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習近平、中日友好交流大会「中日関係の前途は両国国民の手の中にある」

 習近平

   習近平主席 中日友好交流大会で重要講演  5/24  人民日報(人民網)

習近平国家主席は23日、北京の人民大会堂で中日友好交流大会に出席し、重要な講演を行った。
習主席は講演の中で、
中日双方は歴史を鑑とし、未来志向で、中日関係の4つの政治文書を基礎として、平和発展をともに促進し、子々孫々の世代に至る友好関係をともに考え、両国が発展する美しい未来をともに作りだし、アジアと世界の平和に貢献しなければならない
と強く訴えた。

習主席は、「中日は一衣帯水の隣国であり、2千年あまりにわたって平和発展が両国国民の心にある主旋律だった。
両国国民は互いに学び合い、互いに相手を鑑とし、それぞれに発展を促進し、人類の文明の進歩に向けても重要な貢献を行ってきた。
近代以後は、日本が対外侵略を拡張する路線を歩んだため、中日両国は一時期、痛ましい歴史を刻み、中国国民には深刻な災難がもたらされた。
両国の旧世代の指導者たちは高度な政治的な知恵に基づいて、重要な政治的決断を行い、幾重にもわたる困難を克服して、中日の国交正常化を実現するとともに、平和友好条約を締結し、両国関係の新たな時代を切り開いた
中日両国の見識ある人々はかつて両国関係のために積極的に奔走し、たくさんのことをしてくれた。
歴史が証明するように、中日友好事業は両国と両国国民にとってプラスであり、アジアと世界にとってプラスであり、私たちがもっと大切にし、注意深く守る価値のあるものであり、これからも努力を続けていく」と述べた。

習主席は次のように指摘した。「(「論語に」)『徳は孤ならず、必ず隣あり』とあるように、中日両国の国民が真心で友情を結び、徳をもって隣国に接すれば、必ず子々孫々の世代に至る友好関係を実現することができる
中国は中日関係の発展を高度に重視している。
私たちは日本とともに、中日関係の4つの政治文書を土台として、両国の善隣友好協力を推進していきたい」。

また習主席は次のように強く訴えた。「今年は中国人民抗日戦争勝利70周年および世界反ファシズム戦争勝利70周年にあたる。
当時、日本の軍国主義が犯した侵略の罪を覆い隠すことはできないし、歴史の真相をねじ曲げることもできない。
日本の軍国主義による侵略行為を歪曲・美化しようとするいかなる発言や行動も、中国国民とアジアの被害国の国民はこれを認めないし、正義と良心をもった日本国民もこれを認めないことを信じる。

前事を忘れざるは後事の師なりだ。歴史をしっかりと胸に刻むことは、未来を切り開くためだ。
戦争を忘れないことは、平和を守るためだ。
日本国民もあの戦争の被害者だ。
中日双方は歴史を鑑とし、未来志向で、平和発展をともに促進し、子々孫々の世代に至る友好関係をともに考え、両国が発展する美しい未来をともに作りだし、アジアと世界の平和に貢献しなければならない」。

習主席は、「中日友好の土台は民間にあり、中日関係の前途は両国国民の手の中にある
中国政府は両国の民間交流を支援し、両国各界関係者が、特に若い世代が中日友好事業に勢いよく飛び込むことを奨励し、両国の青年が友好の信念を固め、積極的に行動し、友好の種を継続的にまき、中日友好を大きな木に育て、さらに木々が生い茂る森林に育て、中日両国国民の友好を子々孫々の世代へと引き継いでいくことを期待する」と述べた。

日本の自民党の二階俊博総務会長はあいさつの中で、
「このたびの日中友好交流大会は非常に重要なものであり、日本の各界からたくさんの参加があった。
中国政府がこのように重視し支援してくれたことに感謝している。
習近平主席の講演は非常に重要なものであり、私たちは日中関係の発展推進に向けてさらに努力しなければならない。
日中関係の土台は民間にある。
両国国民の民間・文化交流を維持すること、特に両国の青少年の相互理解と相互往来を促進することは二国間関係の長期的発展を維持するために非常に重要であり、双方がこうした分野での交流協力を強化することを願う。
私たちは中国とともに、両国関係の長期的発展に向けて絶えず努力していきたい」と述べた。

今回の中日友好交流大会はここ数年の中日両国の民間交流における一大イベントで、政治、経済、観光、文芸など日本の各界の友好の士約3千人が集まった。
大会では、両国が民間の交流協力を強化し、中日の子々孫々の世代に至る友情のために手を携えて努力することを呼びかける「中日友好交流大会提起書」が、中日各界の人々により共同で発表された。
 ーーーーーーーーーーーーー
※ 中日関係の4つの政治文書。 

1. 1972年:日中共同声明(国交回復文書)
日本側:田中角栄首相、中国側:周恩来首相

2. 1978年:日中平和友好条約(日中間のすべての紛争を平和的手段により解決し、武力又は威嚇に訴えないことを確認)
日本側:園田直外務大臣、中国側:黄華外務大臣

3. 1998年:日中共同宣言(毎年、日中一方の国家指導者が相手国を訪問することを確認)
日本側:小渕恵三首相、中国側:江沢民国家主席

4. 2008年:日中共同声明(戦略的互恵関係)
日本側:福田康夫首相、中国側:胡錦涛国家主席

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