武田:原発の近況と被曝、私たちの生活
2011-04-16
原発短信 原発の近況など 武田邦彦 中部大学
国がデータを隠しているので、いろいろな憶測が乱れ飛んでいますが、私は今、次のように見ています.
1.
福島原発は異常な状態ながら安定していて、徐々に放射性物質の漏洩も少なくなっていく.もう少し我慢する。
2.
爆発の可能性はまだあるけれど、それほど危険ではない。しかし、今、被ばくを避けておけば、万が一の時にも「被ばくの貯金(事故が起こって少し被ばくしても、それまでの被曝量が少ないと余裕がある。)」で安心。
3.
核爆発でも水蒸気、水素爆発でも、チェルノブイリの経験からはそれほど大きな違いはない.
4.
メルトダウンを起こしたとしても、これまでと同じぐらいの放射性物質がでるに止まる.このブログにメルトダウンは解説してあります.
5.
従って、原発から福島市までの帯状の地域、原発から茨城北端までの帯状の地域は待避する方が良い(子供は絶対に待避.郡山などでは、水、マスク、洋服を拭く、運動は止めるなど最大限の注意)、東京、仙台などは注意して生活し(水、雨に濡れる、食材)、青森、岩手、秋田、新潟、長野、山梨、静岡とその外側は普通通りの生活で大丈夫。
6.
「半径何キロ以内」は無関係です.福島原発を目(光)で見ることができないところは福島原発からの直接の放射線は来ません。
7.
東京、群馬、栃木、会津、山形、宮城、福島、茨城では、できるだけ早く家、玄関、道路の清掃(水を使う。拭く)が有効。絨毯や畳も可能なら頑張ってかなり湿ったぞうきんで丹念に拭く.3月に着ていた服は外でブラシをかける。連休までに怪しいものは洗濯などをしておく.特に子供のものは注意する.
8.
運動場、スポーツ施設、ビルの屋上、学校の校庭、畑は可能な限り表土を薄く取り、どこかに積み上げてビニールをかぶせておく(放射性物質を拡散させない)。
9.
お子さんも、1度や2度、雨に濡れても、水を飲んでも大丈夫(放射線障害は「被ばくの合計」だから、1)最初に待避、2)少しでも放射性物質に接しない、3)一時的に接したら、後は余計に注意する、4)余裕があれば汚染されていない場所に2,3日でも遊ばせる、などで大丈夫です.)
10.
福島と茨城の野菜や酪農品を出荷しない.(もし、売られていたら、ヨウ素、セシウム、ストロンチウムの量を聞いてから買う)。
11.
宮城、福島、茨城、千葉の海産物を出荷しない(どうしても買わなければならなければ、ヨウ素、セシウム、ストロンチウムの量を聞いて買う.大人は少しは良いが子供に与えない)。
12.
海洋の汚染(特にストロンチウム)を測定しない間は、魚は、北海道、日本海、九州沖縄、四国のものに限定して買う.ほとんど測定されていないので、かなり危険。
13.
連休明けまでだから、頑張る。
14.
福島原発は連休明けに一段落して、その後、秋まで「原発の作業」が続く。しかし、庶民にはあまり影響はなくなる.秋になると本格的な「終焉作業」が始まる.
15.
福島、茨城はできるだけ、除洗作業を進めた方が良い。もし除洗しないと本当に10年ぐらい畑が使えなくなるし、生活している人も長期に被ばくすることになるので、放射性物質がこびりつかない内に、洗い落とすのが福島の人にとってはとても大切。
「放射線は健康に影響が無い」などということは今までの学問にまったく反対なので、それは今後の課題にした方が良い。
16.
郷土を愛している人たちは「たいした事はない」と思いたいのは判るし、「福島が汚れていると言ってもらっては困る」という気持ちも分かるが、勇気を持って事実を直視することが、子供達のためになる。除洗を急いで欲しい。その方が福島の郷土を守ることになる!!
まして、福島の人を避難しているのではない.福島の人は被害者だが、事実は事実だから東電に負けるな!!汚したのは東電だから、それで子供を被ばくさせないで欲しい。
17.
原発は10年ぐらい経ったら解体が始まる。チェルノブイリは26年経ってもそのままだが、福島原発は解体が早いと考えられる.あまりコンクリートなどで固めない方がよいと私は思う。
放射線は目に見えません。また急性の病気は250ミリシーベルト以上の「急性白血球減少」ですが、それより低い被ばくでガンなどの症状がでることが知られています。
あまり「常識」や「大丈夫だよ.これぐらい」と考えずに、一生に一度しか起こらないので、後、数週間だけ頑張ってください。特に未来のある子供に注意。
(平成23年4月16日 午後10時 執筆)
国がデータを隠しているので、いろいろな憶測が乱れ飛んでいますが、私は今、次のように見ています.
