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もうすぐ北風が強くなる

小沢氏3/31会見「検察権力乱用をチェックできない異端の国

 小沢

   3/31 小沢一郎 代表 記者会見  4/1  「銅のはしご」氏から

【 記者会見 要旨 】
玉城 デニー 幹事長
 今日は,山本太郎代表が参議院本会議のため,小沢一郎代表が皆さまからの質問に答えさせていただきます。

A社 記者 ; 日米ガイドラインについて,党の意見と,小沢代表の意見を。どのようなお考えを持っていらっしゃるのかを。

小沢 一郎 代表
 日米安保条約を結んでますからね,日本の平和維持のために 日米で協力するという意味での色んな打ち合わせやルールの策定やら(が行なわれる)そういうものは構わないと思うんですけれども,
 それが,どんどん範囲を広げてシーレーンの防衛だ,いや何だかんだつって日米間の広範囲な,直接 日本の防衛という範囲を逸脱するような,越えるような範囲のものについてまで ,日米のガイドラインという名前で取り決めていくというのは,必然的に,いわゆる集団的自衛権の話しとも当然結びつくわけですけれども,

 わたくしは飽くまでも日米の安保条約,そして日本の平和,もちろん安保には極東の地域の平和維持ということも入っていますけれども,基本的に日本の安全を確保する,平和を守るということに限定しながらのものであるべきだと,そう思ってます。

A社 記者 ; 沖縄の立ち位置は,どのようにお考えかを。

小沢 一郎 代表
 沖縄だって同じですよ。日本国なんだから。
 アメリカとの軍事的な面で言いますと,沖縄だけじゃなく,アメリカ自身が,前線に実戦部隊を配置する必要がない,有事即応の体制が取れればいいということで,ヨーロッパからも5万,6万という兵力が撤退してますし,事実上,沖縄の海兵隊もグァムのほうに大半は移ってるわけです。

 ただ,有事の際の色んな有事即応のための連絡機能とか,あるいは指揮機能とか,あるいは情報活動とかいう面での日本の基地。それは結局,沖縄に集中してるわけですけれども,その意味での役割は残しておきたいというのはアメリカの意向ですし,私共もそういう範囲での米軍の日本の駐留ということであろうと。あるべきだと。
 まさに,それで十分だ
と思います。

 ただ,沖縄始め日本の国土の防衛に隙間ができたとすれば,それは日本自身のことですから,日本はその役割は埋めていかなくてはならない。そう思っております。  
 あなたの仰るのは,どういう意味かな? いいの? これで?

A社 記者 ; はい。大まかなお話しを伺えれば結構です。

B社 記者 ; 3点伺います。集団的自衛権の行使容認について,小沢代表は国連の決議でとのご意見だと思うんですが。

小沢 一郎 代表
 国際紛争(の解決方法について)ね。

B社 記者 ; はい。1点目が,国連には今でも敵国条項があるが,そことの矛盾と言うか現状を。また敵国条項を残したまま安倍政権が集団的自衛権の行使をしようとしていることをどうお考えかを。<小沢代表・頷きつつ聞く>

小沢 一郎 代表
 国連が戦勝国を中心にして作られたということの1つの表れとして,そういうような条項が入ったということだろうと思います。 
 もちろんこれは,僕は,今日(こんにち)の段階で なくすべきだと思いますけれども,そのことの労力のほうが非常に大きくて,却って,それ以上に現実の問題として,今,他の国もですね,ドイツその他の同盟国は敵国としてどうのこうのということを今さら目くじら立てるという国はあるわけではないんで。
 それよりも,平和維持の機能がもっとスムースに発揮できるような国連にすべきだろうと思います。

 その1つは,常任理事国は拒否権を持っている。何かとなると(拒否権を発動する)。
  湾岸(戦争)のときには,ソ連と中国が欠席して満場一致になりましたけれども,とにかくウクライナであろうが,何であろうが皆,拒否権ということになっちゃうと。

