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もうすぐ北風が強くなる

4号機の燃料棒は圧力容器の外。5、6号機も危険か

 国土交通相は第一原発から半径30kmを上空飛行禁止とした。
 4号機の燃料棒と外界を隔てるものは建家のみ。5、6号機も同様の危険か。
 2号機は格納容器の破損。水が循環しなくなり、燃料棒が露出を続けると、溶け落ちて核分裂が再開する。

 深刻な被害の恐れ 4号機燃料棒、圧力容器の外に (日経)
 2011/3/15 12:40

 東京電力の福島第1原子力発電所の現状が深刻になってきた。2号機が原子炉の心臓部に近い格納容器の一部が破損したほか、定期検査中で運転を停止していた4号機で火災が発生した。水素爆発によって建屋が吹き飛んだ同1、3号機の被害を上回る恐れがある。

 4号機は定期検査中で、使用済み燃料は原子炉の中心部から外されてプールの中に漬かっていた。冷温停止状態で燃料を抜き出したものの、まだ燃料は高温状態だった。地震により冷却水を循環させるシステムが止まり、プール内の水の温度が上がった。通常はプール内の温度は25度だが、午前4時の段階で84度まで上がっていたという。

 プールの水が高温になって水蒸気が発生し、燃料表面の金属と反応して、水素が発生したとみられる。その水素が建屋の屋上付近にたまり、水素爆発が起きた可能性が高い。この爆発を引き金に、火災が起きたと推測している。

 火災が発生したのは、4号機の原子炉建屋の5階屋根付近。2号機で15日午前6時14分に爆発が起き、従業員を一時退避させたこともあり、火災の確認は9時38分だった。同日午前6時14分に発生した2号機の爆発との因果関係は不明という。

 現在、使用済み燃料が入るプール内に水があるかどうかは不明で、東電は調査を急いでいる。プールに水がなければ、燃料からは放射線物質が放出される。炉内に燃料があれば、圧力容器、格納容器、建屋の順番で放射線物質の漏えいを防ぐとりでがあるが、4号機のケースでは建屋しかない。放射性物質が外部に放出させる危険性が高まった。

 一方、2号機で問題になっているのは、格納容器の底部にある圧力抑制室と呼ばれる部分。緊急事態に圧力容器内に注水するための水源となっており、放射性物質を多く含む。ここになんらかの損傷や欠陥があると、水が送れなくなるほか、放射性物質を含んだ気体や水が建屋に漏れ出す恐れがある。また、建屋は1号機や3号機と同じように内部に水素がたまっている可能性も否定できず、水素爆発を起こせば、一気に放射性物質を含んだ気体や水が周囲に拡散してしまう。

 2号機では放射性物質を隔離する最後の砦(とりで)といわれる格納容器が破損し、非常用の水の注入ができない状態が続くと、圧力容器内で燃料棒が水から露出しつづける可能性が高い。すると、露出部分が高温で溶け、下に燃料そのものが落ちる。制御棒で囲まれている間は核分裂を抑えていたが、溶け落ちることで圧力容器の底で、再び核分裂が始まる。燃料棒の冷却が進まず、「メルトダウン」と呼ばれる完全な炉心溶融が起きる可能性も高まり、放射性物質が完全に建屋の外に出る可能性が高くなる。





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福島第1原発周辺で最高400ミリシーベルトの放射線を観測=枝野官房長官
2011年 3月 15日 12:00 JST

 枝野幸男官房長官は15日午前11時過ぎに会見し、東京電力福島第1原子力発電所の一連の爆発、火災などを受け、第3号機の周辺で午前10時22分現在に400ミリシーボルト(0.4シーベルト=40万マイクロシーベルト)の放射線を観測したことを明らかにした。同長官は、この濃度について「身体に影響を及ぼす数値であることは間違いない」と述べた。

 4号機は、2号機、3号機と同様に原子炉の冷却に支障が生じた。原子炉内で燃料棒が露出、水素が発生して建屋が爆発した2号機、3号機と同様の状態になり、火災が発生したという。枝野官房長官は冷却作業を続け早期に事態を収拾したいと述べた。