1.
福島原発は異常な状態ながら安定していて、徐々に放射性物質の漏洩も少なくなっていく.もう少し我慢する。
2.
爆発の可能性はまだあるけれど、それほど危険ではない。しかし、今、被ばくを避けておけば、万が一の時にも「被ばくの貯金(事故が起こって少し被ばくしても、それまでの被曝量が少ないと余裕がある。)」で安心。
3.
核爆発でも水蒸気、水素爆発でも、チェルノブイリの経験からはそれほど大きな違いはない.
4.
メルトダウンを起こしたとしても、これまでと同じぐらいの放射性物質がでるに止まる.このブログにメルトダウンは解説してあります.
5.
従って、原発から福島市までの帯状の地域、原発から茨城北端までの帯状の地域は待避する方が良い(子供は絶対に待避.郡山などでは、水、マスク、洋服を拭く、運動は止めるなど最大限の注意)、東京、仙台などは注意して生活し(水、雨に濡れる、食材)、青森、岩手、秋田、新潟、長野、山梨、静岡とその外側は普通通りの生活で大丈夫。
6.
「半径何キロ以内」は無関係です.福島原発を目(光)で見ることができないところは福島原発からの直接の放射線は来ません。
7.
東京、群馬、栃木、会津、山形、宮城、福島、茨城では、できるだけ早く家、玄関、道路の清掃(水を使う。拭く)が有効。絨毯や畳も可能なら頑張ってかなり湿ったぞうきんで丹念に拭く.3月に着ていた服は外でブラシをかける。連休までに怪しいものは洗濯などをしておく.特に子供のものは注意する.
8.
運動場、スポーツ施設、ビルの屋上、学校の校庭、畑は可能な限り表土を薄く取り、どこかに積み上げてビニールをかぶせておく(放射性物質を拡散させない)。
9.
お子さんも、1度や2度、雨に濡れても、水を飲んでも大丈夫(放射線障害は「被ばくの合計」だから、1)最初に待避、2)少しでも放射性物質に接しない、3)一時的に接したら、後は余計に注意する、4)余裕があれば汚染されていない場所に2,3日でも遊ばせる、などで大丈夫です.)
10.
福島と茨城の野菜や酪農品を出荷しない.(もし、売られていたら、ヨウ素、セシウム、ストロンチウムの量を聞いてから買う)。
11.
宮城、福島、茨城、千葉の海産物を出荷しない(どうしても買わなければならなければ、ヨウ素、セシウム、ストロンチウムの量を聞いて買う.大人は少しは良いが子供に与えない)。
12.
海洋の汚染(特にストロンチウム)を測定しない間は、魚は、北海道、日本海、九州沖縄、四国のものに限定して買う.ほとんど測定されていないので、かなり危険。
13.
連休明けまでだから、頑張る。
14.
福島原発は連休明けに一段落して、その後、秋まで「原発の作業」が続く。しかし、庶民にはあまり影響はなくなる.秋になると本格的な「終焉作業」が始まる.
15.
福島、茨城はできるだけ、除洗作業を進めた方が良い。もし除洗しないと本当に10年ぐらい畑が使えなくなるし、生活している人も長期に被ばくすることになるので、放射性物質がこびりつかない内に、洗い落とすのが福島の人にとってはとても大切。
「放射線は健康に影響が無い」などということは今までの学問にまったく反対なので、それは今後の課題にした方が良い。
16.
郷土を愛している人たちは「たいした事はない」と思いたいのは判るし、「福島が汚れていると言ってもらっては困る」という気持ちも分かるが、勇気を持って事実を直視することが、子供達のためになる。除洗を急いで欲しい。その方が福島の郷土を守ることになる!!
まして、福島の人を避難しているのではない.福島の人は被害者だが、事実は事実だから東電に負けるな!!汚したのは東電だから、それで子供を被ばくさせないで欲しい。
17.