 わたくしは,この,今の常任理事国だけが権力・権限を持つという仕組みは,良くないと(考えていて)やはり,安保理事会で権限を持つ,しかし,どうしても理事会の運営・決定がおかしいという場合には総会にかけて,国連総会で多数の意見で決定するというやり方を,わたくしはすべきじゃないかと(主張してきている)。
 それが国連憲章に,あるいはルールにあろうが無かろうが,日本が積極的に国連に関与するという姿勢を取ることができればですね,わたくしは,そういう呼びかけをして,国連の機能をより良く発揮させるべきだと思います。
 ですから,私共は安保理事会もしくは国連の総会によって決定された行為については,日本は積極的に参加することができるというふうに言っているはずです。 

 もう1つは,軍事力を使った国際紛争ということに限りますと,かつてガリ事務総長のときに国連の常備軍構想がありました。
 常設の国連軍ということは現段階では不可能ですけれども,わたくしは各国の提供による,そういう国連の予備軍というような形をまずは整えていくのが現実的だと(考えている)。
 あのときはイギリスが賛成しまして,アメリカも賛成しかかったんですが,やはり孤立主義がまた頭をもたげてノーということになっちゃったんですが。

 わたくしは日本が,これに率先して貢献するぞという意思表示をしながら説得すれば,また皆の理解を得られるんじゃないかなと。
 そういう意味で,両方の面で国連の機能をもっと強めるべきだと思ってます。  

B社 記者 ; 2点目は,中東情勢について。小沢代表は2002年の党首討論でパレスチナのいわゆる自爆テロについて,それはテロなのか民族自決が行なわれたのかを当時の小泉総理と...

小沢 一郎 代表
 ああ,小泉総理との党首討論ね。

B社 記者 ; はい。代表自身のその問題に対するお考えと,安倍外交でこれまで日本が築き上げてきた中東でのフリーハンド<=他国の意志に制約されない,自由裁量>が失われてしまう可能性が現時点であるのではないか。 

小沢 一郎 代表
 まず,後半の部分ですけれども,すでに日本はフリーハンドを放棄したんだろうと思います。
 それは,ISが良い悪いの問題ではなくして,現実に血を流した戦争をしてるわけですね。
 その一方の,対する有志国連合(への参加)に日本は踏み切ったわけです。
 ですから,その意味では有志国連合以外の勢力とは敵対関係になったということだと思います。
 ですからISがどれほどの影響力を今後保持し得るかどうかは分かりませんけれども,彼らは日本国と日本人は我らの敵だという声明を出してますよね。

 わたくしは,安倍内閣はその意味では非常に大きな一歩を,日本として踏み出してしまったと。わたくしとしては非常に遺憾に思っております

 それから,テロと民族自決運動の境目というか判断なんですが,どっちが正しいにしろ,人殺しですから,テロあるいはテロと言われる行為であろうが正義と言われる行為であろうが,戦争という行為が是認されるべきものではないということは事実そのとおりだと思います。
 
 ただ,じゃあ,小泉氏のときにもパレスチナの抵抗運動をね,あんたどう思うかと。テロとは断固対決すると,まあその前に彼らが言ったわけですね。じゃあそれがテロだとしたら,パレスチナのやり方も,あるいは,あのときは僕はチェチェンはどうだと。あれはテロなのか民族運動なのかと。あるいは新疆はどうだと。皆それぞれ,あちこち,あると。

 現実の政治は,新疆でアメリカがテロだということを認めさせて,民族運動でないということを中国と妥協しましたね。
 それからチェチェンでもそうです。ところがチェチェンは,ロマノフ王朝でエカテリーナ女帝のときだったと思うが何十年かかってロシアの軍事力でコーカサスを征服したんですね。
 それ以来の何百年の反ロシアの運動なんですね。ですから此間の蜂起って言うか何かのときに,発表されてませんが,もの凄い多くのチェチェン人がロシア軍によって殺されたと言われております。