 この日午前6時過ぎに爆発した2号機では、今後大きな爆発が起こる可能性は低いが、若干の放射性物質が出ているという。煙が出ているという報告があるが、欠損したとみられる部分から水蒸気が出ているとみられると語った。2号機周辺では午前10時22分現在30ミリシーボルト、4号機周辺では100ミリシーボルトの放射線が観測されているという。

 枝野長官は、このため同原発にいた800人のうち、原子炉の冷却のため注水作業に従事している50人を除き退避したと説明。また周辺20キロメートル圏内の住民全員の避難を徹底し、さらに30キロメートル圏内の住民には自宅や事務所に屋内退避するように指示をしたと語った。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[東京 15日 ロイター] 

 福島第1原子力発電所では、3号機付近で400ミリシーベルト、4号機あたりで100ミリシーベルトの放射性濃度を検出している。枝野幸男官房長官によると、従来とは単位が違う値で、人体に影響のある濃度だという。 
 菅直人首相は同日午前、記者会見し、福島第1原発周辺で漏えいしている放射能の濃度が高まっており、さらなる漏えいの可能性が高まっていると指摘、すでに屋内退避を要請している半径20キロメートル以内の住民だけではなく、20キロから30キロメートル内の住民にも屋内退避を求めた。 

 同原発2号機では、15日午前6時14分ごろ、圧力抑制室付近で爆発音が発生した。

 爆発音発生後、午前8時30分過ぎには、同原発の正門付近で8217マイクロシーベルトの放射線量が検出された。ただ、放射線量は午前8時50分の時点で2208マイクロシーベルトまで低下した。

 福島第1原発2号機では、昨夜、海水を注入していたポンプの燃料が切れたことから、燃料棒が露出した状況が継続、その後再び海水注入を再開したが、水位が十分上がらず、不安定な状態が続いていた。  

 共同通信などによると、福島第1原発から南に110キロ離れた茨城県東海村の研究施設で15日午前7時46分ごろ、5マイクロシーベルトの放射線量を検出した。これは、同場所で通常検出される値の約100倍。  

 福島第2原発では1号機、2号機に続いて4号機が安定的な冷温停止状態になった。しかし、4号機の建屋の4階付近で出火、東電によると、現在、鎮火活動中という。 

 枝野官房長官は15日早朝、政府と東京電力が現地の情報を同時に一体に受けとめ、対応を一体的に判断していくために、統合連絡本部を設置すると発表した。本部の場所は東京電力内に設置する。
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情報を隠して危機を煽る政府と東京電力

 東京電力も保安院も、そしてなにより政府がパニックを恐れるあまりに情報隠蔽に近いことをしている。
 その中で、政府と東京電力は電力不足の危機感を煽ろうとしている。
 危機を隠蔽して、逆に危機を煽るのは許せない。

広瀬隆さん 電力不足危機あおる東電に憤り (デイリースポーツ)

 東日本大震災で、東京電力福島第1原発が爆発事故を起こし、東電は「計画停電」を実施した。原発の危険性を告発し続けてきたノンフィクション作家広瀬隆さんに事態をどう受け止めたか聞いた。

 何よりも心配なのは、被ばくに関する情報だ。発表するのは1時間当たりの放射線量。それを1年間に浴びてもいいとされる線量などと比較して、すり替えている。呼吸による内部被ばくの可能性も高い。住民の被ばくを防ぐことが最優先課題だ。

 停電にしても、首都圏に集中する中央官庁や産業界が節電すれば、止めなくても大丈夫なはずだ。水道や病院、救急態勢に優先的に送電しなければならないのに一体、何をやっているのか。

 東電は「電力が不足する」と危機感をあおって「もっと原発を造らなければならない」という方向に持っていき、原発の必要性を市民の頭に刷り込みたいのだろう。今後を見据えて、いろいろな戦略を練りながら巧妙に対応しているはずだ。本当に腹立たしい。

(2011年3月15日)
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