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もうすぐ北風が強くなる

震災・原発 今日の動き

 (共同)

<東日本大震災:24日の動き>

【14:14】石油情報センターが24日発表したレギュラーガソリンの全国平均小売価格は、22日現在で、1リットル当たり前週(14日)比2円70銭上昇の151円20銭で、2008年10月以来、約2年5カ月ぶりに150円を超えた。

【14:00】東京都は、金町浄水場の放射性ヨウ素が基準値を下回ったため、乳児について24日は水道水の摂取を控える必要はなくなったと発表した。

【13:17】仙谷由人官房副長官は24日午後、各府省の事務次官らに対して、阪神大震災を参考に震災復興に関する特別立法の準備を進めるよう指示した。

【12:58】放射性ヨウ素が検出された東京都の金町浄水場で、都が24日再調査した結果、乳児の基準値100ベクレルより値が下回ったことが分かった。

【12:47】千葉県水道局は24日、同県内の浄水場2カ所で乳児の摂取制限の基準を超える放射性ヨウ素が検出されたと発表した。

【12:37】東京消防庁は24日、福島第1原発3号機での放水活動を実施しないと発表した。東京電力が水を供給するポンプの試運転を予定しているため。

【12:32】厚生労働省によると、飯館村で採取したブロッコリーからは1キログラム当たりヨウ素1万7000ベクレル、セシウム1万3900ベクレルが検出されているが、雑草からの検出量はこれを大幅に上回る。

【12:32】文部科学省は24日、福島第1原発から約40キロ離れた福島県飯館村内で採取した雑草の葉から、1キログラム当たりヨウ素254万ベクレル、セシウム265万ベクレルを検出したと発表した。

【12:03】埼玉県川口市によると、摂取制限を上回る放射性ヨウ素が検出されたのは22日採取の水道水。24日採取分は基準値を下回っているとしている。

【11:35】東京電力は24日、午後6時20分からの第1グループの計画停電を実施すると発表した。午後3時20分から予定していた第5グループについては実施を見送る。

【11:12】枝野幸男官房長官は24日午前の記者会見で、東京都が乳児用に飲料水ペットボトルの配布を始めたことに関連し「国としてもペットボトルの増産と適切な対応を関連部局に指示したい」と述べた。

【11:07】埼玉県川口市は24日、市内の浄水場で採取した水道水から、乳児の摂取制限を超える1キログラム当たり120ベクレルの放射性ヨウ素が検出されたことを明らかにした。

【10:51】宮城県によると、東北電力女川原発の緊急時に、国などが現地対策本部を設置する拠点となる女川町のオフサイトセンターが、津波で壊滅していたことが24日分かった。

【10:31】オーストラリアの食品基準管理当局は24日、福島第1原発事故で放射性物質による汚染の懸念が出ているとして、福島と群馬、茨城、栃木の4県で生産された乳製品など一部食品の輸入を停止することを決めた。

【09:36】東京電力は24日朝、安全が確認されたとして福島第1原発3号機の復旧作業を再開した。

【09:03】気象庁によると、24日午前8時56分ごろ、茨城県南部で震度5弱の地震があった。

【07:52】AP通信によると、カナダの食品検査庁は23日、福島第1原発の付近で生産された乳製品と果物、野菜について、安全を証明する書類がなければ同国への輸入を認めないとの輸入管理の強化策を発表した。

【06:30】トヨタ自動車は23日、東日本大震災の影響を受けて米国で今後、生産中止が拡大する可能性があるとの見解を示した。

(共同)

 [2011年3月24日14時16分]
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武田:赤ちゃんを風呂に入れて良いか。なぜそんなに違うのか?

 原発に批判の立場で、抑制的で冷静な説明を見つけました。
 もっと早くに、紹介できれば良かったと思います。
 ただ、誰の意見、説明であろうと、盲信することなく、自分考えて判断することが必須です。

 中部大学:武田邦彦氏から

原発 緊急情報(26) 赤ちゃんをお風呂に入れても大丈夫?