 そういうことを一概に,マスコミも「テロ」「テロ」という言い方をしますけどね,
 本当にそこは良く良く気をつけて,きちんと考えて言わなきゃならないと。新疆ウイグル自治区というのも元々あそこはシルクロードの要衝の地でして,紀元前百何十年に漢の武帝があすこへ出兵して以来のね,中国の歴史の中での,征服しちゃあ追い返されての,まさにその抗争の地なんですね。
 だからそういうことをまったく知らずにね,一概に,いわば支配されてるほうの行為は皆テロだと,支配しているほうが正しいんだというような言い方は,わたくしは間違いだと思います。

 ですから結論を言えば,新疆でもチェチェンでも,あるいは最近はウクライナでもありますけれども,パレスチナでも,その行動をテロと決めつけるというのは,わたくしはいささか疑問があります。 

B社 記者 ; 3点目は,安倍政権になって以降だが,安倍政権の政治と対極にある田中角栄の政治を地方にという「田中待望論」が国民の間に潜在的に多くある。自公政治の中では同じことはできないだろうが,政治の師である田中さんの基本,今,小沢代表が受け継ぐべきもの,あるいは○○○についてどのようにお考えかを。 

小沢 一郎 代表
 田中(角栄)先生でも,あるいはその他の当時のリーダーたちでも,基本的には同じ哲学を持っていたと思います。
 ただ田中先生はああいう人生の経歴を持ち,またお人柄もあって今太閤として国民から非常に人気がありました。
 その根本的な違いは何かというと,わたくしは,自民党は小泉政権以来 まったく変質したと思います。
 と言うのは,簡単な言葉で言うと新自由主義というような,あるいはグローバリズム,グローバリゼィションという言葉が流行ってきましたが,それはまさに旧来の自民党の政治哲学と相反するものだと思います。

 自民党は地方を偏重しているとか,農家の肩を持つとか,何やかや色々言われてきましたけれども,
 日本全体が,どこに住んでいる人でも,どんな職業の人でも,できるだけ一定のレヴェルの生活ができるように,富の再配分ということに非常に重点を置きました
 ですから,財界と癒着してるの,いや何してるの,大企業どうのこうのって当時も言われましたけれども,現実の政治はそういうふうに地域社会ということ,あるいは地域に住んでいる人たちの生活ということを非常に重視してやってきたのが,自民党政治だったと思います。

 ところが小泉さん,そしてとくに安倍さんはもっと極端ですけれども,自由競争 とにかくそれが最優先ということで,自由競争で勝った者が生き残りゃあいいと。
 そこで儲けた企業から,いずれそのうちオコボレがもらえるだろうという話しですね。
 簡単に言うと。 言葉は多少,品良く使ってますけれども,言ってることは,そういうことですね。

 だけども現実には,いつまで経ってもそれほどの,国民全体に対する配分はなされないと。
 多少儲かった大企業が正社員のベースアップなんかをして,それでメディアを賑わせてますけれども,事実上は大企業しかも正社員だけですから,大部分の8~9割の勤労者にはその恩恵はないわけです。
 実質,国民所得は減り続けているという現実です。

 だけれども,とにかくその結果として,一生懸命努力した,皆でできるだけ公平にと心がけたけれども,なかなか格差が縮まらないと言うなら別ですけれども,まだ救いがあるんだけれども,
 効率の悪いところは要らないと。地域も産業も個人も(要らない)。
 優秀な生産性の高い分野,優秀な人材だけが生き残りゃあいいんだという考え方ね。わたくしは,その基本的な考え方は,まったく歴史に逆行するし,民主主義を否定するものだと思います。

 初期の資本主義以来,色んな社会保障から,色んな仕組みを,セイフティ・ネットを作って,そして資本主義,民主主義は今日(こんにち)まで生き残ってきたんですが,今まさに逆行した,元へ戻る,それが正しいんだというような形の政治は,わたくしは必ず破綻すると,
 そう思ってまして,これは何としても糺さなければいけない
 自民党云々とか何党云々とかいうことじゃなくして,政治の根本の使命 ・ 責任を忘却していると,わたくしはそう思ってます。  

