなく100兆円規模の大被害か』2011年7月16日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/25587397.html
注2:J.P.Morgan、日本における歴史
http://www.jpmorgan.co.jp/about/j-history/index.html
注3:本ブログNo.107『“自分のカネで自分が買われる”という奇病に罹った悲惨な日本』2010年4月11日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/12450525.html
注4:本ブログNo.11『なぜ新型伝染病がつぎつぎと世界に蔓延するのか』2009年8月22日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/328773.html
ベンチャー革命投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm
テックベンチャー投稿の過去ログ
http://www.elmstadt.com/news/techventure.html
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/8285/column-top.html
タイトル:3.11東日本大震災にまつわる数々の不自然な現象に気付け
1.戦後最大の不幸である3.11大震災に便乗して大量円買いが起きた不思議
本ブログ前号(注1)にて、3.11大地震直後からの100兆円規模のすさまじい円買いが起き、2011年3月17日には戦後最高値の76円台の超円高相場が出現した事実を取り上げました。この現象は、3.11大地震が発生し、日本に大津波が襲ったという自然災害を目撃した後に起きた現象にしては、あまりに大規模すぎる円買い行動です、津波被害の深刻さが見えてきたのは3.11事件からだいぶ経ってからであるにもかかわらず・・・。
円の売買を専門とする市場関係者が、近未来、震災復興需要による円需要増加を予測するのは理解できますが、狂ったように、猛烈な100兆円規模の円買い行動がなぜ、こんなに素早くとれるのかは到底、理解できません。
しかしながら、大規模円買いの主が、3.11東日本震災の被害規模を事件発生前から予知できていたなら、事件直後からの確信犯的円買い行動はあり得ます。
ところで、本ブログでは100兆円規模の円買いの主は、世界的寡頭勢力(米国戦争屋と欧州寡頭勢力の呉越同舟勢力)の所有する国際金融資本とみなしています(注1)。
2.国際金融資本にとって3.11事件は二度おいしいビジネスだった
たとえば、円買いに走ったと推測される国際金融資本の代表・JPモルガンは、関東大震災の翌年の1924年、当時の日本政府が発行した1億5000万ドルの米ドル建て震災復興公債を引き受けたそうです(注2)。彼らはすでに日本の大震災でもうけた実績があるということです。
ちなみにJPモルガンはRFグループの金融機関であったチェイスマンハッタン銀行と合併しています。そして、チェイスマンハッタン銀行の元頭取・デビッドRFは戦後日本を属国支配する米国戦争屋のボスです。
なお、上記の米国戦争屋およびそのロボット・悪徳ペンタゴン(米国人ジャパンハンドラー含む)の定義は、本ブログのNo.225の注記をご覧ください。
この構図から、JPモルガン(=米戦争屋ボス配下)など国際金融資本が、3.11事件直後から、猛烈な円買いドル売りを行った理由が読めてきます。
(1)日本国民の資産の一方的な米国移転(新帝国循環)
JPモルガンなどが日本市場で円買いして売った米ドル100兆円規模を日銀が引き受け、100兆円規模の米国債の購入代金となります。結局、この米国債は一方的な資産移転(新帝国循環)となります、つまり日本には戻ってこないということです。
(2)3.11事件で円買いした国際金融資本が近未来、日本政府の円建て復興公債を引き受ける
関東大震災時と同様に、いずれ日本政府が発行するであろう3.11大震災復興公債を100兆円規模の手元円資金にて引き受ける。そして、この円建て公債を証券化して日本の金融機関に売りつけて、利ザヤを稼ぐ
こうして、3.11大震災のおかげで国際金融資本および米国政府は、100兆円規模の米国債が日本で売れるのみならず、同時に手元円で引き受けた円建て震災復興債を証券化して売り、またもうけるという二度おいしいビジネスとなるわけです。
この構図は、日本国民が“自分のカネで自分が買われる”という、悪夢の小泉政権時代の再来と言えます(注3)。
3.3.11大震災をビジネスチャンスにする輩が存在する
3.11大震災に伴う復興需要でウハウハなのは、住宅会社や土建会社ですが、岩手県盛岡市の中堅住宅会社・東日本ハウスの株が上昇し始めたのは2011年2月中旬頃からですが、地震直前の3月8日頃からさらに急騰しています。明らかに不自然な株価急騰現象です。