福島原発が爆発して放射線をもつ「粒(目に見えない小さな粒)」がホワーと原発の上に立ち上りました。イメージとしては小さな火山が噴火して火山の煙が立ち上ったようなものです。
福島原発は太平洋に向いていますし、風は西風なので、ホワーと舞い上がった「粒」は風にのってほとんどは太平洋にいったと思いますが、わずかの「粒」がどうも北西(福島)の方と、南に行ったのです
.
つまり、福島原発から放射線が四方八方に飛んででたのではないので、そこを誤解すると(国がそのように説明したから誤解しても無理はないのですが)、判らなくなります
.
ホワーと上がった「放射線の粒」は風にのって福島市などに行きましたし、遠くは利根川上流にも飛んでいきました。
福島市の「放射線」は20マイクロ(シーベルト)ぐらいになったのですが、その時の様子を詳しく書きます。この情景を思い起こせれば、「東京の水は飲んでもよいの?」、「子供をお風呂に入れても良いの?」ということもわかります。
・・・・・・・・・
情景を目に浮かべるために、自分(読者の方)が「目に見えない粒」に変身して、風に乗り、福島原発から福島市まで飛んでいったとします。
上空から見ると福島市が見えてきます.そこで風が弱くなったので、徐々に下に降りてきて、地上1.5メートルぐらいで止まりました。
そこに文科省の車がきて「放射線」を測ります.そこで測っているものは「粒から光のようにでる放射線」です。
つまり、福島原発から放射線(光のようなもの)が飛んでくるのではなく、「粒」が飛んできて、その「粒」から放射線がでるのです。
文科省の車が行った後、読者のお一人がそこを通りかかるとします。「粒」は放射線を出し続けていますから、その人は、まず「粒からでる放射線で被曝」します。またその人は人間ですから、息をすって呼吸をします.その時に、「粒」はその人の肺に入ってしまうのです
.
つまり、「粒からでる放射線(外からの被曝)」と「粒を吸い込むので、体内での放射線(体内からの被曝)」の二つの放射線をあびることになります。
おそらく、今の福島市役所は、「飛んできた粒」から放射線をあびること、その後、自分がその「粒」を吸い込んでしまう事を知らないのではないかと思います。
だから、マスクがいるし、雨が降ると放射線が上がるのです。
また外出するとその「粒」が衣服に付着しますから、家に帰ったら玄関の外でティッシュで拭かなければなりません。
・・・・・・・・・
実はここで読者の方に謝らなければならないことがあります。
放射線の法律によると、「ある場所」の「実効線量(放射線の量)」は「外からのもの+体内からのもの」を合計することになっています.たとえばそれが3ヶ月で1.3ミリシーベルトになりそうだったら、「管理区域」にしなければならないなどとなっています。
この通達は文科省からでているので、同じ文科省の発表だから発表される数値はこの2つの合計と思っていたのですが、今日、調べたら、もしかすると「外から」だけかも知れないのです。
かなり調べましたが、まだ判りません。
もし、文科省が公表している放射能が外からだけのものなら、それを約2倍しないと正しい放射線の量になりません。
約2倍というのは、チェルノブイリの時には、「外から」と「体内から」の比率はおおよそ同じでした。だからもし文科省のデータが「外から」だけなら、2倍にしなければなりません。
福島が20マイクロなら正しくは40マイクロになります。もう少し調べます
.
・・・・・・・・・
ところで福島市に降ってきた「放射線を出す粒」は人の肺に入るだけではなく、地面、ホウレンソウ、どんな作物、樹木、ネコ、イヌ、川、ビルにも降り注ぎます
.
「粒」はえり好みしませんから、どこにでも同じく降ります。ただ、人間、ネコ、イヌ、ウシなどの動物は呼吸するので、体の表面につくと同時に肺に入るというだけ余計に被曝します。
このように「粒」がおおよそでもイメージできると、「なぜホウレンソウ?」、「なぜ水道?」というのが判りますし、「ホウレンソウはどのぐらい危ないの?」、「水道は飲んで良いの?」というのも判ります
.
・・・・・・・・・
「放射線をだす粒」はどこでも誰でも何でも「平等」に降ります. 人間も、イヌも、土も、ホウレンソウも、小松菜も、川にも同じく降ります
.
ということは、ザッと言って、「自分が汚染されると同じく」、ホウレンソウもウシも川も汚染されます.もちろん、「粒」は野菜の好き嫌いもないので、どの野菜がどうということはありませんが、「根菜類」は地下に潜っているので、汚染されません。
ホウレンソウが汚染されているのは、「粒」が降ってくるからです
.
牛乳が汚染されているのは、ウシが呼吸するときに「粒」を肺にいれるからです。
水道水が汚染されるのは「粒」が川にも落ちるからです
.
だから、ザッと言うと{「自分」+「食べた野菜」+「飲んだ水道水」+「飲んだ牛乳」}になります。汚染されたものを体に入れれば、自分が被曝した量が何倍かになりますので、できるだけ採らない方が良いと言うことになります。
・・・・・・・・・
そうすると次のことも判ります。
「なぜホウレンソウ?」・・・「ホウレンソウだけ測定したから」
「なぜ水道水?」・・・・・・「川から水をとったから」
ということになります。
でも、良いこともあります。「粒」は平等に降りますから、自分にも川にも同じだけ降ります。だから「ドンドン汚れる」というのではなく「自分が汚れたと同じぐらい汚れる」ということですから、限度があるのです。
その点では限度があるから安心です
.
また、赤ちゃんをお風呂に入れると水道水からの放射線をあびますが、人間の皮膚は放射線に強いので、飲むのに比べれば10倍で同じぐらいになります。
(非常時の被曝ですが、皮膚は10倍大丈夫とされています。)
だから、お風呂は大丈夫です。回数をやや少なくするのも良いと思います。
また「粒」は「こすると落ちやすい」という性質がありますから、お風呂からでたら良くタオルで拭いて上げるのも良いでしょう
.
・・・・・・・・・・・・
読者の方からのご質問が多いので、時間の許す限り書いていきます。特に、水、洗濯、台所で使う水、安心な食材、ベクレルとシーベルト、体外被曝と体内被曝、規制値がなぜ低い値になっているのにテレビに専門家は高い数字を言うのか?など数字が入る難しい問題も徐々に書いていきます
.
(平成23年3月23日 午後9時 執筆)