原発は10年ぐらい経ったら解体が始まる。チェルノブイリは26年経ってもそのままだが、福島原発は解体が早いと考えられる.あまりコンクリートなどで固めない方がよいと私は思う。
放射線は目に見えません。また急性の病気は250ミリシーベルト以上の「急性白血球減少」ですが、それより低い被ばくでガンなどの症状がでることが知られています。
あまり「常識」や「大丈夫だよ.これぐらい」と考えずに、一生に一度しか起こらないので、後、数週間だけ頑張ってください。特に未来のある子供に注意。
(平成23年4月16日 午後10時 執筆)
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恐るべき政治家の劣悪化、クズが多い
2011-04-16
民主も自民も政治家の劣悪化が激しいと思っていた。
世襲政治家ばかりになり。まあ、世襲だから低能とは限らないが多くは苦労を知らない、人を読めない、指導力などゼロの者ばかりだ。
あるいは世襲でなければないで、T大とかK大の法学部出で言語明瞭ハキハキだが、内容は意味不明。
空き缶と枝豆の事だが自民の幹事長も同様だ。
とても、官僚を従えて、この国家社会をリードする力などありはしない連中ばかりだ。
「オリジナル民主党の現実」は自民も全く同じだ。
政治主導と言いながら、その政治能力がまるっきり無いのだ。
鳩山・小沢政権の追放劇から露骨だったが、今回の震災と原発で、とんでもない無能力ぶりが露呈されてしまった。
毎回毎回その数日間を乗り切るために、官僚と東電、保安院の言うままだ。
主導しないから、被災地へのガソリンなどの物流対策を一週間も経ってから思いつく有様。
「気がついて良かった」とは。
一ヶ月以上経っても未だ行列だらけだ。
飯舘村を放置して、見殺しにした政権と与野党政治家達。
福島県民を心配しない政治家達。
今、現在で言えば、与野党共に、少なくとも役職についている政治家は「人間のクズ」と言って良いかも知れない。
クズでない、政治家が登竜しなければ。
がけっぷち氏から引用
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
政府も野党も福島をどうしたいのだ!
久々の登場にて恐縮。
関東・東北放射能対策事業に関して、まだ人に集まってもらってもしょうがないので、おいらは準備のためにいろいろ動いているところだ。
まだ報告できるような状態じゃないので、ちょっと待ってもらいたい。
それはさておき、こうして準備に動いている間に、とんでもないことが判明したので、こうして記事に残しておくことにする。
一応、先に言っておく。
この記事で書いたことについて、おいらはすべての責任を持つ。
とんでもない話であるが、これは紛れもない事実だ。
なんとなく知ってる人も多いと思うが、おいらは基本的に目的だけ達成できれば形式なんかどうでもいいやってタイプだ。
なので、今回の事業についても、どのような形態になるかどうかなんてどうでもいいことで、どこの利権屋が得しようが、政治家やら官僚やらが甘い汁を吸おうが、正直そんなことはどうでもいい。
このへんを勘違いしている人が多数いるわけだが、おいらは利権も政治も官僚もまったく否定する気はないとずっと書き続けてきたし、使えるものはなんでも使えばいいと本気で思っている。
あたくしが欲しいのは、ただひとつ、結果のみだ。
要するに、東北や関東の環境を取り戻し、生活も経済も動くような状態になればそれでいいということだ。
というわけで、今回のこの事業についても、プランはAからFくらいまで作ってある(本日現在)。
そのうちのひとつが、国家やら行政やらをなんとかして動かそうというプランだ。
そのために、おいらの強力なブレーンである、とある大物のひとりが、さっそく政治家を動かそうと動いてくださったというわけ。
しかし…だ。
反応があまりにもひどすぎてお話にならない。
もはや、これ、怒りも呆れも苦笑いも通り越して、ポカーンと口を開けてるしかないというくらいのレベルだ。
最初に当たっていただいたのは、西日本の某所を基盤とする民主党所属の参議院議員。
まだ名前は出さない(そのうち、ドカンと公開するかもね)。
こちらの技術や、それに関する背景・実績の話をし、放射能対策をいかに進めるべきであるか、そして、どのような事業を行うべきであるか、という説明をしてもらった。
それに対し、向こうの秘書から返ってきた答えはと言えば、「余計なことはしないでいただけますか」である…。
はぁ!?
こいつ、なにを言ってんだ?
国民がテメエの生活やら安全やらを考えて、国民が選んだ議員に意見をぶつけることのいったいなにが余計なことなんだろうね?
というわけで、今度は自民党所属の某衆議院議員に対して話を持っていったわけだが…まあ、それはどうでもいいっていうか、事実上、ほとんど同じ対応だったってことだけ書いておこう。
復興がらみが利権ズブズブの問題であることは当然のように承知しているわけだが、それにしてもこりゃ酷いと思っていろいろ各所の情報を手繰ってもらったところ、さらにろくでもないことが見えてきた。
どうやら、永田町&霞が関を乗っ取っているクソ連中、福島を国民から完全にシャットアウトしたいらしい!