さて、海底大地震の予兆で代表的な現象はイルカやクジラの死体の漂着ですが、茨城県鹿嶋市の海岸に50頭のイルカの死体が打ち上げられていたのは、2011年3月4日夜です。東日本ハウス株の買い手は、この現象を知って、いよいよ東北地方で地震が近いとわかったと推測されます。
このように、日本の内外に、3.11事件の勃発を待ち構えて、儲けようと企んでいる輩が存在しています。
ちなみに、2001年の米国9.11事件のときも、WTCビルに激突した航空機の航空会社であるユナイテッド航空とアメリカン航空の株を空売りしておおもうけした国際金融資本がありました。
4.セシウム汚染牛肉事件:なぜ、稲わらの放射能は異様に高濃度なのか
ところで今、セシウム汚染牛肉流通事件が拡大の一途ですが、日本国民をパニックに陥れるには十分なインパクトです。
この事件が急浮上してきて、今、日々、事件規模が拡大しています。数百頭分の汚染牛肉が全国規模で流通しているようです。
この事件は、かつての豚インフル事件や鳥インフル事件の不自然さ(注4)にそっくりです。これらの事件も、偶然に自然発生した事件とは思えません。
今回の汚染牛肉事件で誰もが疑問なのは、東電福島事故原発から100km以上も離れた宮城県や新潟県の牛も汚染されている点、しかも、汚染牛が食べたといわれる稲わらの残りから数十万ベクレル/kgもの放射能が検出されている例があるとの情報です。
政府や専門家は例によって、いろいろもっともらしい解説しています。3.11事件前まで、田んぼに放置してあった稲わらを事件後、集めて牛に与えたとのことです。だから稲わらが汚染されたのは、3月14日の3号機爆発で広域に飛散した放射能が田んぼの稲わらに降り注いだためとのことですが、それにしては何十万ベクレル/kgという計測値が検出されるのは到底理解できません。
もしそうなら、稲わらのみならず、東日本の住宅地、畑、田んぼ、そして森林の植物などの全部に高濃度放射能が検出されるはずです。
5.福島県郡山市で50万ベクレル/kgもの高濃度汚染稲わらがみつかる不思議
マスコミ報道によれば、2011年7月16日、福島県郡山市の農家の稲わらから50万ベクレル/kgの放射性セシウムが検出されたそうです。郡山市は東北新幹線の駅のある中規模都市ですが、この場所で、これほど高濃度の放射性セシウムが地上に溜まっているのなら、本来ならば、東北新幹線を走らせることは不可のはずだし、郡山市街に人が住むこともできないはずです。
放射能を含む汚泥や廃棄物が焼却処理された後の残存物から高濃度放射性物質が検出される場合は、濃縮されたため高濃度化したと説明できますが、3.14の3号機爆発後に、屋外に放置された稲わらに高濃度放射性セシウムが存在するという情報は、新幹線郡山駅を含む、その周辺一帯から同レベルの高濃度の放射性セシウムが発見されないかぎり、合理的説明ができません。
日本国民は不当に、放射能恐怖を煽られています。このままでは、国産の米、牛肉、野菜、果物、近海水産物はすべて、汚染されているという恐怖から逃れることができません。その結果、おもむろに、米国産の米や牛肉を買えと米国から要求されたら、ふらふらと国民はそれになびいていきそうです。そうなったら、日本の農業は確実に崩壊します。
この状態を喜ぶのは誰でしょうか・・・。
注1:本ブログNo.402『3.11東日本大震災の火事場泥棒:ATM窃盗7億円ではなく100兆円規模の大被害か』2011年7月16日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/25587397.html
注2:J.P.Morgan、日本における歴史
http://www.jpmorgan.co.jp/about/j-history/index.html
注3:本ブログNo.107『“自分のカネで自分が買われる”という奇病に罹った悲惨な日本』2010年4月11日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/12450525.html
注4:本ブログNo.11『なぜ新型伝染病がつぎつぎと世界に蔓延するのか』2009年8月22日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/328773.html
ベンチャー革命投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm
テックベンチャー投稿の過去ログ
http://www.elmstadt.com/news/techventure.html
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/8285/column-top.html
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