緊急情報(27) なぜ、そんなに違うのか?

(昨日、3月23日になって、メールのご返事が時間的にできなくなりました。申し訳ありません。全数、読んではいます。そこでご質問を中心にブログをすこし詳しくして書きます。)
今日は、「法律の規制値では厳しい数字が出ているのに、政府やテレビでは大丈夫、大丈夫と言っているのは、どうしてそんなに違うのか」ということを説明したいと思います。
多くの人がこれに疑問を抱いてどちらが正しいかと心配しているからです。
・・・・・・・・
すでに述べたことですが、単なる計算間違いがあります。
「20マイクロは大したことない。1回のレントゲンが600マイクロだから」
といった東大教授はかけ算ができずに間違っただけです。
20マイクロは1時間あたりですから30時間で1回分のレントゲンにあたります。
もし20マイクロでも大丈夫と言っていると福島市に住んでいる幼児は1ヶ月に24回のレントゲンを受けることになります。
このような計算間違いは人の命に関することですから、この際、テレビは責任を持って一度修正をしておいたほうがいいと思います。
・・・・・・・・・
「54000ベクレルのホウレンソウは大丈夫だ。規制値の3000ベクレルは毎日、1年間、食べ続けた時の値だから」
と言った広島の放射線の専門家も割り算ができなかっただけで訂正が必要です. 54000のホウレンソウは水洗いした後の茨城産のホウレンソウです
.
54000を3000で割ります. そうすると18になります。つまり規制値の18倍です. 365日を18で割ると20日になります。毎日、ホウレンソウを食べると20日で規制値を超えます
.
毎日でなくても、1ヶ月に20回食べると1年分の規制値を超えることになります。
・・・・・・・・・
「ヨウ素の半減期は8日だから、すぐなくなる」
と言う人が多いのですが、規制値はもちろん半減期を考慮しています。専門家が議論して決めている数字ですから、半減期は大切な数字で、それを入れているのは当たり前です
.
特に、現在のように継続的に原発から放射線物質がでている時には、半減期はほぼ関係がありません。(つぎから次と新しいヨウ素が降っているから)
・・・・・・・・・さて、準備を終えて・・・・・・
一般人が1年に浴びてもいい放射線の量は、1ミリシーベルトと決まっています。これに対して、テレビの専門家は100ミリシーベルトまで大丈夫だと言っています。
この100倍の差は何でしょうか。
まず第1に国際的な取り決めです。例えば食品ですと日本だけが特別な規制をしていると輸出ができません。日本の食品を絶対に輸出しないと決めれば、日本だけの規制ができますが、それは無理なのです。食品以外でも日本だけが規制が緩いと外国人旅行客や外国企業の進出も難しくなります.
そこで今まで放射線についてはICRP(国際放射線防護委員会)、食品についてはWHO(世界保健機構)の規制を使っていました。この震災で規制要求に高くすることになりましたが、そうすると外国は日本産の食品の輸入を禁止すると思います。
2番目の理由は、放射線をあびる原因を一つだけに限定するとテレビで言っているように100ミリシーベルトぐらいでも安全ですが、その人はレントゲンを受けたり、今度の事故のように、空気からの被曝、水からの被曝、ホウレンソウからの被曝、牛乳からの被曝などいろいろなところから放射線を受けます。
これだけなら5種類ですが、例えば10種類の被曝原因があると100を10で割って規制値は10ミリシーベルトになります。