いま、福島の土壌等の放射能測定さえも止められているそうだ。
なんとも恐ろしいことに、国公立大学のような公的機関であっても、政府の許諾なしに(つまり、政府の検閲なしに)検査ひとつ行うことができない状態らしい。
もちろん、民間なんて、完全に蚊帳の外である。
要するに、放射能に関する話を聞いたとたん、「アッチ行け、シッシ!」って状態なわけだ。
メチャクチャ好意的に考えたとして、似非政治主導を掲げる菅政権以外の連中は、とくに民間なんぞの活躍によって、この問題に終止符を打つようなことは許さん! ということなのだろう。
繰り返すが、メチャクチャ好意的に考えたとしての話な。
普通に考えりゃ、福島を完全に見捨てたか、その逆に国民を遠ざけてなんかするつもりか、さもなきゃ、なんかの草刈り場にしようと考えてるってことだろ!
前にも書いたことだが、この地震と福島原発の件について、おいらは安心を誘うニュースも、不安に導く情報も、一切信じる気になれない。
現状がどうなのか、全然わからんし、今後もどうなるかまったくわからない状況だ。
まあ、べつにそれはどうでもいい。
ていうか、子どもでもいりゃ別かもしれないが、40手前でひとり者のおいらが放射能なんぞ恐れてもしょうがないし、最近、放射能についてちょっと面白い情報も仕入れて仲間と研究中でもある(まあ、気が向いたらそのうち書くかも)。
今後どのようになろうとも、東日本の人間であるおいらとしては、この問題と正面から戦うしかないと覚悟を決めているし、正直、どうにでもなるし、できる。
他人がなにを言おうが関係ないのだ。
そうすると決めたのだから、テメエの責任で信じるままにやるだけのことなのでね。
よって、エラそうに国民に命令しておきながら、なにひとつ責任を取るつもりのないクズどもにハッキリ通告しておく!
国民が自立して戦おうという行動を邪魔するんじゃねえ!
おまえらこそ、なにもできねえなら、さっさと手を引け!
即刻、辞表出して、自ら小菅の独房に行きやがれ!!
もとより、この方面については期待してなかったが、ヤツらの本音がわかっただけでも収穫はあった。
というわけで、またもやいろいろと潜行準備活動に移ろうと思う。
みんなはしばし待ちながら、ぜひともこのクズどもに圧力をかけまくってくれ!
世襲政治家ばかりになり。まあ、世襲だから低能とは限らないが多くは苦労を知らない、人を読めない、指導力などゼロの者ばかりだ。
あるいは世襲でなければないで、T大とかK大の法学部出で言語明瞭ハキハキだが、内容は意味不明。
空き缶と枝豆の事だが自民の幹事長も同様だ。
とても、官僚を従えて、この国家社会をリードする力などありはしない連中ばかりだ。
「オリジナル民主党の現実」は自民も全く同じだ。
政治主導と言いながら、その政治能力がまるっきり無いのだ。
鳩山・小沢政権の追放劇から露骨だったが、今回の震災と原発で、とんでもない無能力ぶりが露呈されてしまった。
毎回毎回その数日間を乗り切るために、官僚と東電、保安院の言うままだ。
主導しないから、被災地へのガソリンなどの物流対策を一週間も経ってから思いつく有様。
「気がついて良かった」とは。
一ヶ月以上経っても未だ行列だらけだ。
飯舘村を放置して、見殺しにした政権と与野党政治家達。
福島県民を心配しない政治家達。
今、現在で言えば、与野党共に、少なくとも役職についている政治家は「人間のクズ」と言って良いかも知れない。
クズでない、政治家が登竜しなければ。
がけっぷち氏から引用
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
政府も野党も福島をどうしたいのだ!