玉城 デニー 幹事長
 ちょっと質問が長くなっていますが,できれば1人1問でお願いいたします。

C社 記者 ; 検察の暴走と,取調べの可視化について伺います。史上最年少28歳で当選した岐阜県美濃加茂市・藤井浩人市長が,検察の暴走で逮捕・起訴された。
<記者の美濃加茂市事件の説明は省略>  名古屋地裁で無罪判決が出た。弁護士は郷原信郎氏。

小沢 一郎 代表
 郷原さん。

C社 記者 ; ええ。ところが(3月18日)また検察は高裁に控訴した。市長の活動が実際に非常に制限されているが,市民が団結して市長を支えている。「陸山会事件」の当時者であって,小沢代表も同じく政治活動を妨害された。村木厚子さんの事件や「陸山会事件」で検察では少し,可視化,取調べの改革があったと私たちは思っていたが,むしろ逆行している。悪化している。
このように一行政機関が,証拠もなく政治家を起訴するなどして政治活動を妨害することについてどう思われるかを。また,まったく取調べの可視化がされていない現状をどのように改革していけばとお考えかを。 

小沢 一郎 代表
 問題はやっぱり,日本の民主主義,日本の議会政治の根幹に係わることだと思います。
 そういう検察の権力の濫用を,政治がきちっとチェックできない
 突きつめて言えば,主権者たる国民が,ですけれども。
 それがわたくしは大問題であって,日本が民主主義国家として世界からも事実上,異端視されている。
 非常に良くない意味で,特殊な国であると見られておるのは,そういうところにあると思います。
 とくに検察,警察もそうですけれども,基本的人権を権力によって規制する,あるいは縛る・奪う権力を持っている部門ですから,これは本当に慎重にも慎重を期して行なわなくてはならないだろうと思っております。

 今のことにつきましても,まったくある意味で,わたくしに対する検察の捜査=攻撃等と非常に似ているんですけれども,その地元の皆さんが立ち上がって一生懸命バックアップしているというんで,本当にそれはぜひ頑張ってもらいたいと思います。
 わたくしのケースでは,地元の皆が頑張ってくれましたが,国会という日本の政治を決める,その中での,僕個人に対するバックアップという意味じゃなくして,こういう権力の濫用に対する批判あるいは議論,これがまったくなされなかったということは,非常にわたくしは日本の民主主義の将来にとって心配です。  
 とくに検察は,いわゆる起訴,捜査。起訴をするかしないか,その権限も起訴便宜主義という形の中で持っておるんですけれども,これはやはり国会が,そして国会から構成される内閣が,きちんとやはり民主主義を守っていくということでなければ,永久に日本は官僚権力の思うようにされてしまうということだと思います。 

 わたくしの場合を今お話しで挙げましたのですが,わたくしは結果として,まったく事務的な過ちもなかったと思っております。虚偽記載などという大袈裟に言いますけれども,何も虚偽記載しておりません。
 ただ売買契約を事前に報告すれば良いか,登記が完了したときに報告すれば良かったのかというだけの話しでありまして,それによってわたくしと,そしてまた石川(知裕)は議員を辞職せざるを得ないというようなことにまで,なりました。

 しかしその後,まさしく政治資金規正法あるいは選挙法を始め,明確な違反の例がいくつか出ましたけれども,検察は何らそれに対して対応しておりません
 余りにも政治的と言いますか政略的な,検察自身の判断による政略的な動きが酷過ぎると,わたくしは思っておりまして,結果的にはやっぱり,政治がきちんとそれをコントロールできないということが問題だと思います。

 これは検察だけではなくて裁判所でも,そうですよね。
 国会に裁判官弾劾裁判所というのがありますけれども,これも一度も機能したことがありません。
 検察官の適格審査会というのもありますが,行政の中でこれはむしろ彼らの中に取り込まれているようなもので,わたくしはそういう意味でやはり国民から選ばれた立法府=政治が,もっと民主主義を守るために,きちんとした,しっかりした対応を取らなければいけないと,そう思っております。