さらに人間にはいろいろな人がいて、赤ちゃんや妊婦、それに放射線に感度の高い人がいます。赤ちゃんは3倍ぐらい感度が高いので、10を3で割って、3mm シーベルトぐらいになります。
わたくしの知っている限りでは、日本の規制値の議論では3ミリシーベルトぐらいが良いということもありましたが、国際基準が1ミリシーベルトなので、1990年の国際勧告に従って1ミリシーベルトになっています。
ただ日本国内だけの法律ではこれの5倍から6倍ぐらいになっていますが、いずれにしても1年で5ミリシーベルトぐらいより大きな数字は非現実的です
.
そもそも、この値のもとになっている「電離放射線障害防止規則」は昭和47年に制定されて平成23年の1月14日に改正されるまで、長い間の議論を経てますから、それが突然おかしな数字だというのも奇妙なことなのです。
・・・・・・・・・
推定ですが、テレビに出た専門家は悪意はなかったと思いますが、規制値をそのまま言うと福島市の人が怯えてしまうのではないかとか、疎開する先がないとか、水が飲めなくなるとどうするかとか、ほうれん草の代わり何を食べるかということを心配されたのではないかと思います。
これは考え方の問題ですが、私はそのようなことは専門家が発言すべきことではなく、専門家をあくまでも自分の専門に沿って正しいことをいうべきだと思います。
また、「安全である」というのが風評を煽ることなのか、規制値をそのまま言うのが煽るのかは簡単ではありません。
わたくしが風評の専門家に説明を受けた時には、「風評とは正しい情報が伝わらない時に起こる」と教えていただきました。
煽るか煽らないかというのは専門家が考えることではなく、専門家は事実を述べるだけで、あとは行政とか政治がそれをどうするかを決めるべきだとわたくしは考えています。
・・・・・・・・・
数字が大きく違う第三番目の原因は、今回の事故はどのくらい長く続くかという見方にあります。
1週間で終わるというならば、1年間に1ミリシーベルトという基準値は厳しいでしょう。
1ヶ月で終わるというならば規制値を12倍ぐらいはできます(12ミリシーベルトまでOK)。
さらに原発から出る放射性物質の大物は半減期が30年ぐらいありますから1年以上影響があるとするならば、最初から1年ぐらいの規制値を考えておかなければならないということになります。
これが「直ちに健康には影響がない。」という言葉になって繰り返し言われるようになりました。
確かに福島原発が爆発してから2、3日の時点では、すぐ収束すると考える人と、少し長引くと思っている人がいたと思います。
わたくしのスタンスは、すぐ終わっても長引いても、一応は安全サイドで考えておいて、すぐ終われば「それでよかったな」と思うというのがわたくしの考え方でした。
なにしろ、相手が放射線ですから、このような見方をするのが今までの規制の考え方でもありました。
・・・・・・・・・
極端に心配する必要はありませんが、一度浴びた放射線は体の免疫力以外に回復するのは難しいので、できるだけ注意して生活をするという必要があると思います。
従って、すでに言っていますけれども、福島市の人は危険ですが、東京の人はまだ余裕があるというのが現状ですから、それを全体的に頭に入れて行動されるのが良いと思います。
(また時間を見てブログを書くことにします。また十分にチェックする時間がなく、誤字脱字が多く皆さんにご迷惑をおかけしています。どうぞご容赦ください。)
(平成23年3月24日 9時 執筆)