久々の登場にて恐縮。
関東・東北放射能対策事業に関して、まだ人に集まってもらってもしょうがないので、おいらは準備のためにいろいろ動いているところだ。
まだ報告できるような状態じゃないので、ちょっと待ってもらいたい。
それはさておき、こうして準備に動いている間に、とんでもないことが判明したので、こうして記事に残しておくことにする。
一応、先に言っておく。
この記事で書いたことについて、おいらはすべての責任を持つ。
とんでもない話であるが、これは紛れもない事実だ。
なんとなく知ってる人も多いと思うが、おいらは基本的に目的だけ達成できれば形式なんかどうでもいいやってタイプだ。
なので、今回の事業についても、どのような形態になるかどうかなんてどうでもいいことで、どこの利権屋が得しようが、政治家やら官僚やらが甘い汁を吸おうが、正直そんなことはどうでもいい。
このへんを勘違いしている人が多数いるわけだが、おいらは利権も政治も官僚もまったく否定する気はないとずっと書き続けてきたし、使えるものはなんでも使えばいいと本気で思っている。
あたくしが欲しいのは、ただひとつ、結果のみだ。
要するに、東北や関東の環境を取り戻し、生活も経済も動くような状態になればそれでいいということだ。
というわけで、今回のこの事業についても、プランはAからFくらいまで作ってある(本日現在)。
そのうちのひとつが、国家やら行政やらをなんとかして動かそうというプランだ。
そのために、おいらの強力なブレーンである、とある大物のひとりが、さっそく政治家を動かそうと動いてくださったというわけ。
しかし…だ。
反応があまりにもひどすぎてお話にならない。
もはや、これ、怒りも呆れも苦笑いも通り越して、ポカーンと口を開けてるしかないというくらいのレベルだ。
最初に当たっていただいたのは、西日本の某所を基盤とする民主党所属の参議院議員。
まだ名前は出さない(そのうち、ドカンと公開するかもね)。
こちらの技術や、それに関する背景・実績の話をし、放射能対策をいかに進めるべきであるか、そして、どのような事業を行うべきであるか、という説明をしてもらった。
それに対し、向こうの秘書から返ってきた答えはと言えば、「余計なことはしないでいただけますか」である…。
はぁ!?
こいつ、なにを言ってんだ?
国民がテメエの生活やら安全やらを考えて、国民が選んだ議員に意見をぶつけることのいったいなにが余計なことなんだろうね?
というわけで、今度は自民党所属の某衆議院議員に対して話を持っていったわけだが…まあ、それはどうでもいいっていうか、事実上、ほとんど同じ対応だったってことだけ書いておこう。
復興がらみが利権ズブズブの問題であることは当然のように承知しているわけだが、それにしてもこりゃ酷いと思っていろいろ各所の情報を手繰ってもらったところ、さらにろくでもないことが見えてきた。
どうやら、永田町&霞が関を乗っ取っているクソ連中、福島を国民から完全にシャットアウトしたいらしい!
いま、福島の土壌等の放射能測定さえも止められているそうだ。
なんとも恐ろしいことに、国公立大学のような公的機関であっても、政府の許諾なしに(つまり、政府の検閲なしに)検査ひとつ行うことができない状態らしい。
もちろん、民間なんて、完全に蚊帳の外である。
要するに、放射能に関する話を聞いたとたん、「アッチ行け、シッシ!」って状態なわけだ。
メチャクチャ好意的に考えたとして、似非政治主導を掲げる菅政権以外の連中は、とくに民間なんぞの活躍によって、この問題に終止符を打つようなことは許さん! ということなのだろう。
繰り返すが、メチャクチャ好意的に考えたとしての話な。
普通に考えりゃ、福島を完全に見捨てたか、その逆に国民を遠ざけてなんかするつもりか、さもなきゃ、なんかの草刈り場にしようと考えてるってことだろ!
前にも書いたことだが、この地震と福島原発の件について、おいらは安心を誘うニュースも、不安に導く情報も、一切信じる気になれない。
現状がどうなのか、全然わからんし、今後もどうなるかまったくわからない状況だ。
まあ、べつにそれはどうでもいい。
ていうか、子どもでもいりゃ別かもしれないが、40手前でひとり者のおいらが放射能なんぞ恐れてもしょうがないし、最近、放射能についてちょっと面白い情報も仕入れて仲間と研究中でもある(まあ、気が向いたらそのうち書くかも)。
今後どのようになろうとも、東日本の人間であるおいらとしては、この問題と正面から戦うしかないと覚悟を決めているし、正直、どうにでもなるし、できる。
他人がなにを言おうが関係ないのだ。
そうすると決めたのだから、テメエの責任で信じるままにやるだけのことなのでね。
よって、エラそうに国民に命令しておきながら、なにひとつ責任を取るつもりのないクズどもにハッキリ通告しておく!
国民が自立して戦おうという行動を邪魔するんじゃねえ!
おまえらこそ、なにもできねえなら、さっさと手を引け!
即刻、辞表出して、自ら小菅の独房に行きやがれ!!
もとより、この方面については期待してなかったが、ヤツらの本音がわかっただけでも収穫はあった。
というわけで、またもやいろいろと潜行準備活動に移ろうと思う。
みんなはしばし待ちながら、ぜひともこのクズどもに圧力をかけまくってくれ!
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