東京スポーツ ; 中国の主導するアジアインフラ投資銀行( AIIB Asian Infrastructure Investment Bank )への参加表明を,今日,政府は見送った。この政府の対応について代表のお考えを。

小沢 一郎 代表
 アメリカもやってないよね。

東京スポーツ ; そうです。  

小沢 一郎 代表
 それと足並みを揃えたんだろうけれども。 
 やはり中国がさらに自分の影響力を拡大するために,そういう構想を打ち出したという要素・面もあるだろうとは思います。
 しかし,そういうことについてもね,じゃあ習近平と直接話しして,またそんな薄汚い根性じゃないだろうなと。ちゃんと皆のためにやるということであるならば,皆で協力しよう,というような会話が(日中で)できないということが,やっぱり問題じゃないんですかね。

 それぞれの国が何か言うときには,必ず意図があるんですよ。だけど,それがそのまんまね,通用させてはいけないんで。
 お互いがお互い,やっぱり少しずつ譲歩して皆のためにという形でもって何事も進めなきゃいけないわけですから。

 日本の場合はとくに,その会話がまったく為されていない
 そういう中で,アメリカがまだやってないので日本もノーというのは,ちょっといささか「自立日本」としては情けない気がいたします。
 ちゃんと話しした上でね,アメリカにも「ちゃんと中国と話した」と「こうこう,こういうことだ」と。
「こういうルールを中国もきちんと守ると。
 だから,やろうや」とアメリカに言うぐらいの日本で あってほしいと思いますね。

フリー・ジャーナリスト ; 安倍政権を批判した元 ・経産官僚<古賀茂明氏>が,テレビ朝日の番組<報道ステーション>を降ろされた事件で,菅官房長官が「放送法というものがある」「テレビ局の対応を見守りたい」と,放送法を楯に取って脅し上げた。これが昨日(3月30日)午前11時の記者会見で,夕方早速テレビ朝日が,元・経産官僚の「コメントを止めることができなかった自分たちを恥じている」と,つまり圧力に屈したわけです。

小沢 一郎 代表
 そんなこと言ったの?

フリー・ジャーナリスト ; 言ったんです。古館キャスターが。

小沢 一郎 代表
 ああ,彼が。ふうん。彼が(言った)つったって,会社が言ったんだ。

フリー・ジャーナリスト ; もちろん。これはもう,第一級の言論弾圧事件だと私は思ってるんですが,小沢代表はどう思われるかを。 

小沢 一郎 代表
 ううむ。そんなの,いっぱいあるんじゃないの,今。<小沢氏・やれやれという口調。記者席・少し笑>

フリー・ジャーナリスト ; 裏で色々,潰したとか,スポンサーに働きかけて,記事を降ろさせたとか,それは腐るほどあります。某有力自動車メーカーが云々とかありますが,これは表立って記者会見ですよ。ネットでも,日本中誰でも見れる地上波のニュースでも,流れた。
これはもう,おおやけの前で,テレビ朝日を脅し上げたわけです。放送法,つまり会社にとっては免許取り消しとも解釈できる。そういう,堂々としたおおやけのものは,かつて無かった。そういうものは裏でやるものだった。

小沢 一郎 代表
 普通はね。だけど最近は皆,今の政府=内閣は,もう大っぴらにそういう権力を振り回すやり方をしてんじゃないの。
 例えば(玉城)デニー君いるけれども,沖縄の問題だって,そうだよね。とにかく権力を(振り翳し)何が何でも,お前ら文句言うなと。
 少しね,やっぱり,余りにも権力者の思い上がりが,最近は目立つんじゃないかな。
 だから,すいませんでしたって言う(テレビ局の)ほうも,どうかと思うけどね。
 ちょっと,そんな脅しに屈するというのはね,おかしいと私は思うけれども。
 しかし,脅すほうも,もっと,おかしいわね
。 
 そういう権力の横暴を止めるのは,やっぱり政治,そして国民でしかないわけで,ぜひとも次の審判で,そういう権力に鉄槌を下してほしい
 <小沢氏・不敵な微笑みで>そう思ってます。  