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「健康に影響ない」 それでも「出荷制限」の不可解

(J-CASTニュース)
茨城のホウレンソウ「健康に影響ない」 それでも「出荷制限」の不可解
2011/3/22 19:45

東京電力の福島第1発電所の事故を受け、政府は暫定基準値を超える放射性物質が検出された野菜などの出荷を控えるように関係自治体に指示した。このため、出荷制限の対象になった地域での風評被害が広がる可能性も指摘されている。
政府は「出荷制限の対象品目を摂取し続けたからといって、直ちに健康に影響を及ぼすものではない」と説明する。にもかかわらず、なぜ出荷を制限するのか。

「なぜ出荷を控えなければならないのか」

政府の原子力災害対策本部(本部長=菅直人首相)が2011年3月21日午後、福島、茨城、栃木、群馬4県の知事に対して、当分の間、ホウレンソウとカキナの出荷を控えるように指示。福島県については、牛の原乳についても出荷を控えるように指示した。
この措置は、原子力災害対策特別措置法に基づいたもの。枝野幸男官房長官は、同日午後の記者会見の中で措置の理由を、

「いわゆる暫定基準値を超える数値が測定されている」
と説明する一方で、検出された放射性物質の量については、
「これは人体に影響を及ぼすような数値ではない」
とも強調した。

これを受けて、
「仮に人体に影響を与えないのであれば、なぜ出荷を控えなければならないのか」
といった声が続出。東京都の猪瀬直樹副知事も、
「菅首相が4県の『出荷制限を指示』しながら『過剰な反応がないよう冷静な対応を』は矛盾している」
と指摘している。

そもそも、この暫定値は、厚生労働省が震災を受けて3月17日に発表したもので、
「これを上回る食品については食品衛生法第6条第2号に当たるものとして食用に供されることないよう対応する」
と、方針が定められた。

 基準値そのものに問題がある?

この値は、国際機関の国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告をもとに、原子力安全委員会が定めたもので、野菜類についての暫定基準値は、1キログラムあたり放射性ヨウ素2000ベクレルだとされている。

3月20日には、茨城県日立市で露地栽培されていたホウレンソウから1キロあたり5万4000ベクレルの放射性ヨウ素を検出。この値を大まかに換算すると、およそ1200マイクロシーベルトになる。健康に影響があるとされる目安の放射線量は年間100ミリシーベルト(10万マイクロシーベルト)だ。
 単純化すると、この放射線量は、今回問題化しているホウレンソウ83キロ分。1年間に、この量を食べることは考えられず、実際のリスクはほんどないとの見方もできる。

この状況をめぐっては、3月22日午前の官房長官の会見では、
「暫定基準値自体、意味があるのかないのか分からない」
との疑問すら出ている。これに対して、枝野官房長官は

「調査を行わなければならないということについての基準値を設けたわけで、そうしたもの(基準値)を超えているので、それについて鋭意調査する。同時に、念のため、例えばホウレンソウなどについての出荷を規制するなどの万全の策をとっている」
「いくつか出てきている(基準値を超えている)ものについては、そうしたことで考えられている非常に保守的な数字」と述べ、あくまでも健康上の問題はないことを繰り返した。
 ただ、これは基準値そのものに問題があるとも受け取れる発言だ。
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いろんな旅を続けています。
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