共同通信 ; 東京都渋谷区で 同性カップルに対して 「パートナーシップ証明書」を渡す条例が今日可決されたことについて。 

小沢 一郎 代表
 ほおお。初めて聞いた気がするけれども,同性カップルの証明書って何なの。

共同通信 ; 要するに婚姻届みたいな形での証明書。

小沢 一郎 代表
 婚姻届ではないけれども,まあ事実上そんなもんだというようなことを区が認めたっていうことだな。

共同通信 ; そうです。そういう証明書を出すということになります。

小沢 一郎 代表
 はああ。それは区長の判断なんだろうけど。同性婚を認めるということについては,やはりその法的な手続きと言うか改正か改悪か人によって色々だけれども,ルールを決める必要があると思うけれども,それが現実的に今難しい状況の中で,それは区長が,行政の長がそういうことをしたということは,その人の考え方で,そういうことをやったんでしょうから,法律的に強制力を持つもんじゃないけれども,それはあと区民の判断だろうね。
 別に僕は,同性婚に反対するとか賛成するとか特別の意見をその点については持ってはいないけれども,今言ったとおり,責任者として自分で判断したことだろうから,それはそれで良いんじゃないかな。ダメだと思ったら,次の区長選がある。それが民主主義だ。そうでしょ。 

共同通信 ; はい。

小沢 一郎 代表
 皆 良いとなってワーッと(他の自治体でも)やるかも知らんしな。そうなりゃ 法改正ということも,なるかも知らんしね。
 民主主義というのは,とにかく,しょうがないんだよ。投票する人が決める以外,ないんだよ。
 何を言ったって,武力革命するわけじゃ,ないんだから。
 選挙で,革命的改革をするという以外,ないんだ。うん。 

フリー・ジャーナリスト ; 沖縄の問題について,玉城幹事長と小沢代表に伺います。

小沢 一郎 代表
 <玉城氏のほうを振り向き> はははは。 

フリー・ジャーナリスト ; 行政不服審査請求は,住民が行政の決定・処分を不服として異議を申し立てるものだと私は思ってきた。ところが今回,翁長・沖縄県知事の「工事不許可」の決定を不服として,沖縄防衛局がお仲間の農水省に請求した。 <小沢氏・苦笑しつつ聞く> 
農水省はお仲間だからそれは言うとおりだとなるだろう。 こういう禁じ手がまかり通るという,今の政府の幼稚さ,おかしさを,どう思われるかを。

玉城 デニー 幹事長
 農水大臣は,そもそもこの法の趣旨からすると,そういう権限者ではないと。権限者ではないということが,法律の先生方が言われています。
 しかもその防衛省からの不服審査請求を受け入れたのが,そこの工事が止まると日米関係に影響があるという,所管外のことで判断したと。
 まさに役所が役所に対して下した判断ではないかという疑義が大きくて,それに対して公正 ・公平な判断が為されたとは非常に考えにくいと,はっきり仰ってます。そのとおりだと思います。  

小沢 一郎 代表
 僕は個別的なことは別として,余りにも今の安倍政権=政府が,何ごとについても権力主義的なやり方で強行するわねえ。
 これは本当に僕はね,彼がきっと天に唾することになると思うよ。
 この前も言ったけど,やはり沖縄の知事が変わったんだから。県民の意思は「ノー」ということで,その知事ができたんだから。
 それじゃあ国が困るというんならば,もっときちんと話し合いをすべきだと思うね。
 「前の知事が一度決めたんだから,何を言うか」つって権力を振りかざすというやり方は,私は本当におかしいと思うし,僕の言い方をすれば,まあいずれ,お天道様が見てるからね。あっはははは。<小沢氏・笑。記者席・笑>

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